氷の聖女と呼ばれるルルの婚約者だった第二王子は、ルルに一方的に婚約破棄を言い渡す。この婚約がルルをこの国に繋ぎ止めておく為に、国王がルルに頼み込んだものであったにもかかわらず、だ。大勢の貴族が集まる舞踏会。しかも、今日はルル達聖女の功績を讃
える舞踏会だ。その場で第二王子は、婚約破棄を宣言した。ルルにとってはありがたいことこの上ないが、国王が知ったら怒り狂いそうだ……とそこへ、国王陛下が現れ案の定、顔を真っ赤にしてプルプルと震えている。人は起こりすぎると震え始めるものらしい。
これだけの人の中で、声高らかにルルとの婚約破棄を宣言したのだ。今更、あれは無かった事に……とはならないだろう。第二王子と言えどれっきとした王族。コロコロと口にした言葉を二転三転とさせる訳にはいかないのだ。だからこそ行動にも発言にも、慎重にそして熟考してから口にするべきなのだ。
なのに、だ。もう、婚約破棄を宣言してしまった。それも、2度も言った。取り消すのはまず、無理だろう。
本人は何も分かってはいないだろうけど。
「陛下、発言を許可していただけますか?」
そう言ったのは、若き公爵閣下。
「許す」
陛下の言葉に頭を下げて、第二王子に向き直った公爵はその、通る声で静かに問うた。
「婚約破棄をなさるのですね?」
その質問に、第二王子は得意気に顎を逸らして
「ああ。こんな化け物じみた女との婚約は破棄する!」
と3度目の婚約破棄宣言をした。
「ならば陛下」
クルリと第二王子に背を向けて、公爵閣下は再び陛下に頭を下げる。
「私がルル嬢に結婚の申込みをしても、よろしいですよね?」
……………は?
「そなたが?」
「ええ。私がです」
何を言い始めたの……この人?
陛下も周りの人達も、みんな困惑している。
それはそうだ。中でもルルが1番困惑しているだろう。
「第二王子の婚約者だからと諦めておりましたが、婚約破棄されたのであるなら、私が求婚しても問題はありませんでしょうから」
サラリとそう言って、ルルの方へと視線を寄越す。
……………無理、むり、ムリ!
「……そう……だな」
え?陛下?今、まさかですけど、許可しました……?
またもや、私の意見はスルーなんですか?
私、出来れば結婚しないって選択肢が欲しかったんですけど〜!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 23:26:34
5799文字
会話率:4%
それは突然言い渡された国王の一言から始まった。「聖女フィリノアを解任し、新しく聖女アンリエッタを後任とする」と国王が宣言し、フィリノアは7年務めた聖女の座を失った。そして、サーフィス王国第一王女でもあるフィリノアに、王族の務めを果たしてもら
うと言い渡されたのだ。サーフィス王国は男女問わず第一子が王位を継承する。フィリノアはその第一子だ。しかし、父王が言うのは王位のことでは無い。成人として認められる18歳になる迄あと、3ヶ月のフィリノアに他国に嫁げと言っているのだ。フィリノアは現国王と亡くなった前王妃の子供で、現王妃とは血の繋がりは無い。現国王と前王妃は政略結婚で、現国王と現王妃は恋人同士であったが婚姻を結べなかったのだ。その為、国王も王妃も前王妃の娘であるフィリノアに対してとても冷たかった。二人は自分達の子供を王位につかせたいのだ。その為、フィリノアは邪魔でしか無い。なので成人となる前に他国に嫁がせ王位継承権を手放させ、あまつさえ政略結婚をさせて国の利益にしようとしているのだ。その事を、国王の宣言を聞きながらフィリノアは理解していた。王位にこだわる事など今までも一度もなかった。聖女の務めも民のためにと思ってやってきた事。自分よりも適任者がいれば、その地位を譲ることは当然の事だと。まあ、後任がアンリエッタと言うのは、いささか不安ではあるが。きっと、どこかの国の良くて側室、もしくは後妻だろうか。フィリノアを嫌っている継母の王妃が、他国と言え王妃となるような縁談を自分にもってくることがない事だけは分かっている。もう、そこも期待などしない。年が離れていようが、他に妻がいようが、自分の居場所を与えてくれればそれでいい。願わくは、穏やかに過ごせればもう、それ以上の贅沢など言うまいと思っていたのに。気がつけば、北の大国クライアナグル帝国の公爵家に嫁ぐことになるなんて。それも、皇帝に是非にと言われてしまえば、小国の国王も頷くしかなかったのだろう。そこは獣人の住まう国として有名な北の国。フィリノアは知らない。そこで、甘くて重い溺愛が待ち受けているなんて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 22:04:51
239文字
会話率:0%
永世中立の水の国『ミスタニア王国』
軍国主義の南の国『ヒステンベルグ帝国』
二つの国が同盟を結ぶコトに。ミスタニア王国の姫・アリアとヒステンベルグ帝国の元帥・シヴァの婚約が同時進行で進んだ。
作者の軍服萌えの趣味で書いた作品で、王宮ラブコメ
ディです♥
不定期なので連載のペースは遅いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 14:28:48
23836文字
会話率:50%
真っ黒な制服の女子生徒達を眺めていて、わたくしは突然、自身が日本人であった事を思い出しました。
ここは魔法のあるファンタジーな世界。
あと2年、この華やかさに欠ける女学院でシスター達とともに静かに暮らして、そしてどこかへお嫁に行くのだ
と思っておりました。
が。
ある日、国王陛下と大司教閣下が学院においでになり、そのお姿を見てわたくしの脳裏に浮かんだのは、前世で愛した18禁乙女ゲームの登場人物達の麗しい肌色成分のみのお姿……!!
そう、ここは18禁乙女ゲーム『アリボタ』の世界。
生まれてきて良かった。神様ありがとう。仏様ありがとう。全ての生きとし生けるものにありがとう……!!
わたくしは転移してきた主人公を遠くから見守るため、お城に勤めようと心に決めました。
どんな子かしら。
いい子だといいな。
それとももしかしたら彼女もアリファンの同士?
でもでもお約束の悪役ヒロインだといけないから距離は置かなきゃね!
『アリボタ』。
それは18禁特化のエロ系乙女ゲー。いやいっそエロゲー。
我が身に迫る危険をわたくしはまだ知らなかった……。
❇︎ ❇︎ ❇︎ ❇︎
エロは期待しないでください。作者は実力不足でエロが書けません。エロだけでなくアクションも残虐描写もなにもかも書けません。本当すいません……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 15:47:34
16991文字
会話率:12%
寡黙で口数の少ないジェラルドに密かに恋をするアーシャ(こちらも鉄面皮)。
互いの家が不仲なために、この恋は一生秘めるものだと思っていた。
ところがある夜、部下に間違えて酒をぶっかけられて挙句酔っ払ったアーシャは、ジェラルドに拾われ醜態を見せ
てしまう。
すると、ジェラルドの様子がおかしくなって……。
「――俺から理性を奪うような姿を見せた、お前が悪い」
……閣下、どうして舌に淫紋があるのですか?
大好きだけれど嫌われていると思い淫紋の性衝動をずっと我慢し続けていたけれど我慢できなくなった男と、大好きだけれども家の事情で結ばれないと諦め鉄面皮で隠し続けた女のお話。
※三話完結の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 18:00:00
12052文字
会話率:33%
転生後は公爵令嬢にこっぴどく虐められている伯爵令嬢、公爵令嬢のお父さん責任を取って貰います。
キャロル・クロックハートは公爵令嬢イレーヌを中心に苛められていた。母親の形見の指輪を見たいと言ったので見せると無くされてしまった。
悲しん
でいるとロッカーに置いておいた教科書は泥だらけで汚されている。
放課後の教室で泣きながら教科書の汚れを取っている時、窓の外を不意に見た。自分の顔を見ている時、唐突に前世の記憶が駆け巡り思い出してしまった。
ブラック企業の社畜OLで給料が少ないため副業を沢山して過労死してしまったことを。
前世と比較したら生ぬるい虐めは証拠を揃えているので、公爵令嬢のお父様に話して解決してもらい指輪を返してもらうことにした。
公爵家に向かって歩いて行くと門番に断られ、不法侵入を考えて壁沿いに歩いていると裏口で言い争いの声が聞こえてきた。逃げた女性がキャロルの服を脱がして自身の服を着せると逃走してしまった。
娼婦と間違えられて公爵家に侵入できたものの手足が拘束されて動けない。
公爵令嬢のお父様が娼婦を頼んでいたみたいでキャロルは処女なのに抱かれてしまう。
16歳年の差カップリングです。
訳アリ公爵閣下と前世社畜のキャロルの組み合わせになります。
前タイトル 前世を思い出し転生後は悪役令嬢に酷い虐めにあっているので公爵閣下のお父様に責任を取っていただこうと思ったら溺愛される
この作品はアルファポリス様で先行配信しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 15:30:05
4264文字
会話率:10%
亡国の第八王女イムリタは、敵国の若き将軍アーロックの戦果の褒賞として嫁ぐ事になった。イムリタは約一年にも及ぶ捕虜生活でアーロックとは顔見知りだったが、彼が自分のことをどう思っているのか不安に感じていた。イムリタは、言葉数は少ないが、いつも礼
儀正しいアーロックに好意を抱いていたのである。しかし初夜の晩、アーロックはイムリタにこう言った。「貴女とはできません」と。イムリタはショックを受けるが、落ち込んでいても仕方ないとすぐに気持ちを切り替え、妻としての役目をなんとか全うしようと明るく頑張るのであった。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 22:00:00
26562文字
会話率:44%
「喜べ、フラン!お前の嫁ぎ先がやっと決まったぞ!」
帰宅した父が、最上の笑みを浮かべ、両手を広げて私の方に来た。
サロンに居た友人と私。嫌な予感しかしない。
友人は父を落ち着かせようと宥めながらソファーに座らせ、私は侍女が用意し
たカップにティーポットを傾けてお茶を注いでいる。
「なんと、あのアルベルト・ヨーゼフ・フォイエルバッハ公爵だぞ!」
興奮冷めやらぬ父。
「 … 」
お茶を注いだまま固まった私。
カップからお茶が溢れまくっている。
「へ?」
驚いた私の口から変な声が出た。
嫌な予感的中!!
アルベルト・ヨーゼフ・フォイエルバッハ公爵、御年28歳。
8年前に最愛の婚約者を事故で亡くされた。あと3ヶ月で結婚式だったという。
それ以来、一人息子である彼にの元に、喪が明けると同時に大量の縁談が持ち込まれたが、これを悉く撃墜…。付いた渾名が“撃墜王”、そして現在に至る。
あの“撃墜王”が何故…?
疑問に思うも、理由は簡単であった。“王命”である。
後日聞いた話だと、国王に呼び出された公爵閣下が、その王命を聞いた途端、室内の温度が急激に変化したらしい。
その上、公爵閣下から怒りのオーラが駄々漏れ、国王以下、場に居合わせた者達の顔色が一瞬で真っ青に染まったという…。
あー…
顔合わせの時、私…瞬殺されんじゃね?と思ったのは言うまでもない。
まぁ、その時は亡き夫の所に行けるからいっか…。(良くねぇーよ!ってか、行きたくねぇー)
私ことフランドール・アルバ伯爵令嬢、20歳(一応?)未亡人と最愛の婚約者を亡くした公爵閣下のお話。二人は無事に結婚出来るのか?(というか、ないわぁ。)
悲劇の裏に隠された真相とは?
*フィクションです。よくある設定のお話です。
*投稿者の他の作品で同じ名前や家名が出てきますが、使い回してたりするので、何の関係もありません。(シリーズではない)
*R18は、話の展開によっては必要かもしれないので、念の為に入れてます。
*ご都合設定なので、ザックリと細かい所はスルーして、時間潰しにでもお気軽にお読み頂けると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 00:08:29
148319文字
会話率:25%
悪の秘密結社コラプションワールドの幹部会に出席している最中に前世の記憶を取り戻した俺は、この世界が有名なエロゲー『神儀魔装少女凛』の世界であることを知る。
それは抜きゲーの凌辱モノでありながらバッドエンドの存在しないストーリーであり、悪の秘
密結社に所属する俺に訪れる未来は破滅以外にあり得なかった!だが幸いなことに、本編開始まで十数年以上の猶予があることを知り安心するのも束の間、ゲームのプロローグにあたる主人公である鏑木凛(かぶらぎ りん)の母親、まだ美少女である鏑木沙月(かぶらぎ さつき)に本部が壊滅させられる展開がこの俺に襲い来る!
ワンマンアーミーと呼ぶに相応しい最強の神儀魔装少女沙月の一方的な暴力を前に、ゲームの展開通りに幹部たちが半殺しにされそうになった時、原作知識によって彼女と一部の人間しか知らない極秘情報を口にして動揺を誘い沙月を捕獲することに成功するが――
――ここはエロゲーの世界であった!
敵の最大戦力を前に殺害ではなく調教して堕とせと頭に性欲しかない総統閣下に命令された俺は、やむに已まれずに地上最強生物の調教をすることになる。
これはエロゲーの幹部として前世の記憶を取り戻した俺が、自分は決しては手は出さずに、魔獣使いイツキとしての力を使い、正しい種付けショタとして代わりにペットの魔獣と交尾をさせて、最強の神儀魔装少女沙月を母体に強力で可愛く美しい魔獣少女を産ませて奴隷にしてハーレムを築く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 21:25:02
99401文字
会話率:51%
夏休み中、ひょんな出来事で、カースト制の激しい異世界に転移してしまった少女。
直ぐに奴隷として売られてしまう。。
偶然にも少女を買ったのは異世界の将軍閣下。
少女に全く容赦ない無体をはたらく。
そんななかでも、転移前の特技を活かして日々頑張
る健気な巨乳な女のコのお話しです。
卑猥な言葉や暴力的な描写もございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 00:20:06
92211文字
会話率:40%
伯爵令嬢アイビー、婚約者を男爵令嬢に寝取られる。
悔しすぎるので一生服従させたくて証拠を集めていたらうっかり宰相閣下にスパイだと勘違いされて捕まりました。
そして寝取られました。
え!?
どゆこと……!?
ちょっ、大人の色気が激しすぎま
す宰相様ぁ……!
アルファポリス様でも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 23:15:22
42782文字
会話率:40%
「私は一人で生きてきた。これからも、そうよ」
各地を転々とする放浪のソロ冒険者の私が、ある街で出会ったのは不思議な男だった。
図々しいくせに優しくて、あっという間に私を懐に招き入れた大きな男。
「これからは俺が一緒にいてやるよ」
そのくせ手
が早くて、出会ったその日に家に連れ込まれた。
私達は、その一晩で恋に落ちた。
翌朝、彼の家に押し込んできた数人の男たち。
彼らが言うには「この御方はオリウレラ公爵閣下の嫡男、ロルダン様!貴様のような下賤の女とは住む世界が違うのだ!」だそうで。
つまり、大貴族の嫡男様が親に逆らって家出していたところを、配下の皆々様に保護された。私はその場面にちょうど居合わせてしまったらしい。
「俺が愛してるのはお前だけだ。これからも、ずっと……!」
去り際の彼の言葉を、……私は信じた。
「ソロでA級まで上がってきた冒険者様を、舐めるんじゃないよ!」
絶対に、ワンナイトなんかで終わらせない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 18:00:00
9269文字
会話率:56%
貴族の私生児として虐げられてきたエウリッタ。死神卿と恐れられる、傭兵上がりの子爵のもとに嫁ぐことになるが……。
最終更新:2022-04-03 07:10:02
106056文字
会話率:43%
【本編完結】
これは夢だ。夢に違いない——
海洋交通の要、運河を有する国イゼルア。豊かで平和な国だったが運河開放を求める南からの声に圧され、北に国境を接する大国アルス=ザレラに助力を求めた。すると、強大な軍事国家はその代償として、イゼル
アの王太子サフィルの身柄を要求する。
祖国のため人質となる運命を受け入れ、隣国へ向かうサフィル。だが国境の都市で彼を迎えたのは、城主にして王甥ロイの『妃』到着を心から祝福する、市民の歓声だった。
変わり者の地方城主×高慢な王太子。
サフィルを愛するふりをすることで、運河への軍事介入を正当化するロイ。
ロイを愛するふりをする限り、祖国の後ろ盾が得られるサフィル。
二人の王子の始まりは、そんな、見え透いた政略結婚だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 09:00:00
242573文字
会話率:36%
「将軍閣下は不治の病(自称)」のSS集「イライアス・クロウの日記」置き場
本編とリンクしているおまけ的エピソードです
最終更新:2022-01-13 08:52:10
11892文字
会話率:5%
異世界トリップ後、保護され王宮で働いていたマリカは、ある日女王陛下の目にとまってしまい政略結婚を命じられる。
夫となるのは、長い間病を患っていると噂の12歳年上のイライアス・クロウ将軍。
実際に対面を果たすと、かつて英雄と謳われた面影もなく
、痩せ細って今にも死にそうなもやし姿になっていた。
新妻パワーで、もやし将軍はかつてのマッチョを取り戻せるか!?
【書籍情報】ロイヤルキス(電子)・ロイヤルキスDX(紙版)1・2巻発売中!
※ムーン版と書籍版は一部内容が異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 17:15:57
277899文字
会話率:42%
主人公・ダニエル大佐は戦に明け暮れる日々を送る精鋭部隊の隊長。
率いる部隊と共に長らく転戦し続け、戦場暮らしを続けてきた彼だったが、ここ2年ほどは戦いも収まっており、本拠地の王都で退屈な勤務を続ける日々。
そんな彼に、ようやく新たな任務が与
えられる。
王国の東で国境を接するトロール軍が攻めてくるかもしれないという。
その備えを固めるため、戦闘が予想される国境近くの地に向かうことになるダニエル大佐。
現地に到着した彼は、近くの獣人族の村に住むという少女と出会うことになる。
これは、幾つかの種族をまたいだ、愛と戦いの物語――
……ではなく、愛と、とらぶるの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 12:00:00
54824文字
会話率:46%
美貌の宰相ローラントに命じられた役目は、言わば“夜の教育係”。国王の寵姫に閨の手管を仕込むのが役目だ。
果たして彼は、無事に役目を全うできるのか。女性に触れたことすらないというのに……!
アマゾナイトノベルズ様より電子書籍化されました。
最終更新:2021-10-14 21:00:00
135963文字
会話率:39%
姫ではなく復讐者として生きる”僕”。狂った僕が仇討ちを成し遂げ、”私”になる。 その後、将軍に出会い幸せを見つける、お話。
最終更新:2021-10-01 15:00:00
43525文字
会話率:37%
親に捨てられ、短い人生を諦めかけた時、拾われ救われた少女が、剣術・体術を極めつつ巨乳を目指し、優しいご主人様の将軍閣下の役に立てるよう、精進する。 ヒロインとご主人様は年の差二十歳。切なくも愛しいハッピーエンドのお話です。
最終更新:2021-05-29 23:00:00
26371文字
会話率:42%
公爵家に雇われている侍女は秘密の任務を請け負いました。ですが昼間に魔力を使ってしまい、任務に行くには足りません…!
公爵様、どうかわたくしに注いで下さいませ…!
※侍女は20歳ですが、外見は13歳ぐらいの合法ロリです。
※侍女目線のエロ中
心…というか、エロしかありません。
※直接的な単語や♡喘ぎがあるので、苦手な方はご遠慮願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 17:45:55
6803文字
会話率:27%
有能な40歳の宰相のセルジュは、五年前に政略結婚した妻との関係に悩んでいた。
16歳という年齢差の自分と結婚させられた若き妻を不憫に思いながらも、彼女を手放してあげることが出来ないセルジュはせめて彼女を脅かさないようにと妻にそっけなく接する
。
一方で妻は、セルジュの冷たい態度に悩みながらも、子供の頃から憧れていた夫をなんとか振り向かそうと怪しげな薬を持ち出し…。
◆◆深く愛し合っているのに自信のなさに素直になれない夫婦の、誤解からくるすれ違いのラブストーリー。性描写は冒頭に少しだけと、最後にしっかりめにあります。◆◆
「雨乞い女王の後宮~ハーレムにイケメンを沢山囲って、子作りします!~」に出てくる宰相閣下のスピンオフです。そちらの作品を読んでいなくても大丈夫な作りになっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 22:01:38
14032文字
会話率:28%
首都から遥か南西に位置する軍事基地。そこで事務処理を仕事としているルスカス・エッカート軍曹と、彼にばかり仕事を押し付けてくるゼン・セレウス大佐。二人の間を見て皆はルスカスをこう呼ぶ、『大佐の下僕』と。
そんなルスカスには皆には言えない秘
密があった。それは正真正銘、彼の『下僕』であるということ……。
「自分はあなたの部下! こんなことをするための人材じゃありません!!」
「違うな。お前は俺の下僕。俺の……」
俺様.貴族出身.上官×田舎出身.青年軍人
◇キスシーン以上の表現が含まれる場合は『※』を付けます。
◇以前書いていた作品を校閲し、上げ直しさせて頂いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 13:51:00
49381文字
会話率:43%