帝都に徴兵される前夜、幼馴染のミラと村の丘に寝そべりながら俺は星空を眺めていた。
「世界が平和になったら……、私たち結婚しようねっ」
「うん。また一緒にこうして星を眺めよう」
――10年。あの日から10年の歳月が流れ、勇者様が魔王を討ち
取ったことで世界に平和が訪れた。
魔王軍討伐隊の部隊長として戦っていた俺も、勇者様ほどではないにしろ、多くの功績を上げた。帝国への凱旋を果たすと、俺たち隊長位の人間と勇者様は叙勲パーティーの場へと招待される。
俺はそこでミラと再会した。文通こそ交わしていたものの、直に会うのはそれこそ10年ぶり。かつての約束を互いに再確認して、これから幸せな未来を歩んでいく――そう歓喜したまさにそのとき、
「――美しい。どうか僕を、君の夫にしてはくれないだろうか」
ミラは勇者様に見初められてしまった。勇者様は愛の告白のみならず、各国の要人が集うその場で高らかに婚約を宣言する。
「僕、ダミアン・バーニッシュは、勇者の名の下にここに誓う! このミラ・ルフランを我が生涯の伴侶に迎えると!」
「待ってください!」
俺はすぐに撤回を求めたが、勇者様はまるで聞く耳を持たない。当のミラも満更ではない様子であり、俺は絶望するしかなかった。だが、その絶望は地獄の幕開けに過ぎず、
「ミラとの初夜に君を招待するよ。僕たちが愛し合う様をたっぷりと見せつけて、君の心を徹底的に折るとしよう」
勇者様に耳元で囁かれた直後、強烈な睡魔に襲われて意識を失ってしまう。次に目覚めたとき、どこぞの寝室で俺は椅子に固定されていた。
そして前方にあるベッドの上には勇者様と、10年想い続けた幼馴染のあられもない姿があって――。
⚠️寝取られ要素、♡喘ぎ、濁点喘ぎといった描写が作中にございます。閲覧の際はご留意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 19:00:00
20353文字
会話率:48%
統合軍で救護業務をしているカイラナは、無愛想だが家族と仲間思いの優しい青年。徴兵で空軍に入隊していたキナハを保護したことをきっかけに、孤独について考えるようになる。翼があり卵を産めるカイラナは、婿をもらうことを決意する。/白髪白翼可愛い攻め
(育ちます)×黒髪ロング美人な受け/排卵が不安定な受けを手助けする話が書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 12:00:00
21256文字
会話率:60%
かつて捕虜となり強制収容所で凄惨な陵辱を受けながらも再度立ち上がりファシスト帝国に復讐を誓う戦車長のアナスタシア。
徴兵され、トラクターの操縦経験を買われて戦車の操縦手となった田舎娘のニーナ。
同じく徴兵され、神に祈りながら戦う元シスターの
砲撃手ソフィア。
飛び級で王立技術大学に入学し機械工学を学んだ機械オタクの機関士兼通信手のライサ。
1941年。異なる経歴の4人の少女はファシスト帝国から祖国を守る為、新型のフェンリル中戦車に乗り込み前線にて戦果を上げていた。
だが、とある街の防衛戦にて敗れた後、撤退戦の殿を務めた彼女達は天才軍事少女であり極度のサディスト、そして残忍なファシストであるエルフリーナ少将の策略に嵌められ、哀れにも捕虜の身となってしまう。
そして悪名高いベフライエン捕虜収容所へと連行された少女達を待っていたのは凄惨な拷問や苛烈な輪姦凌辱と調教、そして非人道的な人体実験と民族浄化処置の日々であった。
しかし彼女達はそんな地獄の中でどれだけ身も心も汚されようと僅かな希望を捨てず、生きて捕虜収容所からの脱出と祖国への帰還を図るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 00:15:08
34960文字
会話率:41%
狄戎の族長の娘、驪は大国の震に捕虜になる。
震国皇帝の弟である、群山王が驪を皇帝に献上して彼女は奴婢として後宮におくられた。
しかし、驪は後宮を抜け出して性別を偽って兵士になる道を選ぶ。震国では能力次第で奴婢でも将軍になり、兵権も与えられる
からだ。
しかし、訓練で驪の本当の性別が露見してしまう。
軍を追い出された驪を甄という名乗る武官が助ける。甄は盛国の将軍で、女にも徴兵制を導入しようと考えている人物だった。
驪は甄と一緒に盛国に向かい、軍に入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 23:26:44
533文字
会話率:6%
【本編完結済】
≪12/23≫クリスマスネタ番外編追加。
≪2/12≫バレンタインSS追加。
◇◇◇
帝国で暮らしていたレオンスは、故郷の帝都から遠く離れた敵国との国境付近に来ていた。
半年前に始まった隣国の戦争——劣勢の帝国は足りぬ戦
力を補うべくオメガ男性の徴兵を決定。民間人のオメガだったレオンスも帝国軍の兵となったからだ。
オメガのレオンスが配属されたのは、アルファのシモン率いる第九部隊。そこでシモンと出会ったレオンスは、シモンの匂いを嗅いだ瞬間「相性がいい」のだと気づく。
けれど、シモンとレオンスは上官と部下の関係。そういう関係とは無縁の間柄であるべきだ。
シモンのことは気になりつつも、レオンスは新開発されたという抑制剤を飲みながら兵役を続けた。
だが戦地という慣れない場所での生活と新薬は、ただの民間人だったレオンスを次第に蝕んでいく。
さらに芳しくない戦況は続くなか、二人の関係は次第に変化していき……。
——これは、勝利に囚われた国に翻弄されるアルファとオメガの物語。
・隊を束ねる軍人アルファ(34歳) × 徴兵された美人オメガ(30歳)
* R18シーンあり
# 残酷描写あり
◇◇◇
・オメガバースで、独自解釈、独自設定を含みます。
・男性妊娠の概念を含みますが、登場人物は妊娠しません。
・戦闘描写や人が死ぬ描写があります。(メインキャラは死にません)
・疫病、流行り病の話題が出ます。(攻め受け共に罹患はしません)
・受けの自慰シーンがあります。
・受けが攻め以外に性的暴行を受けるシーンがあります。
・脇カプがいますが、脇カプのR18描写はありません。
・R18シーンまでやや遠めです。第一章後半くらいから描写が増えます。
・最後はハッピーエンドです。
2024.1.26~アルファポリスさんにも投稿開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 18:31:22
331954文字
会話率:29%
オルランディア王国の片隅にある、メルカトという田舎町の、町はずれの森の中にある一軒家。
刺繍専門のお針子ナディアは、そこで一人で暮らしていた。
娼婦の娘と蔑まれているナディアは、七年前に育ての親のおばあちゃんが亡くなり、そのすぐ後に婚約者の
サミーが徴兵されてしまってから、仕事以外で会話をする人もいない。
必ず帰ってくると固い約束を交わしたサミーは、魔物討伐で活躍したことで平民ながらも英雄将軍と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、サミーが結婚するという記事が大きく新聞に掲載され、ナディアの心は砕けてしまった。
傷心のナディアが家に帰ると、庭先に黒い大きななにかが落ちていた。
熊でも魔物でもないそれには、若い男性の顔がついていた。
それぞれ別の意味で捨てられた男女が惹かれあっていくお話です。
最後はハッピーエンドになります。
R18シーンは予告なくはいります。
朝8時と夜8時に更新します。
アルファポリスさんでも公開を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 20:00:00
184876文字
会話率:32%
日本の調法組織、『国家情報局』に所属する僕は、大きなミスを犯し、国際犯罪者であるドン・グスマンを取り逃がしてしまう。
そんな失態をカバーするため、僕の妻であり凄腕スパイの峰岸フミカは、娼婦を装って人身売買オークションに潜入捜査をすることに…
…!
さらには、娼婦としての振る舞いを覚える為、いやらしい上司や憎たらしい同僚に、衆人環視の状況で調教されてしまうフミカ。
悪意と調教の嵐に、僕の妻は徐々に淫乱娼婦にされていって……
ぽしゃった企画を再編集して小説にしました!
ぽしゃった企画なので未完です!
続きは妄想するか自分で書いてね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 18:00:00
34677文字
会話率:62%
第二次世界大戦の最中、書生を求むという謎の求人広告を見つけた主人公、松下直樹は、雪深い山の中にある謎の洋館『黒猫館』へと向かっていた。月給は当時としては破格の一月300万円もの大金。戦争の徴兵を免れる為に書生(大学生)へとなった彼は、不思議
と思いつつ、その求人元へ機関車で向かう。彼を待ち受ける一家は鮎川家。有名な資産家一族である。
既に夫を亡くした鮎川家は歴史の表舞台から消えて、そして『黒猫館』にて暮らしている。
鮎川家には、女主人の鮎川直美と娘の雪菜、メイドの芹沢亜美がいる。彼女らはこの人里離れた洋館にて密かにとある『宴』を開いていた。
それは見目麗しい男性を呼び、自らの愛欲を埋める為に行われる性の饗宴だった。
松下直樹はそこでかつてない程に、性の饗宴の生贄として『黒猫館』にて囚われてしまう。
レトロな雰囲気の作品を思いついたので、形にして小説にしてみました。中編小説になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 12:00:00
104679文字
会話率:36%
幼くして両親を亡くしたイディオルヌは新しい家族の中で慈しまれ周囲の皆にも愛されて暮らす。養母の死を切っ掛けに始まる養父ハイヴェルインとの秘密。時と共に変化する二人の関係。積み重なる嘘と秘密が次々と不幸を生み出してイディオルヌを苦しめる。愛
し愛され、けれども幸せになれない青年の物語。
ニ十世紀初頭の欧州っぽいところに少し魔法を加えた架空の世界が舞台です。
冒頭で主人公が徴兵されますが軍事系エピソードはありません。
養父(叔父)、幼馴染、同僚が主人公と深く関わります。
過去と現在が錯綜します。
事故と自死で六人死にます。
すっきりしないエンディングです。
初出アルファポリス 連載期間 2023,4,6 ~ 2023,4,14 ©恩陀ドラック
※ 2024,9,3 第五話で一部文章を修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 14:00:00
26469文字
会話率:50%
ローザリンデは愛するハルトムートとの初夜を迎え、幸せの絶頂にいた。
しかし、無情にも戦争によりハルトムートは徴兵され、引き離されてしまう。
ハルトムートの異母兄ギードに迫られながらも、健気に夫を待つローザリンデ。
だが、やっと戻ってきた彼は
両脚を失っていた――
そして彼は残酷な宣告をする。自分の代わりに、健常なギードと子作りをするように、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 06:53:36
11608文字
会話率:47%
とある世界で山奥の集落に平穏に暮らす家族でしたが、ある日に確認された魔物の群れ討伐の為に父親が徴兵され数ヵ月…嵐の夜に戻ってきた父親は傷つき変り果てた姿でしたが生きて戻ってきて安堵する家族
10年後…家族が増えた一家だが長男は知らない…母が
産んだ子供達…そして戻ってきた父親の正体を折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 00:12:40
12120文字
会話率:31%
ここサドウィーン共和国では、男性には徴兵義務を課し、女には性奴隷の義務を課す国だった。
奴隷にされる女たちの性奴隷期間を追った物語である。
最終更新:2022-04-23 00:00:00
21415文字
会話率:63%
動物園帰りの鈴木さん一家の前に謎の少年が現れて……。
特撮作品に影響を受けた悪堕ち小説の短編です。突発的に思い付いて勢いで書きました。オチは無かったのですが、オチが無いのもあれなので「存在リメイカー」の外伝にしました。
最終更新:2022-01-06 00:00:00
2867文字
会話率:40%
※義肢の技術があるので、悲壮感はないですが、受けの左腕と左脚を欠損する表現があります。
※あくまでもハッピーエンドです。
医学技術の進んだ国、バルテン国は、その技術を狙われて長く戦争の中にあった。
大陸に広がる疫病の特効薬が開発されれば、
それを交渉材料に戦争は終わる。
特効薬開発をしていた研究医のエリーアスは、特効薬が出来上がる前に前線の軍医として徴兵される。
前線で部隊を率いていたのは、22歳の若く美しいギルベルトだった。
成り行きでエリーアスはギルベルトに抱かれるようになる。
戦争しか知らない自分を顧みることのできないギルベルトと、全ての命は尊重されるべきと主張するエリーアスのすれ違う恋の物語。
体の関係から始まる恋です!
前編がエリーアス(受け)視点、後編はギルベルト(攻め)視点です。
魔法のiらんど様、ノベルアップ+様、カクヨム様にはR15版を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 19:00:00
171675文字
会話率:57%
20xx年、(仮称)日本は大規模な戦争に巻き込まれて、徴兵により半数以上の男性が居なくなってしまうという未曾有の大事態に陥った。
臨時の召集令状が届いていたにもかかわらずバックレて自宅でオナニーしていた後藤圭介は突如現れた女軍服に拉致され
、自身もその戦争に加わるよう脅迫を受けてしまう。
女しかいない軍隊で彼が死に物狂いで見出した戦争のスケベな生存術とは.......?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 00:17:16
148173文字
会話率:40%
【アルファポリスより転載】
一大スランプです・・・まあ、スランプなどと言うのは本当に「才能」がある人が使うべき言葉で、私などが使うのはおこがましいとは思うのですが、疲労が溜まり過ぎで連載作品の続きを書けなくなりました(こらっ、またかよ!
)
精神的賢者タイムとかいうヤツです(笑)
・・・・ちょっとリハビリのために、自分の好きな時代設定とシチュで軽く書いてみた短編です(全3話+α、書き終えていますので未完にはなりません(笑))
【すぺしゃる♥さんくす】
★「モンペ」
モンスターペアレンツのことではありません。
言わずと知れた太平洋戦争末期の女性の服装のスタンダード!
もう絶望するくらいに色気がなくて「ダサい」のですが、一周回って逆に超エロい!(笑)
陰極まって陽に転ず・・・というのは「陰陽道」で理にかなった説明が出来るように、あまりにダサい服は逆にエロスを感じるものなのです。
★「昭五式将校用外套」
帝国陸軍マニアの私がいうのもアレですが、大日本帝国陸軍の軍服はダサいです(笑)
・・・正確に言うと「ダサカッコいい」です!
ちなみにチート級にカッコいいのはナ◯スドイツの軍服です、これは異論は無いでしょう。
その日本軍の制服の中にあって、突然変異的にカッコいいのが「昭五式将校用外套」
文字通り昭和五年に制定されたコートなのですが、1989年の邦画「226」で、故・萩原健一さんやモッくん、三浦友和さん、佐野史郎さん達が演じる青年将校達が着ていたヤツです!
(映画の内容はマニア的に言うとかなりアレでしたが・・・・(汗))
着ている人がカッコいい・・・というのもありますが、すっごいセンスいいと思います。
レプリカが出ていますが・・・これ着て通勤すると絶対に政治的にアレなヒトと思われます(涙)
★「空閨兵器」
これについては「後書き」で詳細に説明いたします♥
【登場人物】
●吉川 イサム(◯◯歳)
国民学校高等科ニ年生、現在の中◯生。
父は徴兵に応召し北支方面に出征中。
母と妹達と共に、空襲の激しくなった帝都郊外で逞しく生きる。
●勝崎 千代(27歳)
中尉だった31歳の夫・勝崎茂が戦死し戦争未亡人となる。
遺髪と遺爪だけで執り行った夫の葬式も済ませ、「誉の家」の札を掲げた家でひっそりと暮らしている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 21:14:31
14336文字
会話率:29%
強制徴兵で魔法少女になった皇鵬路凛廻(14)が、魔物巣穴に囚われて蘇生能力を開花させた後、味方勢力を裏切り魔物様の極上おまんこ妻になってしまった経緯に関する独白ならびに報告書です。
闇の性癖の凝縮体です。不憫な魔法少女、やっぱり大好き。
最終更新:2020-11-30 21:05:07
15576文字
会話率:0%
徴兵されてしまうな農家の青年は互に想いを寄せる少女と夜の神社で逢うことになった。そして、二人は其処で結ばれるのだった。
最終更新:2020-11-26 12:47:12
3445文字
会話率:26%
人類が宇宙に進出しスペースコロニーで暮らす近未来、平凡にハイスクールを卒業したマサキ・ダイレンは
兵役のために帝国軍の徴兵観兵式に参列する。
そこで帝国の若き女帝サーシャ・ゼン・キサラギに見え、その美貌に憂いを見出す。
またサーシャもマサキ
と目が合うと、これまで感じたことのない感覚に困惑する。
その後マサキはサーシャの重すぎる寵愛に苛まれながら、戦火のなかを戦っていくことになるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 01:14:54
7155文字
会話率:26%
鄙びた村の平凡な少年エレミアは、ある日村に突然やってきた徴兵検査によって、幼馴染みとともに人間兵器として徴兵されてしまう。
運命に翻弄されながら、『真力の英雄達』と呼ばれる男達と出会い、彼らの贄であり糧となって、皇国の戦争の勝敗を左右する兵
器となっていく少年の物語。
そのはじまりを書いてみました。
※見切り発車かつ勢いで書いてしまいましたため、次回更新は完全に未定でございます。ご了承くださいませ。
※攻め達はおじさんが多数と妄想しています
※今後18禁描写、残酷な描写がある予定です
※都度キーワードを増やす可能性がございます
※更新停滞中です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 20:07:47
4056文字
会話率:50%