平凡な23歳の男爵令息ロドルフには幼馴染がいる。
国でもエリートの王立騎士団に所属し、伯爵家の次男坊。言い寄ってくる女性は絶えず、いつだって女性に囲まれている。
それでもおごることなく努力を重ねるマルクスのことを、ロドルフはひそかに尊敬して
いた。
そんなある日、ロドルフに結婚の話がやってくる。
いい縁談だと思ったロドルフは、前向きに検討しようとしたのだが……。
後日。マルクスから「お前にしか出来ない相談がある」と言われて……。
「俺、お前への気持ち拗らせすぎて、童貞なんだけど」「……は?」
執着心がハチャメチャ強いエリート騎士(23)×周囲からの信頼が厚いしっかり者男爵令息(23)
モテないわけじゃないのに恋愛未経験な二人が織り成す、頓珍漢なボーイズラブ。
▼掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 13:25:21
22115文字
会話率:30%
伯爵家の長男アルバート・ランドンに生まれた俺には天使の生まれ変わりと謳われている婚約者がいる。
同じ伯爵家の三男レイラ・フリュー。
領地が隣同士で同い年でもあった為、幼い頃から一緒に育った。
軽いウェーブがかかる金色の髪、青く澄んだ瞳
はキラキラと輝く。まつ毛は長く、スッと鼻筋の通った小さな鼻にぷっくりしたピンクの唇。顔は小さくスラっと長い足はモデルさながらである。
とても綺麗なこの男は性格も良くいつもみんなに囲まれている。
容姿も中身も極上な男。
だが俺が知っている天使での中身は少し違う。
その婚約者に俺は部屋に連れ込まれベッドの上に押し倒されていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 00:27:14
3921文字
会話率:42%
【2021eロマンスロイヤル大賞コミック原作賞受賞】
アストルタ王国で、アンジェリカという名の一人の男爵令嬢によって王侯貴族の令息たちが次々に籠絡されるという事案が発生する。彼女は実は隣国のスパイで、骨抜きになった令息たちが国の機密情報を
漏洩してしまったというから、さあ大変。王家はこの醜聞を公にはしないことにしたが、王太子は廃嫡して遠国に婿入りさせ、他の令息たちも彼に随行させることで事実上の国外追放処分としたのだった。
……いや、待って。この世界は乙女ゲームで、アンジェリカはヒロインで、王太子と令息たちは攻略対象だったはずなんだけど? きらっきらの恋物語が、なんでこんな恐ろしい話になっているの?
戸惑う私ことフローラ・フェデル伯爵令嬢は転生者であり、攻略対象の一人であるハワードの双子の妹でもある。攻略対象の血縁者とはいえ、ストーリーに一切登場しないモブだ。断罪回避などの必要はないため、兄の恋路を陰ながら応援しつつ自由な異世界ライフを楽しむつもりだった。だが、アンジェリカの一件が人生計画に暗雲をもたらす。
そう、兄もやらかした令息の一人なので、国外追放になってしまったのだ。そして悪いことは続くものであるらしく、突然借金取りがやって来る。どうやら兄は情報漏洩のみならずアンジェリカに高価な品を貢いでいたようで、そのせいで負った莫大な借金が伯爵家に残されていることが発覚する。
提示された途方も無い額に、これは爵位や領地を売り払わなくては生きていけないのではないかと絶望していたその時、一人の美丈夫が目の前に現れる。彼の名はノア・アストルタ。王子という地位にありながら黒い噂が絶えず、「不良王子」の異名を取る人物だ。あと、非常に顔が良い。どうしてそんな人がここにいるのだろうと驚く私に、ノア殿下はこともなげに告げた。
「俺が借金を肩代わりしてやっても良いぞ」
「え?」
「その代わり、俺の屋敷に来い。俺に奉仕することで返済するんだ」
その提案を受け入れた私は、彼の屋敷に赴いて返済方法の詳しい説明を受ける。
ふむふむ、彼に触れれば一万ゴールド、口付けすれば十万ゴールド、体を重ねれば百万ゴールド……というか利率がトイチって闇金だわ……でも同居の継続で利息がチャラになるのね……よし、やってやろうじゃあないの!
こうして、借金令嬢と闇金王子は借金返済ライフを始めたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:40:46
179094文字
会話率:35%
◆ あらすじ ◆
落ちこぼれ淫魔のメイナードは引きこもり。ある日、BL本の夢を見て自慰に励んだところ、美貌の淫魔に大変身。引きこもりをやめ、人間界に潜んで精力を集めるため、王都で準備を始めるも、そこにかつての嫌味な首席君が現れる。彼は果たし
て人間界に降り立つことが出来るのか?
『【R18BL】インキュバスくんの自家発電で成り上がり』スピンオフ。
もしR18じゃなければどうなっていたのか、というIFストーリーとなっております。
一部内容が重複する部分がございます。ご了承ください。
◆ メイナード・マガリッジ(Maynard Muggeridge)
マガリッジ伯爵家長子。黒髪紫目。最弱ヘタレ淫魔。なぜか自家発電でレベルアップしてしまい、次々と誘惑が襲いかかる。
◆ ナイジェル・ノースロップ(Nigel Northrop)
ノースロップ侯爵家長子。茶色がかった赤髪赤目。ハーフサイレン。上から目線の嫌な奴。
◆ メレディス・マガリッジ(Meredith Muggeridge)
現マガリッジ伯、メイナードの父。金髪紅目。真祖の直系、ヴァンパイアロード。常に不機嫌で、出来の悪い淫魔の息子を顧みない。
◆ 残酷描写、暴力描写、性描写は軽微。
◆ 本作はR15ですが、R18版のスピンオフのためR18制限でムーンライトノベルズさんに投稿するものです。
◆ 他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 19:00:00
133706文字
会話率:37%
十一歳の少年カルロス・トレドは、とあるパーティー会場に居たミルバ嬢の姿を見たとたん、その場に縫い止められたかのように動けなくなった。
それは、竜の獣人として生まれたカルロスが初めて経験する〈番〉への衝動だった。
しかし、ミルバは本家の伯爵家
の嫁。家柄も年齢も立場も、到底カルロスと結ばれるはずのない相手だ。カルロスは自分の〈番〉衝動が暴走することを恐れ、王都を離れて騎士となった。そして、十五年の月日が流れ──
冒頭シリアスのように見えて、あまり捻りもなくタイトル通りの単純な〈番〉ものです。三話完結+おまけのエピローグです。さくっとお読みいただけたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 00:37:48
26912文字
会話率:45%
不慮の事故で父を亡くした伯爵令嬢のルシネアと、その妹のブランカ。姉ルシネアは第三王子オーガストの婚約者候補だったが、それも辞退となってしまう。病弱な母の代わりに執務に励み、自分を犠牲にして伯爵家を守ろうとするが……
地味で目立たない伯爵令
嬢が第三王子にロックオンされる、定番のお話です。
9〜10話くらいで完結します。Rは後半にぬるいのが少しです。
2024年5月10日番外編を投稿させていただきました。
大変恐れ入りますが、この作品は、電子書籍化に伴い2024年6月7日をもちまして削除とさせていただきます。
たくさんの皆様にお読みいただきましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 02:46:34
56434文字
会話率:48%
西部の名門カイエール伯爵家に嫁いだロレンシアは、荒々しく抱かれた初夜のあとベッドの上にひとり置き去りにされた。伯爵一家は逃げ、屋敷はもぬけの殻。ロレンシアが眠っている間に屋敷は騎士団に制圧されたらしい。
目の前には騎士服を纏った屈強な男がひ
とり。寝室の扉の外には順番を待つ騎士たちが待ち構えているようだ。諦めたロレンシアは不貞腐れたように寝台に転がった。
ハルさま主催「真夏の蜜夜2023」に念願の初参加をさせていただきます。よろしくお願いいたします!
特に捻りもなく単純なお話で、さらっとお読みいただけます。シリアスです。Rはハードではありませんが、女性に対しデリケートな表現、残酷、流血表現、無理やり表現などがあります。どうぞくれぐれもご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 00:00:00
10603文字
会話率:57%
王立第二騎士団で秘書官を務めるリーゼは、かつて自分の命を救ってくれた騎士団長のランドルフに淡い恋心を抱いていた。
だが、ランドルフの生家は名門伯爵家。没落寸前の貧乏子爵家出身のリーゼが相手にされるはずがない。それにランドルフは女嫌いを拗らせ
、結婚はしないと公言していた。
だからこの恋は叶わないと、リーゼははなから諦めていた。
そんなある日、ランドルフは母親から結婚を強要されることに。激怒するランドルフに対し、リーゼは利害関係で結ばれた愛のない「契約結婚」を提案する。
ようやく不毛な片想いに蹴りをつけられる。そう思っていたのに。
「君が俺と結婚してくれ」
なぜかリーゼがランドルフの契約結婚の相手に指名されてしまって。
拗らせ騎士団長と行き遅れ地味系秘書官のじれじれもだもだラブストーリー。
※全年齢版をベリーズカフェ様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 22:30:00
107447文字
会話率:33%
本編完結済。記録的な猛暑が続く中サラリーマンの芦谷蓮斗(27)は一週間続いた残業を終え自宅に帰る。締切の自宅は外よりも暑く目眩がする程だったが仕事で疲れた芦谷はクーラーをつけずに眠ってしまう…。真っ暗な暗闇の中出逢ったのは泣きじゃくるハニエ
ル(7)。理由の分からぬ内にハニエルと魂が融合してしまい魔法のある異世界へ。ところがハニエルは父親から虐待を受けていた。初っ端から瀕死の重症で始まるハードモード!?。……あれ?もしかしてイージーモード?ゲームか物語か…色んな話がごちゃまぜの世界。降りかかる不幸を切り抜ける為冒険者になる。主人公と伯爵家の皆が(陰が薄い)チート集団となって頑張る話。ダンジョン内のことはサラッと。学園内もサラッと。主人公は攻めです(7~17歳迄成長します)。受けが登場する迄かなり長いです(30話)。受けと出会う前に諸事情により12、13歳(見た目青年)で複数といたします(男女)。女性との性描写は詳しく書きません。同時に複数人と付き合ったり浮気はしません。にいさまやハニエルと性的な意味で絡む事はありません。ショタではありません。が、幼少期受けが胸を吸われる話が1話あります。シリアスだったりギャグぽくなったりします。人が沢山亡くなる話があります。自殺未遂描写あります。流血描写あります。何でも来い!の方向けです。僅かでも読んで下さる方がいらっしゃれば幸いです。アルファポリスさんにも投稿しています。内容は同じです。一言でも感想頂ければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 18:01:26
459606文字
会話率:34%
女神信仰が基となっているソアラ聖国には、女神から授かったギフトがありさまざまなスキルとなって人々に受け継がれている。
エリザベス・ヴェルナはヴェルナ伯爵家の長女で、ソアラ聖国の由緒正しき貴族だ。
エリザベスは皆が大なり小なり持っているギ
フトが無い〝ギフト無し〟と蔑まれ、家でも社交界でも常に肩身の狭い思いをしてきた。
建国祭の夜、王城の舞踏会に参加していたエリザベスは、婚約者のフィリップと妹のローズの浮気現場を目撃してしまう。
一方、冒険者である黒兎獣人のブラットはA級冒険者グループ〝風牙〟からクビを言い渡されていた。
建国祭で盛り上がる人だかりを避けたブラッドは、連れ込み宿が連なる路地裏へと入りそこで気になるにおいに誘われる。
「何だよその目……お前、死ぬ気か?」
においの元であったエリザベスの正気のない目を見て、ブラットは何故だか身の内に煮えたぎるような怒りが湧き起こっていた。
「死ぬ……そうね……それもいいかもしれないわ」
虚ろな目で見上げるエリザベスにブラットは言い放つ。
「なら死ぬ前にヤらせろよ」
そしてその夜、二人は互いの名を知らないまま一夜を共にした。
この夜を境に、ブラットには色々な偶然と幸運が重なり〝塔〟と呼ばれる99階層のダンジョンに挑戦する事となる。
攻略すれば【英雄】の称号と褒賞を手に入れられるが、果たしてブラットの目的とは――
※完結後、全体的に加筆修正、サイドストーリーの投稿をしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 09:19:47
100019文字
会話率:38%
伯爵令嬢であるメルティナは、幼い頃から伯爵家で働いている執事のレオに思いを寄せていた。
身分の差があること、一人娘であるため将来的には婿を取らなければならないことから、レオへの気持ちは胸の内に秘めていた。
他愛のない関わりの中で幸せを感じる
日々。
しかし、とうとうメルティナの元に縁談が舞い込んでくる。
見合い前日の夜、メルティナはレオの寝室に忍び込んで――。
伯爵令嬢×執事の身分差ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 21:00:00
11328文字
会話率:36%
ある日伯爵家の令嬢リリアナは父親から悪名高い武器商人の元へ嫁げと言われる。婚約を嫌って恋人と駆け落ちを諮ったものの、彼女が連れて行かれたのは怪しげな館だった。
誘惑の館と呼ばれるその場所は、あらゆる女性の夢を叶えるという。変わりたい、満たさ
れたい、愛されたい……誰もが快楽の虜になってしまう。どうして私が……戸惑いながら問いかけるリリアナに返された答えは「貴女の婚約者からの注文で、貴女はここで彼のために閨での性技を磨くんだ」
初めての晩、彼女にあてがわれたのは見るからに恐ろしげな目つきをした男だった。どんな目に遭わされるのかと怯える彼女に、男の手が伸びる……果たしてこの誘惑の館で、リリアナはどんな夢を叶えるのだろうか?
※ 短編としても、一連の作品に関係する話としても読めるようになってます。もしよろしければ、舞踏会シリーズの他の作品も覗いて頂けたらとても嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 07:59:21
32033文字
会話率:40%
伯爵家の次男であるリディアーノはある日、騎士同士の情事を見てしまう。
そこから屈強な男に組み敷かれたいという性癖に目覚めた。
女子にはモテたがそんなものには見向きもせず、ひたすら立派な筋肉に包まれた屈強な男を眺め楽しむ日々。
ある日夜会で、
最近叙爵されたという騎士クラウディオと出会って、半ば無理やり恋人になった。
リディは幸せだが、クラウディオは……
シリアス無し。リディ視点では欲望の声ダダ漏れでお届けします。
後半のクラウディオ視点はちょっと真面目に向き合います。
※アルファポリスにも載せています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:00:00
11210文字
会話率:40%
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話にな
った家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。
友人のフェリシアから聞いた、「男性に胸を触ってもらうと、胸が大きくなる」という言葉を信じて?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 21:32:39
23079文字
会話率:65%
アンは幼くして母親とともに実家の伯爵家を追われ、平民として街で育った。成長したアンは迷子になっていたところを助け、知り合ったクラウスという商人の青年と恋仲になる。
だが、長らく会わなかった異母姉によって彼は公爵家の嫡男だったと知らされ、加え
て世話になっている人たちを盾に脅されて彼女は恋人と別れることを決める。最後の想い出に、彼に純潔を捧げて。──それから二年後、新たな生活をしていたアンの前にクラウスが現れ、成り行きで彼の元で働くことになる。
好きだけではどうにもならなくて別れを選んだ元伯爵令嬢アンと、今度は逃がさないと追い詰めていく公爵クラウスの恋の話。
・性描写のある回には、※を付けています。
・不定期更新です。ご容赦頂けましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 05:00:00
158573文字
会話率:35%
五百年前に国を救う為に、竜王に生贄として食されたロゼッタ。伯爵家の娘として転生し、愛する人と婚約、幸せの第二の人生を歩もうとしていた。その矢先に人化した竜王と再会し、一度見た者を虜にする絶世の美貌の彼に求婚されるが、魅了されるどころか再
び食されると怯えて逃げ出す。
後日、フィアンセから婚約破棄を言い渡され、絶望するロゼッタの元に竜王から帽子の贈り物が届く。その中に紛れ込んでしまったのか、ふわふわの毛玉のような超小型犬が入っていた。犬好きのロゼッタは一目で気に入り終始手元に置く。犬の正体が竜王とも知らず、夜な夜なフェロモンを嗅がされ好意を持つように仕向けられる。その一方で、生涯の伴侶を誤飲した竜王は、転生を待ち望んだロゼッタを溺愛し、方々に手を回し篭絡を試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 20:10:47
108448文字
会話率:29%
コルベール伯爵家の次女カノンは訳あって短期での護衛を募集する。応募者は腕に覚えがある若者程度を予想していたにもかかわらず、なぜか現れたのは現職の騎士団長。忙しい筈なのに、彼は長期の休暇中だから問題ないと言い張り、身分も地位も高い応募者に押し
負けそうになる始末。こんなにややこしい男は求めていないが、カノンにも早急に護衛を付けねばならない理由があった。※12月25日~リブリオン様より電子書籍が発売となります。五万字に加筆、内容は続きです。詳細はあとがきと活動報告に記載しています。★★ご評価、ブクマを頂いた皆様に感謝申し上げます★★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 18:52:58
21160文字
会話率:62%
誰もが驚くほど美しい貧乏男爵令嬢メリッサは放蕩を繰り返す父のせいで婚姻もままならず、使用人のツテでメイドとしてウォーカー伯爵家で働くことになる。
ところが雇われた日から三年以上を経たある夜、目覚めるとその約三年分の記憶がすっかり失われてい
た。旦那様の毒見役で毒を飲んだ結果、記憶喪失になった(らしい)けれど、目覚めた後から堅物と言われる騎士団長の旦那様から愛人に請われたり、隠居した伯爵に不穏な義母、変態従兄弟からの執着で、翻弄される毎日が始まる。
新しく着任したばかりのメイド長は軍馬に乗り、いつのまにか旦那様には気性の激しい婚約者がいて、さらには屋敷にたびたび現れる物騒な泥棒達…
旦那様の腕に抱かれると何だか良い匂いがするのは確かだけど、何か大切な事を忘れていない?
記憶喪失の間に一体何があったのか。
今と過去を行ったり来たりしながら旦那様とメイド(妻)の波乱に溢れ過ぎた物語。
※修正予定ですが完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 00:04:21
273689文字
会話率:51%
エディオ伯爵家とビーダルト伯爵家は仲が良く、エディオ伯爵家長男マイルズとビーダルト伯爵家次女のエミリアは幼い頃から互いを婚約者と定められていた。
成人して結婚式を上げ、初夜を迎えるはずだった。けれど、エミリアの部屋にマイルズが訪れることはな
かった。
「このままでは、いい奥様になれないわ!」
エミリアは既婚の姉にどうすれば結婚生活が上手くいくか、跡継ぎを作ることができるか、相談の手紙を送る。
その手紙には驚くべきことが書かれていて――。
※女性優位の話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 23:14:17
13234文字
会話率:43%
☆comico様主催『ロマンスファンタジー漫画原作大賞』の奨励賞を頂きました☆
優しい母と父の愛を一身に受けて育ったイーリスはある日、父の正妻を名乗るダリアに最愛の母を殺されてしまう。
セドリックの養女として生きることになったイーリスは、
異母姉弟と運命の出会いを果たす。
義母ダリアから凄惨な虐待を受ける日々、そんな妻を放任するセドリック…
見せかけだけの家族の中で、唯一優しさを向けてくれる弟シリウスがイーリスの心を支えていた。
しかし、舞踏会での王子との出会いをきっかけに全てが変わってしまう…
嫉妬に狂う姉アネスティラ。
誘拐事件を機に、平然と人を殺めるようになってしまったシリウス。
ダリアによる卑劣な罠により断頭台で命を散らしたはずのイーリスは、最愛の母を亡くした日に戻ってきたことを知る。
復讐のために…再び伯爵家へ戻ることを決めるイーリス。
自身を殺したダリアと、まだ無垢な姉弟に再び出会う為に…───
※R18に☆付けてます。
※キーワードをご確認下さい。
※アルファポリス様でも連載中です。
《不定期更新》
アイリスとシリウスのイラストを頂きました!
ありがとうございます〜( *´꒳`*)
ブクマ登録&☆で応援よろしくお願いします!m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:10:14
656908文字
会話率:45%
アニストン子爵令嬢マチルダは、無実の罪を晴らさなければならなかった。
姉イメルダの婚約者であるアンサーを誘惑したという罪を。
それには、マチルダに恋人がおり、相思相愛であると証明しなければならない。
だが、マチルダには恋人はおろか、好
意を持つ相手さえいない。
思案の末に訪れたのは、男娼を派遣する娼館だった。娼館の主人らしき男は知的でハンサムで若々しく、だけど皮肉屋で、マチルダと衝突してしまう。
そして、マチルダの恋人を披露する日。
現れたのは、娼館の主人であるロイ・オルコット。彼は何と、自分はブライス伯爵家の三男だと皆を欺き、マチルダの恋人を完璧に演じた。
R18には※をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 12:48:23
1389文字
会話率:35%
「仲のいいふりをしてくれたら1日5カードゥ払います」
貧乏な男爵令嬢・オリヴィアは婚約者に金を払っている。
なぜなら、彼女の婚約者である伯爵令息セオドア・ダウンゼンドが悪い男だからだ。伯爵家の長男でありながら、彼の悪評はとどまることを知らな
い。
セオドアはかつて婚約者であった公爵令嬢を陥れて庶民の娘と結婚しようとしたあげく、ことが露見すればみっともなく公爵令嬢にすがりついたのだ。
そんな男の次の婚約者として引きずり出されたのがオリヴィアである。セオドアと良好な関係を築こうと努力するオリヴィアであったが、セオドアはオリヴィアをいじめて面白がっている。
そんな2人を見て、オリヴィアの母は心を痛めて寝込んでしまった。
オリヴィアは決意する。
「仲のいいふりをしてくれたら1日5カードゥ払います」
オリヴィアが金策に奔走していると、ひとりの男と出会い、うっかりお金欲しさに騙してしまって……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 19:04:40
19988文字
会話率:39%
双子の国王が統治するドナシャルド王国。王位継承者である双子の王太子の花嫁は選定の儀で選ばれる。しかも1人だけ。2夫1妻。
王太子は選ばれた女性と結婚しなければいけない。それが彼らの義務であり責任だから。
そして花嫁選定の儀で選ばれたのは、中
流伯爵家令嬢である私だった。
2人の王太子と1人の伯爵令嬢、そして周りの思惑が絡んだこの結婚、一体どうなるの??
3人の純愛物語です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 01:13:50
58027文字
会話率:63%