小説家になろうにて投稿するつもりの作品のR18版です。
王妃の子であるが故に、王位継承権第一位をともに有する第三王女と第一王子。
否応無く巻き込まれる継承争いに先手を打ち、王子が取った策は、王女を苦しめる物だった。
法律も、世間も、親
ですら結婚を許したが、ただ一人姉だけは拒んだ。
それは異世界の常識を持つからで…
8月26日 0時 最終話 更新しました。
9月 1日 0時 外伝を更新しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 00:00:00
71355文字
会話率:55%
シリルは、元マイヤール王国の第6王子。
すぐ上の実兄が13歳で王位を簒奪して、シリルと摂政となった王弟以外の男性王族を全て亡き者にしてしまった。
シリルは王族専用の牢獄に幽閉されていたが、ある日間違って隣の部屋に入れられた美少年と出会い、二
人で一緒に脱獄する。
二人はサイラス国へ移民として入国。
兄となった美少年が騎士団に入ったので、シリルは昔聞いた占い師の言葉を頼りに、冒険者ギルドに登録し、旅の仲間を探す。
「俺は………冒険王になる!!!」
※性的表現がある場合は、サブタイトルの後ろに、
15R→☆、18R→★ と、星マークがつきます。
※シリルは、どんどん成長するため、キーワードが増える予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-26 12:31:25
42799文字
会話率:39%
――法のない国バルハラ。
代々、女王が実験を握るこの血生臭い国でティヌア=ウル=シェラハは第一王位を継承する唯一の存在であった。
しかし、ティヌアは王権にすらお構いなし。
ふらふらと根無し草のように自由気ままに生きようとする彼女だったが、
周囲の人間はそれを捨て置かなかった。
鳥籠のような王宮で渦巻く陰謀に落ちていくティヌア。
――果たして彼女は何を得て、誰を愛するのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-21 20:37:26
14694文字
会話率:37%
王位を継ぎたくばここで結婚しろ。
王位を継ぐ為、会ったこともない娘レイリアと結婚したグレイズ王子。でも、自分の嫁が容姿が残念すぎる!!しかも、その娘は自分の命を狙って…?!
でも、この嫁。高スペックな王子も驚く、最強最高のスペック保持者!
嫌われ、時々最高。最高、時々最強。最強、時々嫁!
もやもや。でもちょっぴりコミカル。そして…?
※小説家になろうさんへ移動&連載継続中。
※pixivでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-21 10:00:00
72013文字
会話率:49%
娼館育ちの私――モニックは、ある事件をきっかけに宮廷魔導師に引き取られることになった。
魔法を学び、晴れて宮廷魔導師の仲間入りを果たした私は、宮廷入りの日に催されたパーティにて王位継承権第一位の美青年リシャールに目をつけられてしまう。
第一
印象が最悪であったが、リシャールに部屋に誘われてしまうと立場上断れない。
――よし、ここは私の腕の見せどころ!処女だけど張り切らせていただきます!
肉食と肉食がぶつかって、「ナンカチガウ……」となるラブコメディ♪
がっつりオトナ向け。
感想等いただければありがたいです。
※毎章1000文字程度で更新。
アルファポリスでも公開中。
pixivにも転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-15 23:47:46
40611文字
会話率:40%
ナイアルラ・ティフォン・アルメリア。
アルメリア国第五王女である彼女は、隣国の王子との婚姻の為に国を出立する筈の日に兄姉達の王位争いに巻き込まれ負傷した。
傷は軽いが、人間という種に嫌気が差したナイアルラはオークの巣へと赴く。
幼い日の記憶
を思い出しながら――。
*この作品は「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 01:05:15
8278文字
会話率:19%
ここは、空に浮かぶ島、空島。
地上は、放射能で汚染されており、俺たち人間は、空島で暮らすことを余儀なくされていた。
空に島を浮かせるのは、イーハと呼ばれる不思議な元素。
個体では、島を宙に浮かせ、気体では、人や動物、植物に不思議な力を与える
。
俺はイーハによって不思議な能力を授かった人間の1人、イーハヒューマンと呼ばれる能力者だった。
人々から忌み嫌われている、イーハの力をひた隠しにし、俺は、平和な日々を送っていた。
俺は、マオリ島の第一王子にして、次の王位継承者、エレン=ハーベスト=ロア5世だった。
しかし、事はそう上手くは、行かなかった。
そう、ある日マオリ王国は、空賊の攻撃にあってしまう。
そして、俺は空賊、ダレンシア=マルク=リバルに、捕らえられてしまう。
そして、物語は、そこから始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 12:02:20
7425文字
会話率:16%
父王が急死し、弟と叔父の王位継承争いが勃発した。
ウェンシヌス王国の王女フィリアを取り巻く状況は悪化の一途を辿っていた。そんな中、隣国ヴェルトホルンの壮年の皇帝ルトハイトが突然ウェンシヌスの王城へやって来た。幼少期以来の再会となる彼は、
フィリアにヴェルトホルンへ共に来るよう言い渡す。
彼の意図がわからないままヴェルトホルンに滞在することになったフィリアは、次第にルトハイトの不器用な優しさに惹かれていく。そんな時、両国を巻き込む政争が絡み合い始める──。
*R-18は後半になります(該当話には☆を付ける予定です)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-21 18:10:25
18442文字
会話率:41%
アルベルト=セラ=ローレンシアは第七とはいえ大国ローレンシアの王子様。
王位には興味はなく、やんごとない身分で王族ライフを満喫していたが突然の父の逝去、王位を争う兄達。そして起こる領主達によるクーデター・・・死刑かな?嫌だなー死にたくないな
ーと思っていたアルベルトだったが、死刑ではなく王城追放のみと軽い刑。さらに身元引受人としてアルベルトの保護を申し出たのは過去、アルベルトに恩のある幼馴染の領主。
よかった追放生活は安泰だと思っていたアルベルトだが・・・
こじらせ領主×やさぐれ王子のゆるーい異世界ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-08 20:33:39
8073文字
会話率:20%
死に行く親友と交わした約束を果たすため、魔王を倒した勇者は呪われし姫君のお世話係となった。
王国筆頭貴族であるグラウス公爵家の当主にして王位継承権第11位のサミュア・エル・グラウス。彼女は魔族によっていくつもの呪いを受けていた。
実際の年
齢は十代後半だが、種絶の呪いによって身体は十歳の頃から成長していない。
そして邪淫の呪いによって本人の意思に関係なく発情してしまうのだ。
そんな呪われし姫君(淫乱合法ロリ)を元勇者のニコルはお世話係として幸せにすることができるのか? 今ここに勇者ニコルの性処理係としての戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 20:00:00
93098文字
会話率:31%
とある王国の第十五王子として生まれたアルベリオスは理想の王になる野望を持っていた。
第十五王子ともなると当然王位は遠い。だが王座を掴むだけでは駄目だ。
全ての人を救う、理想の王にならねば────
野望実現のためにアルベリオスがまずしたことは
……淫魔を召喚することだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-15 12:00:00
22490文字
会話率:40%
幼い頃、第二王子と似た容姿により彼の影となったアメリアは、十三の夏、王子の身代わりで重傷を負った事をきっかけに実家の子爵家へと戻される。これからは普通の令嬢として幸せを掴んで欲しいと望む両親の気持ちとは裏腹に、アメリアの心から王子、エルディ
スの姿が消えることはないまま時が過ぎた。
七年後、女騎士となる道を選んだアメリアの下へ訪ねてきた、王宮の護衛騎士である男は言った。王位継承争いによってエルディスの身辺の危険が強まっている。アメリアに護衛騎士として勤めるつもりはないか、と。
男の誘いに従いエルディスの下へ戻ったアメリアに、しかし彼から向けられたのは強い拒絶だった。
王子を想うからこそ自分の役目を全うしようとする一途で生真面目な女騎士と、女騎士を想うからこそ突き放そうとする王子の宮廷シリアスロマンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-13 12:01:05
124892文字
会話率:29%
私には絶対の柱がある。
ギュスターヴ。王位継承権一位。
そして幼馴染。彼が居る限る私は守られ続ける。
私は魔法を使えてしまう。
帝国では禁忌の魔法。
私は彼の剣になる、と決めた。深紅の剣。それが私、ファリアだ。
最終更新:2017-11-23 16:16:00
16377文字
会話率:32%
【馭者は迷宮で竜を誘う】の続編となります。メインは守護竜ルフェス×馭者パールフロラムの二人ですが、前作で名前しか出ていない人物のエピソードで序盤は進んでいきます。
◆◆初恋の相手は英雄だった────王位継承第一のアヴァンサは王家の人間らしく
ない自分に引け目を感じていた。あっさりと振られ、愛のない結婚もしたのにまだエンレイのことを諦めきれないアヴァンサは若さと美しさを約束する『竜の血』を入手しようとする。王家の主人に仕える『猟犬』ギルシェルは、盲目的で時にちょろいアヴァンサを助けるためなら、本人が憤死しそうなフォローも躊躇しない。それは役目でしかないのに、片思いしか知らないアヴァンサに彼の奉仕は刺激的すぎて……。
◆◆(6話より)思いを確かめ合ったパルとルフェスだが、馭者に対する偏見は弱まっていなかった。
ルフェスの唯一の相手であるならばと自分を納得させていたパルは、護るべき対象として縛ろうとする彼と言い争いをしてしまい・・・
***契約結婚のような形ですがアヴァンサは現時点で既婚者です。倫理的に問題のある関係が苦手な方は閲覧を控えてください。
◇王妃(ハーレイの妹)との間に恋愛感情、性交渉はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-20 12:00:00
27474文字
会話率:30%
このお話は、ムーンで連載している『紡ぐ糸が金色になる秘密』の関連作品です。
この連載の関連作品はいくつかあり、大雑把ですが二つのシリーズに分けています。
戦利品シリーズと戦利品?シリーズです。
このお話自体は以前発表した戦利品シリーズ
『法
相の戦利品』
の後日譚です。
多分戦利品シリーズと言えると思います。
ですが実は、以前発表した戦利品?シリーズのあるお話の前日譚でもあります。
単体の戦利品シリーズとしてそのまま発表すると、おかしな部分が多々あります。
なので思い切って戦利品シリーズとして発表出来るよう手を入れました。
そうしたら更におかしなことになりましたが、これはこれで発表していこうと思います。
戦利品シリーズとして完結させたそのあと、完全版をいずれどこかで発表させていただきたいと思います。
かなりイレギュラーな形式になりますが、色々考えた結果こうなりました。
どうぞご容赦ください。
読んでくださった皆様に楽しんでいただけますと嬉しいです。
●白き雪の大国で政権交代が行われ、以前は男娼だったという経歴を持つレオーン・ゴルドゥイという男が王位に就きました。
新しい王が統治を行うということは、その下で働く多くの人たちも新しい場所、新しい立ち位置で働き始めるということです。
以前は副隊長と呼ばれていたヨシフ・レーピンという男も、法相付き事務次官と役職名を変えて新しい場所で働くようになりました。
その頃、宮殿の食堂でも新しく雇われた人たちが働き始めていました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-16 12:32:47
21820文字
会話率:34%
戦利品シリーズ関連作です。これだけ読んでも大体の背景は分かるように心がけましたが「外相の戦利品」「法相の戦利品」を読まれるとより分かりやすいかも知れません。
北方の大きな国白き雪の大国は、政権交代し、新しい王が王位に就きました。その下で外務
の審議官になったのは、前政権時代貴族の子息だったアレクサンドル・ピトキエフ。彼は仲間たちから少し変わり者、と思われていました。
そんなある日、ピトキエフの元に「婚約者」だという女性が現れました。
ですがその女性との婚約は、ピトキエフが子供の頃にとっくに破棄されていたのです。
お話の展開が前半のんびりとしております。全三話か四話を予定しています。←ちょっと伸びました。五話か六話で終わる予定です。←七話で完結しました。
※このお話と世界が同じ連載「紡ぐ糸が金色になる秘密」の中で紹介されるある風習がこのお話でも取り上げられています。それがどういう意味を持つか、はこのお話では仄めかす程度にしています。読んでいなくても大丈夫です(笑)
連載「紡ぐ糸・・・」を読んでくださっている最中の方は、90話まで読まれてからこちらを読まれると分かりやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-21 11:37:12
96022文字
会話率:24%
跡継ぎのいない伯爵家の一人娘であるプリシラは、気が強いという根拠のない噂(ただし、根拠のないというのは彼女の主観である)のせいで婿選びが難航していた。そんなプリシラが出会ったのはこの国の第三王子ルイス。彼も王位継承争いからさっさと離脱した
いために臣に下る理由を探していたのだ。
意気投合した二人は積極的に契約結婚し、伯爵家の後継者問題解決のために仲良く初夜に挑むのだが――――。
草食系の元王子が夜に豹変して無知な妻に閨の手ほどきをするだけのお話!
※ほぼストレスフリーでラブエッチしているだけのお話です。
※番外編不定期更新中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 12:03:00
78050文字
会話率:51%
昔、川で溺れているところを狼王子と呼ばれているリュークに助けられたミューは狼王子が王位を継ぎたくないことを噂で知る。
ミューは今度は自分が王子を助けてあげたくて彼を誘拐することにする。
*アルファポリスにも掲載しています
最終更新:2017-08-10 20:21:26
14468文字
会話率:49%
私、眞鍋優里はただいま20才のアイドルやってます!
でも、ライブ中、足を滑らせあれよあれよと異世界転移。
行方不明の聖女様の代わりに、私に聖女になって負を浄化して下さいって?!おまけにショックで声も出なくなった私は一体どうなっちゃうの?
イ
ケメン王子と異世界で恋しても良いですか?え?ダメ?
話が進むにつれて次々に現れるイケメン達に、逆ハーよろしく翻弄されちゃうお話です。R18はサブタイトルに記載します^^*
☆登場人物名☆その都度更新していきます
⚫主人公
眞鍋優里(まなべゆり)20才。
職業はアイドル、異世界では聖女。
中身は残念……?
⚫第2王位継承者
アレクセイ・エリック・ド・アルバネル。24才。
他者から畏怖されている。身体に契約の刺青有り。金髪。
⚫第1王位継承者
エドガー・アルマン・ド・アルバネル。26才。
女性の支持率人気No.1らしい。優顔。
⚫神官ウィル・バール。20才。
無自覚タラシ疑惑有り。
右目だけしてる、丸い眼鏡が特徴。オレンジの髪。
⚫ニコラ
アレクセイ直属の近衛隊の長。赤い髪。へらへら軽薄そう。
アレクセイに対して物怖じしない。
⚫ノエル
宿で会った金髪の美女(恋敵?!)巨乳。
⚫(前)聖女…行方不明。勝ち気な女性らしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 20:44:29
91426文字
会話率:21%
主人公の少年が突然山中で目覚めた世界は、様々な種族が混住し、人が魔法を駆使する世界で、魔法はあるが火薬は登場していない中世的世界観という(定番すぎる)時代設定になっている。
一部の知識以外の記憶がない少年はやややる気、覇気に欠ける性格で
あるが、そこもやはり定番といえる都合の良い設定があり、チートな能力に乗って、多くの人の助けを受けながら無一文の身から借家住まいを経て小さな村を持つ身分になり、更に領地が広がり街造りの過程も出てくる中、主人公は地位が上昇していく。
最終的には皇帝を称するところまで昇る構想であるが、これは概要程度で具体的な筋として出来上がっているのは公国(設定では帝国、王国に次ぐ規模の半独立国を指す)王位を得るまで。
この過程で何度か戦争が発生し、お約束のゴーレムや魔法道具が出てくる中、様々な人物が登場し、主人公に係り、行動を共にする。
この様々な人物とは仲間は献身的、敵対者は愚鈍という安直な設定で、当然美女も含まれ様々な愛憎劇(構想半ばであるがNTR発生も・・)が生まれる。
ここにはもちろんハーレムが生じ、序盤は控えめな出だしですが暴力的な描写や性的に残酷な描写もあります。
・・などとあらすじモドキを書いていますが、内容はこれまで世に出ているあまたの作品に比肩する独創性はなく、簡単に予測できるお約束が秩序なく並ぶ構成となっています。
序章部分で記憶のないつまり正体不明であるはずの主人公の正体を結構匂わせているため、凡その結末も推測でき、主人公のためにこの世があるかのようなストーリーなので、客観視せず主人公(男性)視点で読めば暇つぶし程度にはなるのではないかと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-11 23:26:01
40049文字
会話率:25%
大地の女神アデルが愛したこの地、エルライナ国は小国ながらかつては楽園であった。
数百年に一度産まれる"白金の至宝"は、女神アデルの庇護を賜る不思議な力を持ち、容姿は必ずプラチナブロンドに紫の瞳の女である。
力の源は、女神
アデルの愛したこの地を民や王族が想い慈しむ心。
時の"白金の至宝"は、その不思議な力でエルライナの地を大国へと導いた。
しかし、大国になるに連れ王族は"白金の至宝"を策謀に利用するようになる。
尊い存在の"白金の至宝"を鎖で繋ぎ、更なる繁栄を遂げる為、力の施行を強要し、遂に大陸随一の巨大な軍事国家になった。
緑の大半を失い、このエルライナの地を想い慈しむ者が少なくなると、やがて力は失われその美しいプラチナブロンドを漆黒に染め上げた。
自身の異変に恐れを抱いた時の"白金の至宝"は自害。
三百年後、辺境の地で産まれた"白金の至宝"エレナは、愛情深い両親のもと隠され育つ。
しかし、悪戯な運命が彼女を第一王子と引き合わせ、二人は激しい恋に落ちた。
二人の間に新しい命が産まれ、美しいその赤子もまたエレナ同様"白金の至宝"であった。
順風満帆に見えたエレナの日常が終わりを告げたのは、王位継承権を争う第二王子の陰謀。
愛しい夫を殺されたエレナは哀しみに打ちひしがれ、そのプラチナブロンドを漆黒に染め上げた。
怒りに震えるその瞳は緋く凍てつき、忘れ形見の愛しい我が子を腕に抱え『二度とこの力をこの地に使う事はない』と忽然と姿を消したのである。
それから幾多の歳月が流れ、エレナの娘アメリアは十九歳になった。
奇しくも母エレナが恋に落ちた歳に、隠れ住む森の奥地、泉の畔でエルライナ国騎手団長ヴィクトールに出会ったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 16:05:19
14104文字
会話率:12%