王都から追放された宮廷魔導士、リオン・グレイアム。
冤罪と婚約破棄の果てに死地へ送られたはずの彼が辿り着いたのは――魔族の地。そして、魔王家の姫君だった。
「貴方、私の“婿候補”になりなさい」
敵対種族に迎えられた彼は、圧倒的な魔術と理
性を武器に、次々と魔族の“女たち”を虜にしていく。
魔王家の第一王女リリス。
獣人の将軍ファング。
高司祭のダークエルフ・エルファリア。
そして、神託に導かれた銀髪の巫女姫アウル――
女たちは王の胎を宿し、リオンの子を求めて身も心も開いていく。
しかし、王配となったリオンを待ち受けていたのは、王都から忍び寄る陰謀と、元婚約者セリスによる復讐の連鎖。
やがて魔王家に迫る“神託の崩壊”と“血の継承”の選択に、リオンは「家族を守るための戦い」を決意する。
これは、命を宿した女たちと築く、王国最大の孕ませハーレム建国譚。
――すべてを孕み、すべてを愛し、未来を継がせる覚悟を持つ男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:54:03
115541文字
会話率:31%
一ノ瀬翼は、将来を嘱望された若きバレーボール選手。だが、ある時期から、彼女の“日常”はゆっくりと、しかし確実に変わり始めていた。
家族のなかでの立場、求められる役割、自分の中に芽生えてしまったある“感情”と“安心”への欲求。競技と社会
の狭間で揺れるなか、彼女は日々、二つの世界を行き来するようになる。
家庭では幼さとぬくもりに包まれた時間が待ち受け、外の世界では勝利と期待に晒される現実がある。
そんな狭間で、翼は選択を迫られていく。
これは、ただのスポーツ選手の再生の物語ではない。
心の奥底に沈めてきた願いと恐れ、そして家族との繋がりを巡る、
ある少女の、静かで切実な“回帰”の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:25:50
38104文字
会話率:25%
――世界が滅んでも、私を愛してくれる?
火事で孤児院が全焼。生き残ったのは、白髪赤眼の“呪いの子”――セレフィーナだけだった。
その日から彼女の人生は地獄モード突入。
奴隷として売られ、名前も自由も奪われた少女が、まさか世界の命運を握る存
在だったなんて、誰が思った?
そんな彼女の前に現れるのは、クセ強すぎるイケメン王子たち!楽園で始まったのは官能的な甘々生活?!
空の王国の騎士にして初恋の人・ネイト。
不器用すぎるツンデレ戦士・ルーク。
軽やかすぎるエルフの王子・レオ。
闇の王子で芸術系男子・ノワール。
光と闇、正義と呪い、過去と未来。
セレフィーナの選択が、すべてを変える――
「愛してる。神に背いてでも、君を守る」
呪いすら甘く溶かす、恋と運命のダークファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 17:18:17
138657文字
会話率:34%
ゆずはとともは、夏の公園でアイスを食べながら他愛もない会話を楽しむ中、ゆずはが「男はカマキリなら女に食べられる」と冗談でともをからかう。その軽快なやりとりがきっかけで、ゆずはの冒険心から二人は山奥へのハイキングに出かける。しかし、計画は思わ
ぬ方向に進み、過酷な状況に直面する。極限状態の中で、二人の絆とそれぞれの選択が試される。ユーモアと緊張感が交錯する、友情とサバイバルの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 20:12:54
6682文字
会話率:30%
ある日、ダニエル・ベッセルは激しい頭痛に襲われて落馬をしてしまう。そして、意識を失ったときに不思議な夢を見る。それは前世の記憶だった。
ダニエルは悪役令嬢の兄だった。
前世の記憶を手に入れたダニエルは最愛の妹と自分自身の断罪を回避する為に
は、ヒロインを避け続けなければならない。
しかし、それは簡単なことではなかった。
乙女ゲームの選択肢の中にBLが含まれていることをダニエルは知らない。そして、その対象はダニエルに迫っていた……!
騎士団長の息子である幼馴染はダニエルを逃がすつもりはない。
独占欲の強い攻略対象×破滅寸前の悪役令息。
二人の愛の前に立ち塞がる様々な障害を乗り越え、無事に卒業することができるのか。
幼馴染な二人は今日も言い争いを繰り広げながら、破滅の回避を目指す。
※一部のキャラクターにガールズラブ要素を含みます。
※ヴィオラ文庫様から電子書籍 1~2巻 配信してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 07:46:18
269649文字
会話率:38%
少子化対策として施行された、国家主導の“一度きり中出し制度”。
国民一人につき一回だけ、「同意の上で女性に膣内射精できる権利」が与えられる――。
俺の選択は、ずっと憧れていた美人すぎる幼馴染・美咲。
当然、冷たくあしらわれると思っていたが
……制度の強制力のもと、彼女はベッドに現れた。
「……一回だけだから。それ以降は縁を切ってね。」
──そう言っていた彼女は、
挿れた瞬間から膣を痙攣させ、快感に崩れ、
“子宮の奥”で俺の精液を欲しがるメスになっていた。
制度終了後も、俺のちんぽなしでは生きられなくなった美咲はこう懇願する。
「お願い……わたしの中、またいっぱい注いで……♡」
これは、一回限りの制度で“雌として壊された”女と、
彼女の膣を知ってしまった男が織りなす、精液中毒の孕ませ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 01:05:41
20582文字
会話率:33%
羞恥シチュエーションは、自分の意志に反してえっちな選択をしなければならないシチュが最高である。
もちろん嬉々として選択する変態ドスケベ女もエロいが、本当はやりたくないけど選択せざるを得ない状況というのが良い。
最終更新:2025-06-09 12:24:20
333文字
会話率:0%
冒険者を志す、若き魔剣士リザリア。
彼女には目の前の難題に対して、選択肢が浮かび上がり、それを選ぶことでピンチを乗り切れるというユニークスキルがあった。
一方で、彼女自身は知る由もないが、運命を捻じ曲げるスキルには相応のデメリットもあり…
…そこでは、数多くのバッドエンドが生み出されていた。
ファンタジー世界で、女主人公が色々なバリエーションで敗北Hからのエンディングを迎える話です。何となく思いついたので書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 01:02:05
95322文字
会話率:30%
人類が歩みを止めてから40数年を経て、このまま緩やかに終わりを迎えると誰もが思い、明日も今日と同じ日が来ると疑う事無く過ごしていた。
加藤拓也も、その大多数の一人であった。
少し違うのは、誰もがAIに任せる事が出来る仕事に従事し、
移動や現
地・現場の仕事を選択肢から排除する中で、人主導の業務に従事し、バーチャルリアリティを嫌い、本物の体感に取り憑かれている部分だった。
世の裏で生きてきた主人公が、その日を境に表舞台で波乱を乗り越えていく。
幾つもの尊いOPと共に・・・。
※毎週日曜日0時に更新します。
R18の挿絵あるので、閲覧ご注意下さい。
13話から、キャライメージです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:00:00
91998文字
会話率:36%
全寮制の女子校に入学した山下瑞葉(みずは)は、寮への引っ越したその日の夕方に、疲れてうたた寝をしているうちにお漏らしをしてしまう。これを見た同居人の高梨頼子は、このことを秘密にすることと引き換えに、瑞葉を動物として飼うことを提案する。ほかに
選択肢の余地のない瑞葉は、自らを飼って貰えるよう頼子に頭を下げることしかできなかった。
瑞葉からの願いとしてそれを受け入れた頼子は、瑞葉に人間としての名前を奪い、新たにエムというペット名を与える。さらに、着衣の禁止や、排泄の管理など、過酷な命令を次々に課し、さらにそれができない場合には、自ら罰を願い出るよう約束させるのだった。
はじめは抵抗を見せていた瑞葉だが、厳しい調教の中に時折感じる頼子の優しさや、生まれて初めて与えられる性的な快楽への衝撃により、次第に頼子への依存を深めていく。何度目かの葛藤の後、ついには、人間を辞め、ペットへとして生きることを、自ら宣言するようになる。
主な登場人物
山下瑞葉(やましたみずは): 学園に入学を控えた高校一年生。引っ越し当日の粗相によって、頼子に飼われ、ペットのエムと呼ばれるようになる。低身長だが、年齢の割にスタイルが良い。色白で、西洋人形とも、日本人形ともいえるような、かわいい系の美少女。
高梨頼子(たかなしよりこ): 瑞葉の同居人かつ同級生にして飼い主。性的なことに対しては、知識は豊富だが、経験はなく、瑞葉を使っていろいろ試そうと考えている。身長は瑞葉より少し低いが、自信あふれた態度から、あまり低身長には見られない眼鏡美人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:52:25
242083文字
会話率:40%
『開錠条件:性交及び膣内射精』
それは、密室の電子扉に刻まれた条件。
そして俺の隣にいたのは“娘”。
渇きと絶望が迫る中、彼女は言った。
「お父さん、私は構わないよ…?」
背徳の選択肢は、娘は父を禁忌の夜へ誘う。
これは、決して戻れ
ない夜を迎えた――ある父娘の物語。
※導入1300文字程度。
※本作の家族は「血縁関係のない義理の家族」であり、成人しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:10:00
6903文字
会話率:22%
珍しく完結済み
古代中華風異世界ファンタジー色濃いかも
曲者系男主╳二十一世紀日本から転生した女主
体の関係から始まる恋
匪賊から逃げ、嬷嬷(乳母)と川に身を投げた女主は、運良く助かって川上を進む画舫に助けを求める。重傷により寝込む嬷
嬷のため、少女は富貴で品がありながらも不穏な雰囲気を持つ謎の男に身を捧げる。
胯下玩物となることを恐れて再び川へと飛び込む女主は、失貞した身でまともな男に輿入れすることが出来るのか。何とか生家に辿り着き、あの男のことを忘れて平穏な人生を取り戻したかに思えたが──。
みたいな感じのストーリーです。
久々に書き上げたので色々ぐっちゃぐちゃですが、書き上げた熱情のまま投稿します。また直します。
※後日、サイドストーリーというか番外篇というか、この話の中に出てきた皇帝と女主の異母妹の紆余曲折あってハッピーになる短めのストーリーを載せる予定。
このメインストーリーのの女主は明朗闊達、前向き、今世では耀かしくやんごとなき身の上で、サイドストーリーの女主は真逆な性格。男主も真逆だけど女主にどハマりして狂うのは一緒。
◆閬玥(ランユエ)
青冥侯府嫡長女、16〜17歳。
生母を早くに亡くし、継母としてやって来た公主に荘園に追いやられて10年が経過。継母の死の報せと共に迎えの軒車がやって来て、意気揚々と乗り込むも匪賊に襲われる。
明朗闊達な性格。可愛らしい系美少女。作者好みのロリなのにボンキュッボン。思い込み激しくて思い立ったら即行動。賢くはない。
◆寰子翛(ファンズーシァォ)
閬玥を拾った画舫の主、20歳前後。
凡人離れした絶美な男で静かだが威厳と威圧感がある。閬玥の選択を、脅してやめさせるつもりがその体香に惑わされて失貞させる。結構面倒臭い男。結構長いこと正体不明。
結局は重め溺愛系男主。
文案集にない話だけど、載ってるものの設定を少し変えて書き上げました。このタイトルにするって書いてあるもので、そのタイトルが同じやつ。
商賈の娘とその表兄の将軍の。色々考えて、こっちの設定に落ち着きました。文案集にはそのまま変えず載せておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 21:16:06
97982文字
会話率:43%
この作品を読む前に、宜しければ①~③の各項目をお読みください。
① あらすじ
② ジャンルとしての注意点
③ 各話エッチシーン・挿絵の有無と種別
①一年前、魔術学院に所属する学生ハーウェルは、
師であるグローネンの研究のため、ある遺跡の探
索に同行する。
彼は学友ネリンや冒険者の友人グレンの助けを得て、
遺跡内の罠やモンスターを突破していく。
遺跡の奥には、一人の少女が培養槽に収められていた。
彼女の名はルティナ。千年以上の古に膨大な魔力を貯蔵
した強化人間だった。保護された少女のことを気にかけ、
共に過ごすうちに想いが芽生えるハーウェル。
それは少女も同じであり、二人は一年の時を経て夫婦となる。
その頃グローネンは既に故人となり、邸宅の一つを二人に
譲る遺言を残していた。新居で暮らし始める二人。
入居初日、ハーウェルは師の遺した謎の水晶を見つける。
水晶は突然、映像を再生。
それは、ルティナがグローネンにその肉体を弄ばれている光景だった。
映像は次の日も、その次の日も再生される。
果たして映像は真実なのか?それとも魔法が見せる幻なのか?
新婚夫婦に、亡き導師の邪悪な影が差し始める――
②このお話はいわゆる「寝取られモノ」です!
ジャンル「寝取られ」を知らない方、また知っているけど嫌いな方は
決してこの小説を読まないでください。
不快な気分になっても責任は取れません。
下手な小説読んで別の意味で不快になったら申し訳ないですが…。
③それぞれの章でエッチシーンの有無が分かる様、
タイトル後に「アルファベット+ヒロイン名」を表記しています。
また今作より頂いた挿絵を入れています。
もしイメージと合わないなどの理由で見たくないという方は、
右上の「表示調整」から選択してください。
下記を参照してください(今作では多分モブヒロインは出ない…はずです)
・A (各ヒロインの通常Hシーン)
・B (各ヒロインの寝取られHシーン)
・C (サブヒロインの寝取られHシーン)
・☆ (通常シーン挿絵あり)
・★ (エロシーン挿絵あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 23:31:04
563763文字
会話率:23%
椎名康太は異世界からやって来たクリストファーと恋人となり、幸せに暮らしていた。しかし、二人の幸せは長くは続かなかった。クリストファーの体の異変から、康太は辛い選択を迫られることになる。二人が選ぶ道とは――。
※永久の別れアンソロジーに掲載し
ていました作品になります。アンソロジーのテーマが永久の別れですので、ご注意ください。
ただ、後味は爽やかだと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 21:17:58
16648文字
会話率:22%
世界には10の大陸があり、そのもとに国がいくつもあった。
その中の〈青〉の大陸。
針尾美祈は、その〈青〉の国のフットボーラーである。
見目の良さと天賦の才で、「天使」「〈青〉の真珠」ともてはやされていたが、ある事件により幼い頃にマスコミや
世間からバッシングを受けた。
それから8年、美祈は輝きを取り戻していた。
彼には誰にも言えない秘めた目的があった。
それは世界のフットボールを巻き込むほどの巨大な願望であった。
美祈の行動に巻き込まれる幼馴染みたち、そして利用しようとする男たち、それぞれが己の信念に邁進してはぶつかる。
最後に美祈は何を選択するのか、そして彼の追った真実と目的とは――。
特殊な世界線でのスポーツを通してのお話です。
現代的な感じではありますが、別世界のお話です。
クラブの運営などはすべて想像ですので、リアルな所はありません。
ご都合主義がやりたかったので別世界になっています、「こんなこと有り得ない」みたいなことも多々出てきますが、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 14:00:00
58335文字
会話率:47%
転⽣先はBLゲーム!? 〜運命のルートを切り開け〜
転生したのは、美しき「運命の器」――世界を愛で選ぶBLゲームの中だった。
目覚めた先は、美男ばかりの異世界。
鮎川和樹(20)は“ユニフェリス”――誰か一人との愛と快楽によって、世界の構
造そのものを決定する【運命の核】に転生していた。
愛か、欲か。
選ばなければ、世界は崩壊する。
そして選んだ相手は、次代の王となる――
心と身体を通して結ばれた瞬間、物語はエンディングを迎える。
果たして、彼が最後に手を伸ばすのは誰なのか。
※この話はAIにTRPGのプロンプトを組み込み、こちらの選択とAIの進行で進めていくログを小説の形に手直ししているものです。
作者もまだ結末は分かりません。ロールとキャラクターと起こるイベントと好感度の上限でストーリーが変わります。
※設定がセックスありきなので、そこらかしこに性描写がございます。ご注意ください。
※主人公総受けです。
どのような結末になるか、一緒に見守ってもらえると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 14:32:32
173051文字
会話率:28%
最低最悪の婚約者に、家も名誉も未来も奪われそうになった伯爵令嬢――メアリ。
彼女が選んだのは、「爵位の返上」という、誇りを手放す選択だった。
頼れるのは、亡き父の旧友・ベルトレイ侯爵のみ。
そのつてで、王立魔術研究塔へと“雇用”という形で
匿われたメアリは、魔術研究塔の主任を務めるグレイのもとで助手として勤めることに。
優しさに戸惑いながらも、少しずつ研究塔での生活に馴染んでいったメアリは、次第にグレイに惹かれていく心に己の立場に重ねて思い悩む。
それに、初対面だと思っていたグレイはなぜだかメアリのことを”知っている"ようで――?
これは、記憶の片隅に置き去りにされた約束、失ったものを取り戻す物語。
・ストーリー重視寄り、R18は後半に入ります。一部未遂描写あり。
・描写は弱めですがヒーロー以外とヒーローが無理やりやらかす未遂描写があります。苦手な方はご注意ください。
・未遂は『*』、R18は『**』がタイトルにつきます。
※「残酷な描写あり」は保険です。
※このお話はフィクションです。実在している団体や人物、事件は一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:10:00
151132文字
会話率:40%
稀な長い銀髪を持つ緑翠(りょくすい)は、花街のとある廓の楼主として有名だ。希望する妖に教養を与え、芸者として育て、良き身請け先を探して嫁がせてやる。それが、天皇にも認められた緑翠の表家業である。
妖の世界に迷い込んだニンゲンを保護し
、芸者の世話係として働かせることが、緑翠の裏家業だ。ニンゲンは、この世界で簡単には生きていけない。基本的に、ニンゲンは格下、奴隷と見なされ、妖力に当てられ気絶してしまえば、その身体に鬱憤を吐き出され、処理される。
緑翠は、久々ニンゲンを見つけ普段通り保護したのだが、その瞳が生き別れた姉と重なった。本来であれば、芸者の世話係をさせる以外に選択肢はない。自らの興味で世界を渡ってきた少女にそれをさせたくなかった緑翠は、ニンゲンの少女に翠月(すいげつ)と名を与え、自らが暮らす宮に囲った。緑翠の廓で、例外として芸者をやっているニンゲンの少年、天月(てんづき)と引き会わせ、翠月も芸者見習いとして稽古につかせる。
翠月は、天月や先輩芸者、御客と親しくなるうちに、なぜ妖の緑翠は、人間である翠月に近づくのだろうかと、疑問に思うようになる。妖の世界で人間が生き残る方法を知れば知るほど、仕事として緑翠に守られているのだと実感する。
廓の楼主である緑翠は、他の芸者の成長や稼ぎについても考えなければならない。翠月を贔屓するわけにはいかない。周囲は、翠月がニンゲンで、守るべき対象だから近くに置いていると納得していたが、時が経ち、それだけではないことに感づく者も出てきた。
緑翠にも、ようやく重い腰を上げる時期が来たようだ。姉の命がもう長くないから会いに来いと、実家から便りが届いた。これで、姉を追い込み、緑翠が背負った一族との因縁を切り、翠月を迎え入れる準備を進められる。
*
ヒロイン(翠月)を大事にしたいあまり、悩みすぎて苦しむヒーロー(緑翠)を書いたつもりです。
時代は特に想定しておらず、ざっくりごちゃ混ぜ、詰め込み和風なご都合設定になっています。
語感で選んでいる単語も多いため、本来とは異なった意味で使用している場合があります。
また、未成年・無理矢理・男同士・複数などのRシーンが含まれます。ご注意ください。
物語の中心に近いところにBL要素がありますが、主人公の指向とは異なります。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:00:00
326881文字
会話率:57%
第三王子であるヴィルヘルムは、年の離れた第一王子と第二王子の次期国王争いに巻き込まれていた。ヴィルヘルムは穏健派の第一王子に懐いていて、過激派の第二王子からは目の敵にされあらゆる攻撃を受けるが、基本は受け流して生きている。
そんななか
、信頼を置く第一王子から、王家の伝統として夜伽係を宛がわれる。使用人よりも下の立場である夜伽係として、ヴィルヘルムの私室にやってきたのは、貴族の集まる夜会でも顔を見たことのある、地味で貧相な侯爵令嬢だった。
何か理由があるのだろうと、ヴィルヘルムは元貴族で没落令嬢となった夜伽係をすぐには抱かず、立場を意識したその振る舞いに興味を惹かれていく。だが、政敵である第二王子の攻撃は過激さを増し、ヴィルヘルムだけでなく、夜伽係にもその手が忍び寄る…!
◇
第三王子ヴィルヘルムが、選択の余地なく引き合わされた夜伽係と、ふたりで過ごす場所を手に入れるお話。
ヒーローが毒を使われたりヒロインが自傷したりします。
なとみ先生主催「#NTR企画2024夏」に参加しています。企画発表を見て勢いで書きました。諸々ふんわり楽しんでいただけると嬉しいです。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 18:00:00
21385文字
会話率:56%
※ジャンルにつきましてはプロローグ以降はそれぞれのタイトルによりますのでご注意ください。
終電を逃した男、しかし本来無いはずの路線に乗り込むと男はTSしていた。男は夢と思い込み、駅を出るが……その駅名は……
(駅名によってストーリーが変化
します。お好きな駅名を選択していただいても問題ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 15:00:00
57691文字
会話率:50%
舞台は19世紀英国のとある港町ボーダーポート。
半年前に家族を殺された青年、長尾清隆は吸血鬼のアリウスと出会い、事件の謎を追っていく。
しかし真実が明らかになる時、アリウスに危機が訪れ、清隆は選択を迫られる。
これは、一人の青年が吸血鬼にな
り、吸血鬼と共に生きることを決意するまでのお話。
※本編完結済み。現在は番外編を不定期更新中です。
※「小説家になろう」にR15版を投稿しています。
※★のないエピソードはなろう版と同一です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 03:18:15
75007文字
会話率:29%