ちょっとだけ先の未来。日本では治療行為と称して義体化が横行していた。親の方針で一切の義体化を許されない真理愛は『ナチュラル』と蔑まれ、鬱屈した大学生活を送っている。
そんなある日、変わり者の叔母が研究開発中のロボットを引き連れ、真理愛を訪れ
る。訪問の目的は、真理愛にロボットの『心』の先生になってもらうためだった。
(フルフェイス型のお堅いロボット×変わりたい女の子
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 07:25:57
83771文字
会話率:36%
優れた色彩感覚を持つものの、過去の出来事により自信を失っている画家のフォルア。そんな彼女の元を今は経営者として成功を収める弟弟子のヴェイグが頻繁に訪ねてくる。ヴェイグはフォルアを未だ幼少期のように「兄さん」と呼び、かつて天才と云われた彼女の
復活を待ち続けているのであった。
お互いが相手に劣等感や恋心を抱えるため、微妙な距離を保ち続ける二人の関係。
しかしフォルアの目指す若手コンクールの年齢制限が近づくにつれ、二人の均衡が崩れていく……。
(横暴口下手拗らせ男×迷走中の貧乏絵描き女折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 17:40:35
113963文字
会話率:30%
猟師は森の中で途方に暮れていた。
雇い主から押し付けられた任務は難易度が高く、なんの手がかりも掴めぬまま日々が過ぎていく。気付けば、ずいぶん森の奥深くまで入り込んでいた。
しかし、そこで彼は目を疑う光景を目にする。
それは、赤い頭巾を被って
花を摘む、少女の姿だった。
猟師と赤ずきん、そして狼との出会いの物語
※「スノウホワイトは家出中」注)BL に登場するジャックの物語です。
本編はこちらを読まなくても意味が通じますが、先に読んでいただいた方がエピローグを楽しめると思います。
※恋愛要素はほとんどありません。しかし、わいせつな描写があります。
※嫌な奴がいます。
※全8話+エピローグです。毎日21時更新予定です。最終話とエピローグは早朝に同時投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 06:00:00
24414文字
会話率:47%
ビャクロー侯爵家の三女【エー】は今年“聖女選定の儀”を受ける。
その為にエーは母や姉たちから外へ出る準備をされていた。
エーは家族から嫌われていた。
何故ならエーが生まれた所為で母はこの家の跡取りの男児を産めなくなったから。
だ
からエーは嫌われていた。
エーが生まれてきたことが悪いのだから仕方がない。家族を壊したエーを愛する理由がなかった。
しかしそんなエーでも聖女選定の儀には出さなければならない。嫌々ながらも仕方なく母たちは出掛ける準備をしていた。
今日が自分たちの人生の転機になるとも知らずに。
〔※キツ目の“ざまぁ”を求める人が多いようなのでキツ目の“ざまぁ”を書いてみました。私が書けるのはこの程度かな〜(;^∀^)〕
〔※“強火ざまぁ”の為に書いた話なので「罪に罰が釣り合わない」みたいな話はお門違いです〕
〔※作中出てくる[王太子]は進行役であって主人公ではありません※〕
〔※この話はざまぁまでで終わります。エーのハピエン部分はサイトの傾向に合わないと思うのでここでは省きます〕
─────────────────
◇テンプレドアマットヒロイン
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇アルファポリス&なろうにも上げてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 18:21:47
67968文字
会話率:28%
「あの……セックスって、何ですか?」
大学生になったばかりの相沢結芽は新入生歓迎会で他大学に通う久良岐祐斗と知り合う。普通の女の子とは違う様子の結芽に興味を持った久良岐が事情を聞くと、彼女の母親は度を超して厳格で異性はもちろん同性の友達も
出来たことがなく、性的なことに関する情報も全てシャットダウンされていた。セックスはおろか生理や妊娠の仕組みも知らない結芽に、久良岐は独自の「性教育」を施していく。結芽は久良岐に調教されながら歪な「快楽」のみを学び、異常な母親の束縛と久良岐からの拘束を伴う調教に心も身体も雁字搦めに支配されていく。
【毒親編】訓練0~9
結芽は久良岐に身も心も調教されていくが、異常な束縛を強いる母親に脅かされていた。久良岐は結芽を母親から引き離すのと同時に、結芽の体を手に入れようと画策する。
【調教編】訓練10~
母親から自由になった結芽だったが、その代償に久良岐家の地下室に監禁されて立派な姓奴隷へと調教されていく。
※のんびり更新中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 23:13:49
87283文字
会話率:51%
現代。精子提供の話。関根綾香32歳は、結婚の約束をしていた彼氏に浮気されて振られてしまう。「もう男なんていらない!精子だけあればいい!」35歳までに子供が産みたい綾香は、無理して結婚相手を見つけるよりも、精子提供を受ける事を決意した/毒親、
嫁いびり、不妊などのワードが苦手な方は注意して下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 22:41:29
26122文字
会話率:51%
ラウラはノルリアン王国の第1王女だ。生まれた時に銀の鱗につつまれていたために、母である王妃からバケモノと疎まれて大伯母エドラに育てられた。十二才になって初潮を迎えたラウラは、銀の鱗がすっかりとれて目の覚めるような美少女に生まれ変わる。
やが
てラウラは隣国マラーク国王の王妃として嫁ぐが、夫には婚約者の時から既に愛人がいた。嫁いだ後、愛人は王妃であるラウラに対してさんざん意地悪をする。なんだかんだと彼女をかばう夫に、ついにラウラは愛想をつかす。「逃げ切るしかないわね」そのセリフに食いついたのは年下の護衛騎士。「絶対に逃げ切ってください」怖いほど真剣に頼み込んでくる。
彼は隣国ヴァスキアの王太子エカルトだった。そしてラウラの唯一の伴侶。それを必死で隠してラウラに仕えた日々が、ようやく報われる。
最初戸惑うばかりだったラウラも、だんだんにその愛に応えたいと思うようになって、自分の中に欠け落ちた愛する心を拾ってゆくようになっていく。
全体的に少し重めのお話しですが、傷をもった同士の男女が相手しかいないと認め合い愛し合うようになるまでのお話しです。
R18は後半に入ります。前半ゆるめのR15++くらいのが入りますが、ヒーローとヒロイン以外のアレですので、気持ち悪いと思われる方は申し訳ありませんがブラウザバックでご対応ください。
アルファポリス、エブリスタにも掲載しています。
カクヨムには全年齢版を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 00:00:00
115271文字
会話率:27%
これは、異なる歴史を辿った世界の物語。
「魔術」の発展により、動植物の変異が相次いだ世界。変異種である「魔獣」を討伐するため、各地では専門の軍隊が組織されるようになった。
そんな中、魔獣討伐軍の一般志願兵であるジャコモ・ドラートは、美貌の
将校フェルディナンド・ダリネーラに恋をし、劣情と苛立ちを持て余していた。
フェルディナンドはジャコモとの過去の因縁を忘れたばかりか、高慢かつ嫌味な態度で新兵たちを蔑み、嘲笑する。
フェルディナンドへの恋心ゆえに憎悪を拗らせていくジャコモだったが、ある日、フェルディナンドは作戦の失敗により触手型の「魔獣」に襲われ、その身体を弄ばれてしまう。
フェルディナンドを救出し、弱みを握ったジャコモは、彼を脅すことで支配しようと目論んだ。
殺伐とした淫らな関係が続く中、明かされる真実は彼らをどう変えていくのか──?
愛憎を拗らせた一兵卒×高慢なエリート将校の殺伐下克上BL。
※暴力描写、流血表現多め。
※倫理的にまずい表現もそれなりにありますが、作品の雰囲気を鑑みてのことです。ご了承ください。
※受けが男ふたなり化しています。触手による孕ませや出産シーンもありますので、苦手な方はご注意ください。
※虐待および毒親描写、近親姦描写があります。ご注意ください。
※挿絵はミドリさんに描いていただけました! ミドリさん、ありがとうございますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 22:56:05
79014文字
会話率:37%
四年前のあの日聞いてしまった婚約者の本音。それは私に全てを捨てさせるには十分なものだった。病弱な双子の兄の身代わりを両親に強制させられてきた伯爵令嬢のシャルは、ある日唯一の希望だった婚約者の本音を聞いてしまう。それは婚約者の真に愛する人が
兄のシルファルドで、シャルはその身代わりに過ぎず結婚しても『白い結婚』だと。それを聞いたシャルは決意する。誰も彼もがシャルを兄の身代わりだというのなら、いらないと。冒険者となって恙なく過ごしていた四年後。パーティを組んでいた魔法師の気まぐれで知り合った一人の男性が切っ掛けで、シャルは否応もなく過去と向かい合うことになる。
※あらすじはシリアスですが、中身はコメディです。前中後の三部で完結、毎夜22時更新予定です。ヒーローはとうとうポンコツを通り越して変態となりました。本作だけでもお楽しみいただけますが、「そうだ、○〇シリーズ」の他作品もお目通しいただけると、あぁ、この人かーってなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 22:00:00
30275文字
会話率:32%
【 私の役割は『正妻として子供を産む』こと。契約夫妻+愛人の日々が始まる 】
◆花はひとりでいきてゆく関連作品です
プロポーズは『跡取りを産んで欲しい。あなたしかいない』だった。
しかも、婚前からつきあっている愛人もいるという……。
それ
でも結婚を決意したのは『契約』だったから。
毒親に育てられた者同士、居場所をつくるための結婚。
彼の子供を産むためだけに妻になる。
夫妻+愛人の日々が始まる。
※エブリスタ 北の恋・オムニバス3話に収録、投稿あり
※カクヨム 恋すれば孤独、単独で投稿あり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 06:00:00
97457文字
会話率:30%
劣等感の強い攻め×攻め好きー!な受けの話です。
残酷描写、毒親、攻め×モブ女要素があるので苦手な方は注意してください。
最終更新:2024-01-03 10:00:00
32071文字
会話率:37%
30歳間近にもなって、未だに童貞を卒業できずにいる貞男が容姿性格とも完璧な美人妻の子どもに転生したことで、自己嫌悪ともおさらばするはずだった。のだが、持ち前の煮え切らない性格が災いし、ヒロイン達とハーレムになるチャンスを自ら逃してしまう。
さらに異世界で奮闘する貞男に、元いた世界から毒親がやって来て、主人公やヒロイン達をあの手この手を使って翻弄する!
毒親に抗う貞男と可愛いヒロイン達が織りなす異世界逆転物語!
登場人物
・貞男(無職童貞)
称号:童貞
特性:毒親育ち
人よりぞんざいな扱いを受けやすい。また自己肯定感が低く上がりにくい。
スキル:溺愛=美人ママから物凄く可愛がられる
スキルを身につけレベルアップすることで、ヒロイン達とのハーレムが加速する‼︎
察し力=毒親育ちゆえに身につけさせられた力。他人のステータス等がおおよそ分かる。
ステータス:
筋力1、男気0、愛され力-、オシャレ-、運-、財力−
マイナスってなんだよ?by貞男
・カオル(美人ママ)
ママだけど実は貞男より一回りも年下でぴちぴちの二十歳。年齢は突っ込んではいけない。
ステータス:
肌の艶120、女の魅力120、愛され力120、オシャレ120、運20
これが格差社会か・・・by貞男
・あつし(デキる男)
絵に描いたようなイケメンエリート。貞男のような男を軽視する。
・まりこ
魔法使いおばさんの姪であり、双子の姉
・まりや
双子の妹。貞男に恋心を抱いている。
・魔法使いお姉さん
目つきは鋭くドSだが目を見張るほどの美人。若い男(童貞)が養分。
・通称ビンタ女ことまみ
きつい見た目だが美人でツンデレ属性。
・キャバ嬢風女折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 18:51:02
103351文字
会話率:48%
「ラダベル・ラグナ・デ・ティオーレ。お前との婚約を破棄する」
ティオーレ公爵家の令嬢であるラダベルは、婚約者である第二皇子アデルより婚約破棄を突きつけられる。アデルに恋をしていたラダベルには、残酷な現実だと予想されたが――。
「婚約破
棄いたしましょう、第二皇子殿下」
ラダベルは大人しく婚約破棄を受け入れた。
実は彼女の中に居座る魂はつい最近、まったく別の異世界から転生した女性のものであった。しかもラダベルという公爵令嬢は、女性が転生した元いた世界で世界的な人気を博した物語の脇役、悪女だったのだ。悪女の末路は、アデルと結婚したが故の、死。その末路を回避するため、女性こと現ラダベルは、一度婚約破棄を持ちかけられる場で、なんとしてでも婚約破棄をする必要があった。そして彼女は、アデルと見事に婚約破棄をして、死の恐怖から逃れることができたのだ。
そんな安堵の矢先。ラダベルの毒親であるティオーレ公爵により、人情を忘れた非道な命令を投げかけられる。
「優良物件だ。嫁げ」
なんと、ラダベルは半強制的に別の男性に嫁ぐこととなったのだ。相手は、レイティーン帝国軍極東部司令官、“剣王”の異名を持ち、生ける伝説とまで言われる軍人。
「お会いできて光栄だ。ラダベル・ラグナ・デ・ティオーレ公爵令嬢」
ジークルド・レオ・イルミニア・ルドルガーであった――。
これは、数々の伝説を残す軍人とお騒がせ悪女の恋物語である。
☪︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☪︎
〜必読(ネタバレ含む)〜
・当作品はフィクションです。現実の人物、団体などとは関係ありません。
・当作品は恋愛小説です。
・R15指定とします。
不快に思われる方もいらっしゃると思いますので、何卒自衛をよろしくお願いいたします。
作者並びに作品(登場人物等)に対する“度の過ぎた”ご指摘、“明らかな誹謗中傷”は受け付けません。
☪︎現在、感想欄を閉鎖中です。
☪︎コミカライズ(WEBTOON)作品『愛した夫に殺されたので今度こそは愛しません 〜公爵令嬢と最強の軍人の恋戦記〜』完結済みです。
☪︎Twitter▶︎@I_Y____02
☪︎作品の転載、明らかな盗作等に関しては、一切禁止しております。
☪︎アルファポリス様・カクヨム様にも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 16:00:00
292146文字
会話率:47%
いつもクラスメイトからいじめられていた上杉輪は、ある日深夜の病院の屋上から飛び降りて、死んだ……はずだった。
輪がその行動を起こした原因は二つ。
一つ目は、いじめのリーダー格であるクラスメイトに、果物ナイフで利き手を刺された事。
そして二つ
目は、利き手を刺された事で勉強が出来なくなった輪に、激昂した父親が殴って来た事だ。
その結果、自分の人生全てが不幸だと感じた輪は、その日に死ぬ事を決意して実行に移したのだが、気が付けば自分の部屋で無傷なまま目を覚ましていた。
死に戻りした事を夢だと思った輪は、学校に行く事をせず、後にお見舞いに来た同じクラスの不良・宝亮太とも段々と仲を深めて、次第に彼に惹かれるようになる。
けれど、輪はこの時まだ知らなかった。…死の運命から逃れる事は出来ないのだと…。
訳あり不良高校生×いじめられている自殺志望高校生の、死に戻り闇BL。
※不定期更新です。
※春森夢花さん主催企画「闇BL2023」参加作品です。最後はハッピーエンドになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 21:00:00
3535文字
会話率:22%
毒親の元で育った花蓮はいつか独り立ちする日を夢見て貯金をしていたが、両親に取り上げられてとうとう家出をする。さまよった挙句に眠ってしまい、次に目覚めたら言葉の通じない強面の男、アレシュに強制的にラブホらしきところに連れ込まれてしまい????
愛されたことのない花蓮が強面の癖に公爵で皇帝の弟で騎士団長というハイスペックなアレシュに甘やかされて徐々に彼に惹かれていくが、自分のような人間がハイスぺのアレシュを好きになってはいけないとブレーキをかけ、またアレシュも花蓮に惹かれるが、花蓮が自分を好きになるはずなどないと思い込む、優しいけれど不器用なアレシュと愛され方を知らない花蓮のすれ違いストーリーです。※★はR-18です。 ※一部虐待にふれる表現がありますのでご注意ください。 ※別の話で書いたキャラが出てきます。知らなくても読めるようにはしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 21:38:44
159706文字
会話率:45%
高校二年の夏の終わり。二学期からの転入生が、私。
高校卒業まであと一年半ほど。受験もあるし、今更、新しい土地で誰かと仲良くすることもなく、必要最低限の関わりがあればそれでいい。
理解しようとも思えない両親から離れるために、家には居
たくない。だから、外で過ごすための場所探しをするけど、高校生がひとりで居られる場所なんて限られる。私に関わってくれる大人は、みんな仕事として接してくれるから、その分会いやすかったし、割り切れて楽だった。
同年代が居なさそうだからと入ったカフェに来たのは、他校の男子生徒。偶然が重なって、彼とは放課後に毎日会うように。家に居る時間を減らすために、利用できる人だ。
(今までは、大人しか使ってこなかったのに……)
周囲から隠れるようにギターを鳴らす彼には、他にも学校では見られたくない一面があるようで…?
☆
新しい土地で安心を得ようとする女の子と、他校の男の子のお話。
Rシーンは相当物語が進んでからですが、入ります。
学校生活や二十歳成人の社会制度、心身の症状など、ご都合主義な緩い設定になっています。
フィクションです。実際の人物や団体などには一切関係ありません。
アルファポリスにも掲載しています。
1話~33話は、2023/07/26以前と内容が変更となっています。
不定期更新です。今後も進むにつれ改稿する可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 20:00:00
154386文字
会話率:54%
誰を見てるの?お兄ちゃん
大好きなお兄ちゃん、父親、そしてあいつ
オメガバース4 短め
最終更新:2023-12-02 10:00:00
12928文字
会話率:63%
我慢して、御行儀良く、息を殺して生きてきたのに。
それでも貴方だけは、忘れられなかった。
山藤陽菜、二十三歳。契約社員として医療事務をしている。父親似の容姿や田舎独特の確執で、母親から虐待された過去がある。顔と膝に消せない傷や消せ
ない暴力の跡でいつも下を向いて、ひっそりと生きていた。
そんなある日、救急外来に良く出没する" 笑わない医者 "である循環器内科医の最賀と時間を共にするうちに、段々距離が近付く。
だが、院内の噂で最賀には婚約者がいると知った矢先に、因縁の母親から見合い話を持ちかけられ……。
二人は逃げるように、短い逃避行に身を投じる。
幸せだった。けれども、キャリアのある彼を縛り付け、何も持たない陽菜には相応しくない、だから……。
逃避行の終末から、五年。
状況は好転する兆しは無い。家族との確執は広がるものの、漸く心を許せる友人も出来た。でも、そこにあの人はまだいない。
何があっても、愛している。
ただ、側に居られるだけで良かったのに。
長い月日を経て再会を果たした二人は不器用に、また恋を始める。
愛を知らない二人の行く末は──。
歳の差すれ違いラブストーリー。
笑わぬ循環器内科Dr. × 陰のある幸薄医療事務
※性的描写、虐待・暴力描写、毒親、差別描写含まれておりますのでR指定です。
※10000%ハッピーエンド。不遇スタート、愛されストーリーになるので途中経過色々ありますが、悪は必ず消えます。ざまあ描写勿論、あります。
※50万文字以上の長編です。
※途中から登場するナースとドクターの恋愛ストーリーも追々掲載予定。準備中。
R.5.10.26完結致します。此処までお付き合いして頂きありがとうございました!
R4.12.2
性的描写あるシーンはタイトル横に※追加致します。
※この物語は完全なるフィクションです※
犯罪行為や暴力等推奨するものでは御座いません。
田舎独特の描写御座いますが、創作物であり犯罪や偏見、侮辱行為の助長を促すものでは無いです。
パートナーシップ制度等を取り入れている地名使用しておりますが、その他は基本的には地名はフィクションです。
R4.11/17 誤字報告して下さったユーザー様、本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 20:00:00
527262文字
会話率:43%
その時はまだ、これから引き起こされようとしている惨劇に、誰も気付けていなかった。
保育士となった省子(しょうこ・26歳)は、地元の寒村に帰り、鬱病を抱えながら、『ひもろぎ保育園』で初出勤を迎えていた。担当クラスの園児・三珠 智(みたま と
も・3歳)の描いた絵「夜のピックニック」に感銘を受けるが、智は突然、鋏(はさみ)で自分の前髪を切り落とすという奇行に出る。年齢にそぐわぬ特異な題材、卓抜した画力、そして何よりも手首にあった痛々しい裂傷が心配になる••。そこで省子は、智が家庭内で虐待に遭っているのではないか、それが原因で絵の世界に逃避しているのではないかと疑い、同村内の『南じゃこう保育園』に勤務する親友の里美(さとみ・26歳)にスマホのメールで相談する。
里美から紹介された喫茶店に行くと、魔女のような出で立ちの店主から、児童心理学に基づく助言を受ける。奮起して、三珠家の問題解決のために一度、園に戻るが、居るはずの先輩・狭山(さやま・53歳)の姿が消え、代わりに、まるで市松人形のような智が不気味に佇み、嗤っていた••。
一方、『南じゃこう保育園』では、普段の大胆不敵な素行の悪さを追求された里美が園を飛び出していた。そして、自分が担任する園児から得た情報が、省子からの相談に役立つかもしれないと思い立つ。キーワードは、地元では馴染み深い蛇嵩山(じゃこうやま)。バー経営者の雅哉(まさや・32歳)に車を運転させ蛇嵩山に到着すると、次々に不審なものを発見する。謎のタイヤ痕、無数の人魂、目を覆いたくなる殺人の名残り••。
こうして、黒いジャコウアゲハ蝶の群れが空を飛ぶ、暴風雨に晒された闇のような夜道を、省子は、智を連れて三珠家へ向かい、一方の里美も、省子に迫る危険を知らせるために三珠家へと走る。二人を待ち構えているものが、酸鼻極まる狂気の惨劇とも知らずに•••。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 18:26:32
62292文字
会話率:28%
高校生になったばかりの主人公は家からの呪縛から開放されて自由になることを憧れる。まず手始めにバイトを始めるのだが、そこから主人公の人生が崩れ始めていく。家から逃げたいはずなのに、父親の巧妙な罠が主人公に仕掛けられる。老い始めた主人公の母親の
若き頃を娘に重ねて我が物にしようとするために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 01:26:16
50380文字
会話率:35%
母との関係に苦しみ、心を閉ざした王女カーディナル。そして政略で結婚したゼニスとは、己が親の敵の娘であった。すれ違いから始まり、やがて子供を授かる二人が、お互いを無二の存在であると理解しあうようになるまで。
最終更新:2023-07-11 11:05:37
59039文字
会話率:40%