寡黙で口数の少ないジェラルドに密かに恋をするアーシャ(こちらも鉄面皮)。
互いの家が不仲なために、この恋は一生秘めるものだと思っていた。
ところがある夜、部下に間違えて酒をぶっかけられて挙句酔っ払ったアーシャは、ジェラルドに拾われ醜態を見せ
てしまう。
すると、ジェラルドの様子がおかしくなって……。
「――俺から理性を奪うような姿を見せた、お前が悪い」
……閣下、どうして舌に淫紋があるのですか?
大好きだけれど嫌われていると思い淫紋の性衝動をずっと我慢し続けていたけれど我慢できなくなった男と、大好きだけれども家の事情で結ばれないと諦め鉄面皮で隠し続けた女のお話。
※三話完結の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 18:00:00
12052文字
会話率:33%