銀盤の王子様の異名を持つユーリスは人気フィギュアスケーター。だがアイスショーの不利な契約が元で多額の借金を抱えていることに。腹黒い事務所は返済のためにAV出演を強要するが。愛と倒錯のSМ調教物語。
最終更新:2022-03-07 22:12:43
15168文字
会話率:35%
真面目で厳格な医師作家、アーサー・コナン・ドイルは感じたくもない快感に身を震わせていた。彼はロンドンを騒がせる、“男専門”のレイプ犯、男狩りジャックに運悪く遭遇し、アナルセックスを夜の路上で強要されていたのだった。だが彼は、ウィリアム・ジレ
ットと言う若き紳士に救われる。ドイルが知る限り、ウィリアムはアメリカの人気舞台俳優のはずだ。だが男狩りジャックは、彼のことを「名探偵」と呼び、「犯行を見抜かれた」と口にした。そんなウィリアムは、男狩りジャックを武術の技で倒し、「仔犬」と呼ぶ、暗闇の中に控えていたスコットランドヤードの警官たちに逮捕させた。
彼の立ち回りは、まさに名探偵だった。だがウィリアムが名俳優であれ名探偵であれ、思わぬ男に助けられたことに驚きながらも、彼に感謝するドイル。
だが、ウィリアムがドイルに求めていたのは彼との肉体的な主従関係だった。彼にもまた男色の気があることを知り、衝撃を感じたドイルは、ウィリアムの前で一糸まとわぬ姿のまま気絶してしまう。次に目覚めた時、彼が倒れていたのは、ウィリアムが暮らす屋敷のベッド。そんなドイルを、ウィリアムは紳士的に介抱する。そして彼が告げたのは、ウィリアムが役者であるのは表向きで、彼の本職は私立探偵で、その卓越した推理力から、英国では名探偵と称されていると言うことだった。そして、さらにウィリアムは、ドイルに肉体的な関係を迫って来る。
彼の強引とも言える求めを、謎に思うドイルは、彼が何故そこまで自身を求めるのかの謎を、追いかけることを決める。その中で、彼はかつてウィリアムを彼が少年だった時に性的に虐待し、虐げていたひとりの男が、英国にいることにたどりついて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 17:18:45
15018文字
会話率:50%
今日まで無事に生きてこられたのは間違いなく幸運だろうが、だからと言ってそれらに感謝する気には到底なれない。
何故って?
それら全てをひっくり返すほどの不運――血塗られた半生から畏怖を集めるタスティア王であり、十四年前に殺そうとしてきたこの男
とエンカウントしちゃったからだよちくしょう!
殺されかけた過去にびくびくしながら目指せ大往生……のはずがどんどんおかしなことになってきてるのなんてきっと気のせいだ。
※殺せない現王×殺されたくない前王の子
※後宮という設定上、攻めは非童貞かつ若干のNL要素も含まれます(NLのR18描写はありません)
※序盤、攻めの態度がかなりキツいですがのちに溺愛のつもりです。
※キーワードは随時追加する可能性があります。
※Twitterの「#2020男子後宮BL」という素敵な企画に参加させていただきます。主催の皆様に感謝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 21:04:12
22871文字
会話率:31%
英国の若き青年×職人気質のおっさん塗師。
愛などいらぬ!が信条の中年塗師が英国青年と出会って仲を深めていく、男前おっさん×伝統工芸×田舎ライフ物語。
山ノ中漆器を作る中年塗師の幸正克己。
人嫌いな彼が漆芸館で塗りのデモンストレーションをし
ていると、その塗りを一目見て英国の若き青年ライナスは克己の元で漆器を学びたいと懇願してくる。
絶対に嫌だと拒んでいたが、ライナスの手土産に惹かれて少しだけ教えることにする克己。
どうせすぐに嫌になってやめるだろう。
明るいライナスには、漆黒と向き合い続けることは耐えられないだろうから――。
※男前おっさん受け企画参加作品。男前おっさん受け大好物……企画者の水瀬さんに感謝です!
※現在ついのべで公開→溜まったらムーンへ転載という形で進めていくため、更新頻度はまったりですが完結に向けて頑張って参ります(大体8万字~10万字を予定)
※後日他サイトに転載&全年齢版でカクヨムコン参加予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 23:00:00
129989文字
会話率:34%
※本編1、2完結済み。現在、番外編を投稿中です。
魔力が少ないため、魔法使いの名家である生家を追われ、騎士になったロア。自分の特技を生かし、騎士としては小柄ながら頑張って生きていた。ある日突然、近衛騎士団長ウィリアムに呼び出され、脅された上
、婚約者候補の調査を依頼されてしまう。
いやいや、俺は騎士だぞ。婚約者候補の素行や好みを調査しろって、そんなに暇じゃねぇよ。でも、どうやらウィリアムは俺の能力をかってくれているらしい……仕方ない、やってやろうじゃないか。調査任務が成功したら、ご褒美をくれる約束だ。でも、この気持ちって……。
騎士団長×騎士(へっぽこ魔法使い)。
※ブックマーク、評価、励みになります!ありがとうございます。
※たくさんの方に読んでいただき感謝感激です!
※R18に※を付けました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 20:33:24
643404文字
会話率:28%
★改稿に伴い、第2章の後に閑話(セフィリオ視点)を追加しました。
俺アレクセイ・ヒューバードは、12歳の時、魔獣の大群により自分の村を失った。冒険者になった俺は、《スタンピード》討伐を繰り返す中で、どうやら魔獣の大量発生《スタンピード》が起
こることを事前に察知できるらしいことに気づく。討伐を終える度に、一人の魔術師の少年セフィリオと遭遇し、俺は魅せられていくが……。惹かれ合い、互いに支えられながら、運命を自分たちの力でたぐり寄せる二人の物語。溺愛系冒険者(英雄)×訳アリ魔術師の固定CP。
始まりや途中、暗い話、じれじれがありますが、ハッピーエンド保証!
5章構成(各章5~9話程度)です。R18には※をつけます。3章以降に増えてます。
※同じ「べあふら」で、アルファポリス様に改稿して投稿中。
誤字脱字報告、大変助かります。
2020.9.4無事に完結することが出来ました!読んでいただいた方々感謝です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 21:00:00
261244文字
会話率:27%
「は? なんで俺、縛られてんの!?」
ゲイである事をカミングアウトの末、ようやく両想いになったと思っていた幼馴染みユウキの、突然の結婚の知らせ。
翔李は深く傷付き、深夜の繁華街でやけ酒の挙げ句、道路端で酔い潰れてしまう。
目が
覚めると、翔李は何者かに見知らぬ家のバスルームで拘束されていた。翔李に向かってにっこり微笑むその小柄な彼……由岐は、天使のような可愛い外見をしていた。
「僕とセフレになってくれませんか。じゃないと僕、今すぐ翔李さんを犯してしまいそうです」
初めての恋人兼親友だった男から受けた裏切りと悲しみ。それを誤魔化すため由岐に会ううち、やがて翔李は由岐とのアブノーマルプレイの深みにハマっていく。
「お尻だけじゃないですよ。僕は可愛い翔李さんの、穴という穴全てを犯したい」
ただのセフレであるはずの由岐に予想外に大切にされ、いつしか翔李の心と体はとろけていく。
そんなおり、翔李を裏切って女性と結婚したはずの親友から、会いたいと連絡があって……!?
◇◆◇◆◇◆
☆可愛い小柄な少年✕がたいは良いけどお人好しな青年。
※由岐(攻め)視点という表記が無い話は、全て翔李(受け)視点です。
★*印=エロ回。
石鹸ぬるぬるプレイ、剃毛、おもらし(小)、攻めのフェラ、拘束(手錠、口枷、首輪、目隠し)、異物挿入(食べ物)、玩具(ローター、テンガ、アナルビーズ)、イキ焦らし、ローションガーゼ、尿道攻め(ブジー)、前立腺開発(エネマグラ)、潮吹き、処女、無理矢理、喉奥、乳首責め、陵辱、少々の痛みを伴うプレイ、中出し、連続イカセ、中出し、中イキ、自慰強制及び視姦、乳首攻め(乳首イキ、吸引)他。
※アブノーマルプレイ中心です。地雷の多い方、しつこいエッチが苦手な方、変わったプレイがお嫌な方はご注意ください。
日間完結ランキング 最高35位、感謝です★
※アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 07:15:40
122479文字
会話率:46%
アンドゥーリ王国の南端、モーディア領という場所に異世界召喚されたサクマ。他国との前線であるこの領地の防備のために召喚されたとのこと。
性格の悪い領主に、無理矢理働かされることになりそうだと思いながらも防備を整えようとするが召喚1日目にし
て、女系獣人国家が侵略して来た!
彼女達獣人は人間の男達から大いに嫌われているらしく、男を見ると性的な目を向けて襲いかかるらしい。侵略も男を捕らえるためだとか……
獣人を前にして皆が恐れ慄く中、そんな世界の常識がサクマに通じるはずもなく、「獣人可愛いじゃん」と言うサクマに、獣人達は……
性魔法を用いて獣人達との身体の関係を持ったり!普通に冒険したり!楽しく生きていく
エルフや魔族とも関係を持つことも!
日間、月間最高2位、年間最高105位
読んでくださり感謝です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 00:03:33
102320文字
会話率:56%
モカはある特技を持っている。
それは周囲に喜ばれ感謝されるものだが、正直モカ自身はもて余していた。
その日も予想通り合コンで一人あぶれてしまったモカは、寂しく帰宅する途中でひとりの男と出会う。
強引に誘われて一緒に飲むことになったのだが、ど
うやら彼にも不思議な力があるようで…
特技のせいで恋愛に少し臆病になった女子と、不思議な力を持つツンデレ男子のラブストーリーです。
※全17話予定です
※完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 07:00:00
55437文字
会話率:44%
過去の痛い恋愛経験から恋愛に消極的になってしまった凜は、ひょんなことから、ハイスペックな癖に恋愛はうまくやれない糀谷から恋愛相談を受けることになる。
揺れて、焦れる、不器用な大人のラブロマンスです。
6話で終了予定です。
糀谷さんを愛して
くれる皆さんに感謝です。
スピンオフ2020冬 投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 17:43:29
38324文字
会話率:38%
アラサー男子?いや・・オッサン寸前の29歳の俺(加藤卓也)が転生してしまった。パワハラ、モラハラ何でもありのブラック企業の営業職から異世界に。しかし・・
「こんな事・・ありかよ!」
思わず叫ぶがどうにもならない。滅亡しそうな騎士爵家の長男に
転生してしまったのだった。持っている知識をフル動員して生き抜く物語です。
今まで、お読み頂いた方々に感謝です!
励まされ、完結出来た事が何より嬉しいです。良いねを受け付けない設定になっていました。
修正致しました!もし、押して下さっていた方。本当に申し訳ございません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 12:00:00
1652544文字
会話率:43%
勇者に一族の村を救ってもらった犬獣人のセシルは、村を代表して勇者一向に同行していたものの、その扱いは体の良い奴隷。それでもセシルは勇者にとても感謝していたのに、あるとき囮にされて捨てられてしまい、助けてくれた剣聖レオヴァルトにぱくっと食べら
れちゃいました。
単純鈍感なボクっ娘犬獣人×超然としているように見えて実は激重ストーカーだった剣聖の、喰われたのはどっち?な恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 21:03:39
22352文字
会話率:23%
出産後の性生活が皆無で欲求不満なマサミ。
彼女が愚痴の相手は義母のミドリ。
さすがに性生活のことは言えないけれど聞き役に回ってくれるミドリには感謝していた。
今日もいつものように愚痴を言ってるとミドリから体の凝りも原因よと言われマッサージ
を受けることに。
素人とは思えないミドリの手により眠ってしまったマサミが目をさますとそこには。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 19:06:10
4498文字
会話率:27%
かつて創造神ティポタが創った世界、『ティポティア』
この世界には4つの種族が暮らしていた。
魔法が得意なエルフ、ものづくりが得意なドワーフ、あらゆる動物の特徴をもつビースト、平均的な能力のヒューマン。
幾千年を超える種族間での交流の中で
沢山の混血が産まれていった。
その中でも特に、エルフと他種族の混血は【ギフト】という不思議な固有能力を持っていた。
4種族はギフトの恩恵に感謝し、彼らのような混血児を神に愛されギフトを与えられた者『英雄』と呼んで大事にした。
そう、10年程前の大戦が終わるまでは......。
大戦後、並外れた力を持った英雄たちを世間は恐れた。
個人では圧倒的な力を持つ彼らも、ある時は多人数で襲われ、ある時は信じた者に裏切られ、安寧の地もなく一人またひとりと殺されていく。
すでに大戦で消耗していた英雄の中には己の人生に絶望し、自ら命を絶つものも少なくなかった。
そして、この英雄にとって厳しい時代に産まれた主人公ルシウスもまた英雄だった。
これは英雄狩りにて大切な家族を失うも、自分の人生から逃げることなく戦い抜き、後に勇者と呼ばれるようになる一人の少年の物語。
【注意!】本編は人によってはグロイ、サイコパス的怖さ、鬱展開を感じる描写があるのでお気を付けください。
そのような展開になる可能性のある回には前書きに告知します。
また、個人的にこれはキツイと思う展開があればコメントを頂ければ、その回に告知追加させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 20:50:34
22087文字
会話率:40%
俺は漫画家の古村 大地。連載漫画が打ち切られてしまった。心が限界にきた俺は生まれ故郷の田舎に帰ることにした。そこには元気な美少女JKがいて……。これは基本ゆっくり田舎暮らししてるだけの主人公が幸せになる物語。……のはずである。
*この作品
はカップイ名義でアルファポリス様にも載せています。
▶2021年10月23日18時 ミッドナイト日間ランキング11位達成しました。本当にありがとうございました。
▶2021年11月28日4時の時点 ミッドナイトノベル日間ランキング10位達成。感謝です。いつエタるかわからないので祝えるときに祝います(笑) → 同日12時に9位になってました。めちゃ良い思い出になりました。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 20:25:43
139983文字
会話率:46%
逆レイプ特化の短編をのせていきます
去年までは別の小説を書いていて文章力に課題があると思い今年はメインで大量に短編を書いて文章力を鍛えます
大体一話は6千~1万文字です
ここに来れば自分に合った逆レイプ作品が見れるという感じの逆レイプ専門
の短編集を目指していきますのでよろしくお願いします
そしてタイトルの『ドスケベ短編小説』は私の尊敬するサーペント先生に許可していただきました感謝申し上げます
今のところ新規で書く気力はないです。
申し訳ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 00:00:14
187234文字
会話率:63%
生徒会シリーズで楽しんでいただいている方へ、感謝を込めまして登場人物紹介を作りました。シリーズをお楽しみいただくためのおまけですので、シリーズ未読の方には無意味と思われます。短篇でのupお目汚しで申し訳ありません。また、シリーズの都合上年齢
制限かかっていますが、本作では全く性的描写は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 23:17:31
3076文字
会話率:4%
俺――十時リクはある日、マンションの部屋の前で倒れている女の子を見つける。彼女は同じ学校の美少女――夜坂ユメだった。
放っておけずに夜坂の承諾を得て俺の部屋のベッドで休ませていると、夜坂が目を覚まし――突然抱きしめられ、キスをしてしまう。
「……私、サキュバスなんです」
自らの秘密を告白した夜坂。倒れていたのは、サキュバスが生命を維持するのに必要な精気が不足していたから。
しかも、その状態で異性に触れられると発情してしまうらしく……現在進行形で、夜坂は発情していた。
「私がサキュバスだという口止めと……一応、看病しようとしてくれた義理も含めて。それに……私ももう、我慢できそうにありませんから」
初めてR18書きました。優しくしてください。
ブクマと評価を頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
日間 2位感謝!!感想もちゃんも読ませていただいています。ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 20:13:54
18768文字
会話率:24%
※本作は楼手印さま「最強の娘と虚名を得た俺は、乱世から逃れられないので終わらせる!」の設定をお借りした二次創作です。
※本作のプロットについて、楼手印さまより許可を頂いています。
※本作はあくまでも異なる著者による二次創作です。オリジナル本
編やその番外編とはいかなる関係もありません。
※本作は著者のフェリシア様への愛?が高じた結果生まれました。著者の嗜好にドストライクなキャラクターを生み出してくださった楼手印さまには最大限の感謝を。
『ご褒美をくれる王女様(人妻)の愛人になって、そして孕ませよう』という R18 版 VR ゲームをたまたま入手したオッサンが、ゲーム内で親衛隊の少年を操作し女王様から「ご褒美」を貰いながら最終的に子作りすることを目指すお話しです.
この作品は「N8726GL」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 20:00:00
31240文字
会話率:35%
性奴隷ちゃんからご主人様へ感謝のお手紙を書いたみたいです。
「大好きなご主人様へ
ご主人様、私をいつも使って頂いてありがとうございます。
ご主人様のおちんぽ大好きです。」
最終更新:2021-11-30 12:42:44
1099文字
会話率:0%
この国最北端に住む伯爵令嬢のアリシアは幼馴染であり、隣領の伯爵家嫡男のロイに婚約破棄を迫られ応じてしまう。
その事をきっかけに生まれ育った大好きな北の地に住む事が難しくなってしまったアリシア。
そんな彼女にこの国最南端に住む辺境伯が言う。
「私のもとに来るか?」
追い詰められていたアリシアはすがるような思いで彼の手を取り慣れ親しんだ地を去りよく知らない最南端の地へ向かう。
新しい地で溺愛され、強く逞しく生きるアリシアの話です。
前半は辛く切ない話が続きます。
不定期更新。Rは恐らく後半までありません。
誤字脱字報告、ありがとうございます。感謝しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 01:19:58
62188文字
会話率:26%
「そうそう、おまえの名前が決まったそうよ、ルルという素敵な名前なの、きっとおまえの魅力的な顔をイメージしながら真剣に考えて下さったのよ。
どこの誰かは知らないけれどおまえにぴったりの可愛い名前を付けて下さったお方に感謝しなきゃ駄目よ。」
「
……?」
「ついでに教えておいてあげる、おまえの命名をして下さったその方が、おまえが牝犬に生まれ変わった姿を見てみたいとおっしゃって3ヶ月先にここにお見えになるらしいよ。その時は従順な3歳の牝犬ルルに成長したおまえの可愛い牝犬姿をそのお方にご披露するのよ。きっとお喜びになっていただけると思うわ。」
涼子はルルと云う名前を聞いて驚いた、それは涼子が子供の時に飼っていた愛犬の名前である。その名前を知っているのは両親がなくなってから一時預けられたことがある叔父の家族だけである。預けられた当時は優しい叔父と叔母に可愛がられて幸せな毎日だった。しかし、病弱だった叔母が亡くなり、叔父は寂しさを紛らわせる為に気が狂ったように酒に溺れる生活を送るようになった。そんな時、叔父は後妻を娶ったのであった。
涼子と同い年の娘を連れて乗り込んできた後妻は、涼子に辛く当たった。娘も母親に輪をかけたように涼子に意地悪をした。涼子の唯一の味方であった愛犬のルルを涼子の目の前で殴り殺したのも、その娘である。
いくら辛く当たられても体調を崩した叔父の看病の為にと耐えてはいたがその様子を見るに見かねた叔父に諭されて誰もいない実家に戻った。
そこには両親の残してくれた幾らかの財産があった、涼子はその家で今まで一人で生きてきたのである。その後、叔父が亡くなったと噂で聞いたが涼子には何の連絡もなかった。
たった一度だけ、お金を都合して欲しいと後妻の女が訪ねてきたが、きっぱりと断った。きっと、あの母娘がお金に困って私を売ったのに違いないと涼子は確信した。
憎しみだけが涼子の心を支配していたが拉致される瞬間に街灯の下で佇む恋人の姿が瞼の裏に残って消えなかった、真人さんは無事だったのだろうか、恋人の安否も気がかりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 22:27:57
108744文字
会話率:41%