この世界に産まれる女性の数は少なく、長く生きることがない。それは貴き血が濃くなるにつれ顕著で、上位貴族では女児が産まれると家の奥深くに隠すように大切に育てることが多い。
なぜこうなってしまったのかは誰も覚えていない。ただ昔からそうなのだ
と、倣うようにそうしている。
上位貴族の女児は家から出されれることなく、男が希い情を求めて通うのが常識となっており、王族など特例を除いては男の通い婚や婿養子となることが多く、異父兄弟や異母兄弟も当たり前のように存在した。
誰が誰の子供なのか、それは母親だけが知っている。否、母親ですら知らないのかもしれない。けれども子供は確かに母親から生まれた子、女児が続けばその血筋は正統なものとされ、求められる。
我が家にも女児をと希われる。
とある島国の王族の血も流れる公爵家にそれはそれは美しい女児が誕生した。産まれて間もないというのに多くの人を魅了するその子供はすぐさま同じ年に生まれた王子の婚約者となり、契約が結ばれた。
その命ある限り、紡ぐ泉のある限り、この契約はその身に宿る。
だからその後、まだ幼い姫君が攫われてもその契約は消えることなく続き、それゆえに姫君は生きているのだと、まだ無事なのだと王家の人間は捜索を続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 20:00:00
28191文字
会話率:71%
「薔薇の刻印」のBLカップル、ニコルとダニエルの出会いから現在までを書いた番外編です。
※がっつりBLです。R18です。なので本編とは切り離しましたが、本編を読んでないと意味が分かりません。
最終更新:2017-07-06 11:00:00
43951文字
会話率:39%
若く美しい女王によって統べられていた小国ミレイユは、ある日女王が大国の王妃として求められたことにより、その名を失った。そして、ミレイユで密かに生まれていた双子の王子は、生き別れの運命を辿る。
――それから20年。1人は大国の王位継承権を持つ
王子として、そしてもう1人は世界を渡り歩く賞金稼ぎとして成長を遂げていた。
決して交わることは無いと思われた2人の運命の糸は、とある騎士見習いの少女と、奴隷の少女の身分を超えた出会いと別れをきっかけに、手繰り寄せられていく。
※基本はノーマルのラブファンタジーですが、脇役として男同士カップルが登場します(性描写はありません)。苦手な方、ご注意下さい。
※大人描写の割合は低いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 19:16:38
643970文字
会話率:40%
身寄りのない少年・常盤佳紀の前に、ある日突然現れた夏樹という女。ぎこちない間柄のまま、佳紀と夏樹は『親子ごっこ』を始めるが、美しい夏樹を母親代わりとも思えない佳紀は、屈折したまま関係を踏み外していく。
※「番犬はパンを探す」の登場人物が出て
きますが、本編をお読みにならなくても影響ありません。文体硬め。
完全に男性視点のため、ミッドナイトと迷いましたがシリーズの便宜上、ムーンに投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-03 04:00:00
42552文字
会話率:31%
【最高級のアルファ×凡人なオメガ】何の取柄もない凡庸なオメガが恋をしたのは、ぞっとするほど美しい最高級のアルファであった。
オメガはそれが叶わぬ恋だと分かっていても、どれだけ身の程知らずと罵られても、彼の傍から離れることが出来ない―――――
けれど、そんなある日。彼の一言でそれまでの関係は崩壊する。凡庸なオメガが犯してしまった"罪"とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-02 16:30:51
91467文字
会話率:28%
クロエは、18歳の誕生日を迎えたばかりの伯爵令嬢だ。
ある日突然妙な男が現れ、父母に向かってこう言った。
「貸した金を返せないのなら、娘のクロエをオークションにかける」と。
強引に連れていかれた闇オークション。
恐怖におののくクロエを助
け出してくれた男性は、名をイルヴィスと言った。
「金髪、碧眼の美しい娘よ。オークションから助け出したのは、私の妻にするためだ。精一杯私に尽くすように」
没落貴族の娘クロエと、闇の公爵と呼ばれるイルヴィス。
ふたりのすれ違い愛は、豪華客船でもっと深まっていく―――。
※こちらはアルファポリス様と重複掲載となっております。
※完結いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 19:00:00
170524文字
会話率:32%
美鈴は長年付き合っていた男が浮気をして相手の女性との間に子供が出来る、そして別れを切り出された美鈴は「分かった」と頷き別れた。そして都会には似つかわしくないひっそりと佇む古寂れた神社へ、良く悩んだり傷付いた時などお参りに行く事が日課であった
。晴天の昼下がりぱらぱらと小雨が降り『狐の嫁入り』だろうかと天を仰ぐ。そこで不思議で奇妙な体験をした美鈴は、危ない所を美しい九尾の狐に助けて貰う。そして出会った瞬間に「我が花嫁」と言い優しい声で手を差し伸べて来たのだ。結局何がなんだか分からない奇妙な生活を送る事になり、沢山の物の怪に愛されて九尾の狐に深く深く溺愛されてー…美鈴はどうなってしまうのか?と言う基本甘く、ほのぼのな感じのエロです。攻め、受け両方ありますのでご了承下さいませ。まだまだR18は遠そうです。それではどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-30 02:51:35
10369文字
会話率:76%
多額の借金を返済にするために魔法少女になった……少女たちの物語です。
いくら時が過ぎようと、例え住む世界が違ったとしても……どの時代にも、どこの世界にも、底辺の人間は、必ず存在する。
神いつだって、人間に試練を与えるのだから……平等な
どはありわしない。
それでも彼女達は、救いを求めて、祈りを捧げつづけるのだろう。
「世はまさに魔法少女時代」だと。
「いつの時代でも男性にとっては、処女ほど魅力的なものはない」のだと。
「美しい女とは、最高級のごちそう♥♥♥」
「魔法少女の歴史とは――――まさに凌辱の歴史」だと
「処女性こそ、モテル女性の証」だと
「まだ男に愛されたことのない処女の肉体を調教し、その身体に快楽を教え込んでいくこそが……男性にとっての究極の夢」だと
参加条件
・何かしらの罪を背負っていること。
1.プレイヤーA。罪:色欲。
2.魔法少女B。罪:嫉妬。
3.魔法少女C。罪:憤怒。
4.プレイヤーD。罪:強欲。
5.魔法少女E。罪:偽善。
6.魔法少女F。罪:暴食。
7.プレイヤーG。罪:怠惰。
8.魔法少女H。罪:傲慢。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 06:00:00
420836文字
会話率:39%
アルファだけどアルファである意味が見いだせない女子大学生、伴岡彩菜はある日、美しい容貌の少年に「おねーさん、ダッサいねえ」と声を掛けられる。けれども彼はどうやら彩菜の「運命の相手」で、でも何やら色々と複雑な事情を抱えているようで・・・?※オ
メガバース設定です。アルファ女×オメガ男。性描写そんなに濃くないです。予告はありません。児童虐待とか児童売春とかそういう案件がありますので、苦手な方はスルーをお願いします。暗め。なお、現実にも存在する公的機関などが登場しますが、あくまでも「この世界における公的機関」ということで、実際の公的機関とは色々違う可能性がありますのでご了解下さい。※完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 00:00:00
60715文字
会話率:42%
海間翔也(うみま・しょうや)は高校三年生。誕生日となった土曜日、自宅で昼寝から目覚めると、美人の母と姉が色っぽい格好で翔也を待っていた。姉を相手に童貞を卒業し、母から子作りの手ほどきを受ける。
やがて翔也は、自分が奇妙なパラレルワールドに
転移したことを悟る。クラスメートで彼女の真城莉奈(まじろ・りな)も、世界への違和感を翔也に訴えてきた。
どうやらこの世界では、ある理由で生殖科学が急速に進歩し、近親相姦等、禁忌のはずの性的関係が道徳的に許容され、乱交的な性行為による多産が奨励されているようだ。
元の世界に戻るため、翔也と莉奈は、愛・性・生殖の三位一体化に挑む。
補注)NTR(寝取られ)要素に関しまして: ヒロイン・真城莉奈は、寝取られません(寝取られる危機には陥るものの)。一方、「乱交」文化の必然として、他の女性登場人物達は、主人公からすると「寝取られ」たように見えます(母や姉に他に相手がいる、等)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-28 00:00:00
28462文字
会話率:43%
優哉は、有力な旧家に生まれたが、複雑な家庭環境のため、親の愛情には恵まれなかった。実の母は、優哉が幼い頃に家を出て行ったらしいのだ。実母との再会を決意した優哉は、周りの女達を次々と手なずけ、困難を乗り越えていく。
全七話完結。本作は『官能エ
ロ博物誌』中のエピソードを改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-27 00:00:00
8573文字
会話率:26%
母は、俺が幼児の頃、忙しくてなかなか相手をしてくれなかった。そんな母は、俺にとって、たまに遊んでくれて、とことん甘やかしてくれる「綺麗なお姉さん」だった。一緒に過ごす日は、いつも一緒に寝ていた。俺が精通を迎えても、母は俺と一緒に寝てくれるの
だった。
全三話完結。本作は『官能エロ博物誌』中のエピソードを改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 00:00:00
3174文字
会話率:45%
訳あってヤクザの奴隷にされた美しい母親と小さな娘が、2人で変態客の相手をするお話です。
最終更新:2017-06-20 12:39:03
12350文字
会話率:44%
少年にしか見られない華。そんな華を愛してくれる婚約者の海衣。二人の間に割り入ってくる、とんでもなく美しいが横暴な王子、雪。銃の腕だけを買われて、雪の親衛隊に転属になった華を待ち受けるものは……!? 未来を舞台に、銀河系を超えて繰り広げられる
恋愛模様。■注意!容赦なくヒロインが過酷な目に遭いますので、そういうのが平気な方のみどうぞ。(自サイトと同時掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-19 15:07:50
25632文字
会話率:49%
夏の初め。俺は黒猫に出会った。
自由気ままで艶のある美しい猫。
彼は、俺の隣でミックスジュースを飲んでいた。
学園で有名な不良で「黒猫」と呼ばれる青田。
田舎出身の柔道部エース、岩清水。
偶然の出会いは、二人の距離を急速に近づけて
いった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-18 21:36:16
2214文字
会話率:49%
俺はこの学校で体育教師として働いている。クソガキども相手の仕事なんで、どうにもかったるくてやってられないこの職ではあるが、しかしいいところがないわけではない。プリプリの女子高生をまじまじと見つめられるんだ。それも、陸上部の顧問ともなれば、も
う露出された若く美しい肌を見放題……。
そんなあるとき、俺は部員名簿を見ていて気がついた。3年A組の学級委員長を務める、真仲みのりの名前があるではないか。
スポーツなんてまるで無縁の、色白でムチムチしていていかにも温室で丁寧に育てられた感じの、大人しい清楚な女の子が、どうして陸上部の部員名簿に載っているのか……。
まぁ、この際、理由はなんだっていい。これは、このことを口実に真仲を呼びだし、陸上部の部活に参加させるいい機会だ。そうすれば、あの孕ませがいのありそうな身体が陸上部のユニフォームに身を包んだ姿を見ることができるじゃないか。
なに、あの臆病な性格の女だ、ちょっと厳しく声を荒げてやれば言うことをきくだろう。
フフフ、これは面白くなりそうだなぁ……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-18 19:57:39
57799文字
会話率:47%
ある日、心臓病を患った少年が助けたのは、美しい姿をした吸血鬼。その出会いをきっかけに二人は愛し合いますが、どんどん吸血鬼社会に巻き込まれていく。ちょっと切なくて悲しいお話です。
また、この作品はエブリスタにも掲載しています。
最終更新:2017-06-18 10:04:08
3604文字
会話率:32%
桜蘭の地に漢から派遣されてきた役人の李玄照。食堂で働く美しい娘、阿蘭。
二人は夫婦になる約束を交わし、玉の首飾りを一つずつ持ち必ず桜蘭で再会することを誓うのだが…
最終更新:2017-06-12 23:00:10
6925文字
会話率:40%
シルクロードの隊商を率いる孫達が莎車で出会った美しい踊り子・阿蘭。彼女は孫達が砂漠で手にした玉の首飾りとまったく同じものをその身に着けていた。
最終更新:2017-06-12 13:18:12
6267文字
会話率:38%
金持ち紳士の「私」と、酒場で出会った美しい男性「リット」の一夜の交接。異物挿入、拘束などの表現があります。
※自作「ラビュリント」からの派生譚となりますが、普通に単体で読めると思います。
最終更新:2017-06-08 14:55:05
8954文字
会話率:43%
ローズガーデン、薔薇庭園。それを有していたロワール王国があった。そこには美しい白薔薇の姫がいた。
他国の王が姫に興味を持ち、妃に欲しがる。がロワールの王は断ってしまう。それに激怒した他国の王は攻め込み、無理に姫を妻とする。
王妃になった姫は
後に双子の王子を生んだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 17:00:00
1713文字
会話率:22%
細工物を生業とする彼のもとに寄せられた依頼は、「合鍵」を作ること。それも、隠し扉や金庫のものではない、もっと後ろ暗く淫靡なもの。依頼人が攫ったという美しい女、その操を守る最後の砦――貞操帯の合鍵を作れとの命令だった。
謎めいた女に、謎めいた
鍵。その妖しさ美しさに、彼は次第に魅入られていくが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 21:03:42
35074文字
会話率:43%
大地の女神アデルが愛したこの地、エルライナ国は小国ながらかつては楽園であった。
数百年に一度産まれる"白金の至宝"は、女神アデルの庇護を賜る不思議な力を持ち、容姿は必ずプラチナブロンドに紫の瞳の女である。
力の源は、女神
アデルの愛したこの地を民や王族が想い慈しむ心。
時の"白金の至宝"は、その不思議な力でエルライナの地を大国へと導いた。
しかし、大国になるに連れ王族は"白金の至宝"を策謀に利用するようになる。
尊い存在の"白金の至宝"を鎖で繋ぎ、更なる繁栄を遂げる為、力の施行を強要し、遂に大陸随一の巨大な軍事国家になった。
緑の大半を失い、このエルライナの地を想い慈しむ者が少なくなると、やがて力は失われその美しいプラチナブロンドを漆黒に染め上げた。
自身の異変に恐れを抱いた時の"白金の至宝"は自害。
三百年後、辺境の地で産まれた"白金の至宝"エレナは、愛情深い両親のもと隠され育つ。
しかし、悪戯な運命が彼女を第一王子と引き合わせ、二人は激しい恋に落ちた。
二人の間に新しい命が産まれ、美しいその赤子もまたエレナ同様"白金の至宝"であった。
順風満帆に見えたエレナの日常が終わりを告げたのは、王位継承権を争う第二王子の陰謀。
愛しい夫を殺されたエレナは哀しみに打ちひしがれ、そのプラチナブロンドを漆黒に染め上げた。
怒りに震えるその瞳は緋く凍てつき、忘れ形見の愛しい我が子を腕に抱え『二度とこの力をこの地に使う事はない』と忽然と姿を消したのである。
それから幾多の歳月が流れ、エレナの娘アメリアは十九歳になった。
奇しくも母エレナが恋に落ちた歳に、隠れ住む森の奥地、泉の畔でエルライナ国騎手団長ヴィクトールに出会ったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 16:05:19
14104文字
会話率:12%
農場の娘であるエスティーナは、処女しかできない魔術用の土詰めの仕事のために純潔を守っていた。しかし清い体とは裏腹に、夢の中で定期的にとある男と肌を重ねており、美しいその男に憧れを抱いている。そんなある日、土の品質が落ちたとして、王宮の筆頭魔
導士が直々に調査にくることになった。だが、村に訪れた筆頭魔導士を見てエスティーナは驚く。その筆頭魔導士こそ夢の中で逢瀬をしていた相手であり、彼もエスティーナのことを知っているようで……!?
※挿入無しの性描写は☆、挿入有りの性描写は★がついています
※アルファポリス様に重複投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 08:00:00
39820文字
会話率:51%