結婚して10年目。
私たちの関係は、表面的には完璧だった。夫の隆は、誰が見ても優秀で、優しく、そして私を愛してくれる最高のパートナーだった。
しかし、私には誰にも言えない欲望があった。それは、彼を私の支配下に置き、そのすべてを委ねさせる
こと。
最初は、もちろん冗談半分だった。
「隆、今日は私の言うことを全部聞いてくれる?」と、さりげなくお願いしてみた。
彼はいつものように笑って、
「もちろん、君の好きにしていいよ」
と答えた。それが、全ての始まりだった。
最初は夜の営みの時だけだった。私の口から発する彼へのお願いとか、甘いおねだりはゆっくりと時間をかけて彼自身も気づかない速度で蝕んでいく。
徐々に、お願いやおねだりは命令とか指示というべき強いモノへ変えていき、ついに彼は私の指示に完全に従うようになり、私の望む通りに振る舞うことが彼の日常となっていった。
私の支配域はすでに夜の営みだけでなく、彼の服装、食べるもの、話し方、すべてが私の手中にあった。だが、私はまだ物足りなかった。もっと、彼を深いところへ堕としたいと感じ始めていたのだ。
ある日、私は彼に手錠を差し出した。「今日からは常にこれをつけて生活してもらうから。かまわないわよね?」
隆の目には驚きが浮かんだが、彼は黙って私の指示に従った。その瞬間、私の中で何かが目覚めた。
ついに、私は隆の私生活の部分に枷を施した
隆は私という支配者の枷を付けられた。私は彼から全てを奪うつもり。
隆。愛してるわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 04:59:05
605053文字
会話率:36%
王宮から隔離された気狂いの王子様。そんな評判など知る由もない私があなたの隣で目覚めたことが全ての始まりだった。出会いは最悪。放蕩で軟派で、そうかと思えば偏屈で皮肉屋のあなたをこんなにも愛してしまうなんて誰が予想できたでしょうか。隠し事ばかり
のあなたと2人きりの時間を重ねて、あなたは私に歪な世界の形を教えた。知れば知るほどあなたは高貴で孤独で哀れだった。「ここを発つときは言ってくれ。無為に君を待ちたくは無いんだ」「もう止めてください。殿下が望んでくださるなら、私は―――」「酷い人だな、君は」あまりに強いあなたにきっと私は必要ない。それでも傍に居たいと、そう思ってはいけないのですか。※訳ありのヒーローがヒロインと出会って心を開いていく話です※ヒーローがヒロイン以外の女性と関係を持つ描写や、同意の無い性行為の描写がありますが、愛憎ドロドロ方面に舵を切る物語ではありません※軽い流血描写があります※物語開始時点のヒロインは記憶が無いのでいわゆる異/世/界/転/生の可能性がありますが、そのジャンルに期待される展開がほとんど無いかと思われますのでタグはつけていません※作品内の時間軸が軽率に飛びますのでご注意ください※60話ほどで完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:00:00
356200文字
会話率:41%
吸血鬼×人間のBL
陽は平凡な大学生。ある日、先輩の友人である三月に出会ってからというもの、彼の不思議な魅力にすっかり骨抜きになってしまう。アプローチしていき体を重ねるようにはなるが、三月は陽との関係性をはっきりしようとしないし、どうやら
秘密も多いようだ。 陽が三月に執着するにつれて、三月はなぜか衰弱していく。そんな矢先のある夜、陽は三月の正体と、彼の百年の生涯について知ることとなる。
文学フリマ東京39発行。
ダウンロード版の販売が始まりました(pdfデータ・300円)。ぜひ読んでみてください!
https://booth.pm/ja/items/6318223折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 22:59:57
16385文字
会話率:45%
これは、雷羽がルミナスパークになる前の物語。
ルミナストーム誕生の物語。
そして、全ての始まりの物語。
最終更新:2024-12-01 11:46:12
12252文字
会話率:22%
リジー・ベック伯爵令嬢は父母の散財により、没落しかけている家を救うため、リアム・セーデル男爵子息と結婚をした。優しすぎる夫・リアムとは、1年経っても共寝をする事ができず、未だ処女である事がリジーの悩みの種だった。
そんな時、義父・エディ・
セーデルが自分より年下の女性と結婚する事になった。次第に態度が変わっていくリアムにリジーは戸惑い、気づかないフリで過ごしてきたが、ある日夫と義母の決定的な浮気の場面に遭遇してしまう。
傷ついたリジーはエディの配慮で別邸に移り、穏やかな時間を過ごし始めた。だが、リアムとの離婚が成立した日の夜、これまでのエディとは違う顔を知ることになる。秘められた義父の思いにリジーは翻弄されていく。
Rシーンに※つけていましたが線引きが難しいので消しました。突然始まります。ご注意下さい。
不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 17:00:00
36231文字
会話率:56%
十八歳の子爵令嬢のジュリアは、ある日、政略結婚の相手が、密かに想いを寄せていたトーマスだと知り、夢のようだわ!と喜ぶ。
しかし顔合わせの日、ジュリアは彼から言われてしまう。
「君には申し訳ないが、俺には他に想っている女性がいる。君と結婚
はするが、愛することはできない。可能であれば、白い結婚でいたい」と。
まだ婚約前。両親に伝え結婚を回避することもできたが、ジュリアは惚れた弱みから、白い結婚を了承し結婚を決める。
結婚生活が始まり、二人は始めの内、ただの同居人のように過ごしていた。
だが、次第にトーマスのジュリアへの態度が変わってきて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 01:04:18
25307文字
会話率:24%
ある雨の日、街の一角で一人の幼い少女が赤ん坊を抱きかかえながら泣いていた。
その少女は赤ん坊と共に警察に保護され、児童養護施設で育てられた。
やがて、その赤ん坊は成長するにつれて驚くべき才能を発揮する。
幼い頃から卓越した演技の才能を示し
、ある日、子役オーディオを受けた際にその類まれなる才能が開花したのである。
彼女は予想外の成功を収め、僅か6歳で多額の富を築き上げる。
そして、小学生同士の幼い姉妹二人で高級マンションで暮らすようになる。
両親を失い孤独の中で育った二人は、お互いが唯一の心の支えとなった。深い絆で結ばれた二人は、家族を超えた愛情を育んでいった。
親のいない中で二人きり生活を進めるうちに、いつしか姉妹は愛し合うようになる。
二人は毎晩、身体を重ね合わせて愛を確かめ合うのである。
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本作は、小学生セクシーアイドル・亜里沙の生い立ちについて綴った作品となります。シリアスなストーリー展開で進めていきます。
元の文をChat GPTを使って生成し、AIのべりすとをテキストエディタ代わりにして、ChatGPTで生成した文章を1本の作品にまとめてます。
元々、AIのべりすを単にテキストエディタ代わりに使っていたのですが、試しにAIのべりすに何も指示を出さずに追加文を生成させてみたら、エロ展開に持って行ってしまいました。
当初はエロ展開まで想定していなかったのですが、AIのべりすとがエロ展開に導いてしまいましたので、途中から小学生同士で、しかも姉妹間でのレズセックス(幼女同士の近親相姦)が始まります。
従いまして、本作では未成年・小学生同士の性交渉の描写が含まれますのでご注意ください。性交渉は女性同士、いわゆるレズセックスであり、男性は登場しません。筆者の作品には原則として男性は登場しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 17:47:59
61373文字
会話率:16%
本作は「全身串刺し美少女の手記」において、主人公・里奈が全身を槍で串刺しにされる過程について描写した短編となります。
<あらすじ>
里奈は、ある秘密基地で全裸での生活を送っていた。何も知らされず、ただ日々を過ごしていた彼女に、突然「人体発
電システム」の生贄として選ばれるという運命が訪れる。里奈は抵抗する間もなく、システムへの設置が進められていく。
その過程で、彼女の全身は一本ずつ槍で串刺しにされていく。鋭利な槍が皮膚を突き破り、肉を裂き、内臓を貫通するたびに、彼女の体から大量の血液が激しく噴き出す。圧倒的な痛みと恐怖が彼女を襲い、身体は限界を超えた苦痛を受け続けるが、不思議なことに死に至ることはなく、彼女は生かされ続ける。
里奈の世界は、無限に続くかのような苦痛と流血の中で、次第に現実感を失っていく。彼女は、生贄としての運命を受け入れざるを得なくなり、その凄惨な日々の中で耐え続けるしかなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 14:38:10
3390文字
会話率:0%
両片思いすれ違いエッチが許容できるひとだけどうぞ!
↓あらすじ↓
男爵令嬢だったコルネリアは、両親の事故死をきっかけに叔父夫婦とその娘ディアナに男爵家を乗っ取られ、屋根裏部屋に追いやられたあげく、使用人扱いを受けている。
コルネリアは虐
げられても意に介さず、下働きをしながら気楽に過ごすばかり。それを見たディアナは気にくわない。
娘にそそのかされた叔父夫婦は、ディアナに来た縁談のひとつをコルネリアに押しつけ、祖母が異邦人であったせいで賤しい生まれと蔑まれる伯爵のもとに嫁がせる。
しかし実は、ディアナに来た縁談自体が人違いであり、伯爵はほんとうは別の令嬢に求婚しようとしていたのだと言うのだ。
(アルファポリス、カクヨムにも掲載しています)
フェリクス視点と後日談を少し追加するため、完結済を外します。
2024.12.13〜KADOKAWA様にて、本作を原案としたコミカライズ連載が始まりました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:03:25
64894文字
会話率:42%
『どう足掻こうとも、未来はすでに決まっている。
運命の歯車が終焉を告げるまで、滑稽に足掻くが良いよ』
ごく普通の小学生六人は、迎えに来た仲間と共に“勇者”として異界へ旅立つことになる。
それが、全ての始まりだった。
……否、それは終焉へ
向けて加速する過程のひとつに過ぎない。
何故彼女たちは勇者になったのか。
世界に纏わりつく不気味な気配の正体は。
――ここで、全てが終わる。
「私が犯した罪を、拭いきる事が出来ません。ならばせめて、最善を尽くしたいと思います。……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい」
間違った運命の歯車は、誰が正す?
※サブタイトルの前にある記号は、下記を指します。
★→挿絵あり
×→性描写あり
※ノベ○ラに転載中なので、推敲しています。
※なろうでR15にて掲載( https://ncode.syosetu.com/n9628bz/ )しており完結間近でしたが、運営様よりR18相当とのご指摘を受けた為、こちらで連載しています。
※キャラ表や戴いたFAなどはここ ⇒ https://ncode.syosetu.com/n6412bm/ もしくは https://novel18.syosetu.com/n6563gz/ に飾ってます。
2022.3.25★追記しました★
FA含む当作品の二次について。
大歓迎ですので、私に確認をとらなくても大丈夫です!
※ペニ○ンの使用は禁止とさせていただきます。(説明が面倒なので詳細は省略します)
心配な場合はご連絡ください(*´▽`*)
ただ、『頂いたイラストを挿絵や表紙、アイコンやヘッダーに使わせていただくかどうかは、私の判断』になります。
戴くのはとても嬉しいですが、全て何かしらに使用させていただくわけではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 18:19:20
4140955文字
会話率:38%
札幌のマネッジ商事に勤める田中順子は大学を卒業してから二十五年間ずっとこの会社に勤めてきました。
マネッジ商事は、土木建築工事会社に資材を降ろす商事会社です。
順子は、ここで社員達の使う経費の精算処理を行ってきました。
二十五年間、ずっとで
す。
若いころは、もっとやりがいのある仕事をしてみたいと思ったことがありました。
けれど、三十路を過ぎ四十路に入ると、このまま定年まで同じことをしながら勤めるのがいいと思うようになってきたのでした。
しかし、時代は変わり世の中も変わります。
業務の効率化、デジタル化という波がマネッジ商事にもやってきました。
誰でも簡単に私の仕事ができるようになるのね……
私ってどうなるのかしら……
不安な気持ちで毎日を過ごす順子。
まさにそんな時でした。
メーカで業務効率化を担当していた人物がやってきたのです。
阿部課長です。
彼は、不況に陥ったメーカでリストラにあい、マネッジの社長に頼み込み、命拾いをしたのでした。
配属は順子の課の課長となりました。
阿部課長の任務は、ここで業務のデジタル化を推進することでした。
何とかいいところを見せたい阿部課長は、強引にデジタル化を推し進めます。
社員の意見など一向に聞かずに……
その結果、仕事のやり方が変わりました。
順子の仕事は半減してしまいます。
いよいよ順子の心配していたことが現実となったのです。
人員整理が行われるという噂が広まりました。
順子は辞めたくない。今まで通り働きたい。そう思っています。
一方で、社長からデジタル化の成果を見せてくれと迫られた阿部課長。
人員削減を迫られます。
阿部は意思を固め、順子をリストラすることにしたのです。
辞めたくない順子と辞めさせたい阿部のバトルが始まりました。
男の本性をむき出しにして辞めさせようとする阿部課長、女を武器に反抗する順子。
壮絶な闘いは思わぬ方向に進んでいきます。
果たして勝負はどちらに軍配が上がるのか。
こうご期待!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 21:00:00
11778文字
会話率:21%
大学1年生の夏。
高校生や中学生に見間違えられてしまう見た目が幼く無垢な見た目の私は生まれて初めて出来た彼氏と青春を過ごすはずだった。
その彼氏には誰にも言えない特殊な性癖があった。
その事を知らない私は彼氏からプレゼントされたワンピース
を着ていつもと同じように駅に向かっていた。
その時、愛しの彼氏が体調を崩したという連絡があった。
その連絡が全ての始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 22:01:32
104904文字
会話率:14%
ダックワーズ公爵家の令嬢として生まれたシャロン。
彼女は来月3歳の誕生日を迎える。そして、それは伝統的な花嫁修行の始まりでもあった。この大陸では、長年女子の人口不足に悩んできた。それを解決するため、女子に早期より快楽を仕込み子作りを促すこと
を国として実施したのだ。そのためこの国の女子は皆3歳から16歳前後にかけて初夜に向けて花嫁修行ならぬ快楽修行を行わなければならない。
詳しくは思い出せないが、自分に前世があったという記憶があるシャロン。彼女はこの国の風習に戸惑うが…。
そんなある時、エッチな毎日に翻弄されつつも彼女は兄達の背後に忍び寄る怪しい影に気づく。
そして花嫁修行だけでなく幼馴染や執事との恋模様など忙しなくなっていく彼女の日常。
果たしてシャロンは無事に花嫁修行を終え、初夜を迎えられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 21:08:46
6797文字
会話率:29%
ちょっとスレてる彼氏(非童貞)とウブで明るい彼女(処女)の学生カップルが初めてセックスする話。
シリーズ “Sweet, bitter then sweet” の悠也と真琴の話ですが単品でもお読みいただけます。が、二人が付き合い始める話『こ
んな始まり方』をお読みいただいたほうがより二人の関係を理解できるかと思います。
いつもは短編なのですが、長くなったので初めて連載にしてみました。全4編、悠也と真琴交互の視点になります。あまり間を置かずに投稿できるようにがんばりますのでお付き合いいただけますと幸いです。
1は導入で、2からはしっかりちちくりあってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 13:55:42
21193文字
会話率:49%
マンションのお隣さんで幼馴染の二人が、ずっとほどほどの距離の友達だったけど、ひょんなことから付き合い出すお話。家庭事情が複雑で冷めてる男子と明るいウブめな女子。本番行為はありませんが関連作品がR18なのと性行為を意識したやり取りが多いのでR
18にさせていただいてます。
拙作『あなたが好きなの【交際2年弱】』『おさけのちから【交際1年ちょい】』の二人が付き合うことになった経緯を書きました。もしよろしければそちらもぜひm(._.)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 14:54:04
12965文字
会話率:42%
★これまでのストーリー 第二期《光の道しるべ》内★
【荒む心、それでも生きることを選んだ夫婦とその家族の物語。】
最終回から数ヶ月後からスタート。
…
一歳の双子と二歳の年子育児に追われる里美は、これまでの仕事のキャリアなど何も役に立たない
日々に心は少しずつ荒み始めていた。
それでも夫も子ども達の事も愛していていた。
そんなある日、些細な出来事から夫婦喧嘩が始まり、この時から里美の変化が始まっていた。
しかし実際は、もっと以前から心の中で抱えていた思いがあり、修二が外出していることを知りながらも里美は子ども達を家に残し家を出た。
そんな里美の変化を感じ、精神科への受診を勧めたのは修二だった。
里美の過去の事、そして外では見せない心の弱さも修二は知っていた。
そんな時に里美の口から出た言葉は耳を疑うものだった。
里美を襲うパニック発作。
もう何度もその場面には付き添ってきたが、発作の頻度は増しているように感じる。
未熟な身体で誕生し、発達もゆっくりだった子ども達。
中でも長男は身体も小さく、言葉も遅いと指摘を受けていた。
早産で出産したことへの罪悪感をずっと抱いている里美にとって、その現実は既に荒んでいる心を更に抉る。
喉を通らない食事、落ちてゆく体力、日中の里美だけでの育児に限界が近づいていた。
そんなある日、里美は自らの命を絶とうとする行為にでた。
どうにもならない日々に修二の疲労も増していた。
通常の勤務に、帰宅後の育児、特に夜泣きの対応は睡眠不足を招く。
そんな状況下、共倒れしないためにも、修二は家族が離れることを選ぶのだった。
その後、里美は入院した。
治療を受け、少しずつ良い方へ向かっているような気がしたが、一進一退の日々だった。
入院から一ヶ月、里美は発熱していた。
同時に生理も始まったらしく、体調はとことん悪そうだ。
そこに見舞いへやってきた里美の親友利佳子は、目の前で起きた里美の大量出血にも冷静に対処した。
なんと、里美は妊娠しているのだという。
母親の職を継ぐために産科医を目指している利佳子にとって、心身を病み弱っている里美をそのような状況にさせた修二を励ます気にはなれなかった。
里美はこのような状況になっても衰える事のない制欲に、修二も自身に違和感を感じ始めていた。
それでも再び日常が始まると、徐々に改善の兆しが見え始た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 22:50:00
88359文字
会話率:50%
連載小説《光の道しるべ》のサイドストーリー。
単話ではありますが、上記連載と連動しています
※投稿の都合上、R-18ものと通常ストーリーが混在します。
一歳の双子と二歳の年子育児に追われる里美は、これまでの仕事のキャリアなど何も役に立たな
い日々に心は少しずつ荒み初めていた。それでも夫も子ども達の事も愛していていた。
そんなある日、些細な出来事から夫婦喧嘩が始まり、この時から里美の変化が始まっていた。
しかし実際は、もっと以前から心の中で抱えていた思いがあり、修二が外出していることを知りながらも里美は子ども達を家に残し家を出た。
そんな里美の変化を感じ、精神科への受診を勧めたのは修二だった。
里美の過去の事、そして外では見せない心の弱さも修二は知っていた。
あんなに明るく、天真爛漫だった里美の姿を愛おしく思い、愛する女性との子を授かったのにも関わらず、こんな現実に修二もどうすることが正しいのかわからずにいた。
そんな時に里美の口から出た言葉は耳を疑うものだった。
里美を襲うパニック発作。
もう何度もその場面には付き添ってきたが、発作の頻度は増しているように感じる。
未熟な身体で誕生し、発達もゆっくりだった子ども達。
早産で出産したことへの罪悪感をずっと抱いている里美にとって、その現実は既に荒んでいる心を更に抉る。
喉を通らない食事、落ちてゆく体力、日中の里美だけでの育児に限界が近づいていた。
そんなある日、里美は自らの命を絶とうとする行為にでた。
どうにもならない日々に修二の疲労も増していた。
通常の勤務に、帰宅後の育児、特に夜泣きの対応は睡眠不足を招き、共倒れしないためにも修二は家族が離れることを選ぶのだった。
その後、里美は入院した。
治療を受け、少しずつ良い方へ向かっているような気がしたが、一進一退の日々だった。
入院から一ヶ月、里美は発熱し、同時に生理も始まったらしく体調はとことん悪そうだ。
そこに見舞いへやってきた里美の親友利佳子は、目の前で起きた里美の大量出血にも冷静に対処した。
なんと、里美は妊娠しているのだという。
母親の職を継ぐために産科医を目指している利佳子にとって、心身を病み弱っている里美をそのような状況にさせた修二を励ます気にはなれなかった。
里美はこのような状況になっても衰える事のない制欲に、修二も自身に違和感を感じ始めていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 21:42:39
46413文字
会話率:44%
筆完全版をPIXIV FANBOXで投稿しています。
第一期《未来への足跡》の続編。
https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2143014/
未来への足跡、最終回から数ヶ月後。
一歳
の双子と二歳の年子育児に追われる里美は、これまでの仕事のキャリアなど何も役に立たない日々に、心が少しずつ荒み始めていた。
そんなある日、些細な出来事から夫婦喧嘩が始まり、この時から里美の変化が起きていた。
しかし、実際は、以前から心の中で抱えていた思いがあり、修二が外出していることを知りながらも里美は子どもたちを家に残し、家を出た。
早産で出産したことへの罪悪感をずっと抱いている里美にとって、その現実は既に荒んでいる心を更に抉る。
喉を通らない食事、落ちてゆく体力、日中の里美だけでの育児に限界が近づいていた。 そんなある日、里美は自らの命を絶とうとする行為に出た。
どうにもならない日々に修二の疲労も増し、通常の勤務に帰宅後の育児、特に夜泣きの対応は睡眠不足を招く。
そんな状況下、共倒れしないためにも修二は家族が離れることを選んた。
その後、里美は入院した。
入院から一ヶ月、 そこに見舞いへやってきた里美の親友利佳子は、目の前で起きた里美の大量出血にも冷静に対処した。
そんなある日、里美の元にとある通知が届く。
それは所属する組織が元となり行われる、『SHBプログラム』該当者選出の知らせだった。
世界中の様々な人種、遺伝子生体による組み合わせによる研究データの保存、それらに関する情報を各国へ提供し、医療面で大きな成果を見せている。
世に存在する民間の研究機関と異なる点は、人口的ではなく生身の人間による行為により生殖を行い、女性の子宮で妊娠期間を経過するということ。
夫婦でありながら、他人である男女と体の関係を持つことの現実に戸惑いながらも、二人はその道を受け入れた。
女性に負担が大きいと言われているプログラムだったが、当然のことながら里美も苦しんだ。
妊娠に至るまで、様々な制約、そして出産。
そんな夫婦の元で育つ幼い子どもたち三人の、子どもらしい一面も垣間見える第二期。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 12:18:46
101556文字
会話率:45%
私はホテルのスパで見知らぬ男性に声を掛けられ女装癖があることを悟られます。そしてそこから1日にわたる陵辱が始まります。彼の命令に背くことが出来ず、スパにあるジャグジー風呂の強力なジェット噴射に私の恥部があてがわれ、射精を2度にわたり強要され
ます。その後彼のホテルの寝室に連れて行かれ、大量浣腸を繰り返された挙句、最後には部屋のバスルームにあるジャグジー風呂でもジェット噴射で大量のお湯をアナルに流し込まれ、最後には自分の排泄物で茶色に濁った浣腸風呂に身を置くことになる。その後、陵辱が終わりシャワーを浴びることを許され私は何度も彼にアナルを突かれ「女」としての喜びを味わうことに。でも物語はそこでは終わらず、その後、思わぬ展開に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 01:49:34
8891文字
会話率:0%
サラビエイス国第一王女セラフィーナは16歳の時襲撃にあい1人の護衛騎士と逃げた。戻っても殺されそうになると言われ護衛騎士ルーカスの隠れ家に住む事となった、家事も料理もしたことがないセラフィーナは2年かけて普通に出来るようになり夜はルーカスと
行為に耽る毎日。そんな時に母である王妃が訪ねてきて………メンヘラチックな男とメルヘンな王女の話。エロで始まりエロで終わります、なぐり書き折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 22:49:08
22538文字
会話率:95%
月光の竜の娼婦シャーラェが、人間の魔術師に溺れそうになる話。
◇
このお話は、全年齢向け中編『月光は歪み咲う』の二章の裏話(本番)を書いた習作です。
竜と人間の異種族間性行為ですが、見た目上は人型での交わりとなります。愛や恋は含まれませ
ん。
また、シリーズの本編である『ユーリカの栞』のヒロインとは別の女性との性描写があります(というより、それだけです)。そちらからいらしたかたは、あらかじめ了承願います。
『月光は歪み咲う』
https://ncode.syosetu.com/n8652jr/
森の魔女と夜の魔術師の物語の本編はこちら↓
『ユーリカの栞』
https://ncode.syosetu.com/n8502id/
沫たつ時波の物語シリーズ
https://ncode.syosetu.com/s4410h/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 09:25:59
6733文字
会話率:21%
気味の悪さと無表情さから学生時代についた名は悪役令嬢。親が決めただけの愛情も何もない当時の婚約者は運命の人とやらの平民の娘と結ばれる為に卒業パーティーで私を冤罪にて断罪した。
そのパーティーにて私の隠していた邪眼を晒した結果、私の恐ろしさが
周囲に噂される事になる。
そんな私に父は言った「お前の嫁ぎ先が決まったぞ」格上の名門に嫁いだ私を出迎える事なく新たな夫は国境防衛の任務に旅立った。
夫の顔すら知らないが会えた時に離縁を願い出よう、きっと呪われた私など妻にふさわしくないと受け入れてくれるだろう。
愛される自信がない邪眼のエリーと、軍神と呼ばれる最強使徒の騎士レイルス。
そんな二人の間に元婚約者が復縁を求めてくるのだが…。
★誤字脱字報告ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 21:09:25
58171文字
会話率:36%
33歳会社員、趣味はジムでのトレーニングとこっそり女性向け小説サイトを楽しむこと。そんな平凡な俺が会社帰りの道途中の自販機でジュースを買ったのが全ての始まり。見知らぬ金ピカボトルには「アタリ」の文字が。怪しくて捨てたはずなのに帰宅したら見知
らぬ美少年が俺のベッドで待っていた。前世が賢者だった俺が淫魔に言った約束とやらを果たしに異世界より転生した俺を追っかけてきたらしいが……。自称淫魔とやらの少年ラクシに激執着されるマッチョおじさん(心は割とロマンチスト)の話です。無理やりですが割と主人公はタフで悲壮感はありません。淫魔がかなり壊れた子ですが一途な子です。全4話+番外編(むだに追加した)にて完結です(本編4つだけで完結済)。成人シーンには★つけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 20:58:34
26693文字
会話率:42%
橘 麻緒(たちばな まお)は、
精神的な抑うつを抱えながら
アマチュアで写真を撮る25歳。
ある日、散策で見つけた雑貨屋で、
自分のファンを名乗る美男に出会う。
初めは自分にファンがいたことに
懐疑的だった麻緒だが、次第に彼を受け入れてい
く。
その優しさが甘い毒の始まりだとも知らずにーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 19:55:20
1473文字
会話率:25%
S級冒険者で王子様みたいな見た目のルークは、見た目と中身のギャップでフラれてばかり。管を巻いて酒に溺れていたところ、同じくフラれたばかりのイライザと知り合う。意気投合した2人は意識が飛ぶまで飲み散らかすけれど――
そんな始まりの2人が、記憶
飛んでるけどワンナイトしてたところから始まる再童貞喪失話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 22:12:32
8816文字
会話率:47%