フィレイバス王国では古来より、王族、貴族間で暗黙の了解とする風習が続いている。
それが王命による婚姻だった。
普通、貴族の婚姻は家同士によって決まり、それを王家に報告する形で進んでいく。それが他国に嫁ぐ場合も例外ではなく、自国に対し多
大な不利益になる場合を除き、王家は極力関与しないことになっていた。
しかし王命による婚姻は前提が異なり、対象となる爵位家の意向は完全に無視して執り行われるのだ。
それはこの婚姻が、罰を与える行為の一環として行われるからである。
貴族社会で問題を起こした人間は、男であれば労働施設に、女であれば修道院に送られる事が多い。
しかしあまりに高位貴族が対象の場合は、受け入れ先の対応が難しく、逆に問題を起こされて王家に苦情が届く事も少なくないのだ。
そこで王家は、自国や周辺諸国と秘密裏に会談し、言うなれば面倒事の面倒を見てくれる受け入れ先を、複数用意しているのである。
シヴァンが統治するギスイリタル公国も、その候補地の一つである。
ギスイリタル太公シヴァン・サンダウェルは、フィレイバス王家の傍系にあたる。
とはいえ表舞台を取り仕切るのは、タウンハウスに常駐している弟夫妻であることが多く、シヴァン自身は本邸にこもって、悠々自適な生活を謳歌している道楽者であった。
そんな彼の元に、王命の婚姻と称しやってきた五人目の妻。メイベル。
フィレイバス王国の王太子妃であった彼女は、社交界では毒婦として有名で、常に数人の男を侍らせていたという。夜な夜な、王太子妃の住まう離れの城に男を連れ込み、貞操観念も何もあったものではなかったと、後ろ指を刺される人物であった。
通う男は年齢を問わず、かくいうシヴァンも32歳なので、彼女とは10歳ほど違うという有様である。
メイベルのふしだら生活に苦言を呈していた王太子は、ついに結婚を白紙にし、彼女はシヴァンの元に嫁いできたのだった。
だが実際のメイベルに、そんな毒婦らしき素振りはなく。
燃えるような愛で無くとも、二人は穏やかに惹かれ合っていく。
妻という生き物に疲れ、偏屈な見方で考えるようになってしまった太公が、妻となる女が生涯抱える、たった一つの敬愛を知る物語。
※ヒロインがヒーロー以外に抱かれる、陵辱される、そういった表現が前提にあります。
全体的にゆるふわ設定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 07:44:49
19915文字
会話率:32%
−−−淫魔王パンデモニウス
忽然と「異界ヴァルサイユ」に現れたその褐色の筋骨隆々とした黒鬼は魔族を統べたちまちのうちに世界を掌中に入れようとしていた。
彼の正体は通学途中に転落事故で命を落とし異世界にやってきた凡庸なる男子高校生であった。
彼は敵対する者を嬲り尽くし破壊し尽くしてきたが、気に入った美少女とあらば己の快楽のままに性の玩具として扱った……
彼の餌食となるのは美しい白銀の女勇者や麗しい元王族の姫やエルフの皇女たち。
淫魔王の色欲は世界の美女を喰い尽くす−−−折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 15:02:33
60020文字
会話率:30%
前世の記憶を取り戻して混乱するアイナと、ずっと好きだった子を絶対に離さないジークベルト。
転生者な公爵令嬢と超一途な王族の、結婚までの道のりと、その先。
公爵家の娘で王族の婚約者のアイナは、10歳のとき前世の記憶を取り戻す。
前世の記憶が
あって、今の生活に違和感もある。そんな自分は、本当に「アイナ」なんだろうか。アイナは一人で悩んでしまう。
一方、婚約者のジークベルトは、アイナがよそよそしくなろうと社交の場に出てこなくなろうと、アイナのそばに居続けた。年齢一桁の頃から好きな子との婚約をもぎとったのだ。離す気などない。
悩める転生令嬢が、好きな子手放す気ゼロの男に陥落。
結婚するまでと結婚後の仲良し夫婦!のお話です。
R18要素は18歳編から。
10歳→12歳→15歳→16歳→18歳→23歳と成長し、二人の関係も進んでいきます。
小説家になろう、カクヨム、ツギクル、アルファポリス、pixiv(こちらは修正前バージョン)に掲載されているもののちょっぴり修正+R18要素有りバージョンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 13:11:59
349301文字
会話率:29%
◆第17回恋愛小説大賞にて奨励賞を受賞しました◆
バーベナはエアネルス王国の三大公爵グロー家の娘にもかかわらず、生まれながらに魔女としての資質が低く、家族や使用人たちから『出来損ない』と呼ばれ虐げられる毎日を送っていた。
そんな中成人
を迎えたある日、王族に匹敵するほどの魔力が覚醒してしまう。
今さらみんなから認められたいと思わないバーベナは、自由な外国暮らしを夢見て能力を隠すことを決意する。
ところが、ひょんなことから立太子を間近に控えたディアルムド王子にその力がバレて――
「手短に言いましょう。俺の妃になってください」
なんと求婚される事態に発展!! 断っても断ってもディアルムドのアタックは止まらない。
おまけに偉そうな王子様の、なぜか女子力高めなアプローチにバーベナのドキドキも止まらない!?
やむにやまれぬ事情から条件つきで求婚を受け入れるバーベナだが、結婚は形だけにとどまらず――!?
ただの契約妃のつもりでいた、自分に自信のないチートな女の子 × ハナから別れるつもりなんてない、女子力高めな俺様王子
────────────────────
◆1/2 改題しました
○Rシーンには※マークあり
○7/9投稿再開!(完結まで毎日更新)
○他サイトでも掲載予定
────────────────────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 18:03:45
109873文字
会話率:27%
2023/07/10 更新再開しました。
【内容】ハーレムを回避しようとしてたら逆ハーレムになってしまった王子の話。
不定期更新。身分は飾りでほぼ機能していません。
複数の攻め(色々)×主人公(口が悪い王子)総受けものな為、苦手な方は注
意。
男性妊娠表現があります。やや無理矢理な表現があります。掲示板回(2ch風)があります。
三人称視点なので、攻めも受けもごっちゃ混ぜ。多分なんでも許せる人向け?
異世界転移は異世界(中世ファンタジー)→異世界(現代ファンタジー)な為に地球はほぼ関係なし。
少なくとも地球出身者の内政チートとかのよくある転移ものじゃない。ハピエン予定です。
以下、サブタイトルの説明
◇通常回 ♥エロ回 ☆補足、設定等折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 17:00:00
659513文字
会話率:27%
これといった後ろ盾を持たない第八王子のライルは、母が死んだ6歳の時から宮廷内で無き者として扱われていた。
ライルはある日、祝い事に招かれた吟遊詩人のアルフィと出会い、その優しさと豊富な知識に惹かれていく。
最終更新:2023-07-10 19:22:52
10061文字
会話率:50%
男装少女と不遇な王子がヤリまくる話(にしたかった)
最終更新:2023-07-09 23:59:18
9724文字
会話率:40%
平民の下級文官から宰相へと上り詰めた男は、彼を邪魔に思う貴族や王族の悪意で処刑されてしまう。
死んで魔界にて悪魔となった彼は、同じく人間に恨みを持つ悪魔達を統べて地上へと戻る。
長い時を魔界で生き、魔界を統べる魔王となった彼にとって人間
は玩具に過ぎない。
これは魔王による人間への復讐。
今宵も快楽の声が響き渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 15:00:00
14386文字
会話率:39%
女王が統治する国、エルヴァス。そこの末姫のアリスンは、成人を迎え国を出る。この国の王族は成人するとある目的を持って国を出る。
それは一族のために強い男の子種をもらうこと。地位も名誉も関係なく、自分がこの男だと思った相手と交わり子種をもら
い、子を生む。
彼女が狙ったのは奴隷から成り上がり戦場の狼と異名を持つグウェン。
彼の所属する部隊に入り、彼の天幕に忍び込んだアリスンは、しかしあっけなく彼に取り押さえられる。刺客だと思い、取り押さえたグウェンに、アリスンは告白する。
ほしいのはあなたの子種。責任を取れとは決していいません。だから子種をくださいと。
しかし、グウェンにはある問題があった。
彼は立派なイチモツを持っているにも関わらず、彼は不能だったのだ。
それを理由に拒むグウェンだったが、アリスンは諦めなかった。
*第4回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞で特別賞をいただきました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 00:00:00
27321文字
会話率:52%
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取
り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 06:00:00
241366文字
会話率:52%
エルヴィス王弟殿下の従者・オズは、今日も今日とて苦労していた。なかなか自分の話を聞いてくれないし、顔も見てくれない。でも、そんなエルヴィスにオズは片想いをしていた。相手は王族だ。結ばれるはずがない、釣り合わないけど……結ばれたいな。そう願
った次の日、オズの左手の薬指には、『赤い糸』が。何だこれは……幻覚かと思ったその赤い糸は、エルヴィスの左手の薬指と結ばれていた。しかも、その赤い糸についていた白い紙コップのようなものからは、エルヴィスの心の声が聴こえてきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 22:00:00
11622文字
会話率:41%
「ぼ、僕と、付き合ってください!」
人生のターニングポイントは? と聞かれれば、僕はこう応える。
「罰ゲームでお姫様に告白したあと……」と。
十五歳になるまで村に住んでいた青年ルトは、王都の学園に入学する。
入学式の学園初日、ルトはクラス
メイトになった男友達の青春の一ページに巻き込まれる。
それは、王女様に罰ゲームで告白するというものだった。
そしてこれは、その王女様に告白し、王族の仲間入りをした--ムッツリヘタレ童貞平民の、告白後の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 17:00:00
630621文字
会話率:42%
王国第2王女のリリライト=リ=アルマイトは、王族ながら普通の女子生徒として、エリートが集うミュリヌス女学園へと通っていた。その傍らには、”勇者”の素質を有する少女リアラ=リンデブルグが護衛として常に側にいた。
姫と護衛騎士というよりも気の
合う親友同士のように学校生活を送るリリライトとリアラ。そんな彼女らが電車に乗っていると、リリライトが姫であることを知らず痴漢に合うものの、リアラが見事撃退する。
そんな勇敢で頼もしい護衛兼親友と共に学校生活を楽しむリリライトだったが、その後再び痴漢に合う。しかし今度の痴漢は、なんと自分と同性の女性だった。女の体を知り尽くした痴漢の手で、まだ何も知らない無垢なリリライトは初めての快楽を教えられていく中、隣にいるリアラは気づいた様子もなく――
リリライト、そしてリアラはどうなってしまうのか。
□■□■
本作は、自作品「白薔薇の騎士と純白の姫」のセルフ2次創作作品となり、キャラやいくつかの設定を流用した全く別の世界線のお話となり、原作との繋がりは全くありません。ですので、ハイファンタジーの世界観なのに普通に電車が通っていたりますが、さらっと流してお楽しみいただければと思います。
※本作品はskebにて依頼を受けて執筆した作品でpixivにも投稿しております。
※本作の後日談『百合に堕ちる知らざれる3日間』編をFANBOXに投稿しておりますので興味がある方は是非ご覧になって下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 02:02:11
24889文字
会話率:44%
「毒を出すために〇精してほしい」
病弱美少年な弟以外から無視されている小国の王子様リム、慣れ親しんだ森で毒虫に刺され死を覚悟したら助けてくれた美しい男性にそう告げられ弟の元に生きて帰るためにその方法を受け入れる。
そして無事に解毒が済み彼か
ら大国の王族だと告げられプロポーズされる。
弟にも良い治療をさせてもらえることに喜んだ王子様は受け入れる…
勢いのままに書いてしまった優しい笑みの腹黒王族(20代)×ちょろい無垢王子(16歳)のご都合設定なファンタジーR18なBLです。
弟の口が少々悪くなりますが弟は味方です。
森が意志を持っていたりもしますが緩い感じで読んでいただけると幸いです…
好き勝手かいております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 22:16:52
8295文字
会話率:33%
初夜に「私は貴女を愛さない」と、夫が言ったのは妻を守る為。「溺愛しないで下さい」と、妻が夫に言ったのも夫を守る為。
愛と溺愛にトラウマを持つ二人の初夜は激しくて?
淫らで切ない、激しく優しい二人の未来は?
妻視点・夫視点の2話完結です。
おまけを不定期で投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 21:00:00
107010文字
会話率:38%
権力こそ全て、贅(ぜい)屠(ほふ)るこそ全て、そんな横暴がまかり通るどこかの独裁王国があった。その貴族社会で世間を知らぬまま大切に育てられた令嬢、クラウディア・アリア・ダルチエンは、親の野心のため言われるがままなすがまま生きて来て、ようや
く第一王子のタクローシュ・グルタ・ザン・ダマエライトの婚約者へと収まることが出来た。
しかし何かの策略か誰かの計略かによってその地位を剥奪、元第一王子であるアルベルトが事実上幽閉されている闇の森へと追放されてしまう。ほどなくして両親は謀反を企てたとして処刑され家は取り潰し、自身の地位も奴隷へとなり果てる。
なんの苦労もなかった貴族から、優雅な王族となるはずだったクラウディアは、闇の森で生き地獄を味わい精神を崩壊したままただ生きているだけと言う日々を送る。しかしアルベルトの子を授かったことが転機となり彼女の生活は少しずつ変わって行くのだった。
この物語は、愛憎、色欲、怨恨、金満等々、魔物のような様々な感情うごめく王国で起こった出来事を綴ったものです。
※過激な凌辱、残虐シーンが含まれます
苦手な方は閲覧をお控えくださいますようお願いいたします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 18:00:00
154913文字
会話率:30%
「天空の恋」外伝。天眼国の王兄、カルムのメインストーリー。
最も神に近いと言われる額に第三の目を持つ天眼族は様々な神通力を使う。カルムはこの国最強と言われる人の心を読む心眼と、全てを見通す遠見の力を持っている。身内には甘いが根本的に他人に冷
たいカルムだったが天女継承を巡る陰謀に巻き込まれてしまった。天女とは力のない普通の人々が信仰する天山に坐する最高位の巫女だ。その有力候補だったサシャが罠を仕掛けられ、手違いでカルムが彼女の純潔を奪ってしまった!純潔を失くした巫女の天山の掟では―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 10:46:58
238284文字
会話率:56%
「天空の恋」天眼国の王姉リネアと猛牙国の王子サガンをメインにしたサイドストーリー。
気付いていないふり・・・そして気付かないふり・・・リネアは何年もそれを繰り返して来た。心に秘めた想いは異母兄カルムへの恋。 黒翔国の任務を終えたリネアはラ
ーシュの事件のある出来事でその想いが膨らみ天眼国に戻りたく無かった。だから休暇と言って遠い国へ向った。そこで出会ったのは「暴虐の王子」と悪名高いサガンだった。しかも陰謀の罠に巻き込まれてリネアはサガンと共に呪詛にかかってしまった。リネアとサガンの二人の腕は奇妙な鎖に繋がられたのだ。その鎖は繋がったもの同士のお互いの感情はもとより、全て共感し共有する。片方が傷つけば片方も同じように傷がつくものだった。一方通行で伝わるサガンの感情は生き生きと鮮烈で、リネアを惹き付ける。またサガンも・・・どちらも一切妥協しない奇妙な二人の共同生活が始まる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 14:28:02
106363文字
会話率:56%
神に最も近いと伝われる額に天眼を持つ天眼国の王イエランが剣を振り上げた時、敵国の王女美羽は死の喜びに微笑んだ―――それは義父によって王女の誇りを奪われ、陵辱されてきた日々から解放される至福の時だったからだ。しかし美羽がその刹那の喜びに震えた
瞬間、天眼の王イエランは恋に堕ちてしまった。死神の手を取ろうとする彼女をこの世に留めるためにどうすればいいのだろうか?
「美羽、私を憎み恨むがいい・・・死んでも死にきれないほど憎むがいい・・・」
―――愛されないのなら、愛と同じだけ憎まれよう―――
愛する兄を殺され、自国の民に命を形にとる冷酷非情な王イエランに怯えながらも憎しみを抱く美羽。悪夢だった義父がイエランという悪夢に替わっただけだと思うのだが・・・イエランの時折見せる優しさに戸惑ってしまう・・・何故?どうして?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 23:20:33
329436文字
会話率:51%
ただただ愛でられるお話。
最終更新:2023-06-12 16:22:53
1306文字
会話率:53%
パーション王国の王族は約千年前にかけられた呪いにより、子供ができにくい体質。
呪いをかけたのは淫魔の血を引く魔女。彼女は「呪いを解きたければ、王族の男と淫魔の血を引く娘を結婚させろ。年齢差は必ず七つでなければならない」と残して亡くなった。
しかし、淫魔の血を引く娘の数はかなり少なく、挙句七つの年齢差をクリアできない。
その結果、呪いをかけられて千年が経ってしまっていた。
そんな中、王国に現王太子セースよりも七つ年下の伯爵令嬢スヴェアが生まれた。
スヴェアは淫魔の血を引いていることもあり、王家はスヴェアが生まれてすぐに婚約を打診。スヴェアは生まれてすぐにセースの婚約者となった。
が、多情な淫魔の血を引く娘に王妃が務まるのか。さらには、スヴェアが気の弱い娘であったことから、周囲はスヴェアはセースに似合っていないと心無い言葉を投げかけてくる。
……スヴェアの本当の姿など、知りもせずに。
これはゆるふわ系の執着王太子×淫魔の血を引く伯爵令嬢の、呪いを解くために始まった婚約が、真実の愛へとつながるお話。
◇掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:15:42
32600文字
会話率:35%
【コミカライズ進行中】皆様の応援のお陰でコミカライズが決定しました。ありがとうございます!
――婚約者の愛はとてつもなく軽かった。
アマリア王国の王女メイシャルは婚約者である隣国の王太子ギルベルトと同じ学園へ入学することになり、入学式の
後、早速挨拶をしようとギルベルトがいると教えてもらった部屋に向かったが、そこでメイシャルが見たのは他の女子生徒を抱くギルベルトだった。
ギルベルトの婚約者というだけで学園では執拗な嫌がらせを受け、国へ帰るように言われるが、三年間嫌がらせをされ続けキレたメイシャルは……
──そして、その後のギルベルトの様子がどうもおかしい。
はあ?
今さら好きと言われても……
誰がお前なんか好きになるか!
王族のみ『王家の力』といわれる異能の使えるご都合主義のゆるふわ設定です。
Rシーンはサブタイトルに☆を付けますが、始めに不快な描写とあとは後半予定です。
突然の残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。
(なろう版あり、若干設定が違います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 20:04:14
134931文字
会話率:48%
アレグリンド国王の姪であるレオノーラ・エル・アレグリンドは、戦闘訓練中にアラサーOLだったという前世の記憶が蘇った。
前世の記憶は、婚約者に捨てられて死んでしまったという悲しいものだった。
王族の姫君でありながら男装をして無気力に生きてい
たレオノーラは、今度こそ幸せな未来を手に入れるため行動開始する。
R18は四章にならないとでてきません……
小説家になろうの方に、改稿した全年齢版を投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 08:00:00
369821文字
会話率:34%