地方貴族出身のマーティンは嫡男ではない為、有り余る体力と得意な武芸を生かして騎士として王都で勤務を始めた。
実家は伯爵とはいえ下位にあたり裕福ではない為、見習い時代は何でも屋のようなバイトをして生計をたてていたのだが、騎士になった後も個人的
に頼まれたら請け負うこともあった。
そうして忙しくしていたある日、街中で強盗を目にし捕まえたら、唐突に腰を掴まれた。驚き振り返れば、国で最高位にいる魔導師が座り込んで己の腰を見詰めていた。
その最高位の魔導師には良くない噂が付きまとう人だったが、この日以降、マーティンは魔導師の趣味に付き合うことになる。
※fujossyにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 02:03:21
69577文字
会話率:35%
優秀な聖女のうちの一人として期待され、大神殿の要職につく聖女メルリア・シェイリン。ある日そんな彼女の執務室を見習い聖女が訪ねてきて、一つのお願いをしてきた。それは、特定の時間に「通常懺悔室」を担当してもらえないかということ。聖女たちは業務の
一つとして、「懺悔室」を訪れる人々の懺悔を聞くことがある。たくさん寄進している人――つまり総じて身分の高い人々は、「特別懺悔室」へ通される。一方、そうでない人々――つまり平民などはもっぱら「通常懺悔室」に通される。懺悔の内容は原則的に他言不可だが、「特別懺悔室」であれば高位者の弱みが握れるかもしれないということもあって、かなり担当希望者が多い。一方、「通常懺悔室」での勤務にはさしたる旨味もないため、半ば押し付けられるように配属された見習い聖女たちが担当することが多かった。つまり、大神殿の中でもトップに近い位置にいるメルリアが「通常懺悔室」を担当するなど、普通はありえないことである。だが、見習い聖女の切実さに感じるところがあったメルリアは、彼女の言う通りにすることにした。そして向かった「通常懺悔室」でメルリアが見たのは、開口一番「聖女メルリア様で抜いてしまったことを懺悔します」などと言い出した王太子殿下だった。どうして、あなたほどの貴人がここに!? そして、いきなり何を言い出すのですか――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:01:21
13981文字
会話率:38%
——女騎士から聖女にまさかのジョブチェンジ!? しかも、護衛となった悪魔な上司が溺愛してくるなんて!——
セレーナ・ビーズリーはリネル王国の騎士団第三部隊に所属する女騎士である。
貧乏な実家のため、五人の弟妹たちのために日々身を粉にして働
くセレーナにはとある悩みがあった。
それは——直属の上司であるアッシュが鬼のようなしごきをしてくること。
丁寧な口調と裏腹に鬼のようにしごいてくる彼の呼び名は『悪魔の隊長』というものだった。
そんなある日、ひょんなことからセレーナは神託を受け聖女に選ばれてしまう。
確かに光の魔法は使えるけれど、微々たるものでしかない。そう思って断ろうとするセレーナだが、神託は絶対であり、セレーナごときでは覆せないことを知る。
仕方がなく女騎士を辞め、聖女にジョブチェンジしたセレーナ。
見習い期間を終え、護衛がつくことが決まったのだけれど——その人は、まさかのアッシュ!?
しかも、護衛騎士には極秘の『とある役割』があって……。
「セレーナ、可愛いですね」
「こんなにも可愛らしい貴方を、ほかの輩には見せたくないです」
悪魔みたいだった上司まで、溺愛護衛騎士にジョブチェンジですか!?
——
◇掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:30:00
37957文字
会話率:33%
魔法学園で錬金術科を専攻しているサラとテオドアは仲が悪い。ある日、先輩が作った惚れ薬をテオドアが頭から被ってしまう。
その先輩は【作るもの全てが媚薬になってしまう】という特異体質の持ち主で……。
惚れ薬(失敗作・媚薬)を被ったことで、えっち
な気分になったテオドアと仮眠室に閉じ込められてしまうところから始まる、喧嘩ばっかりな二人の恋と魔法のお話。
※がついている話にはR18描写があります。
女性優位・女攻めの作品です。基本的に喘ぎ乱れるのは男側です。後半で女側凹行為・女側喘ぎ表現がありますが、精神的・立場的逆転はありません。苦手な方はご注意ください。
他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:48:09
152235文字
会話率:48%
今夜も美しい月の下で、よがり狂う男たちの秘密の宴が始まる。
東京某所にある男娼街『吉原』には、女子禁制の風俗店が建ち並んでいた。そこで働くのは、遊男(ゆうだん)と呼ばれる見目麗しい美男子たちであった。彼らは、美しい身体と女にも負けない巧
みな手練手管で客をもてなし、最高の性的サービスを提供していたのである。
そんな『吉原』で最も格式のある風俗店、『酔鏡の舞』で、見習い遊男として住み込みで働く十六歳の青年がいた。彼の源氏名は、月日(月み)。月美は遊男の最高位である王魁(おうらん)、薫の付き人として働いていたが、そんな彼の前に柄の悪い、見た目がヤクザな男が現れて……
金か、それとも愛か? 男が男をもてなす女子禁制の吉原で交わされる愛欲の日々
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 13:28:12
160774文字
会話率:59%
ムチムチグラマーな異世界美女を整体で治療しつつ、カラテでモンスターをなぎ倒すっ!
そんな男のロマンのような世界に送り込まれた俺だったが……どうもこの世界、過去の転生者たちが好き放題やり過ぎてるっ…!
スシも何もかも勘違いされて伝わってる
し、とにかく色々おかしいだろこの世界。
異世界を舞台に繰り広げられる、熱くてエロい整体冒険ストーリー、いよいよ開幕!
※※ところどころ?お色気シーンがありますので18禁にしています。苦手な方はご注意ください。
※※『整復』は柔道整復師からとった当て字です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:33:23
380838文字
会話率:42%
キリルは赤い森にほど近い、封印の祠の麓の村に住んでいる。
魔力は少ないが駆け出しの治療師として、治療師のデルのもとで学ぶ、真面目で特に特徴のない青年だ。
あるとき魔獣がやってきて、村は壊滅状態に陥り、そして聖女と旅する聖騎士が村を救いに現れ
た。
聖騎士のイリヤはキリルを「器」だと言い、魔力切れで動けないキリルをベッドに押し倒す。
―――――
強引な聖騎士 × 見習い治療師で「器」の平凡な青年
※無理やりな表現、残酷な描写があります。
※百合要素があります。
人の住む世界は赤い森、さらに黒い森に囲まれていて、世界を囲むように封印の祠が点在している。
黒い森にはおびただしい魔獣が生息しているが、赤の森には封印の祠にある封魔の石が紡ぐ大結界があり、それより先にはたち入れない。
封魔の石は何百年が経つと魔力を消費し弱っていく。そんな弱った封魔の石を交換するため聖女様と聖騎士が旅をしている、そんな世界の話。
▫キリル
治療師見習いの平凡な青年。焦げ茶の髪に深い木の葉色の瞳。イリヤや聖女と並ぶと小柄に見えるが、中肉中背の普通の男。
魔力が少ないことを気にしている。
▫イリヤ
聖騎士。聖女とともに点在する封魔の石を交換して回っている。銀髪に紫の切れ長の目。大剣に魔力を込めてなんでも切り裂く。背が高い。
▫エレーナ
聖女様。波打つ金髪に碧眼、背が高い。最高位の聖魔術が使える賢者。封魔の石に魔力を込めている聖人のうちの1人。封魔の石の交換がおこなえる。
アリサと婚約している。
▫アリサ
高位の聖魔術、探知が使える。小柄で可愛い雰囲気だが、エレーナより年長。金髪碧眼で髪型はショートカット。
エレーナと婚約している。
▫レフ
槍使い。赤毛で日に焼けた肌、ひょろりと背の高い男。封魔の石の交換メンバーに国の推薦で加わることになった。苦労人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:38:23
18405文字
会話率:31%
(更新は週一程度の見込みです)
孤児院で生活していたが、貧困のために奴隷商に売られ、中堅規模の食堂兼休憩所で見習いとして働くことになった少女のお話。砂漠を流れる大河のほとりにある雑多な商業都市で繰り広げられる夜の世界を舞うことはできるのか。
初体験から始まり、お店のお兄様やお姉さまに、あんなことやこんなことを教え込まれちゃいます。恥ずかしがりつつも、行為がはじまると楽しみながら、男性に対して攻めの姿勢に転じます。
(資料集)https://novel18.syosetu.com/n4717ip/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:10:22
535151文字
会話率:50%
別で連載している作品の個人的なメモをまとめて掲載します。イメージがブレると、文章もブレるので覚書として追記します。矛盾が生じた場合は、直します。
絵心が全くないので、画像生成AIを利用しています。
本編
https://novel18.sy
osetu.com/n2556ip/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 21:10:11
5539文字
会話率:0%
【重厚ファンタジー×溺愛】
千人が拒まれた魔王の寝所に、通うことになったのは──恋愛経験ゼロのポンコツ見習い魔女!?
精霊と魔女のハーフであるネルは、大魔女の母が「魔女たるものそろそろ男、食ってきなさ〜い」と無理矢魔王城の夜伽係に応募して
しまった為に、城で働くことになる。
淫魔、獣人、あらゆる候補者たちがことごとく魔王陛下から“夜のお相手”をお断りされる中、とうとうネルの出番がやってくる。
どうせ自分もお断りされるだろうと高をくくっていたネルだったが──ちょっとした【余計な質問】がきっかけで、無口で感情を見せない魔王陛下に“気に入られて”しまって……?!
ポンコツ見習い魔女 × 孤高の魔王。
甘く、じれじれと、肌と心をほどけ合う――魔女と悪魔の問答譚。
(全3〜4部構成予定。現在、第2部連載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:56:19
132384文字
会話率:43%
見習い魔女のリンディは魔法学校の卒業試験で人間から魔女へ向ける感情を具現化した"心のカケラ"と呼ばれる物を手に入れるために人間界に降り立つが、すぐに暴漢達に絡まれてしまい大ピンチに。
人間に魔法が使えないリンディはな
す術もなく、暴漢達に連れ去られ、万事休すと思われたがある男に助け出され事なきを得るも、その男がとんでもないやつだった。
果たしてリンディは無事に卒業試験をクリアできるのか…!
そしてリンディの心の行方は?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:00:00
34190文字
会話率:50%
王の一日は、命を継ぐために捧げられる。
目覚めの奉仕から始まり、食事、謁見、巡回、宴、夜伽――
そのすべてに役割を持った女たちが寄り添い、
王の悦びと命をその芯で受け止める。
奉仕係、夢守り、添い寝係、そして命を受ける子作り巫女たち。
彼女
たちは恥ではなく誇りとして、その身を捧げ、
王の血を宿すために笑い、泣き、震えながら愛を咲かせる。
やがて巡る季節の中で、女たちは次々と命を宿し、
見習いたちが新たな奉仕の役を継ぐ。
これは、ただの夜伽ではない――
王の命を一滴もこぼさずつなぐために編まれた、
蜜と奉仕の、壮麗なる“生の儀礼”の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 14:40:03
26053文字
会話率:17%
王の一日は、命を継ぐために捧げられる。
目覚めの奉仕から始まり、食事、謁見、巡回、宴、夜伽――
そのすべてに役割を持った女たちが寄り添い、
王の悦びと命をその芯で受け止める。
奉仕係、夢守り、添い寝係、そして命を受ける子作り巫女たち。
彼女
たちは恥ではなく誇りとして、その身を捧げ、
王の血を宿すために笑い、泣き、震えながら愛を咲かせる。
やがて巡る季節の中で、女たちは次々と命を宿し、
見習いたちが新たな奉仕の役を継ぐ。
これは、ただの夜伽ではない――
王の命を一滴もこぼさずつなぐために編まれた、
蜜と奉仕の、壮麗なる“生の儀礼”の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:24:30
26332文字
会話率:17%
平民出身の宮廷魔術師見習いモニカ(18)は、宮廷魔術師団長のパワハラ上司・ルカーシュ(26)が大嫌いだった。
ルカーシュは慣例を破って平民のモニカを秘書に任命しただけではない。やたらと残業させるわ、休日出勤を命じるわ、とにかくこき使おうとし
てくる。挙げ句ルカーシュ狙いの女性魔術師たちに嫉妬され、イジメられる羽目に。
ある日やはりルカーシュに命じられ、遺跡から発掘された遺物の整理をしていたモニカ。ところが手違いで呪物が一つ混じっており、そのせいで強力な呪いにかかってしまう。その呪いは「十日以内に誰かとエッチして呪いをうつさないと死ぬ」というとんでもないものだった。
「なら、さんざんされたパワハラの復讐にあいつにうつしてやる!恨み晴らさでおくべきか!」と処女だがルカーシュを誘惑することにしたモニカ。すると「実は私も君を……」と打ち明けられ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:04:02
14341文字
会話率:31%
「本当は喜んでるくせに……ほら、ここに挿れてほしいんだろるな?」
小さな骨頭品店に勤めていた伊藤 るなはひょんなことから異世界へと召喚され、魔術師見習いとして働くことになった。
魔術師団長のソルはイケメンだが、るなに対してのみ俺様と化す。
「ひざまづけ」「声をだすな」
性癖などないと思っていたるなだったが、命令され翻弄されることに快感を覚えていた。
二人がいちゃえっちしているゆるっとストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 12:19:00
4492文字
会話率:42%
ダメダメな見習い剣士ユウトは、ある日突然、伝説の剣士ガルドの霊に取り憑かれてしまう。
日々の訓練で謎の神業を見せるようになったユウトに、周囲は戸惑い、そして…騎士団長のレオニスまでもが興味を抱き始める。「俺と模擬戦をしろ」その一戦を境に、レ
オニスはユウトに妙に構い始めーー ※この作品は、AIのサポートを受けて作成しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 23:56:41
9474文字
会話率:41%
人と共に精霊や妖精、幻獣達の生きる国―――グリモエントの魔術師リリアは任務中に突然、邪神や悪鬼と恐れられる異形によって、別世界へと飛ばされる。その先は、海賊【バイキング】達の興した少々物騒な国、クロッケン。国の重鎮や要となる者達と知り合い、
戸惑い、ツッコミながらも関係を築いていくリリア。だが彼らは皆一様に一癖もふた癖もある個性的な者達。魔力を駆使して盗賊団を助け、その力に目を付けたナチュラルブラックな双子の王子と王女。苦労性な騎士に、オトンな治療師。妄想癖のある見習い神官と、振り回され気味の療法士。そして危険で不思議系の処刑人。彼らとの出会いと関係性を描いていく異世界奮闘コメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 01:34:54
681553文字
会話率:42%
KADOKAWA出版社様より書籍化いたしました。
なお、書籍版となろう連載版では主人公の年齢が変わっております。
清水(きよみず)美穂(みほ)は16歳の高校一年生。ある日突然、クラスメートや先生と異世界に召喚されてしまう。
しかし、そ
の召喚した国の王族に今ひとつ信用がおけなかったので、『魔国に日本への帰還方法を探しに行く』というクラスメートと共に城を出奔。
「殺伐とした戦いの日々なんてごめんです。モフモフ付き、スローライフ希望」と言って魔国を目指す。
魔国で獣耳、モフモフ尻尾付きの美形な旦那様と出会ったり、薬師見習いとなって便利な薬を作ったりしながらのんびり暮らします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 00:34:03
2156819文字
会話率:24%
【あらすじ】
退魔師見習いの少年・葉山蓮太郎は、退魔師としての師匠であり、姉のように慕う玄川姉妹と共に修行に励む日々を送っていた。
しかし、姉妹が暮らす神社に新しい退魔師見習いの少年がやってきたことで、その日々は徐々に侵食されていく。
【
登場人物】
葉山蓮太郎:退魔師見習い 身長156cm 性格/勤勉・気弱
玄川志帆 :退魔師 身長170cm 性格/実直・強気 Lカップ 妹
玄川沙夜 :退魔師 身長167cm 性格/温厚・上品 Lカップ 姉
以前別サイトに投稿していた作品を書き直したものを投稿しています。
https://beans.fanbox.cc/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:00:52
145392文字
会話率:41%
アーフェンガルド王国の魔法使い見習いの少年カールが、魔法学校の夏休みに城へ帰ってきた。
エロすぎる容姿を持った魔法の師匠、リーゼロッテに雑用を言いつけられながら、いつか必ずモノにしてやると誓った彼は、ある日一冊の魔法書に出会う。
そこに書か
れていたのは、人間を意のままに操れる呪文だった。
「神のお導き!!」と驚喜乱舞したエロガキは、お城の女性に片っ端から呪文をかけ、次々と肉欲の餌食にしてゆく。
そして遂に目的を達する日がやってくるのだが……。
お久しぶりです、タバスコ野郎です。女騎士アリアの正式な続編ではありませんが、それまでの「繋ぎ」として書きました。まぁスピンオフみたいな感じです。
現在他の長編も連載中ですので、今回は10話程度の短い物語になる予定です。
前作を気に入って下さった方も未見の方も、楽しんでいただけたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 00:30:00
35124文字
会話率:50%
《血の繋がらない騎士兄弟の偏執愛》
弟への独占欲が強い執着攻め×兄のことを慕う一途健気受け
【ぼくは貴方の番犬になりたい】
✾✿❀
ひとりぼっちで炭鉱で生きてきたオズワルドは、ある雪の日に命の灯火が消えようとしていた。そんなとき偶然通
りかかったハイリに命を救われる。オズワルドは伝統ある名門騎士貴族のスウェロニア家の一族の長子であるハイリに従者として仕えることになった。ハイリは血の繋がらないオズワルドを弟として大切に扱い、オズワルドも凍りついた殻に籠った心を開いていく。2人の間には主君と従者という関係性だけではなく、兄と弟としての絆が芽生え始める。
ハイリがピシャランテ騎士団寮へ入寮した後、従者としてハイリの傍で仕えたいと考えたオズワルドは3年後にハイリの後を追いかけて騎士見習いとなる。しかし、久しぶりに会ったハイリの様子は昔と違っていて、その場で「俺に弟はいない」と切り捨てられてしまう。なぜ自分のことを忘れてしまったのか気になるオズワルドは、ハイリに話しかける機会を伺いながら過酷な騎士寮生活を送り始める。
デューフィーの寮長で王に見染められた若き騎士団長・ハイリ×騎士の道を選んだ従者・オズワルド
血の繋がらない兄弟の偏執愛
執着攻め(兄)と健気受け(弟)との禁断の恋
※この物語はフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 16:02:37
10777文字
会話率:43%
クロエには兄が居た。
エリオという名前の兄は、病弱なクロエを事故で亡くなった両親に代わって育てるべく、様々な場所で働いていた。
そんなある日、クロエの体調を見るためにやってきた薬師の推薦を経て、エリオは貴族の元で侍医見習いとして働くようにな
る。
離れていても、エリオは毎月のように手紙を送ってくる。その手紙を楽しみに、クロエは隣家の人々に助けられながら少しずつ体を治療していった。
もう大丈夫、兄が心配するような自分では無くなった。だから今までずっと自分の為に働いていた兄の元へ向かい、これからは自分のことは気にせず、兄の人生を生きて欲しい、と言いに行こうとした直前、クロエの元に手紙が届く。
それは兄の訃報を知らせる手紙だった。
兄の人生を全て自分が食い潰してしまったという苦しみを抱く妹と、二年前に亡くなったものの『神様が七日間だけ猶予をくれた』と帰ってきた兄のお話です。
近親相姦。義理ではありません。血が繋がっています。
Rシーンは最後の方に。楽しんで頂けますと幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 22:52:47
131807文字
会話率:41%