【書籍化】
この度、新書館様から書籍化が決定しました。
Xですが、告知もされました。
https://x.com/n_dearplus/status/1898953751618338912
ありがとうございます!よろしくお願いします。
――
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子爵家の三男坊で、騎士団に勤めるシュルツアイン・オークランスは、幼馴染みでもありビジネスパートナーでもある伯爵家次男バルドエッド・バイハンとの婚約を王家に申請していた。
が、なぜか申請は受理されず、美貌の公爵家次男との縁組みを王家お膳立てで進められた。
因みに子爵家とは言え実家は裕福。両親は高位貴族の社交が好きではない為、再三の陞爵の打診も辞退しているほど。
加えて本人は王都の騎士団勤め。尚且つかなりの収益を上げる副業も経営している。
本人も家族である子爵家も、高位貴族との縁を取り立てて望んだこともなく。
そして、相手である美貌の公爵家子息には会ったこともない。
是非にと望まれて…という印象を感じさせる表現の打診だったし、相手の家格が高い上、王家お膳立てという事で拒絶しきれない立場。だから流されるまま結婚した。
が、婚約も結婚も書面上のみで、未だ一度も『旦那様』である侯爵令息とは面識もなく、手紙もなしのつぶて。
どう考えても令息にとっても気乗りのしない婚姻だったのだろうと思われる。
その上、公爵家の家族からも一切の接触もなく、完全無視。
令息を良く知る貴族からは理不尽な蔑みをぶつけられ…。
つまりは、誰からも祝福はされていない。
じゃあ、なぜ元々の幼馴染みとの婚約を諦めなければならなかったのか。
俺が望んだわけじゃねえよ、とやさぐれて…からの離縁してやるぜ!…という決意と、離縁までの道。
攻め目線(主人公は攻め)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 00:00:00
275516文字
会話率:18%
一迅社メリッサさまより、2025.5.1に書籍が発売されました。『君のことを好きにはなれないと言われたので、白い結婚を続けて離縁を目指します』(メリッサより発売中)に登場したサマンがヒーローのお話です。前作を読んでいなくても大丈夫な構成にな
っています。
伯爵令嬢のソフィアは、騎士団長であり公爵令息のサマンと突然見合いをすることになった。
だが彼の求める理想の女性は「共に剣を持って戦ってくれる強い女性」であり、しがない伯爵令嬢の自分ではとても務まる器ではない。加えて二人の考え方や趣味はことごとく合わず、ソフィアは婚約話を断った。しかし数日後、彼女の元へやってきたサマンに「仮初でもいいから婚約してほしい」と頭を下げて懇願される。断りきれないソフィアは、ある条件付きでその話を受け入れることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 23:56:17
110604文字
会話率:43%
『君と閨を共にするつもりはない』
伯爵令嬢のアライアは、セルラン侯爵であるレイモンドとの初夜の場でそう告げられた。八歳上の彼とはアライアが幼い頃からの知り合いで、彼女は長年レイモンドに恋心を抱いていたのだ。しかし追い打ちをかけるように『愛人
を作ってもいい』と言われてしまい、大きなショックを受けることとなる。レイモンドは侯爵家の抱える問題や一度目の結婚の失敗などから自信を喪失し、アライアとも距離を置こうとしていた。アライアはそんな彼の態度に振り回されながらも、侯爵夫人としてセルラン家を支えていこうと決意する。
Rシーンには※をつけます。
毎日投稿予定です(完結まで執筆済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 22:23:18
99049文字
会話率:31%
*一迅社メリッサさまより、2024年5月1日に書籍が発売されました*
「君のことを好きにはなれないかもしれない」初夜を迎えるはずであったセレーナは、結婚したばかりの夫オスカーからそう告げられた。さらにオスカーはセレーナの容姿が好みではないと
言い出し、セレーナ以外に想い人がいる様子。少なからずオスカーに惹かれて嫁いだセレーナは愛されることのない結婚生活を悲観して、白い結婚を一年続けた後に離縁することを提案する。
日間ランキング2位、月間ランキング2位。
2023/12/〜スピンオフ『騎士団長様に頼み込まれて婚約を結びましたが、私たちの相性は最悪です』(一迅社メリッサより5.1発売)
2024/12/13〜不定期で番外編投稿開始(本編完結済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 21:16:52
92802文字
会話率:44%
「僕はずっと明日香になりたかった。幼い時に彼女と出会ってからずっとだ。」
フリーライターの橘正人は、幼いころから自分の性別に違和感を感じ、妻・明日香になりたいと思っていた。
そんななか、結婚5周年の温泉旅行で訪れた「縁結びの湯」で二人の体が
入れ替わる。
生理や社会での扱われ方など、男女の違いを身をもって体験する夫婦の物語。
【登場人物】
橘 正人(たちばな まさと)入れ替わり後は「アスカ」:年齢29歳、フリーライター
橘 明日香(たちばな あすか)入れ替わり後は「マサト」:年齢29歳、元心理カウンセラー、オンラインでのジェンダー心理学研究者
※基本的に毎日二話投稿。朝9時頃と夜9時頃に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 21:10:00
41186文字
会話率:50%
没落しかけの実家の借金返済のために契約結婚で商人に嫁がされることになった貴族の長男(26)が、いつでも離縁されてもいいようにという心構えで初夜に挑んだらぐるぐるの蛇玉にされた状態で愛を囁かれて新夫(22)にメロメロにされちゃう感じのメリサン
ド型婚姻譚です。
一見人当たりが良さげに見えて実は執念深い年下蛇人外商人×自分が同性愛者であることに罪悪感を抱いてる儚げ系還俗貴族の純愛初夜すけべです。
pixivにも同じものを掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 00:00:00
27197文字
会話率:38%
マルギッタは小国を治める女王。二十四歳になった彼女の元には山のように縁談が届いていたが、どれもこれもピンと来ない。見合いをしても、出会ったばかりだというのに情熱的に愛を語る男ばかり。亡くなった父親が浮気性で、実弟も浮気が原因で離縁していたマ
ルギッタは、男の愛を信じていなかったが、それでも愛のある生活を送りたいと考えていた。
そこでマルギッタは、いっそ金で愛を買ってしまおうと考えた。女王としての重圧に日々苦しんでいた彼女は、金の力で後腐れなく誰かに甘えたかったのだ。そう、ペットして愛される猫のように。
そんなマルギッタの元に新任の護衛官がやってきた。名はリングヴァル、二十七歳。王国軍の将軍の一人だった。彼の実家は雪深い北の地を治める伯爵家。税は滞りなく納められているが、お世辞にも裕福とは言えない家だった。マルギッタは彼に「支援をするから自分を愛し、わがままをきいてくれないか」とお願いするが……。
◆性描写回には※あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 22:00:00
5738文字
会話率:33%
男爵令嬢ロレッタは、父親と兄の手伝いをして暮らす、どこにでもいるような田舎貴族の娘だった。そんな彼女の元にある日神殿から使者がやってきた。
使者達は、ロレッタに聖女の妻になれと言う。
突然の縁談にロレッタは驚くが、神殿の命令には逆らえない。
「それにまぁ、聖女様の妻ならひどいことにはならないでしょう!」と気楽に考え、聖女の妻になることにしたのだが……。
・タグ、キーワードにはネタバレを含みます
・R回にはサブタイに※印あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 22:00:00
38995文字
会話率:40%
昔から男性との縁がなかったリーリエは、出会いを求めて死にものぐるいで騎士になったものの、日々虚無顔で任務にあたっていた。女性ばかりで出会いのない職場に、無愛想でなんとなく雰囲気が怖い直属の上官。騎士になれば出会いがあると思っていたのに、あて
が外れたリーリエは毎日ため息をつく。そんな彼女の元に縁談が舞い込む。上官の奥さんが何とも都合が良すぎるお見合い話を持ってきたのだ。並々ならぬ結婚願望を持つリーリエはもちろんノリノリ。彼女はできる限りのお洒落をして見合い場所である高級ホテルへ行ったものの、待てど暮らせど相手は現れない。リーリエは思った、見合い相手は若きエリート将校・天才軍師と名高いロジオン。軍師は激務だった。彼は急な仕事が入ったのではないか、と。
※アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 22:35:58
16211文字
会話率:30%
東方のある里より、とある任務遂行の為カエラム王国を訪れたヨト。
この国の王子である、ルークの私室に潜り込んだものの、彼はあっさりと見つかってしまう。
捕縛されてしまったヨトは「密告者として近衛兵に渡される」「自分の専属隠密になる」どちらか好
きな方を選べという、究極の選択に迫られた。
更にヨトを気に入ったルークは、専属隠密では飽き足らず、速攻で彼を婚約者へとしてしまう。
「常に傍に居ろ」というルークからの積極的なアプローチが不思議と落ち着く⋯そんなカエラム王国での平和な第2の人生生活を送っていたヨト。
そんな時、ヨトがこのカエルムに派遣された理由でもある「奇跡の鉱物タルスゼーレ」をめぐって、何やら良からぬ行動を取る連中が現れたという。
幼少期の因縁の相手でもある「黒龍」が召喚され、平和だったヨトの生活は、この先どうなってしまうのか⋯!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 21:00:00
89356文字
会話率:46%
ここは剣と魔法とステータスオープン! のある世界。
アケロニア王国のカズンは、日本人だった前世の記憶を持つ異世界転生者で、偉大な先王の息子、現王の年の離れた異母弟である。
一番若い王族でまだ学生の身。
黒い髪に黒い瞳、端正な顔立ちに黒縁眼鏡
をかけ、夢と希望いっぱいで家族に溺愛される日々を送っていた。
甘えん坊で食いしん坊のカズンだが、学園ではそんな様子はまるで見せず、クールな学級委員長で通っている。
日々起こる婚約破棄騒動などトラブルを淡々と片付けつつ、美味しいご飯を食べたり作ったり。ちなみに好物はチョコレートだ。
そんなカズンには、親戚の王子ユーグレンがゾッコンの、麗しの美貌の幼馴染みヨシュアがいるのだが、気づいたら彼らに巻き込まれて三人で交際していた。
「な、何を言ってるかわからないと思うが、気づいたら僕が矢印の最後にいたんだ!」
これは、後に魔術師カズンと呼ばれて波瀾万丈な人生を送ることになる男の、穏やかだった子供時代の物語である。
※BL展開が遅めの上、一方通行な三角関係話です。
実態は「BLの皮被った異世界ファンタジー」です。
エロ展開少な過ぎて作者も愕然とするレベル。
ムーンライトノベルズなんだからエロあって当然だろと思われる方は回れ右推奨です。どうしてこうなった……orz
※ざまぁ、残虐描写、性描写等の閲覧注意シーンのある回は「*」を付けています。目印にご利用くださいませ。
※ランキングは日間で2位、週間で4位までいただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 18:00:00
850328文字
会話率:33%
前世からの因縁カプもの
剣聖王子×可憐な錬金魔導具師の幼馴染み
◇◇◇
「マリオン・ブルー。貴様のような能無しはこの誉れある研究学園には必要ない! 本日をもって退学処分を言い渡す!」
マリオンはいくつもコンクールで受賞している優秀な魔
導具師だ。業績を見込まれて幼馴染みの他国の王子に研究学園の講師として招かれたのだが……なぜか生徒に間違われ、自分を呼び寄せたはずの王子からは嫌がらせのオンパレード。
ついに退学の追放処分まで言い渡されて意味がわからない。
(だから僕は学生じゃないよ、講師! 追放するなら退学じゃなくて解雇でしょ!?)
マリオンにとって王子は初恋の人だ。幼い頃みたく仲良くしたいのに王子はマリオンの話を聞いてくれない。
王子から大切なものを踏みつけられ、傷つけられて折れた心を抱え泣きながら逃げ出すことになる。
だがそれはすべて誤解だった。王子は偽物で、本物は事情があって学園には通っていなかったのだ。
事態を知った王子は必死でマリオンを探し始めたが、マリオンは戻るつもりはなかった。
もふもふドラゴンの友達と一緒だし、潜伏先では綺麗なお姉さんたちに匿われて毎日ごはんもおいしい。
だがマリオンは知らない。
「これぐらいで諦められるなら、俺は転生してまで追いかけてないんだよ!」
王子と自分は前世からずーっと同じような追いかけっこを繰り返していたのだ。
※日間9位ありがとうございまーす!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 00:35:20
100551文字
会話率:38%
尽くし男の永遠の片想い話。でも幸福。
ど田舎村出身の青年ユキレラは、結婚を翌月に控えた彼氏を義妹アデラに寝取られた。
確かにユキレラの物を何でも欲しがる妹だったが、まさかの婚約者まで奪われてはさすがに許せない。
絶縁状を叩きつけたその足で
ど田舎村を飛び出したユキレラは、王都を目指す。
そして夢いっぱいでやってきた王都に到着当日、酒場で安い酒を飲み過ぎて気づいたら翌朝、同じ寝台の中には裸の美少年が。
「えっ、嘘……これもしかして未成年じゃ……?」
冷や汗ダラダラでパニクっていたユキレラの前で、今まさに美少年が眠りから目覚めようとしていた。
※既存作品の続編だったり番外編だったり。
(「王弟カズンの冒険前夜」の番外編、「家出少年ルシウスNEXT」の続編)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 13:26:19
76820文字
会話率:27%
「今度の舞踏会でシュヴァルツェン宰相を誘惑しろ」
ある日、イルーゼはこの国の宰相閣下、ディートハルト・シュヴァルツェンを敵視する兄・カレルギー伯爵から無茶振りされた。
あの宰相閣下が見え透いたハニートラップに引っかかるわけないじゃない。
そう思ったものの、意に染まぬ縁談をまとめられるわけにはいかないと、投げやりな気持ちでディートハルトにハニートラップを仕掛けることにした。
それなのに――。
「あなたは口付けで蕩けると、こんなにも可愛くなるのか」
なぜかノリノリでイルーゼが仕掛けたハニートラップに乗ってきたではないか。
一方のディートハルトは片想い相手のイルーゼから愛の告白をされて幸せ&浮かれマックスに。
絶妙に噛み合わない二人のすれ違いラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 17:10:00
141088文字
会話率:29%
【フェアリーキスより書籍版発売中】
2024年8月28日 書下ろしスピンオフ『半年後に円満離婚のはずが、なぜだか溺愛されています』フェアリーキスさまから発売予定
※主人公カップルの長男がヒーローです。
兄のかけおちによって伯爵家のスペア
としての責務が回ってきてしまった宮殿女官のユディル。円滑な爵位継承のために、力のある貴族との結婚を、ということで相手として選ばれたのは遠縁で幼なじみでもあるリーヒベルク公爵の嫡男、エヴァイス。
どちらかというと喧嘩相手のような彼だったが、結婚をした途端に態度が豹変して。
膝の上に乗せられるし変なところを舐められるし、もしかして嫌がらせの方向性を変えてきた??
意地っ張りなユディルと、彼女が大好き過ぎてたまらないエヴァイスの夫婦のお話。
カクヨムにて『子づくり結婚! 15R版 高岡未来名義』にて掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 17:10:00
196534文字
会話率:44%
血のつながらない叔父(弁護士・32歳)×甥(16歳)×恵まれた御曹司(弁護士・32歳)
突然、甥っ子「白」を引き取ることになった「雪也」。こちらは存在も名前も知らなかったというのに、自分の名前を呼び、犬のように懐いてくる甥。姉への義理で1か
月間だけの同居することになった。腐れ縁の同僚「神崎」は面白がって無責任に首を突っ込んでくるが…
孤独なエリート弁護士と何もかもを持っている御曹司、そして何も持たない少年の物語です。
※毎度のことながら、総受けです。
※だいぶ(「つやつや」よりも)痛々しい展開がしばらく続きます。
※男女問わず、性的なシーンが予告なく入ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 11:57:37
201843文字
会話率:55%
*一度削除したものの再掲です。
【苦楽を共に歩みたい弟子×自分なしでも生きてほしい師匠】互いに難儀すぎる生き方をして共にクソデカ感情抱いている師弟(黒髪年下男前弟子×白髪年上美人師匠)がすったもんだした挙げ句にくっつくまで。
***
4年
前、梓音は弟を亡くした。復讐を誓って犯人である男を追いかけるうちに皓雪と呼ばれる天族に出会い、共に捜索していくこととなる。互いに傷を抱えたもの同士、二人の距離は縮まっていく。しかし、皓雪には隠している過去があって――。
以下本編でもありますが設定です。
*【天族】
人間から進化した種族であり、特徴として不老と四神の加護を持っている。四神の加護は瞳と髪に現れ、凄まじく頑丈ではあるが不死ではない。
*【四族】
四神の加護ごとに分けられた、四つの一族のこと。
・青龍の加護を受けた蒼春(そうしゅん)族
・白虎の加護を受けた白秋(はくしゅう)族
・朱雀の加護を受けた朱夏(しゅか)族
・玄武の加護を受けた玄冬(げんとう)族
それぞれ加護の特徴が異なっており、蒼春は碧眼、白秋は白髪(銀灰色の目)、朱夏は赤髪、玄冬は紫眼を持つ。なお天帝は金眼。
〈主な登場人物〉
・梓音(しおん):主人公。最愛の弟を自らの手で無理矢理かけられさせられ、復讐のため天族の位を目指す。天帝である瑞麟の命によって皓雪と師弟関係を組み、ともに犯人を追う。
・皓雪(こうせつ):梓音の師匠であり、性別を超えた美貌と厭世的な性格の持ち主。復讐にのめりこむ梓音に対して忠告をするが、彼が聞き入れる気配は今のところない。過去に犯人である男と因縁があるようで――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 21:47:51
67537文字
会話率:45%
失楽島 ~奪われし恋と、面影宿す娘姉妹と挑む連続殺人と魔の血戦~
『奪われた恋。
失われた未来。
すべてが終わったはずの、あの場所から──。』
かつて、男は負けた。
命を燃やして戦い、守りたかったものを奪われた。
時は流れ、再び彼の地
へと戻ってきた男は、
ふたりの少女と出会う。
かつての想い人の娘だった。
清楚な姉と、奔放な妹。
家族のようで家族ではない。
しかし、どこか懐かしさと運命を感じさせる少女たち。
失ったはずの過去が、少しずつ形を変えて蘇っていく。
そして、"20年前の因縁"が、再び動き出す──。
行方不明になった想い人、連続する殺人事件、魔の跋扈。
主人公(おじさん)は姉妹と共に島を調査する中で、因縁と対峙する事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 20:00:00
762文字
会話率:4%
園田真琴24歳、新宿にあるオフィスでチーフデザイナーとして働いている。
とある夏の日、真琴は今年に入って2回目の失恋を迎えた。
今までもひっきりなしに彼氏はできたが、せいぜい2~3か月程度しか続いた事がないので、今回は4か月を迎えプレゼ
ントもたくさんしていただけにショックから立ち直れず、新宿のゲイバーでまゆこママに愚痴を零している。
まゆこママに諭されながら酒を飲み、そのまま帰ろうとフラフラと近くの縁結び神社まで歩き、改めて失恋した事に涙する。その悔しさから「縁結びなんて信じないぞ!」と言い、真琴は足元に落ちていた缶を蹴った。
放物線を描いた缶は、参拝用の鐘にヒットしてしまい、さすがの真琴も焦って神社に向かって謝る。しかし、一瞬視界が霧に包まれたようになり、気が付けば白装束の狐耳が美しく白い長髪をたなびかせ、目の前に立っていた。
どう考えても現代の身なりではない狐耳の男は、真琴を睨みつけると腕を掴み「何故に我が社(やしろ)に缶などを蹴り放ったのだ……?」と問いかけるが、その顔は美しいが故の静かな怒りに満ち、真琴は震え上がる。
真琴は逃げようにも腕を掴まれているので逃げられない。しかし、狐耳は震え上がっている真琴を一瞥し、暫くすると手を離した。狐耳は低い声で「ふむ……、お前は恋愛成就の前にしなければならぬことがあるように見える」と真琴に告げる。
真琴はなにを言われているのか恐怖心から固まって思考が働かない。
そのまま狐耳の男は暫く真琴を見つめ、ため息をついた。
少しの間を置いて真琴は少しづつ思考が働くようになり、改めて「貴方は誰なんですか?」と聞いてみると、この神社の守り神だと聞かせられる。
それを聞いた真琴は殺されるのではないかという恐怖心を持つが、「案ずるな、殺(あや)めることはない。しかし、社に缶を蹴ったことは償い、この神社に百日、日参しろ。さすれば償いを以てしてお前を赦し、お主の力になることもできるやもしれぬ。だが、約束を違(たが)えれば将来全ての出来事に祟り、貴様の命はないと思え」と言われ、真琴は毎日神社に来るように命じられてしまうのだが……?
人外神様とサラリーマンのハートフルラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 17:00:00
7586文字
会話率:49%
あらすじ
時は戦後から平成、所は北関東の架空の町「岩原」と東京都内。
岩原の土建会社・岩勝土木の社長の子として生まれた西田慶男は岩勝土木と二度目の妻の実家の梅河組を継ぐも、度重なる過酷な運命に弄ばれ絶望する。その痛手から立ち直ろうと、西田
は強靭な精神を養う厳しい修験道修行に励んで悪の魔人を目指し、修行後には岩原に帰って「岩屋虚空蔵教」を開宗して教祖となる。
西田にとって岩屋虚空蔵教は不正蓄財の道具に過ぎなかったが、たまたま堂守りをさせていた美少年の白川優夫に不思議な力が覚醒し、巨額の金を稼ぐようになった。
性欲旺盛な西田は美少年の白川の艶麗さに魅せられて肉体関係を結び、以来、女性だけでなく男性とのセックスにものめり込むようになる。
岩屋虚空蔵教の繁盛により莫大な金を手にした西田は、都内に各種の変態風俗店を開き、妻で娼婦の蓮子に経営をさせて共にセックス三昧の生活を送り、多くの悪徳を重ねるが、愛人の飯尾理恵に謀殺される。
西田亡き後の岩屋虚空蔵教に関わる者たちは金とセックスに溺れて悪徳と狂気にまみれ、殺し合う。
まとわりつく悪縁は周囲に多くの不幸と死をもたらし際限もなく広がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 05:22:37
422446文字
会話率:25%
敵国からの人質の幼いマクシミリアンと結婚したのは、王族で不要扱いの王女アルメティアだ。6歳年上の彼女は戦争が激しくなっていく中で、貧しくなっていく生活の中でも夫マクシと力を合わせて過ごしていた。けれど、国の敗戦が確定となりアルメティアは覚悟
を決めた。「どうぞ離縁して下さい。そして、私が今夜ここから逃亡するのを見逃してください」
その言葉に動揺しながらも、最後の夜に二人は結ばれ、そして別れたはずだった。それから数年後、遠く離れた小さな国の辺境の村で暮らす親子がいた。森の奥で貧しいながらも、慎ましく平穏に暮らす二人の前に現れたのは見覚えのある男。「やっと見つけた。迎えに来たよアル」動揺するアルメティアには彼に気づかれてはいけない秘密があった。「あの子の父親は誰だ?」※よくあるシークレットベビー物の元鞘です。☆全6話完結。誤字脱字いつもありがとうございます。番外編追加しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 21:09:57
41899文字
会話率:38%
気味の悪さと無表情さから学生時代についた名は悪役令嬢。親が決めただけの愛情も何もない当時の婚約者は運命の人とやらの平民の娘と結ばれる為に卒業パーティーで私を冤罪にて断罪した。
そのパーティーにて私の隠していた邪眼を晒した結果、私の恐ろしさが
周囲に噂される事になる。
そんな私に父は言った「お前の嫁ぎ先が決まったぞ」格上の名門に嫁いだ私を出迎える事なく新たな夫は国境防衛の任務に旅立った。
夫の顔すら知らないが会えた時に離縁を願い出よう、きっと呪われた私など妻にふさわしくないと受け入れてくれるだろう。
愛される自信がない邪眼のエリーと、軍神と呼ばれる最強使徒の騎士レイルス。
そんな二人の間に元婚約者が復縁を求めてくるのだが…。
★誤字脱字報告ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 21:09:25
58171文字
会話率:36%
追放された王女を拾ったのは、敵国の元将軍だった――。
兄マティスによって祖祖国を追われ、雪深い死の森で力尽きかけていたフラニア王国の宝石姫と呼ばれる王女・レオノーレ。そんな彼女を救ったのは、因縁深き敵国・ダリアス王国の隻眼の辺境伯、ヴォル
フラム・エーバスだった。
彼の右目を奪ったのは他でもないフラニア王国が仕掛けた奇襲。彼は右目を奪ったフラニア王国に深い恨みを持っているというもっぱらの噂で、もしレオノーレがフラニアの王女だと知れば、どんな報いを受けるか分からない。
だが、行くあてのないレオノーレは偽名を名乗り、生きるために彼の城へ身を寄せ、“夜伽の相手”として生きる道を選ぶ。冷徹に彼女を拒みながらも、不器用な優しさを隠しきれないヴォルフラム。許されぬ関係と知りながらも、二人の心はゆっくりと引き寄せられていく。
越えられないはずの溝を抱えながらも、どうしようもなく互いに惹かれ合ってしまう、追放された王女と生真面目で不器用な辺境伯のヒストリカルロマンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 20:22:46
134316文字
会話率:39%
雷を怖がるふりをしていた年下の男の子が急に狼になって、離縁を申し込もうとするおっとり年上妻にわからせセックスする話です。
短編になりますが、エロにたどりつくまでの前置きが長いです。やや無理やりな描写がありますので、ご注意ください。
◇長編
化しました https://novel18.syosetu.com/n3115jb/
よろしければこちらもぜひ♡
2024.11.1にコミカライズしました。コミカライズ担当は津々見はと先生です♡ぜひお楽しみ下さい~~!
また、長編版は書籍化しました。こちらもぜひチェックしていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 15:23:46
18431文字
会話率:39%
流行りの少女小説のように、貧乏なラーラの家に契約結婚の話が舞い込んだ。
相手はなんと人気の公爵様。
これが小説なら「着飾ったら実は可愛いヒロイン」とあっという間に結ばれるのだろう。
でもラーラは、お世辞にも可愛いとは言えない小さな瞳の地味な
メガネちゃん。
どんでん返しとは無縁だと思っていたのに、やっぱり流行りの感じで溺愛されちゃう話。
ほっこりほのぼのした感じのも書いてみたかったという自己満作品です。
設定がふわっふわですので、その点ご容赦ください。
Rは☆マークをつけております。
【2025/4/11追記】
こちらの作品を2025/5/6にアマゾナイトノベルズ様より電子書籍として発表していただくことになりました。
プロの編集の皆様の手をお借りして内容をじっくりと煮詰めました。
物語の大筋は変わりませんがフワッとした設定が随分しっかりしたものになり、こちらでチラホラある矛盾点も解消されています。
電子書籍限定の書き下ろし番外長編も数編付いておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 23:22:01
108530文字
会話率:43%
森で保護した正体不明の女、カリンと結婚したルネとクロヴィス。二人は彼女を過保護に囲い、穏やかな生活を送っていた。ようやく迎えた初夜の翌朝、非番だったルネとカリンは二人きりで過ごすことになる。
ルネの家系に隠された秘密。「小さな黒天使」にまつ
わる真実。カリンに明かされることのない知られざる物語。
本作は短編「黒天使を標本にしてはならない」に登場するルネ視点の話です。
上記作品の核心に触れる内容を含んでいるため、順番にお読みいただくことをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 22:02:16
8396文字
会話率:40%
クラリスは八年間に及ぶ婚約を解消した。
早急に新しい婚約者を見つけねばならないが、どうにも気が向かない。そんな中、父から縁談を持ちかけられる。婚約解消を聞きつけ「ぜひ」と請われ期待に胸を弾ませるがしかし、顔合わせして早々「心はいりません。
身体だけでいいので、どうか私のものになってほしいのです」と言われてしまう。
クラリスは、結婚相手とは想いあえる関係性を築きたかった。身体だけなんて、ありえない。そう思い縁談を断ったのだが、なぜか彼はクラリスを追いかけてきて——?
『二度と姿を見せないでと言われたので、あなたの前から去ることにした』(https://novel18.syosetu.com/n3151jx/)というお話のスピンオフです。こちらの話だけでもお読みいただけます。設定などは、ゆるく見ていただけると、たすかります。
R18は最後だけです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 20:00:00
92931文字
会話率:37%
百合子と今ヶ瀬の馴れ初めは「友だちの紹介」である。
婚約者となった男は、友だちの偽装婚約者をつとめていた。そして友だちの夫に叶わぬ恋をしていた。カオスである。
「二人はとても似ていると思うの」
なのに、生真面目にそう言って、彼女は
二人の縁を結んだのである。
**
『兄と妹としては』のさきにあるかもしれないし、ないかもしれない。今ヶ瀬弟が「人並みの幸せ」へと歩みだす世界線を妄想してみました。本編は完全完結ですので、続編ではなく、“IF”の物語です。
ムーンなのでRあり。しかし弟の閨事情なんぞマジ勘弁なので、相変わらずワチャワチャしているお二人に登場願いました。実はインモラルの詰め合わせ、しかも本編読まなきゃ分からない不親切設計。苦手な方はそっとブラウザバックして下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 06:00:00
6210文字
会話率:35%
世界観
1)いつ:近未来
2)どこ:日本
3)ジャンル:官能小説、SF、ギャグ
4)テーマ:愛と性が人を癒す
常識的には不謹慎極まりないことだが、主人公の男は都合のいい言い訳(心のアリバイ)をつくりながら、女性を助ける。
5)登場人物
(a
)桃山太郎(ももやま・たろう):26歳。大学卒業後、起業したが、ほどなく倒産。派遣でシステムエンジニアの仕事をしているが、その仕事も途絶え気味。交通事故で下半身の機能を失うが最先端再生医療により、下半身サイボーグとして社会復帰を果たす。
(b)神尾珊瑚(かみお・さんご):26歳。太郎の大学の同級生で、腐れ縁的恋人。医用技術開発会社で働いていて忙しい。久しぶりのデートの時、太郎は交通事故に遭う。彼女の会社、SSD社が再生医療のプロジェクトチームを作り、太郎を救う。
(c)大家主水(だいや・もんど):50歳。再生医療プロジェクトチームの医師兼義肢装具士。脊髄インプラントで神経と連動する義足の製作を担当する。
(d)パールさん:本名不詳、40代後半か。風俗嬢。交通事故に遭いそうなところを、社会復帰した太郎に救われた。お礼がしたいと言って、太郎を部屋に招き入れる。お金はあるらしい。ストーカーに付きまとわれて困っている。最近は命の危険さえ感じるという。
(e)咲坂翡翠(さきさか・ひすい):20歳。無職。反社組織の幹部である夫からDVを受けて逃走したが、組織のメンバーに追われて追い詰められたところを太郎に救われる。匿ってほしいと言われ、太郎の部屋に住まわせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 22:35:43
6395文字
会話率:11%