県内の中堅公立高校である第二高等学校。文化祭も終えて3年生は大学受験に精を出している時期、引退した元部長であり憧れの先輩でもある及川祐佳が部室へとやってきた。
そして、及川先輩は予備校へ送って欲しいと、自転車通学をする2年後輩である僕、
山田太郎にお願いしてきた。
陽を浴びて、艶(つや)やかに輝くストレートのロングヘア。大きくて魅惑的な瞳に、真っ直ぐ通った鼻。遠くから見ても、人並み外れた美貌が目を惹く。
着ているのはブルーのブレザーに、同色のベスト。内側には白いブラウスを着ていて、襟元には赤いリボン。そして、ブレザーと同じ色のプリーツスカート。公立高校の地味な制服でありながら、及川先輩が着ると、他の生徒とは印象が全く違う。
ミニスカートから伸びる脚が、また凄く魅力的。太腿はピチッと引き締まり、膝の下は純白のルーズソックスがフワリと巻かれている。足元は黒のローファーが陽の光を浴びて煌めいている。
今はルーズソックス全盛の時代。及川先輩も他のコと同じように履いている訳だが、真っ白な生地をフワッと柔らかく履きこなし、絶妙な位置でピタリと止まって黒光りするローファーに軽く被せている姿が、実に美しい。
足元のローファーだって、黒革にしっかりと光沢が乗り、パッと見は傷や磨り減りが殆ど分からないくらいに綺麗。まるで、新品の靴を履いているかのように。
学校から予備校までの道。そこを自転車で走るとなると、車も人も疎(まば)らにしか通らない、ちょっと寂しいルートになる。そこを、憧れの及川先輩と二人きりで走る。
こんなチャンス、多分今日だけだろう。もう二度と来ないだろう。そう思い、心臓をドキドキさせながら、僕は学校を出発した。
この時、僕は想像だにしなかった。今日これからの時間が、僕や及川先輩の人生を変えるような、重要な転換点になろうとは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 00:00:00
82377文字
会話率:24%
はじめに軽くこの小説の世界観を提示しておこう。ここはふつうの世界ではないけど異世界ではない。でも何でもアリな世界なんだ。俺が望んだ事も、妄想した事も、そしてコレを読んでいるキミの望む事も全て起きる。とてもヤバいことができる非実在の世界だ。
『俺』はホモだ。40をとっくに越えた中年のホモだ。ただのホモじゃない。キメセクとスカトロが入ってるド変態だ。変態セックスの波長が合えば、性欲がこちらに向けられれば、性別にかかわらず誰とでもやる。でも好みのタイプはさすがにある。そうした人間がこちらに性欲を向けてくれたら最高だ。
俺には男のセクフレがいる。俺よりすごい超変態だ。男なのにメスなんだ。しかも俺までメスにされてしまった。ちょっと訳分からないだろう。でもだんだん分かってくる。これはそういう小説なんだ。そんな超変態にメロメロに調教された俺の隣の部屋に、ひとりのオンナが引っ越してきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 16:47:08
4400文字
会話率:36%
平々凡々な女子高生の神崎結(かんざきゆう)のクラスに時期遅れの超絶美形の転校生がやってきた。
面食いでドストライクな大好物のはずなのに何故か周りの黄色い声にのれなくて、そんな自分に混乱する結。
まあ関わることはまずないだろうと思ってたし、な
んなら1週間会話すらしていなかったのに、ある日の夕方とある場所に連れてこられて───
ここは何処?
兄妹って何?
太陽姫って何?
何で私の手を離さないの?
貴方が出来ると言うから2つの世界を受け入れると決めたんだよ?
なのに何で結婚の話になってるの?
結婚したら元の世界に戻れないんでしょ?
18Rですがしばらくはストーリー重視になるため後半までございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 00:00:00
21426文字
会話率:30%
先輩はかっこいい。皆にやさしくて、皆に慕われる人気者。チャラいところもあるけどそれが好き。先輩は大学を卒業して、もうすぐ遠くへ行ってしまう。自分はただの後輩としてしか、認識されてないだろうけど。一生会えなくなるのなら、お別れの前に、一度だけ
。図々しいお願いだって、してしまいたい。/遊び人の先輩に、思い出になる物をくださいと頼みに行って、抱かれることになる話。切ない結果で終わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 00:00:00
8100文字
会話率:37%
ギリシャ伝説のエディプスは、父と知らず父を殺し、母と知らず母を妻に迎えた。
こうは考えられないだろうか。
エディプスは潜在的に母の子宮に帰りたいと望んでいたとしたら、母の体内に精子を注ぎ込む事で、その欲求を満たしていたのではないだろう
かと.......。
ギルバート・ハーヴェイは殺人鬼である。
14歳のダニエル・ウィンズバーグを殺し何マイルも離れた山中に死体を処理した後、キズだらけの同じ年頃の少年を拾ってしまう。
シリアルキラーギルと記憶喪失の少年クラリスとの穏やかな生活が始まる。
やがて二人は互いに惹かれ合って行く。
しかし.........。
かなりグロいシーンがあります。
エログロ苦手な方、近親相姦苦手な方はご遠慮下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 12:00:00
26597文字
会話率:22%
佐藤明人は気が付くと、男女比の狂った貞操逆転世界の日本の中学三年生・枢木明人に転生(同化憑依)していた!
この世界の九割が女性であり、また男性にはない聖力と呼ばれる不思議な力を持っていた。
同時にこの世界、ファンタジーよろしくダンジョンがあ
った。
しかしダンジョンに関わることもないだろうと、妹や幼馴染と楽しく過ごそうとする。
だが本来なら、ほとんどの男に縁がないはずだったのに、明人にはなぜか、女の子と契約して変身ヒロインにすることができる、聖人と呼ばれる力が発現してしまった!
しかも聖人はダンジョンを攻略しなければならない宿命を負う!
明人はそのことがきっかけで、聖人やその従者候補である聖徒の女子達が通う学園に入学することに!
さらに変身ヒロイン候補達と契約する方法がキスで、回復や強化を行うにはセックスする必要がある!?
それなんて、エロゲー!?
これは色々と狂ったカオスな世界で、枢木明人が女の子と契約してハーレムを作ったり、ヒロイン達と共にライバル達と戦ったり、ダンジョンを攻略したり、悪の秘密結社と戦ったりしながら、人生を謳歌する物語である。
※ 何となく、何番煎じになるかわからないようなネタを、色々な要素を混ぜたごった煮のカオスな世界観を書いてみたくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 17:30:02
96580文字
会話率:42%
「……分かるんですよ、あんたを食ったらどれだけ欲が満たされるか。それを想像したら、我慢できなくて、いっそ殺したくなります」
妻から突然の離婚を言い渡され、今までの生き方に自信を失くしかけていた男、速水恵一は、酔って外で寝ていたところをある
若い男に助けられる。
仕事をやめて、最後の出勤日、帰っていたところを怪しげな暴漢に襲われかけるも、そこに助けに現れたのは、以前酔い潰れた際に恵一を家まで運んだその男で、会社をやめるならうちの探偵事務所で働かないかと誘われる。
しかし、その男、中村ヨシにはある秘密があり……!?
「お前、吸血鬼なの!?」
「え、知らなかったんですか?」
「知ってるわけないだろうが!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 14:06:26
41147文字
会話率:49%
私と妻の出会いからの軌跡を娘に伝える形式で物語は進んで行きます。
16歳のときに妻と出会い同棲を始めてから、周囲の反対や私自身の甘え、別れなどにより、一度は違った歩みになりますが、その後に再開し結婚、1人娘を授かるまでのストーリーです。
1
人娘を授かったあと、妻は亡くなりますが、思い出の花火大会の日に毎年、娘に妻との出会いからの話をすることで実際に妻がここにいたと私は実感します。ある年の花火大会の日にいつもと同じように話始めると、ちょっとした奇跡が起き、私と娘の心が満たされます。
※娘に話す形式なので性的な描写はあまり好ましくないと考えましたが、現実感を出すためにありのまま書いています。実際ならそのようなことは娘に言わないだろうというツッコミは分かっています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 10:00:00
1375文字
会話率:0%
僕は自分のことが好きじゃない。こんな僕を好きになる人なんていないだろう、そう思っていた。突然幼馴染から告白されるまでは。
自己肯定感低めの主人公が幼馴染のイケメンに告白され翻弄される話。主人公がちょっとツンデレ気味です。
最終更新:2021-02-25 23:01:14
10723文字
会話率:52%
『いつか迎えに来るから待ってて』
そう言ってくれた幼馴染は、結局迎えには来なかった。
男に振り回されて生きるなんてもうごめんだ。
男とは割り切って一晩ベッドを共にして気持ち良くなるだけ、それだけでいい。
今夜もそう思って男の誘いに乗った
。
初めて見る顔の良い騎士の男。名前も知らないけど、構わないはずだった。
男が中にさえ出さなければ。
「遊び方なんて知っているはずがないだろう。俺は本気だからな」
口元は笑っているのに目が笑っていない男に、ヤバいと思った。
でも、もしかして。
私がずっと待っていた幼馴染なの?
幼馴染を待ち続けたけれど報われなくてビッチ化した女の子と、ずっと探していたのにビッチ化していた女の子を見て病んだ男。
イビツでメリバっぽいですがハッピーエンドです。
※アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 22:29:28
17068文字
会話率:39%
7年分の思いを受け取れ、と。
そう言われて、貫かれた。
ずっと、ずっと、友達だと思っていた。
同性の友達はいても、異性の友達でこんなにも親しくなるのは後にも先にもこの2人以外には有り得ないだろうと。
そう確信していた。
彼氏と別れたばかり
の会社員の女の子と、大学時代からの同級生2人の物語。3人での性描写が入りますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 19:00:00
82300文字
会話率:30%
「僕」はどこにでもいる普通の大学生。
ある日、謎のボタンが家に届く。
そのボタンは、「1日1回、世の中の時間を4時間だけ止めることができる」というものだった。
興味を持った「僕」は、実際に街中に出て、改めて本当に時間が止まることを実感する。
何か面白いことに使えないだろうか、と考えた「僕」は、
ある企みを抱く...
※この作品は犯罪を助長するものではありません。また、文章中に登場する会社名・人物名はすべて架空のものであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 00:02:22
1066文字
会話率:17%
「ふふ、ほら寝ぐせついているよ。可愛いな」
「セピスも寝言いうんだな。寝言でも富国強兵って。くはは。可愛い」
「髪伸びてきたな。綺麗だ」
「所作が綺麗だな」
可愛い。可愛い。
綺麗。綺麗。
ヤツは俺をそう言った。
何度も何度もそう言われて
、俺がアイツを意識するのも仕方がないだろう?
★敵国第三皇子攻め×生真面目第一皇子受け
受けは男性から、両性になります。
【注意】攻めが受けの国を滅ぼします。ヤンデレです。そして、受けもヤンデル。
学生時代甘々からの、シリアス展開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 02:37:32
9135文字
会話率:40%
前世の私は日本の有力な財閥の娘で、立派な悪役令嬢だった。
他人を貶める事は一通りやったかしら。
人殺し以外なら、色々なものが私を守ってくれていたし、何でもできたわ。
邪魔をするあの子をやっと引き摺り下ろしたというのに、一緒に事故に遭うなんて
不運ね。
あの子も随分あざとい事ばかりやって来たから、揃って罰を受けたのかも。
あの私は死に、私はたった今、お話の世界の中で目覚めた。
そう、流行りの悪役令嬢に転生する物語の中で。
でも、高校生がゲームの悪役令嬢に転生する物語に、更に悪役令嬢が転生って、相当にクドくなりはしないだろうか。
おはなしの筋は変わりませんが改稿致しました。
字数を増やして再掲載しております。
全9話完結済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 18:57:46
42257文字
会話率:22%
魔王を倒して異世界から帰ってきたはいいが、平和すぎて満たされない日々。
なので暇潰しにデスゲームに参加したら、偶然クラスメイトに出会った。
同じクラスの天才剣道美少女こと霧ヶ宮ミズキ。
その妹で世界一の怪力美少女こと霧ヶ宮カナ。
パーティー
を組む提案をしたけれど素っ気なく断られ、二度と会わないだろうと思っていた。
けれど一週間後、ボロボロの姿でレイプから逃げる最中偶然再会したぼくに、クラスメイトはこう叫んだ。
「お願いだ──何でもするから助けてくれっ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 19:00:00
101061文字
会話率:53%
兄上は、世界で一番美しい。
外見も内面も、どちらも。
そんな俺が兄上に惚れない訳はなく、兄上を独り占めしようとした。
そんな話だ。
仕方ないだろう。
兄上の相手があんな奴じゃあ、兄上が可哀想だ。
兄上の相手には俺こそが相応しい。
その為
に、研鑽してきたのだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
どろどろとしたねっとり濃ゆい独占欲渦巻く愛憎劇。
国の英雄でどこから見ても完璧超人なカルタスは兄の結婚を機にある計画を思いついた。
恐ろしく、だが妖しくカルタスを魅了してしまい…。
彼しか実行し得ない計画。彼の優秀過ぎる才能があるからこそ成り立つ姦計に溺れていく。
その倫理観から遠く離れた計画をカルタスが実行した時には既にエスフィラは………。(全三話)
平凡な容姿の幼馴染 ✕ 優しい健気な兄 ← 国の英雄として活躍する義弟
※※※ 逆転します ※※※
執着の激しい義弟 ✕ 人格崩壊した兄 ← 義弟に寝盗られた幼馴染
※ バッドエンドです。メリーではなく、バッドエンドです
※ 主人公兄弟の人格がどんどん崩壊していきます
※ 胸糞悪いです
※ エロ描写はほとんどありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 20:00:00
33272文字
会話率:27%
人生に疲れてしまった。
エッチなお姉さんの膝枕でバブみを感じさせてくれるだけの風俗店はないだろうか。
僕がそんなアホな妄想に身を委ねてボーッとしていると。
「『エッチなお姉さんの膝枕でバブみを感じる事が出来る風俗店』は如何ですかー!」
アホな客引きの台詞に釣られて、僕は向かう。
そこで出会った『お姉さん』は。
「お待たせ、あまた君。ごめんね、お姉ちゃんお仕事が忙しくって!」
とてもエロくて優しい、僕の理想みたいな『お姉さん』だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 11:06:39
9378文字
会話率:30%
クリスマスまでに、五股の関係を解消できるかどうか。
私の目下の悩みは、それだった。
私の名は、駒田(こまだ) 煤(すす)、18歳。
私は、五股をかけている。
男のセフレが1人、女のセフレが4人いる。
ただ、そのうちの1人は、私の『本命』
だ。
白石(しらいし) 接(つぐ)ちゃん、17歳。
彼女と私は、高校生時代からの関係だ。
私が高校2年生、彼女が高校1年生の終業式……つまりクリスマスの日から、付き合っている。
今は私が大学1年生、彼女が高校3年生なので、既に丸2年近く、3年目を目前に控えた付き合いになる。
接ちゃんは、私のこういう、どうしようもない浮気癖……女や男にだらしない所を、ギリギリの所で許容してくれている。
だけど、先々月の事だった。
「先輩、再来月までに他の人との関係、全部解消して下さいって言ったら、聞いてくれます?」
あれは本気だ。
接ちゃんの中で、多分、私を試そうという気持ちが、かなりマジにある。
今度のクリスマスまでに……即ち、私と接ちゃんが付き合い始めた記念日までに、私が他の男・女との関係をすべて解消しなければ……恐らく、今度という今度こそ、別れ話を持ち出されるだろう。
「今度のクリスマスまでが勝負……関係が3年目に突入する以上、五股くらい大目に見てよ……は通じないだろうね」
3年目の浮気を大目に見るのは、それが初犯の場合だけだろう。
私は、これまでの過ちを、今こそ精算する時がきたのだ。
さぁ、私は、果たして浮気相手の4人と、キッチリ関係を切る事が出来るのか。
どうしようもないクズ女の、最低の生き様を、どうぞ笑ってやってくれたまえ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 18:00:00
23417文字
会話率:40%
高宮(たかみや) 篩(ふるい)は、一言で言えば、自己中心的な女だった。
いや。
彼女について、一言で語り切るのは難しい。
恐らく僕が彼女と向き合って、一番印象深いパーソナリティが、便宜的に言えば、利己主義(エゴイズム)の権化である、というポ
イントだから、一言で言うとそうなる、というだけなのだろう。
だが彼女の内面はもっと複雑で。
複雑怪奇だった。
女性として、というレベルを逸脱した、人間としての異常さを感じる。
関わってはいけない。
僕の本能がそう告げていた。
――しかし、彼女の強引な辣腕は、僕を籠絡していく。
僕の意志など、お構いなしに。
三十路(みそじ) 兼嗣(かねつぐ)くんは、私の初恋の相手になるのではないだろうか。
私は、らしくもなく乙女のように心をときめかせていた。
高宮家の跡取り、長女として、厳格かつ、ありとあらゆる英才教育を施された私。
男性とのお付き合いなど、望むべくもなく。
ただ、こうしてクラスの男子を奴隷の如く引き連れ、取り巻かせ、諂(へつら)わせ、傅(かしず)かせ、阿(おもね)らせるのが限界。
それはそれで快感ではあったけれど、退屈極まりない。
誰もが同じような顔。
誰もが同じような反応。
私の『勉強が出来て、運動が出来て、とても美人なお金持ちのお嬢様』という、外側しか見ていない人たち。
つまらない。
くだらない。
そんな私の前に、初めて現れた男。
私に興味を示さない、人間のオスとして欠落した、異常な男子。
私は最初は彼に、施しのような、優しくしてあげようというような気持ちでアプローチを続けていた。
しかし、彼はいくら私が甘く優しく、恋人のように接してあげても、ただただ、素気無(すげな)く私を袖にするばかり。
こんなのは初めてだった。
最初こそ、屈辱的で、理解不能で、意味不明で、何なのだ、この男は、という怒りにも似た感情があった。
けれど、やがて気付いたのだ。
――これこそが、物語などで伝え聞く、初恋、というものなのではないだろうか。
どんな手を使ってでも、彼を振り向かせてみせよう。
愛には時に厳しさが必要だもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 18:21:33
9852文字
会話率:17%
クリスマスイブに3年付き合った彼氏に浮気されフラれた34歳の深山春子。35の壁を目前にもう結婚できないだろうと自暴自棄になるが、捨てる神(ゴミ)あれば拾う神あり。ハッピーエンドのイチャラブストーリーです。
2020年、もしコロナが流行って
なかったらこんなクリスマスラブもあったのかな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 01:44:03
5462文字
会話率:61%
ホラーゲームをしに来た彼女が、家に泊まると言いだした。外は暗くて、家に帰るのが億劫なようだ。
彼氏彼女の関係だけど、そういうことをするのは、少しはやいんじゃないだろうか。なんてことは考えてなくて、ぼくは彼女のことを。
最終更新:2020-12-14 21:00:00
5839文字
会話率:55%
高校二年生の仁平虎國にイキナリ恋人ができた。艶やかな黒髪ショートヘア高身長ボクっ娘なのに、プラスして巨乳でした。どうやら彼女は周りから男っぽいと言われるのが嫌らしく、セックスして立派な女として認められればからかわれることもないだろうと思い、
虎國を襲おうとするが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 22:27:48
9146文字
会話率:62%
「みかん」が主食の世界で、「みかん」の中身が全て種になってしまう呪いにかかったアイツ。再び「みかん」を食べられるようになるには、男に種付けしてもらうしか方法がない。その相手は……俺がなるしかないだろう?!
※アホエロです。
世界で一番大
嫌いなやつの〇〇しか美味しくない https://novel18.syosetu.com/n0919gl/
の攻め目線です。
2020/11/29感想を頂いたので、感謝のSSを返信いたしました。
2020/11/30日間短編1位、総合2位ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 10:48:43
5013文字
会話率:41%