十九世紀末のパリ。ゴシップ新聞の記者、クロードは、上司である編集長からクラブ・シャ・ドールという秘密クラブを探って来いと命じられる。そこは上流階級の人間が集まる場所という以外は謎だったが、おそらく麻薬取引が行われているというのだ。気は進ま
ないながらも、なんとかシャ・ドールに潜入。そこは一見、普通のバーで、クロードはアルと名乗る金髪の青年と知り合う。クラブの秘密に少しでも迫ろうとアルに探りを入れる内に、二階にある個室に誘われる。その時になって、やっとここが男色家たちの出会いの場であることを知る。アルの巧みな誘惑により、クロードは彼と一夜を共にすることに。
その後、本名すら知らないアルのことが忘れられずにクロードは悩み続ける。実は、アルは社交界の寵児、ヴァクレール伯爵だった。クロードはアルと意外な場所で再会するが、彼は徐々に知ることになる。自分がいかに無謀な恋をしているのかを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-13 20:22:20
47598文字
会話率:46%
幼い頃兄のように慕っていたサイネスは、ある日王宮からの使者に連れて行かれてしまった。それから幾月も経て、一人で暮らしていたノーファの元に使者が訪れる。ノーファはサイネスと再会するため王宮へ行くが、待っていた彼はなんと王になっていて、しかも「
側室にする」と言ったっきり親しい反応は何もしてくれなかった。優しかった彼の変化を未だ信じようとしないノーファだが……
展開は遅いと思います。最初ゆったりと話は流れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-13 16:52:11
20473文字
会話率:53%
日ノ国〈ヒノクニ〉の皇子が成人の儀を迎える今年、皇子の花嫁候補として、身分に関わらず国中から、年頃の美しい乙女たちが都へ呼び寄せられることとなった。
皇子の使者に花嫁候補として選ばれた17歳の沙耶〈サヤ〉は、都へ向かう道中の夜道で、妖〈アヤ
カシ〉の一団に攫われてしまう。
「花嫁の身で、皇子以外の男に肌を許したら…沙耶はもう、清らかな乙女ではいられないね?」
皇子に生涯を捧げる覚悟を決めていた沙耶の前に、運命的に現れた青年、千羽矢〈チハヤ〉。嵐のように沙耶の心を掻き乱し、支配する彼に、沙耶は次第に惹かれていってしまう…。
(ストーリーの流れ上R18描写の演出に至るまで話が少し長いですが、お付き合いいただける方のみお入りください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 14:51:38
116362文字
会話率:28%
圧政を敷く国王は討ち取られた。贅沢の限りを尽す王妃は自害し、権力をかざし、他者をいたぶる王子も殺された。唯一生き残った我儘で傲慢な王女は、王家の血を絶やさないために男と交わり、子を産むことを強要される。その相手に選ばれたのは王女がかつて解雇
した、身分も何もない異国出身の男だった。
※話はシリアスめ。無理矢理要素を含みます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 01:57:49
23034文字
会話率:30%
滅亡した遊牧民の生き残りであるアラクセスは幼い頃、オアシス都市を治める領主の息子、ミュラクのもとに奴隷として売られてきた。
美しいのは顔だけ。傲慢にして怠惰、無邪気な残酷さを持つミュラクと、ぶっきらぼうながら篤実な志を持つアラクセスは、
互いに反発しあいながらも、次第に惹かれあっていく。
しかしミュラクは無意識下の嫉妬から、アラクセスが己の命よりも大切にしている妹・ヒュルカニアに、取り返しのつかない処遇を与えてしまう。それによりアラクセスは出奔。ミュラクは一人残される。
数年後、オアシス都市に革命が起こり、倒された領主の息子であるミュラクは罪人として囚われの身となる。そんな彼の前に姿を現したのは、革命軍の幹部となったアラクセスだった。
立場は逆転し、ミュラクを奴隷身分に堕としたアラクセスは、この世に存在するありとあらゆる屈辱を与えるため、ミュラクを娼館に売り飛ばす。ミュラクは恨み、嘆き、アラクセスへの憎しみを燃やすが、やがて自分の犯した罪の重さに気づき……。
二人の愛憎の果てにあるものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 23:52:48
20293文字
会話率:21%
期間限定で派遣された異世界、様々な種族に身分社会のある世界、特にガッツもない主人公が帰れるその日まで頑張って働きながら業務日誌で愚痴を溢したり、女神に感謝したりするお話です。
直接的な表現、ガールズラブなどの表現があります。
特に性格が良
くもない女主人公です。
ご都合主義の女神さまがチートです。
不定期更新です。書きためてあるので最初はさくさく更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-05 20:27:29
63106文字
会話率:43%
地方の都市で突如として起った戦乱の火蓋。
街に容赦のない攻撃が加えられる中、沙菜は邦玲華の街からの脱出を余儀なくされる。
眼前で次々と起こる殺戮。自分の手にもその刃が伸び、身代わりとなって多くの人々が殺されていく。
彼女は自分の身分をさらけ
出し、人質となることをこの場で宣するが、敵が彼女の意思に歩み寄ってくるかは、運に左右される、一つの危険な賭けとなった。
彼女の手に握られる、国の身分を呈する受印。
汗ばむ手、募る焦燥、沙菜が人目に国の受印をかざす時、威圧するように空に鎮座している黒いシルエットに包まれた、庸の艦隊が、不気味な影をたたえているのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 06:00:00
512223文字
会話率:27%
ある日の会社の帰り道、事故に遭って目が覚めると、
異世界の貴族の六男に転生していた!?
決して有力貴族ではない家に、それも六男として転生してしまった現状では、
まともな相続も期待しずらく、跡継ぎになるのも難しい。
――このままだと、のん
びりと暮らしていくことすらできなくなってしまう――
前世のデスマーチ生活には戻りたくない主人公は、
現代知識や貴族としての身分を総動員し、兄を動かし、ギルドをつくり……とにかく理想のスローライフを送るために、
ほどほどに頑張ることを決意する。
※そんなこんなをしていると、専属メイドが一生懸命ご奉仕してくれたり、
有力美女商人に気に入られてエロいことをしてくれたりする話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-02 12:00:00
142246文字
会話率:33%
憎い憎い、憎いなんて醜い感情なのかしら。
憎む資格も、愛を求める資格も私にはないのに。
恥ずかしい、この気持ちが恥ずかしい。
最終更新:2017-08-30 00:43:14
28391文字
会話率:52%
身分のない娘と、彼女を見初めた王子。二人の関係は許されるものではなく、恋に現を抜かす王子は己の定めを忘れ、娘を囲い込み結婚を強行しようと画策する。王国の未来の為に宰相は娘を妻にすると人里離れた屋敷に囲い込んだ。(救われないお話です。タグをご
確認ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-29 20:00:00
26571文字
会話率:46%
旦那さんとの、初夜…今夜、私は愛する貴方と一つなる。
だけど、少し不安な事もあって…
旦那さん、私の初めてを貰って下さいますか?
最終更新:2017-08-27 01:05:35
5278文字
会話率:52%
駱駝小屋の奴隷だったヤシュムはお屋敷に召し上げられることになった。ヤシュムの夢は奴隷の身分から解放されることと、たった一つの矜持を持って生きること。…雰囲気アラブBLの「駱駝奴隷と王様」の脇CPです。のんびり更新。
最終更新:2017-08-24 18:54:11
14101文字
会話率:39%
速水真織、28歳、警視庁刑事部捜査一課二係に所属するアラサー刑事。日々、凶悪犯罪に立ち向かっている。そんなある日、いきなり警視総監に呼び出されて直々命じられたのは、シンガポールの大富豪、ヘーゼルグリッターグループの御曹司、榛原瞬の警護だった
。
なぜ、刑事の私が!? そんなの、警備部のSP達に任せればいいのに! しかもどうして男の警護対象者(マルタイ)に女の私がつくの!?
そしていざ羽田に向かうと、瞬は4歳になる甥っ子リントを連れて現れた。その姿は目を見張るばかりに秀麗で優美。なんだか心臓がドキドキと高鳴ってしまう。
この人と、これから20日間一緒に生活するの!?
そうは思うが、自分は大した魅力もない女子力低い刑事。こんな美形で大富豪の相手にされるはずがないと思い直す。ところがなんだかとっても優しくて、いきなりキスを! 真織のうぶな心は翻弄され、もうどうしていいのかわからず、されるがままに!
その日から溺愛される日々が始まった! アラサー女刑事と大富豪の甘々溺愛恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-22 00:00:00
101744文字
会話率:57%
叶わない恋だとわかっていた。幼い頃からの恋心と決別するため、少女は今夜、一歩踏み出す。
※当作品は、あっきコタロウ様 作「そしてふたりでワルツを」https://ncode.syosetu.com/n9614dm/から、一部キャラクターを
二次創作としてお借りしています。
※お借りしているのはヒーローのヘルトゥです。その他キャラクターや世界観は石河翠のオリジナルになります。
※お借りしたキャラクターについては二次創作ですので、ワルツ本編のキャラクターとはイメージや行動に差異があります。
※ワルツ本編ではヘルトゥは未婚です。浮気もしません。
※この作品はアルファポリスにも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 08:00:00
4028文字
会話率:27%
隔離された男子禁制の学舎リス・ブラン。自身の身分とある事を隠すベルゼと、過去を隠し身を潜めているルルファ。親友である二人は、お互いに秘密を持っていると気づいていても仲の良さは変わらなかった。しかし、卒業間近になり関係は崩れてしまう。若くして
即位した王が酷く溺愛する者を見つけてしまったから。
※残酷描写は保険
※R18描写込み回には☆つけます
※メインヒーロー以外との絡み有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 23:33:23
25688文字
会話率:41%
下級貴族ながら先祖の勲功で今も令名高いドゥ・シュバリエ家。三男坊のテオドールはその人柄と剣の腕前、学業の成績を見込まれ子爵家令嬢アナスタシアの婿にと望まれていた。
だが露骨な求愛を繰り返す侯爵家令息にほだされ押し切られたアナスタシアは、テオ
ドールの些細なしくじりに乗じて、彼との婚約を破棄してしまったのだ。
希望も誇りも失って故郷に戻った彼を、幼馴染ジェイコブの手紙が誘う。北方の旧都エスティナに三百年にわたってあぎとを開く、難攻不落の地下迷宮『梯子(ラダー)』へと。
……しかし、まだうら若いテオドールの身の上には冒険だけではなく、色事のタネが次から次へと降りかかるのであった。
全年齢版の本編「梯子の街のニーナ」で掲載できないR18シーンのみを紹介する番外短編集となっています。サイトを分けている意図にご配慮下さり、全年齢版の感想欄や作者マイページでこちらに言及されることがございませんよう、よろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-18 21:26:20
4333文字
会話率:35%
ある年の夏、それまでは一切関与していなかった親戚の法要だと田舎に連れて行かれた。集まってみれば血縁に男は自分一人。女系なのは男が短命な一族だからだと言う。無事に成人した自分を親族は歓迎してくれたが…
最終更新:2017-08-18 02:09:38
25347文字
会話率:19%
名門貴族の落とし子・ユーレリーは、神の認めぬ庶子でありながら、王太子・ヴィンセントを愛してしまう。
自身の異母姉の婚約者であるヴィンセントと、ユーレリーは旅先で結ばれる。
だが、身分の差や、異母姉やヴィンセントとの関係、そして故郷の絡む陰謀
に、ユーレリーは翻弄されるー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 23:19:51
28712文字
会話率:40%
BL。突拍子ない美形社長×苦労人の童顔元情報屋。
「一ヶ月の雇い月」( http://ncode.syosetu.com/n1258eb/)の続編小話です。
何とか想いが通じ合い、「パートナー」として共の生活を始めた結月と仁志。
あれから早
一ヶ月が経とうとしているが、仁志は結月との行為を進めてこない。
焦れた結月はあからさまな誘いをかけるが――。
※R18作品です。
※エブリスタ、アルファポリスにて掲載中のものを改稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 23:52:18
9989文字
会話率:40%
社長令嬢の漆野真雪(うるしのまゆき)は大学を卒業して間もない22歳。いずれは役員に名を連ねることが決まっているものの、まずは社会経験を積むために父の会社でOL生活を送っている。 普通の社員として仕事をしたいのに、周囲に気を遣われ腫れ物に触る
ように扱われる毎日。そんな真雪の心の支えは、父の秘書として仕える立原颯一郎(たちはらそういちろう)の存在だった。真雪より8つ年上の颯一郎は、頭脳明晰な切れ者と評判の男。でもそのクールな表情の裏で、真雪を混乱させるセクシャルな秘密を抱えていて・・・。
☆全20話です。1話目のみ、ヒロインの高校時代の日記形式になっています。※「アルファポリス」様にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 16:00:00
75611文字
会話率:37%