現代を生きる女子高生魔法使いが夢の世界から襲ってくる化物と人々を守るため戦う中、
化物から、時には守るべき人間たちから淫欲のまま犯されてしまいつつも頑張るお話。
最終更新:2022-09-14 00:00:00
100780文字
会話率:37%
とある女神に仕える美少女巫女が様々な世界で操られた人たちや悪い人間、モンスターたちによって犯されまくりながらも頑張るお話。
最終更新:2022-05-28 18:00:00
121125文字
会話率:39%
その“穴”は静かにひっそりと待っていた。
獲物が落ちてくるのを。
時には抱えきれないほどの財を与え。
時には悪だつな罠を仕掛けて命を奪う。
悪鬼羅刹、魑魅魍魎が巣食う穴。
――ダンジョン。
東京のスクランブル交差点。そのど真
ん中にポツリと空いた穴から飛び出たのは――絶望だった。
人々はなすすべなく、絶望に喰われた。
そして絶望は一つだけでは無かった。
日本中の、否、世界各地に穴が出現していたのだった。
人々は選択を迫られた。生か死か。
少年は最愛の少女を強く抱きしめて呟いた。
オレ……たぶん一週間前にダンジョン攻略してるわ。
そこから始まる選別の物語。
現代×ダンジョン✕チート=やり放題。
こんな小説を読みたい方にオススメ。
・主人公最強。
・ハーレム(貧乳はお呼びじゃない)
・現代×ダンジョン。
・たまにシリアス……無いかもしれない。
・職業。ステータスシステム。スキルシステム大好き。
・乳を崇めよ。大いなる乳は偉大なり。
この小説はワタクシが執筆しております『めぐりめぐる輪廻のナカで』と並行して執筆していきますが、同人誌二巻が販売と同時にそちらの執筆を優先いたしますので悪しからず。
ぽきの家 原作担当 ぽちきん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 11:36:50
19938文字
会話率:24%
「佐伯先輩、昨日の夕方、素っ裸で歩いているところを見ましたよ」
劇作家・演出家兼美術教師の倉科恭子とそのアシスタント福原博美の企みにより学校中を素っ裸で引き回された翌日、佐伯亨(とおる)は深澤と名乗る下級生から美術部のヌードデッサンでモデ
ルになることを依頼される。断るつもりでやってきた教室には深澤はおらず、鈴木と名乗る別の少女が待っていた。そして、なんと彼女は昨日の亨の痴態を目撃していたというのだ。弱みを握られてしまった亨は進退窮まり、鈴木の見ている前で素っ裸になるしかなくなってしまう。彼女の要求はそれだけではなかった。デッサンでは勃起したペニスを描くことになっているのだと言われ、亨は彼女にメジャーでペニスのサイズを測られながら、ペニスを自分で扱いて勃起させなければならないのだった。しかも、彼は、バスローブもサンダルもなくその恥ずかしい格好のままで別棟にある美術教室まで歩いていく羽目になる・・・。
美術教室ではペニスを勃起させた恥ずかしい姿をさんざん観察された亨だったが、彼の羞恥体験は一度のヌードデッサンでは終わらなかった。素っ裸で教室に戻ったところを別の生徒に見つかってしまい、全裸での映画出演を約束させられる。ニ回目のデッサンでは素っ裸で朝礼台に立つことを要求され、大勢の女子生徒に目撃されてしまう。生物部の合宿先では、後輩の乳首を見てしまった罰として往来で素っ裸にされ、河原の露天風呂では子どもたちに服とタオルを奪われて、服を着た大勢の人々の前を素っ裸で走り回る羽目になる。
亨のペニスは、またもや大勢の女性たちの目に晒され、握られ、弄ばれ、寸止めされ、そしてお仕置きを受ける。そんな露出ゲームの果てに、やがてそれらをつなぐひとつの事実が明らかになっていくのだった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 19:16:23
117782文字
会話率:70%
――魔王の時代、あるいは妖精の時代。
人々は現在をそう呼んでいる。
大陸の外、南海諸島に向かう港町の宿屋で、『平凡な吟遊詩人《旅の楽師》』に身をやつした26歳の『神の子』サミルは、英雄級として名が知れる傭兵『堅牢剣鬼』ハルディアに春
を買われ、契約の一夜を過ごした。
「男も喰えそうかい? 英雄さん」
「ん、他の男はわからぬが、楽師さんは喰わせて頂く」
22歳のハルディアは若干初々しくサミルを抱いて、「本気で楽師さんに惚れたので、行先についていく」などと言い出した。
『堅牢剣鬼』は腕が立つので連れて歩けば自分が楽だし、普段フード付きローブで顔を隠すサミルと違ってその出で立ち――鎧姿は知れているので、色々便利だ。
好意が前提なら扱いやすいだろうし……若干、サミルの側も『この英雄さん、好ましいな』という情が湧いていたので、サミルは同行を許可して、二人は一緒に南海の冒険に乗り出したのであった。
年下の初々しい攻め、年上の包容力受け、のんびり更新冒険譚、ハッピーエンドとなっております。
※致してる話にはタイトル末尾に☆付けています。
※この作品はアルファポリスでも連載しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/313185858/598659902折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 21:38:52
154138文字
会話率:38%
地味で野暮ったい少女、メルオール・リラは努力の甲斐あって垢抜けた大人の女性になることに成功するが、それをちょっとばかり見せびらかした結果、魔性の美人教師の名を欲しいままにしてしまう。
そんな状況に悩むメルオールが道端でぶつかった男はどうやら
当たり屋で、金目当てにつきまとわれていると思い込むメルオールだったが、男は毎度贈り物を持ってきたりなかなか金銭を要求しないなど悪人にしてはどうも行動がそれっぽくない。
悩みの多いメルオールと当たり屋らしき男、そしてその周囲の人々のはなし。
お化粧しないと自信のない女の子と魔術師の話です。
ふたりの周囲の人々視点の話がちょこちょこと出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 21:00:00
38327文字
会話率:32%
大学から帰宅する准教授は、天文学確率頭部に隕石に、追突され病院に運び込まれる。
昏睡状態の准教授は、全並列宇宙の創造者である女神の下に、意思体が召喚され、異世界へ転生人々の精神感応して女神の語りべに成る事を命じられる。
意識を回復した、準教
授だが、転生者達の感応する事は、彼、彼女体の負の感情や邪な欲望もダイレクトに、精神に受け止める事に成り、彼の精神も次第に理性では、制御しきれない邪な欲望に塗りつぶされていくことになる。
混沌と秩序と破壊の女神の語りべに選ばれた准教授の運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 21:19:28
6411文字
会話率:10%
人々の命と生活を脅かす妖怪や悪魔を討伐すべく、妖怪退治を専門とする巫女の摩耶、悪魔祓いを得意とするシスターのシエルはコンビを組み、女子高生としての日常を送る傍らで日々戦いに明け暮れていた。
しかし、2人の少女によって次々に滅ぼされていく同胞
達を目の当たりにした妖怪と悪魔が契約を取り交わし、手を結んだ事によって、摩耶と悪魔、シエルと妖怪が激突する事になる。
各々の専門外の敵と対峙した少女達は、為す術なく敗北して捕えられた挙句、邪悪な力を心身に注がれてしまい……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 00:00:00
87218文字
会話率:33%
グレハロクワトラス・シエカフスキー帝国の皇太子妃になって数年。
結婚した当初は散々な目に遭ったジークフリートだったが、夫であるセルゲイとの仲は良好。かわいい子どもたちに囲まれて、幸せな日々を過ごしていた。
ただ一つ不満があるのは、あやしい
薬の効果により、何人もの子を産んだジークフリートを、人々が『愛と出産の女神』と崇め奉っていること。
女神とはなんだ。私は男だぞ。
そう憤るジークフリートだったが、その二つ名が原因で、彼は正体不明の集団に攫われてしまい……。
『3.5秒のアムール』から数年後のお話です。
全作とは打って変わって、最初から溺愛モード全開で突っ走る予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 00:00:00
13621文字
会話率:37%
人々から恐れられている黒竜×ショタみ溢れるか弱かわいいニンゲンの、不憫・体格差・別種族・人外・童話風ハピハピ溺愛物語。(モフモフもいるよ!)
※「出会い編」完結。
※次は「森の生活編」を始めます。
最終更新:2020-07-30 22:00:00
20566文字
会話率:22%
強大な魔力を持ったために、人々から恐れられ『魔王』と呼ばれた男。
迫害を恐れ、たったひとりで荒れ地に住んでいた。
静寂と孤独に苛まれる日々を送っていた男の元に、突然西の国の聖女がやってきた。
「わたくし、あなたさまのもとに食べられに来たので
すわ」
そう言って聖女は男にしなだれかかり――。
Twitterの「フォロワさんがくれたタイトルで出す予定のない新刊のあらすじを考える」タグで考えた作品。
(白花かなでさん、ありがとうございます)
ちょっとエッチなおとぎ話をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-25 16:25:48
6312文字
会話率:37%
この街では外の常識や法律は適用されない。
人々の道徳観は歪み、街は混沌を増していく。
とまあ、なんでもありの短編・中編集です。
プレイ内容は主に無様エロ系の癖の強い、かなりアブノーマルな物が殆どであり、手加減はあまり出来ないのでご了承下さい
。作者キチガイなんで、普通に四肢欠損とか流血などサラッと書く事があります。気分を悪くされた方は、ママのミルクでも飲んで一旦落ち着く事をお勧めします。
この小説の一部は、R-13の個人ブログである催眠ロリー外道やpixivとの重複投稿、またはそれを一部改変した物です。http://r13t.blog.2nt.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 21:00:00
934105文字
会話率:58%
痴漢。
それは人か、はたまた獣か。
肉と肉が触れ合い、魂と魂が削り合う。
ここは国内痴漢件数最大の都市「伊九宇市」。
全国から実力ある痴漢が数多く集まるこの場所は人々から『痴漢都市』と呼ばれていた。
痴漢、一般市民、都市警備隊、様々な人間の
思惑と絶頂が入り乱れるこの街で暗躍する痴漢達。
汗と体液が混じり合い繰り広げられる“絶頂戦争【ウォーガズム】”。
絶頂することで身体能力が向上する特異体質の痴漢主人公、真篠凜太郎は混沌とするこの街に足を踏み入れることで謎の銀髪少女、沢渡美宮に出会う。人と獣の共存、痴漢都市の実態、痴漢の真の意味とは。これは二人の少年少女が綴り始める痴漢の命運をかけた闘いの物語である。
※痴漢ものというより異能力絶頂バトルものです。※不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 00:24:10
127655文字
会話率:38%
――古来より、世界の裏側には、自然元素を操る能力『魔力』とそれを操る者『魔力使』、破壊を本能とする強力な生命体『魔物』が存在していた――
ここ日本において『魔力使』は、『忍(ニンジャ)』と呼ばれ、今も魔物から人々を守っている。
だが忍
の社会は、平和と秩序を守る『政府側』と人民の支配を望む『反逆側』の2大派閥が対立しており、
水面下で抗争していた。
それは社会が統一され、平穏になったと言える現代においても続いている。
そんな忍の世界で、政府側に属する三人の女忍がいた。
忍の名門、氷魔一族出身の若き実力者・氷魔蒼衣
政府側屈指の戦闘力を誇る成り上がりの忍・橘リオ
使役系魔力の天才と称される巫女忍・久咲ほのか
彼女らは「忍姫(シノビヒメ)」と称され、政府側の筆頭格として名を馳せていた。
それぞれの大きな胸に、”弟への愛”、”幼い娘の未来”、”恋人との幸福”を望みながら、今日も戦う。
だが、そんな彼女らに欲望の魔の手が差し掛かっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 13:37:29
10067文字
会話率:25%
今宵はマスカレード――仮面をかぶり素顔を隠した人々が浮かれ騒ぐ夜。
けれど、こんな夜は気を付けなければならない。魔物や亡霊が紛れていても気づけないのだから――
男娼のテオールはマスカレードの夜。とある男に誘惑される。
魔王の仮面を付け
たその男は、テオールにとって過去に置き去りにした亡霊だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 09:00:00
10950文字
会話率:20%
炎がすべてを飲み込んだあの日――祖国が、一族が、一夜で滅ぼされたあの日。
私はこの男に出会った――
それは血と炎と、人々の悲鳴が上がる戦場の中、敗戦国の皇太子として逃げ延びる最中の出会いだった。
彼と目が合った瞬間に、理解した。彼こそが己
の運命の半身だと。
けれど、それは何とも皮肉な出会いだった。彼は祖国を滅ぼした炎龍族の皇太子だったのだから――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 00:00:00
10000文字
会話率:16%
人々を生きた屍に替える力を持つ外道方士と戦う道士の一族の娘、睡香。
そんな一族に押しかけ弟子にやってきた魁嵩に一途に恋をしているが、妹扱いしかされていない。
しかし一族を統べる道老師により、魁嵩は秘術を会得するために房中術をするように言われ
てしまう。
他の人とされるくらいだったらいっそと、房中術の相手に立候補する睡香に、魁嵩はなんとなく浮かない顔で。
姉弟子兼妹分道士と、弟弟子兼兄貴分の体からはじまる恋の行方は。
*Hシーンは予告なしに出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 07:00:00
30375文字
会話率:48%
誰かから恨みをかったらしい。復讐屋に拉致された私はコンテナヤードへと監禁された。その中では拷問が行われていた。“マンコ拷問”という世間の人々を恐怖させている性器への拷問だ。拘束されて逃げることができない私はその理不尽な運命を受け入れるしかな
かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 14:23:20
9511文字
会話率:32%
勇者として日本から召喚された「俺」は魔王を倒す傍ら、クズ女にお仕置きレイプするのが日課だ。
犯した女には奴隷紋を刻み、勇者の手足として奉仕させる。さらには俺の遺伝子を次世代に繋いでもらおうか。
犯されて当然のクソ女をわからせるスカッとザ
マァ系エロ小説。
クソ女どもの罪状を読み上げていこうか。
1人目
・助けてやったにも関わらず礼を言わず化け物呼ばわり
2人目、3人目
・聖武器のありかを知っているのに教えなかった
4人目
・勇者でもないのに神器を使い人々を救って英雄ごっこ
5人目
・勇者への資金提供を断る
6人目
・自警団の訓練をサボっていた
7人目
・俺に奴隷どもの解放を要求した
8人目、9人目
・歌って踊っただけで金銭を要求してきた
10人目
・魔王として人類を苦しめてきた
な? 酷い奴らだろ?
この手のクズどもは勇者たる俺が真人間に矯正してやらねえとなぁ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 15:20:08
2360文字
会話率:45%
むか~しむかし、世界が分かれて、人々は神々に護って貰った。
神々は十二人の王の体にしるしを残した。
『しるしは加護の証、それがある限り、世界は維持されるでしょう』
こうして、世界は神々の守護と祝福によって満たされた……
その十二のしるしが尽
きるまで……
それから数千年後、最後のしるしをもつ者イクリール、その命が尽きようとした。
数奇な運命を辿り、彼は如何様にして生き永らえるか?
この世界の行く末としるしの真実は?
注意書き:
1.群像劇でカップリング多数
2.キャラ間のCPは固定ですが、攻め受けは固定しない
3.リバあり
4.人体改造、薬漬けなどの要素はあり、人体改造によるやおい穴あり
5.メインキャラは大体ヒドイ目にあう/あった
6.プロローグと第一章にエロのエの字も見えない
合わない方は←どうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 11:54:46
54050文字
会話率:32%
フツーな人々のフツーな話です。
これも以前、どこかに書いたお話です。昔懐かし、昭和のロマンポルノ
時代を思い出して頂ければ、幸いかな。
最終更新:2022-08-16 16:48:05
46883文字
会話率:21%
これは欲深い人々を乗り越えて、ささやかな幸福を求め愛しあう2人のお話。
全知全能神話になった王子x絶望が一周して幸福を得られた青年のお話。世界崩壊BL。
※残酷な描写、および性描写が含まれます。人によってはメリバ…かもしれません。(作者にと
っては超絶ハッピーエンドです)
初投稿です、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 04:35:38
26292文字
会話率:27%
『どうか、殿下はこれから立派な王となって人々を導いてください。私は空からずっと見守っていますから……』
そんな言葉を残して、幼い王太子殿下を庇い命を落とした護衛騎士、クレア。
けれども彼女は前世のご褒美なのか、国一番の美少女であるエレノアと
して生まれ変わっていた。伯爵令嬢である彼女は社交界デビューのため舞踏会に出掛けるけれど、そこにはかつて身を挺して守った王太子殿下がいて、更に彼は再び命を狙われていて……⁉︎
自分を庇って命を落とした護衛騎士をひたむきに思い続ける王太子×現世では殿下を影からひっそり見守るつもりだった元護衛騎士(現伯爵令嬢)の溺愛ラブ。
前後編+番外編の全三話となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 19:09:55
25276文字
会話率:27%
日本は神様がたくさんいるでしょ、樹にも石にも、人が祈りを捧げたらすぐに神様が宿る。昔はみんな神様を信じてて、神様は身近な存在で、だけど年月が流れて、人が祈らなくなった現代。神在り月に出雲に集まれる神様も減ってきて。
そんな祈りの力が足りなく
て、消えかかった神様の一人をあるとき見つけてしまったおっさん。さえない風体の消えかけ神様に「神様ってもっと綺麗で神々しいもんだと思ってた」といい放つおっさん。
「私だって祈ってもらえさえすれば、力が戻るんです」という神様に、「祈れば願いでも叶うのか」と言うおっさん。
「そんな力は我々にありません」と言う神様に「今どき神に祈るやつなんて、気が触れてるやつしかいないよ」と笑うおっさん。
「そもそもあんた何の神様だ」
「石です、河原の」
そこは新しい橋を架けるために、護岸工事が始まる予定の場所だった。
「河原に来る人々が、私で衣服を洗ったり、腰かけたりしたものです」と神様は語る。「みな様々なことを話し、願い、祈ります。私はそうして生まれました」
最初はバカにして聞いていたおっさんだったが、あるとき神様に尋ねる。
「なぁ、あんたの御神体?たとえば、川のなかに浸かっちまうとどうなる?」
「祈りが届かなければ私は消えます」
淡々と全てを受け入れる神様に怒るおっさん。
「あんた神なんだろ?自分のことっくらい、どうにかなんねーのかよ?」
「我々にそのような力はありません、神とはただそこに在るのみ」
「じゃあ消えちまって、いいのかよ、このまま! あんたは今ここに、こうやっているのに! こうして触れることも、できるのにっ!」
神様を引き寄せて、力一杯抱き締めるおっさん。
「あ、私いま少しだけ力が戻りました」
嬉しそうな声を上げる神様の顔をじっと見て、そのまま無言で押し倒す、おっさん。
「俺が祈る、あんたのために俺が世界中の人間のぶん、祈ってやる」
だから消えるな、と強く抱き締めたまま言えば「ありがとう」と神様が答えた。
おっさんは知らない、たった一人の祈りでは、神は存在しえないことを。
そして、人と深く交わりを持てば、神の座を失うことも。
何も知らないおっさんと、何も伝えない神様。二人はこのままひとつになれるのか―――。
無精ヒゲの神様とおっさんの現代初恋BL。
かるくリバあり。
作中に地震の表現あり。
アルファポリスに投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 10:00:00
59146文字
会話率:42%