ふと前世を思い出したサラ。そして、この世界が前世の自分が読んでいた大人の女性向け小説の内容と酷似していることに気づく。ただ、自分は原作に関わりが薄いモブなのですっかり気を抜いていた。
まさか、ヒロインが自死し、次の『クイーン』に自分がなると
は思ってもいなかったのだ。
注意事項
・設定はふわふわです
・誤字脱字報告歓迎
・予告なく修正することがあります
・同様の内容を他サイトにて掲載予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 19:00:00
43908文字
会話率:47%
これは、蝉虫族の少年・波戸岳次頭が家族の復讐の道を歩む物語である。 5歳の時に黒い悪魔に襲われた。
その復讐の道の中で、彼は様々な境遇の人々に出会い、様々な場所を渡り歩き、闇の悪魔との戦いを支える仲間が増えた。
同時に、闇の悪魔たちが各国を
通過する際にそのようなことをした理由も理解しており、彼らに同情していましたが、それでも彼らが自分の家族にしたことを許すことはできませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 12:30:00
37772文字
会話率:49%
2024.5.29タイトル変更いたしました(旧タイトル「王妃殿下の、」)。
□先王の三人の王子のうち、誰が一体不貞の子でしょうという、なんちゃってミステリー風(?)BL。
第二王子として生まれながら、母親は不貞の罪で追放され、自身も一時
期奴隷に落とされていたライアネル。母親の死後、彼は復讐のために庭師見習いとして王宮に舞い戻る。母親そっくりの美貌はそれだけで王宮の人間を怯えさせるが、彼の真の目的は異母兄で新王のガイエンで――。
異母弟たちに負い目を抱えるガイエンと、復讐しにきたけれど、ガイエンが悪いわけではないとわかっているライアネルが、周囲の思惑で結婚させられたりしつつ、互いの気持ちに折り合いをつけて素直になるまでの物語。
◎この国には珍しい、金髪金瞳の苦労性の新王(とてもいい人)×先王の第一王妃だった母そっくりの美貌を持つ、静かな復讐に燃える強気美人な元第二王子(ツンデレ気味)
*R18展開はなし、残酷な描写は保険です。*倫理観なし*なんでも許せる方向け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 15:30:59
49141文字
会話率:54%
人狼のウィルは幼馴染であり、めったに見ないほどのイケメンである竜人のオリバーとツガイになった。
そうして一ヶ月後、ウィルはうっかり女体化魔法にかかり、女性にされてしまった。
「好きな人とのキスで元に戻るよ。恋人がいるんなら楽勝だね」と和やか
に話していたが、オリバーが記憶を失い、人間関係をまるっと忘れてしまっているという。
「俺達、恋人同士だっただろ?」と告げるウィルに、オリバーはうんざりとして言った。
「君の言葉は信じたいけど、記憶がないって知ってから、俺の恋人だって名乗ってきた人は君で十八人目なんだ」
幼馴染補正のない自分はオリバーからするとただのモブでしかないのだろうか。そう落ち込んでいたが、何故かオリバーはウィルに執着を見せてきて…?
・攻と受はお互いしか肉体関係はありませんが、攻が「好きな人といちゃらぶセックスじゃなきゃ嫌」という信条なので、濡れ場はかなり後になります。
・https://novel18.syosetu.com/n1407io/
こちらの「ループももう十七回目なので恋心を捨てて狼を愛でてスローライフを送りたい」と同じ世界で一部キャラが被りますが、ストーリーは新しいものです。
読まなくても大丈夫なように説明を入れて書いてあります。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 18:10:00
199217文字
会話率:47%
猿神の申助は犬神で幼馴染みの戌二が大嫌い。しかし、勝負に負けた為に姉と戌二が結婚をする羽目になる。姉に結婚をしてほしくない申助は母に勧められて自分が代わりに女性の姿になって戌二の元に嫁ぐことに。話してみると案外いい奴だった戌二と発情期を過ご
す内に申助は彼の事を好きになってしまう。そんな時、人間の村で神隠し事件が頻発しており、解決して欲しいと依頼が来て……。
獣神✕謎解き✕ケンカップル✕BLな婚姻譚。
地雷になるかもしれない出来事一覧
・直前まで自分のことを攻だと思っている受
・赤ん坊の死体
・受けが攻め以外の男に触られる(一線は越えません)
・洗脳
・因習村
カクヨムにも投稿しています。
あちらでは「犬猿異類婚姻譚」という名前で投稿していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 23:00:00
128168文字
会話率:45%
県内で発生したパパ活少女を狙った暴行事件の捜査を担当する二人の刑事。
鈴木警部と大発刑事は、最初の被害者、藤咲エマに会った。
不祥事を起こしつつも、なんやかんや事件を解決する刑事の物語だと思います。
注意。この作品はコメディです。本格ミス
テリーとかではございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 06:01:50
47401文字
会話率:45%
大富豪の家でこき使われるオーク似のオッサン、ひょんなことから魔王になって現代も異世界も征服して爆乳女を調教しまくることにする。
最終更新:2024-05-13 04:30:32
1904文字
会話率:50%
俺の可愛い婚約者の水天宮奏。清楚で金髪で青い目でそして優しくて慈愛あふれる令嬢。
そんな奏の人権が蹂躙され、徹底的に奴隷調教され、まるで売春婦のように男の肉棒の上で腰を振っていた。
これは奏が無茶苦茶に寝取られても見ていることしかできな
い俺の物語だ。
※エッチなシーンがある話数には★がついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 02:35:07
4355文字
会話率:50%
平凡な男たちは美少女や人妻を寝取って犯して孕ませるセックスライフを始めることになる。
※はエッチシーンになっています。
最終更新:2023-04-05 01:40:57
8707文字
会話率:48%
良くないという噂の、業界の人物を追いかけて行こうとすると、園子と多恵子に不幸が襲い掛かる。
いつだって発端は絶望からのスタートであった。
始まりは不倫の調査であったが、それが不幸の始まりであった。
最終更新:2024-05-12 15:38:25
11228文字
会話率:43%
猟師は森の中で途方に暮れていた。
雇い主から押し付けられた任務は難易度が高く、なんの手がかりも掴めぬまま日々が過ぎていく。気付けば、ずいぶん森の奥深くまで入り込んでいた。
しかし、そこで彼は目を疑う光景を目にする。
それは、赤い頭巾を被って
花を摘む、少女の姿だった。
猟師と赤ずきん、そして狼との出会いの物語
※「スノウホワイトは家出中」注)BL に登場するジャックの物語です。
本編はこちらを読まなくても意味が通じますが、先に読んでいただいた方がエピローグを楽しめると思います。
※恋愛要素はほとんどありません。しかし、わいせつな描写があります。
※嫌な奴がいます。
※全8話+エピローグです。毎日21時更新予定です。最終話とエピローグは早朝に同時投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 06:00:00
24468文字
会話率:46%
王子に見初められ、城に召し上げられることが決まっていたシンデレラが消えた。
残された母と姉は慌てふためく。私はハプニングを逆手に取った提案をし、準備を二人に託して単独でシンデレラを探しに向かう。
なぜシンデレラは逃げたのか。
シンデレラを
取り巻く人々の心の闇と秘密とは。
二番目の姉の視点で描く、大人のおとぎ話です。
※以前アルファポリスさんで投稿した作品です。
※登場人物はすべて病んでいます。
※ラブコメではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 17:37:51
11491文字
会話率:36%
両親に愛されずに少女時代を過ごした公女パルミラルは教養や知識あらゆる学問を取得、ヴェレイアル王国王妃フェレイデンの皇后のの地位に立つ。
しかし彼女の本当の目的は他にあった。乳母の秘密、皇后の出生の秘密と両親への復讐と愛する者のため命をか
けて陰謀と策略の世界へ自ら飛び込む
彼女の復讐は叶うのか?
異世界歴史的王室ロマンス&冒険&ミステリー小説を目指し世界の謎と歴史を叙事詩的な壮大でスリリングな物語にする三部作
第一部はその娘エルミエのお話自分の出生の秘密を抱えながら人として成長していく物語
第二部神々の審判
エルミエを守るため聖パルミラル騎士団の本拠地を目指す旅
途中王党派、ファルラン騎士団の襲撃を受け、森と氷の世界で氷山の神に試練を受ける。
炎の世界では決死の戦いを大切な人との別れ、エルミエとセヴィエの関係の変化、この世界の謎を神話の物語とからませて展開していきます。
第三部 オンディーヌの森の戦い
聖パルミラル女騎士団と合流して船でオンディーヌの森を目指す。その航海の途中で自分の出生の秘密とセヴィエとの愛、そして新たな戦いのステージに立ちます。
オンディーヌの森では
エルミエ・セヴィエ聖パルミラル女騎士団旧王党派対ファルラン騎士団傭兵部隊の戦い
攻撃に打ち勝ち前哨戦を優位に進めます。
中盤では地上戦が繰り広げられます。
ファルラン騎士団の圧倒的な力とセヴィエ、エミリエの神の剣、女騎士団の命をかけた戦略、ジルベール隊の銃撃戦を展開します。
残された者の苦悩嘆き、それでも前を向いて新たな戦いに挑みます。
最終章
オンディーヌの戦いに敗れた事を知った乳母はフェレ皇国へ逃亡する計画を息子に託します。
しかしパルミラルと母の失脚の計画を立てて逃亡を図るも計画は頓挫し乳母は二人に拘束されてしまいます。
最後に今まで隠してきた秘密を暴露して乳母を追い詰めます。
母として二人のとった行動は想像を絶するものだった。
復讐はどのように達成出来、最後は幸せになるのでしょうか?
長編作遂に完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 13:11:25
186275文字
会話率:16%
とある事件を機にホスト稼業から足を洗った織田童夢は、それまでの生き方を反省して慈善事業に勤しむこととなった。
だが現実は甘くなく、副業をしないと食っていけなくなった。不本意ながらも派遣でコールセンターへ勤務しはじめた童夢は、同僚の美女た
ちと出会って浮かれていた。
そんな折、中年男性の同僚たちが行方不明になりはじめる。そのうちの一人が無残な他殺体で発見される。
犯人は一体どこに。そして、この裏に潜む本当の目的とは……?
月狂四郎が送るヤンデレミステリー。君はこの「ゲーム」に隠された意図を見破れるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 23:54:07
120123文字
会話率:27%
読んで観て下さい。嬉しがります。寝取られ小説です。
最終更新:2024-03-20 02:05:46
215文字
会話率:0%
女子生徒を襲う数々の怪事件
悪辣卑劣な取り調べ〈実証実験〉
迫り来る真犯人〈モリアーティ教授〉の影
迎え撃つのは名探偵ホームズの生まれ変わり〈内紗耶香〉
紗耶香が校内のふしだら事件に立ち向かう学園ミステリー(?)
エロ少なめのエロ漫画風ラブ
コメ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 22:37:08
42173文字
会話率:39%
ミニマリストで底辺VTuberかつフリーターの岩脇洋介は、泥酔状態で現れた女性、秋島小町によって23年モノの童貞を奪われてしまう。彼女の謎多き言動と甘い誘惑によって洋介の生活は一変する。一体、彼女の目的は何なのか。エッチから始まるラブ・ミス
テリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 09:42:14
93891文字
会話率:56%
一途でワンコな年下ガイド×クール美人な年上センチネル
ファンタジー×センチネルバース。
北方のビョルランドで人びとの暮らしを守る〈塔の兄弟団〉──そこに所属するガイドのアルは、先輩であり恩人でもあるセンチネルのヨエルに恋心を抱いていた。
孤独を好み、めったに微笑まないヨエルも、アルにだけは素顔を垣間見せてくれる。いつか想いを告げたら、誓約の番としてヨエルと結ばれたい……というか、ぶっちゃけ脈アリでは!?
そんな夢を見ていたアルだったが、ある日ヨエルから「結婚する。相手はお前の知らない奴だ」と告げられてしまう。
寝耳に水の婚約報告に意気消沈するアル。しかしヨエルにも、アルに秘密にしている事情があった。
そんな中、領内で子供の誘拐事件が発生する。
事件の解決を命じられたアルとヨエルは、互いへの想いを秘めたまま犯人を追うが──!?
オーロラに彩られる白銀の世界を舞台にした、ファンタジー×センチネルバース、ここに開幕!
センチネルバースは一次創作界隈ではまだまだ知名度が低いですが、とっても面白いバースです。(特にバディ・ミステリー好きにはオススメ!)
この世界観をご存じない方にも、普通のファンタジーとしてお楽しみ頂けるように書いていきたいと思います。
書きためての投稿ではなく、執筆しながらの更新をしていきます。
お気軽にコメント頂けると嬉しいです!
【登場人物】
攻★アルヴァル ⇒愛称アル。未熟なガイド。ヨエルに片想いしている。霊獣は黒い仔犬のマーナ。
受☆ヨエル ⇒凄腕のセンチネル。ワケありの過去を抱える孤高の戦士。霊獣は白い鴉のスニョル。
【用語説明】
センチネル ⇒発達した感覚と常人離れした力を持つ特殊能力者。ストレスによって暴走するリスクを抱えている。
ガイド ⇒センチネルが暴走しないよう、癒やし導く能力者。浄化などの手段でセンチネルの心身を正常に保つ。
霊獣(フィルギャ) ⇒ガイドとセンチネルの守護霊が具現化した存在。動物や幻獣の姿をしている。
澱(ノイズ) ⇒センチネルの心身に溜まってゆくケガレのようなもの。
浄化(ケア) ⇒ガイドがセンチネルのノイズを消すための行為。接触の濃度が上がるほど効果が高い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 20:35:55
66302文字
会話率:34%
専業主婦の華梛(カナ)は6歳の息子と旦那の3人で一軒家に暮らしていた。
旦那の蓮音(レン)はかつてはとても優しい人だった。
しかし結婚してしばらくするとまるで別人のようにガラリと性格が変わってしまったのだった。
息子の遥真(ハルマ)が
小学生になる頃には蓮音は華梛だけでなく遥真にも言葉の暴力を振るうようなっていった。
このままでは遥真の心が壊れてしまう。
そう恐れた華梛は離縁を本気で考えるようになった。
遥真の後押しもあり蓮音に離婚話を持ち出そうと思った矢先に思わぬハプニングが起きてしまった。
蓮音が不慮の事故に巻き込まれ意識不明の重体となってしまった。
もちろん離縁を考えていた華椰だがそんな蓮音を放置できるわけもない。
華梛の看病の甲斐もあり蓮音は無事に回復に向かっていった。
しかも信じられないことに事故後の蓮音は再び優しさを取り戻している?
さらに蓮音は過去の自分の愚かさを謝罪し今からは心を入れ替えてると言い華梛と遥真を驚かせたのだった。
離縁するタイミングをなんとなく逃した妻の華椰
人が変わったかのように優しくなった夫の蓮音
母親が大好きだが父親はあまり好きではない息子の遥真
『ちょっと待って!蓮音を信じて散々酷い目に合ってるじゃない。また騙す気?』
これってやっぱり離縁するべき?
それとも変わった夫を信じてみるべき?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 13:00:00
5764文字
会話率:18%
若手銀行員の諒子。入行間もない彼女だが、容姿端麗、頭脳明晰で行内では知られていた。幼い頃から沈着冷静さと大人顔負けの頭の切れで、何事も器用にこなしてきた諒子だが、一方で自分の歩む人生にどこかに物足りなさのようなものも感じていた。ある日、営業
で小高い丘に建つ小さな工場を訪れた。そこには経営者の白木という壮年男性と一匹の白い蛇がいた。白木との出会いでにわかに回り始める諒子の人生……。生の神秘と可塑性を描くことに挑戦したミステリー純文学の意欲作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 17:07:48
17827文字
会話率:25%
出たあっ、先生の賢者タイムだぁっ!!
【登場人物】
ボナパルト:本名「福山勝(ふくやま まさる)」。東京都足立区にある探偵事務所「フランス探偵書院」の所長にして唯一の探偵。34歳。「賢者探偵ボナパルト」の異名を持つ。最終学歴は東京工業大学
理学院物理学系修士で本業は官能小説家。
うさたん:本名「柴木宇佐子(しばき うさこ)」。探偵事務所「フランス探偵書院」に務めるアシスタント。東京都立大学人文社会学部3年生(21歳)。カゲキヨの異母姉。身長154cmでGカップのゆるふわ系女子。
カゲキヨ:本名「檜山風切(ひやま かざきる)」。探偵事務所「フランス探偵書院」に務めるアシスタント。東京都立大学システムデザイン学部2年生(20歳)。うさたんの異母弟。ジャニ系イケメン男子。
城築警部補:本名「城築村高(きずき むらたか)」。警視庁足立第一警察署に務める警部補。大東文化大学時代の同期であるボナパルトに事件解決を依頼する。
★この作品は「ノクターンノベルズ」「ハーメルン」「pixiv」に投稿しています
【コンテスト応募歴】
2025年:第34回フランス書院文庫官能大賞 1次選考落選折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 20:08:39
14892文字
会話率:70%
昭和五十一年の初頭、温泉旅館「桜谷館」の若女将だった有妃子は、原因不明の昏睡状態に陥った。東京の全寮制女学院に進学していた一人娘・妃奈美は、母の危篤を伝える電報で急きょ、生まれ故郷の仙ヶ嶽村に呼び出される。
約二年ぶりの里帰り、妃奈美
は村の女医・麗子から衝撃的な事実を告げられた。
意識の戻らぬ母・有妃子は身籠もっており、そのお腹には妊娠六ヵ月の胎児が宿っていた。
「お母さんが妊娠するなんて、ありえないわ⋯⋯! いったい相手は誰なの?」
有妃子の夫であり、妃奈美の父親である左衛門は一昨年の夏、火事でこの世を去っている。喪に服した母の懐妊は受け入れがたかった。しかし、さらなる混迷が妃奈美を待ち受けていた。
有妃子を孕ませたと言い張る男が三人も現われ、妃奈美の親権と桜谷家の莫大な財産を巡って争い始めた。
一人目は村長の息子・伊阪宗介。
放蕩者として有名で、生前の左衛門とは険悪な仲だった。一方で幼少期の二人は古馴染みの親友でもあった。宗介は「左衛門の遺書」を公開した。その内容は左衛門の死後、旧友の宗介を家族を託すというものだった。
二人目は山徳無尽銀行の銀行員・樋村幸司郎。
桜谷館の取引先で、幸司郎は十年以上の専属担当者だった。有妃子とは長年の不倫関係にあり、夫が亡くなってほとぼりが冷めたら結婚しようと約束していたという。証拠とする手紙には、有妃子の筆跡で赤裸々な恋文が綴られていた。
三人目は温泉旅館に長期滞在中の歴史小説家・松平元信。
著名な作家を自称する得体の知れぬ男。夫に先立たれた有妃子が男欲しさに言い寄ってきたと口にする。物証はなかったが、夜に有妃子の寝室から抜け出す元信の姿を目撃されていた。
妃奈美は女学院に休学届を提出し、隠された真相を解き明かすべく奔走する。
――母・有妃子の知られざる過去と因縁
――仙ヶ嶽村で恐れられる鬼天狗の伝説
――父親の死因は本当に事故だったのか
温泉旅館で働く仲居見習いの少女・蘭に助けを借りながら、妃奈美は陵辱鬼の淫謀を挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 09:00:00
158345文字
会話率:48%
現実が幸せを奪おうとする。
真実は常に存在する未知のもの。
新たな恐怖が生まれ、もう何もかも変われるだろう。
皆の幸せにしようとして、自分の幸せを失った。
(第1巻は『しを恐れるのは正しいか?』です、第2巻は「愛を恐れるのは正しいか?」
のタイトルです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 07:13:16
11062文字
会話率:29%
過去が蘇る。この世界の秘密が明らかになり、時が来れば、運命が動く。
女神やヌグたちは事件の後、どうなったのか? 彼らは本当は何者なのか?
(これは第2巻です、第1巻は「しを恐れるのは正しいか?」です)
最終更新:2024-01-06 07:07:09
12980文字
会話率:22%
渋谷宇田川町の一画、路地裏の通りに5坪ほどの小さなバーを偶然見つけたフリーライターの田村淳二。バー・アンバーと入口の扉の上にレタリング文字で記されただけの、何のデコレイトもされていない殺風景な店構え。正面にも側面にも窓ひとつない。廃店したバ
ー?とも見える。『アンバー?イエローアンバーか。絵描きが肌色に使う一番自然な色だな。ふん、なんか面白いな…』などと心中でモノローグし、同時に『しかしこんな殺風景な店じゃあ、さぞや生活苦の滲んだ年増のママが待ち受けていることだろうさ。ふふ、ま、それもいいけどな…』とも独白するのだった。しかしそこへ開店のために表れた女はファッションセンスのある、存外に若い女で、のみならず摩訶不思議としか云いいようのない表情を浮かべた、実にイイ女である。開錠したドアを開けてふり向いた女はこのあと田村に〝魔法〟をかけ…アンバーな世界へと彼を誘うのだった。アンバーな世界とは自然?それとも原点…?以降お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 00:49:48
939文字
会話率:0%
渋谷宇田川町の一画、路地裏の通りに5坪ほどの小さなバーを偶然見つけたフリーライターの田村淳二。バー・アンバーと入口の扉の上にレタリング文字で記されただけの、何のデコレイトもされていない殺風景な店構え。正面にも側面にも窓ひとつない。廃店したバ
ー?とも見える。『アンバー?イエローアンバーか。絵描きが肌色に使う一番自然な色だな。ふん、なんか面白いな…』などと心中でモノローグし、同時に『しかしこんな殺風景な店じゃあ、さぞや生活苦の滲んだ年増のママが待ち受けていることだろうさ。ふふ、ま、それもいいけどな…』とも独白するのだった。しかしそこへ開店のために表れた女はファッションセンスのある、存外に若い女で、のみならず摩訶不思議としか云いいようのない表情を浮かべた、実にイイ女である。開錠したドアを開けてふり向いた女はこのあと田村に〝魔法〟をかけ…アンバーな世界へと彼を誘うのだった。アンバーな世界とは自然?それとも原点…?以降お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 16:23:10
79561文字
会話率:31%