愛している。その一言が出てこない――――
若く美しい茶園のオーナー・ジン。彼が所有する茶園がある辺りには、有名な伝説があった。
森の奥深くにある、乙女だけが住まう世界。旅人も茶園の働き手も色めき立つそこに、ただひとり、興味を示さないのが
ジンであった。
しかし幼馴染みであり、茶園の(自称)敏腕マネージャーでもあるタルボは、「かわいこちゃん」こと乙女目当てに聖域へと通っては追い返されている。「獣」と呼ばれる、聖域を守る仮面の男に。
ある日のこと、ひょんなことから、ジンはその男に会いに行くことになったのだが…………
過去に傷を抱えた青年と、異形の男の物語。
(2019.3.18 番外編を追加しました)
(掲載サイト:ムーンライトノベルズ、fujossy)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 20:11:30
27133文字
会話率:36%
「お高くとまった月なんかより、あたくしを見てくださいな」
ここは色街の隅にある聖域、茶芸館。月に照らされ蓮を愛でながら、静かに茶を楽しむためのこの場所で、男の元に見知らぬ女人が現れる。艶やかな褐色の肌、熟れた桃のようやわらかな乳房に、果汁
が滴りそうな尻。その女人は、男が手塩にかけて「育てて」きた、茶壺だった。
台湾・中国式の急須「茶壺(ちゃふー)」を題材に、「茶器×エロス」を描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 20:10:24
6004文字
会話率:36%
森の中にある閉ざされた聖域で、「彼女」は森の主「雨男」の庇護に抱かれ穏やかな生活を送っていた。しかし二人だけの時間に、夜毎「彼女」の夢に現れるようになった、黒蛇の如き青年の毒が忍び寄る。
「俺はあなたを守ってきたつもりだった。愚かにも、俺
がと思っていた」
「あなたは溢れんばかりの蜜を匂わせる白い花、ここは花を凌辱せんとする毒蛇の海だ。森には守ってくれる者がいる。いつかまた、そこで」
妖艶なその姿、香辛料と乳菓子が混ざったような匂い、そして己と雨男を知るかのような言葉に、「彼女」はひとり惹かれていった。
そして、ある晴れた日のことだった。青年が、「彼」が二人の前に姿を現したのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-10 23:47:01
56409文字
会話率:39%
オメガバースの設定を使って、私ならどんなお話しを作れるだろう?
そして思いついたのが、始まりの物語でした。
結果として、間違いなくオメガバースものではなくなりました。
でも男性の妊娠出産に関する表現がしっかりあるので、苦手な方はご注意くださ
い!!
舞台は少しばかり昔の……遊郭がある時代の日本のどこか。
村の山上にある神殿は、神様を地上へお迎えする特別な役割を与えられた一族が守る聖域。
神をその内に宿して一生をその神殿の中で生きることを決められた少年王希(おうき)は、自分と共にその過酷な運命を生きてくれる唯一人を求めた。選ばれたのは雪(ゆき)。村人からつま弾かれた余所者の子供だった。
様々な困難の末に目出度く二人は結ばれましたという、王道のストーリですが……途中がかなり長いです。
身分差どころか、ほとんど村八分な扱いを受けて頑張っているツンツンがヒロイン(受け)です。
ヒーロー(攻め)は、正義感は強いし頭も切れますが腹黒です。
R18シーンはかなり後半になります。前半の暗くて重い話が嘘のような……イチャイチャも後半です。
2019.03.17完結。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 00:14:20
139445文字
会話率:16%
私立ふたなり専門女学園…
そこは両性具有者にのみ立ち入ることが許される聖域
在籍している生徒は勿論、教師もすべてがふたなり女子で成り立っている。
しかしそこにはたった一つだけ例外があった。
※今作もボイスドラマや音声作品向けの台本です。
ふたなりヒロインのセリフのみで物語が進んでいきます。
かなりブッ飛んだ設定でエクストラハードな内容ですが
ふたなり女子だらけの学校で陵辱され、犯される主人公になりきってお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-16 23:45:12
44412文字
会話率:0%
娼館に売られた安寿はある秘密があった。
初めての客はかつて親友である日から突然避け始めた清だった。
安寿はその場で身請けされる事に。
穏やかな日々を過ごしながら、安寿は自分の気持ちをようやく自覚していく。
そして、清もまた秘密を抱えてい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-13 07:26:56
13286文字
会話率:29%
瑛琉(える)は屋敷の中で何不自由なく暮らす籠の鳥だった。ある日屋敷の地下から不気味な音が聞こえてきて、重たい鉄扉を開けるとそこには突然変異を果たした植物の蔓触手が広がっていた。されるがままに犯されそうになったえるを助けたのは、見知らぬ美しい
少女だった。……ただ、そのスカートの下に切っ先を忍ばせた。
「えるのおしっこで触手を倒して!」
「何言ってるんだか分かりません!!!」
植物触手×ふたなり研究者×純情少女のアホエロコメディ! 頭を空っぽにして読んでね!
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 10:45:57
25787文字
会話率:65%
戦争に負け、何も手を施さない戦勝国レスラグルドのせいで希望もなく悄然としていた元公爵家令嬢シャーメイン、十八歳。そんなある日、レスラグルドの王子が話しかけてきて……
※拙作「白銀の聖域(これから少しずつ直していきます)」の後日譚ですが、読
んでいない方でも問題無いように作っています。
※フェルキルの元王女アリシアの友人、第一話にしか出てきていない公爵家令嬢がヒロインとなります。
※見やすいように形式を変えました。
※不明な点があれば言っていただけると助かります。
※性交時、若干ヒーローがバイオレンス気味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 17:41:14
27144文字
会話率:31%
昔書いていた物を発掘したので、加筆訂正してもう一度書こうと始めました。
基本一話完結で、気軽に読めるように書いた物です。内容はシリアスですが。
東啓司(あずまけいし)の心には、水が無い。
峰岸貴巳(みねぎしたかみ)の心には、雨が降り続いて
いる。
水を欲する啓司と、水が有り余っている貴巳は、会った瞬間から惹かれあった。
大学のサークルの勧誘をしていた啓司と、誘われてそのサークルにやって来た貴巳の二人が、ゆっくりとお互いを癒し合いながら生活していく話。
テーマは雨。
R15くらいです。リバ表現有り。
①~④までは大学時代だったり、社会人だったり。
思い出の場所……大学時代の話
今を生きる……社会人になってからの話(書き下ろし)
一部サイトにも掲載
アルファポリス・blove・カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 20:00:00
24976文字
会話率:25%
その青年には『神』が憑くのだという ーーー 。
沈み行く小国の王弟と、反乱軍の青年と、狼の神使の話。
執筆中の「終焉クエスト2」のサイドストーリーです。
勇者(?)が西の聖域に行った後の時系列。
最終更新:2017-03-14 13:56:14
18429文字
会話率:16%
――守りたいだけだった。愛を知らないだけだった。
生まれ落ちた時から、邪神に魅入られたカゲトキは、妹のチカゲを守る為に鴉羽の道へと踏み入れた。華国きっての守護聖域の第一位であり、コハネの分家に数えられている家に暮らすカゲトキは、十六の誕
生日にコハネ家当主候補に選ばれ、美しく気高い存在感と女性のような色香を放ち、舞い続ける――。
そして、趣味で始めた科学者生活。チカゲと同い年のシズキを引き抜いたカゲトキは……。
※紅ノ月光華スピンオフ第一弾。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-06 15:30:44
22740文字
会話率:50%
聖域の森で助けた美しい少女を忘れられず、王子は六年後の二十歳の時に少女を妻とした。が、少女は王子に降りかかるはずの厄災を引き受ける呪術を受けて当時の面影が無いほど変わり果てていた。両想いのはずが、すれ違う二人。やがて、その夜だけ女が元の姿に
戻るという望の夜を迎える。日本の古代史と全く関係ない和風古代風ファンタジー。(日本人というだけで、王宮や衣装などは古代中国風でイメージ頂ければうれしいです。)せつなく甘めのお話です。途中いちゃいちゃしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 22:59:03
140203文字
会話率:42%
世界を貫き支える世界樹のある森を守る、聖域の女神。彼女は今日も、人間観察に精を出す。人里離れた森の中は、禁忌も良識も存在しない、密やかな愛の宝庫だ。そんな場所で育ってしまった、ちょっと耳年増な女神が、初めて恋をするお話。
女神とその周りの
人々と、たまに森で愛を囁く恋人たちの恋模様を、ややオムニバス型式でお届けいたします。
※R18はほとんどありません。ほのぼのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 06:22:55
75692文字
会話率:48%
■□とある聖域の森の守人であるステアは兎の魔物との戦闘で、月の満ち欠けの影響で新月・満月の日はウサギの耳が生えて色狂いになる"色淫の呪い"を受けてしまう。そんな中で以前から想いを寄せていた、聖域の森奥の教会を一人で切り盛
りしている神父と想いを通じ合わせた上で身体の関係を持つ事になる。しかし、ステアは幸せの中…同時に呪いを掛けてきた兎の魔物に何度も犯されてしまう…。最愛の神父と外敵である兎の魔物の精を同時に受けて、ステアは完全なウサギの獣人へと変化していく自分を知り…、そして…
■□主にシているだけのアホゆるエロな短編を書こうとしたら長くなったので、短め連載作品に挑戦しました。私的に何となく色々実験的に詰め込んだ作品です。更新は不定期で、前触れも無く、R18やBL要素、残酷描写等を含みますので、あらかじめご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 15:28:17
46699文字
会話率:42%
俺は我慢できず飛び出していた。
...あの時の俺を自分で褒めたい。
妖精の森。
そこは俺の国では有名なおとぎ話があって『空が緑に染まるとき、森に守られた奥の聖域に妖精が現れる』って話だった。
森を彷徨ってだいぶ経った後だろう。
突然背後から
声をかけられ、ガバッと抱きしめられる。
女の人からそんなことをされたことのない俺は仰天した。
「なっ!?なにすっ......!!」そう叫んだときには俺の足は宙に浮き、彼女は悠々と空を飛び出した。
*短編『あなたの隣で見る夢は』の男性視点バージョンです。
お目汚しになるかもですが、もしよかったらどうぞ読んでください。
楽しんでいただけたらありがたいですm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-08 07:00:00
6457文字
会話率:21%
少女のささやかな日常と、そのなかで彼女が気付いてしまったとある事実。聖域が決壊するまで。
最終更新:2014-09-03 20:16:39
5431文字
会話率:31%
天使の領域で、満身創痍の悪魔を拾ったシスイ。天使と悪魔は中が悪いはずなのに。とりあえず放置してしまうともれなく天狼の腹に納まってしまうので安全な場所に運ぼうと思います。天使の聖域にですけどね。見つからなければ大丈夫! そんな感じの天使に悪
魔にファンタジーな世界!中二病の頃に考えていた妄想を具現化してみました。らぶらぶBLの予定。他の奴に興味ナシの俺様系×ちょっと天然可愛い子。ほぼ最強。むしろ天狼が最強。 今のところ直接的な表現はないけどそのうち出てくるかもしれないです。 サブタイトルの◇は通常、◆は別視点で書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-16 13:16:43
72837文字
会話率:23%
今まで普通の幼馴染だった真哉と雪華の関係が高校入学と共に崩壊した。雪華を溺愛する真哉。その異質な想いに翻弄される雪華。
前作「背徳の部屋」の春の章:真哉と雪華のその後の話になっております。
目次に前作のリンクがありますのでそちらから「春の
章」をご一読いただけると繋がります。
R18描写のある話にはタイトルの後に☆をつけました。
改稿したため全部の回で(改)マークがついておりますが、文章に変更はほぼありません。
12/24に番外:クリスマス編を投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-24 16:00:00
74343文字
会話率:24%