愛している。その一言が出てこない――――
若く美しい茶園のオーナー・ジン。彼が所有する茶園がある辺りには、有名な伝説があった。
森の奥深くにある、乙女だけが住まう世界。旅人も茶園の働き手も色めき立つそこに、ただひとり、興味を示さないのが
ジンであった。
しかし幼馴染みであり、茶園の(自称)敏腕マネージャーでもあるタルボは、「かわいこちゃん」こと乙女目当てに聖域へと通っては追い返されている。「獣」と呼ばれる、聖域を守る仮面の男に。
ある日のこと、ひょんなことから、ジンはその男に会いに行くことになったのだが…………
過去に傷を抱えた青年と、異形の男の物語。
(2019.3.18 番外編を追加しました)
(掲載サイト:ムーンライトノベルズ、fujossy)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 20:11:30
27133文字
会話率:36%
同じ茶樹から作られるお茶が、紅茶にも緑茶にもなるように。紅茶同然の烏龍茶も、緑茶のように青く爽やかな烏龍茶もあるように。お茶というものは本当に多様で、それは、人の「性」や「生」の在りようにも、どこか似ていると感じます。
この作品は、そんな
「お茶」にまつわる物語を集めた短編集です。
実在するお茶を題材にしつつ、架空のお茶も登場します。各話の後書きには題材となったお茶・茶器等を記し、18禁要素を含む話はタイトルに※をつけております。最終話を除き全て一話完結です。
(※お知らせ※ 後書きのお茶・茶器の説明について、2019年6月7日時点での知識と比較すると不正確な・誤解を招く表現が散見されましたので、削除いたしました。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 20:00:00
33290文字
会話率:34%
親友に合コンに誘われた俺は烏龍茶と勘違いし、ハイボールを飲んで眠ってしまった。
その結果俺はわけがわからずに……
最終更新:2017-01-02 04:32:52
5551文字
会話率:28%
魔法学院の優等生であるギーゼラとコンラート。二人はともに優秀な生徒で教授のお気に入りで、ライバル同士。ある日、教授の管理下にある呪われた紫水晶の首飾りにギーゼラがとらわれる。「紫水晶の首飾りを身につけたものは、対となる銀の指輪を持つ者の命令
を拒めない」コンラートの声が、非情な説明を告げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-17 09:09:16
13551文字
会話率:18%
会社の資料室。営業事務の山崎佳奈恵は脚立の上で身動き取れないところを、営業の寺田秀にいたずらされて…。そこから二人の関係が始まる。※ストーリーはない。完結もしない。
最終更新:2015-03-25 09:13:03
17844文字
会話率:18%
うららかでのどかな春の公園。
第三王女シャルロッテと、彼女に求愛し求婚する公爵家嗣子フランシスを、隣のベンチから見守る美しくも心優しい聖女とその聖女に恋する若き勇者との会話。
最終更新:2014-12-29 08:05:08
5174文字
会話率:64%