花の子の貴族、白百合公リーリヤは貴人でありながら「庭師」を自称する変わり者。
誰からも見向きもされない花だったリーリヤだが、王の代理候補に選ばれたことにより、命を狙われるようになってしまう。
そんな中、花の国に訪れてリーリヤの護衛をすると申
し出たのは人の国の王子ジェードだった。
かつて一夜を共にした「人斬り王子」はリーリヤを溺愛し、「私の花になれ」と迫る。
顔のない王、奪い合う冠、花の太陽と宝石の王子達。
稀代のお人好しと呼ばれる「千年散らずの白百合」と、彼に永遠の愛を誓った翡翠の王子が、世界の謎を解き明かす。
幻想BL冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:18:38
342612文字
会話率:34%
花の国に住む貴人、白百合公リーリヤは貴族であるのに労働を好み、宮殿内では変わり者として知られていた。
長らく不在の王の代理を決める争いが起こり、リーリヤもその代理に選ばれてしまう。後ろ盾のないリーリヤの身辺警護をすると名乗り出たのは、一人の
人の子。彼はかつてリーリヤと一夜を共にした、人斬り王子と恐れられるジェードだった。
顔のない王、奪い合う冠、花の太陽と宝石の王子達。
稀代のお人好しと呼ばれる「千年散らずの白百合」と、彼に愛を誓った翡翠の王子が、世界の謎を解き明かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 18:00:00
21842文字
会話率:38%
ここは、大国カジャの王の後宮。
妾妃として納められた、元奴隷のシュエンは倦んでいた。
慣例に従い、金で贖われた妾妃が王の子を身ごもらなかった場合、それは”娼妃“として国内外の有力者たちに貸与される。
当然のように組み敷かれ、あらゆる男たちに
抱かれてきたシュエンはやがて、「後宮いちばんの稼ぎ頭」とまで揶揄されるようになった。
ある日、シュエンはまたも褒賞代わりに見知らぬ男のもとに遣わされることになった。
◆
「異国の傭兵ですか」
「ええ。言葉は通じないと思いなさい。北の山岳を根城とする、最近勢力を増した傭兵団の長だそうよ」
「山岳……」
都のはるか北にそびえる山の峰は、ただ「北の山」「山岳」と呼ばれている。
王も後宮で働く女官たちも、誰も知らない。
そこには、かつてシュエンが暮らした村があるはずだった――
〜1話目に凌辱表現があります。二夫にまみえるヒロインが無理な場合はおすすめできません。不定期更新です〜
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 16:14:15
26345文字
会話率:36%
季節の巡らない常世の箱庭、精霊界。
そこは今、人間被れの妖精が幻獣を支配する独裁社会へと変貌しつつあった。
宝石獣のカーマインはある日、街で妖精に絡まれているところを一角獣の男に救われる。
しかしこの男、世間一般の一角獣のイメージをぶち壊
す程のとんでもない性格だった。
「俺、メスよりオスの方が好きなんだよね」
ラナンキュラスと名乗った一角獣は、助けた事に対する見返りとしてカーマインの純潔を寄越せと迫ってきて···
ツンデレヘタレなカーバンクル×不良でビッチ(?)なユニコーン
※以前投稿した同タイトルの改訂版です
よろしくお願いします。
性描写は少なめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 19:00:00
14719文字
会話率:39%
※この小説は以前掲載させて頂いておりました「不良一角獣は今日も花畑を踏み荒らす」を新たに書き直したものです
ラナンキュラス・ガードナーは一角獣である。
薄紅色の髪に金色の瞳、高い身長に引き締まった体格という完璧な容姿を全て台無しにする鋭
い眼光とドスの利いた低音ボイスが特徴の一角獣である。
紅茶より酒、茶菓子より煙草、丸く研磨された宝石より殺傷力高そうな形状の銀装飾を愛する一角獣である。
誰がなんと言おうと彼は間違いなく本物の一角獣である。
「一角獣もギャングも人間(カタギ)から見りゃどっちも非日常(ファンタジー)だろうが!!」
「確かにその通りかもしれないけど人間のことカタギって言うのはやめない!?」
浮気した婚約者をつい半殺しにしてしまったことで自分の後ろ盾となっていた精霊妃ティターニアの庇護対象から外れたラナンキュラス。
これで少しは大人しくなるかと思った周囲の人々だが、そんなことは全然なかった。むしろ前より暴れっぷりに拍車がかかった。
しかも婚約破棄したことで今までラナンキュラスに密かに好意を抱いていた男達がこぞって求婚に訪れる。
なんで男なのにこんなにモテるのか?
一角獣だから? 異性よりも同性の方が付き合い安いから?
いいえ。ただ単純に彼がそこらの令嬢より色気があるからです。
そんな乙女達の悲鳴など気にもせず不良一角獣は今日も元気に花畑を爆走する。
※ツンデレカーバンクル×不良ユニコーン
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 09:00:00
22245文字
会話率:45%
ラナンキュラス・ガードナーは一角獣である。
薄紅色の髪に金色の瞳、高い身長に引き締まった体格という完璧な容姿を全て台無しにする鋭い眼光とドスの利いた低音ボイスが特徴の一角獣である。
紅茶より酒、茶菓子より煙草、丸く研磨された宝石より殺傷
力高そうな形状の銀装飾を愛する一角獣である。
誰がなんと言おうと彼は間違いなく本物の一角獣である。
「一角獣もギャングも人間(カタギ)から見りゃどっちも非日常(ファンタジー)だろうが!!」
「確かにその通りかもしれないけど人間のことカタギって言うのはやめない!?」
そんな風にわが道を突き進むことで周囲から遠巻きにされ悠々自適な学園生活を送ってきたラナンキュラスだが、ある日突然理事長の妹が転入してきたことによりその生活が脅かされることとなる。
いや、ちょっと待て。ここ男子校だぞ。
ていうか理事長。テメェ、前任の奥さん(ラナンキュラスの親戚)が妊娠して産休に入ったから就任しただけの代理だろーが!!
頭の悪い婚約者は転入生にメロメロで話しにならず。
転入生はありもしない罪をでっち上げてラナンキュラスを陥れようとしてくる。
どいつもこいつも馬鹿ばかりか! いいぜ転入生!! その喧嘩、高く買ってやろうじゃねぇか!!
メルヘンな世界の片隅で、頭に花を咲かせる馬鹿達と泣く子も黙るユニコーンヤンキーとの闘争が始まった。
※チャラ男カーバンクル×不良ユニコーン。その他多数CP予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 13:09:28
57776文字
会話率:42%
西洋ファンタジー・特殊な能力を持つ少年・年の差
「アマダス」の続編。
流す涙が宝石になる少年ラルは守護の力を持っている。
数年の旅の後、戻った国には新しい権力が生まれていた。
戦うことを余儀なくされたウィルをラルは全てをかけて守ることを決意
する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 22:41:57
244645文字
会話率:50%
西洋ファンタジー・特殊な能力を持つ少年・年の差
一文もなく森で夜を明かしていた男と女は、見ず知らずの男から幼子を託された。
その幼子は美しく成長し、その子の流した涙は宝石になった。
この作品は「tarte*tatin」にも掲載されています。
最終更新:2016-11-08 11:54:06
234208文字
会話率:46%
サーヴェスタ王国第一王子シーゲルのお抱え暗殺者である「わたし」ペトラは、ある日、第二王子エリオットの暗殺を命じられる。
エリオット王子の寝所へもぐりこみ、あっけなく仕事を果たしたと思った時、「わたし」は逆にエリオットに捕らえられ、荒々しく抱
かれることになる。だがそれは、ただの凌辱のはじまりではなかった。
始終いたしている描写ばかりですが、きちんと両想いハッピーエンドになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:15:06
8399文字
会話率:39%
輝く白金の髪と宝石のような碧眼を持つハーフの超絶美少女。それが俺の妹だなんて、きっと俺は一生分の運を使い果たしてしまった後なんだろう。その証拠に、俺は妹に引くほど毛嫌いされている。口を開けば飛んでくるのは罵詈雑言。仲が良かったのは小学校を卒
業する時まで。ああ、もう二度と昔みたいな仲の良い兄妹には戻れないんだ──と思っていたら。え?義妹?
見兼ねた両親のカミングアウトをきっかけに、俺と妹の関係は一変する。肉親から義理に。義理から──大切な人に。
義理から始まる俺と妹の、何でもない恋の話。
■Hありの話には「★」マークがつきます
■地の文多めです。Hまでの導入が長い傾向にあります
■不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 00:12:20
115569文字
会話率:45%
十年前に異世界転移してきたジオこと江口汐(うしお)は、貴族の仕事を終わらせた直後に銃で撃たれ、逃亡を匿ってくれた男ユティス・ノルヴェストの顔を見てぎょっとした。日本で恋した男と同じ顔がそこにあった。騎士団所属のノルヴェスト、シーフでやや後ろ
暗い過去があるジオの二人の思惑が、盗まれた宝石の行方を求めて交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 21:40:29
17207文字
会話率:61%
※竿役のヒューマンの男以外、魔物に凌辱される展開があります。
数多くの種族が生息している、とある惑星で最強の存在、魔族。その中でも、「フローレス・ロード・グローリア」は最強の力を持つ『魔王』として君臨していた。
腰まで伸ばした豪奢に輝く
金髪。ツリ上がった眼窩に在るのは宝石のように輝く紅眼。180cmを優に超える肢体に、魔族特有の褐色の肌。その顔立ちは神が創り出した最高傑作とも言える程に整っている。誰もが羨むような美貌と肉体を持つフローレス。
その治世は盤石のように思えた。だが、そんなある日、『神人』と呼ばれる上位存在から『誰でも召喚できる魔法陣』と『誰に対しても完全な催眠をかけることができる魔道具』を手に入れた男がいた。
これは、弱小種族「ヒューマン」のその男が、彼女を犯し、汚し、果ては堕とすまでの物語。
※1枚ほど主人公のAIイラストが入れてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 00:00:00
19549文字
会話率:36%
『琥珀』またはアンバーとも呼ばれる宝石は、天然樹脂が化石になったものだ。三千五百万年という悠久を経て作られる。
俺には『琥珀』っていう名前の幼馴染がいる。割といい女でヤらせてくれるけど、最近、その琥珀がなんだかおかしい。俺を避けるようになっ
たんだ。そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 18:56:30
10510文字
会話率:36%
愛海は病気の療養のため、仕事をやめてその街に引っ越してきた。倒れそうになった愛海を助けてくれたのは、幼馴染の御曹司、侑人。女の子みたいに可愛かった侑人は、宝石王子と呼ばれる、冷たくも敏腕な御曹司になっていた。子どもの頃から変わらず屈託ない愛
海に、侑人は心を打ち解けていく。少し不思議な秘密がある街の、スローラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 17:27:15
19808文字
会話率:45%
宝石箱を閉じるように、彼女を外界から閉ざす理由になるならそれでいい。
謎めいた城に閉じ込められた女王と、騎士の物語。
最終更新:2020-05-24 22:59:55
2721文字
会話率:31%
環は迷宮のような坑道の街、異都に捨てられていた子。
崩壊を繰り返す街を気まぐれに助ける不思議な青年、柳石に拾われて育った。
過剰なほど環を身の側から離さない柳石は、近頃事あるごとにみだらな「仕置き」をする。
そろそろ彼の家から出て、嫁を探し
ている洞に入ろうとする環だったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 20:59:46
14885文字
会話率:34%
いろいろな季節の樹々たちとそこで生きる生き物が関わったり、通り過ぎたり、どこかでまた出会ったり、そういう繰り返しのなかで彼らの物語がいくつもはじまっていく。
最終更新:2024-01-26 09:56:17
3857文字
会話率:47%
何処か他の同級生とは変わったところがある、人形のような容姿をしているエマちゃん。
初雪の如きシミひとつない真っ白な肌。
金糸の如き美しい流れるような金髪。
スラリと綺麗に通った鼻筋。
ぷるんとした薄桃色の可愛らしい唇。
美しい髪色と同様に金
色の睫毛に彩られた、宝石の如き透き通る碧眼。
その美しい瞳が見つめるのはいつもお世話をしてくれる、誰よりも大好きな優くんただ一人。
片時も離れることなくずっと一緒に育ってきた二人は、何処か歪な鎖で結ばれていた。
周囲から向けられる好奇の視線。
果たして二人を取り巻く世界は変化を迎え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 01:46:35
26020文字
会話率:23%
目が覚めると森の中にいた少年・雪夜は、わけもわからないままゴロツキに絡まれているところを美貌の公爵・ローゼンに助けられる。
転生した先は 華族、樹族、鉱族の人外たちが支配する『ニンゲン』がいない世界。
たまに現れる『ニンゲン』は珍味・力を増
す霊薬・美の妙薬として人外たちに食べられてしまうのだという。
折角転生したというのに大ピンチ!
でも、そんなことはつゆしらず、自分を助けてくれた華族のローゼンに懐く雪夜。
初めは冷たい態度をとっていたローゼンだが、そんな雪夜に心を開くようになり――。
優しい世界は最高なのでクッキーを食べます!
溺愛される雪夜の前には樹族、鉱族の青年たちも現れて……
……という、ニンゲンの子供が人外おにいさん達と出逢い、大人編でLOVEになりますが、幼少期はお兄さん達に育てられる健全ホノボノ異世界ライフな感じです。(※大人編は性描写を含みます)
完結まで執筆済みなので、毎日更新ばんがります!
※主人公の幼児に辛い過去があったり、モブが八つ裂きにされたりする描写がありますが、基本的にハピエン前提の異世界ハッピー溺愛ライフものです。
※大人編では残酷描写、鬱展開、性描写等が入ります。
アルファポリス様(https://www.alphapolis.co.jp/novel/106207589/84801587 )、カクヨム様(https://kakuyomu.jp/works/16817330663735338468) でも公開しております~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 21:24:20
605521文字
会話率:34%
目が覚めると森の中にいた少年・雪夜は、わけもわからないままゴロツキに絡まれているところを美貌の公爵・ローゼンに助けられる。
転生した先は 華族、樹族、鉱族の人外たちが支配する『ニンゲン』がいない世界。
たまに現れる『ニンゲン』は珍味・力を増
す霊薬・美の妙薬として人外たちに食べられてしまうのだという。
折角転生したというのに大ピンチ!
でも、そんなことはつゆしらず、自分を助けてくれた華族のローゼンに懐く雪夜。
初めは冷たい態度をとっていたローゼンだが、そんな雪夜に心を開くようになり――。
優しい世界は最高なのでクッキーを食べます!
溺愛される雪夜の前には樹族、鉱族の青年たちも現れて……
……という、ニンゲンの子供が人外おにいさん達と出逢い、大人編でLOVEになりますが、幼少期はお兄さん達に育てられる健全ホノボノ異世界ライフな感じです。
完結まで執筆済みなので、毎日更新ばんがります!
※主人公の幼児に辛い過去があったり、モブが八つ裂きにされたりする描写がありますが、基本的にハピエン前提の異世界ハッピー溺愛ライフものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 22:18:45
3288文字
会話率:14%
女性向け恋愛小説の悪役、ルカーディア。彼女はヒロインである主人公の、半分血の繋がった姉であった。
平民としてずっと生きていた少女アリアは、母親が事故で亡くなった事で、実は顔も知らない父親が貴族だったと判明する。
天涯孤独の身から一転、貴族
令嬢へ。
戸惑いながらも何とか屋敷に招かれてみると、父親である侯爵はすでに亡くなっており、当主の座には長男のライネルがついていた。さらに次男のレオナルドはその補佐として働いており、彼らは侯爵家の醜聞である婚外子のアリアを嫌々引き取ったのだと説明する。
半分だけとはいえ血の繋がった家族に望まれていなかったと知ったアリアは、それでも家族を諦めきれず奮闘する。
その甲斐あって、徐々に距離が縮まる三人。過ごす時間が長くなるにつれ、ライネルとレオナルドは優しい心を持つアリアに惹かれていく。
そんな時、侯爵家の領地から1人の女性がやって来た。彼女の名前はルカーディア。ライネルとレオナルドの実の妹であり、アリアの異母姉であった。
きらめく銀髪に、宝石のような赤い瞳。白い肌は絹のようにきめ細かく、唇はほんのりピンク色で艶やか。目が覚めるような美しさを持つそんな彼女は、兄二人に挟まれたアリアを見て、クスリと笑った。
『なんだ、お父様の子供がいたと聞いたから見にきたのに、こんなにみすぼらしいなんてガッカリ。』
そんな悪役令嬢ルカーディアに転生したみたいなんだけど、僕、男です。とりあえず、大好きな兄さまたちから離れる気はありません。
※しっかり血の繋がった兄弟です。
ブクマ・イイネ・感想、いつもありがとうございますm(_ _)m
☆☆続きはゆっくり創作中。すみません、不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 17:33:14
116120文字
会話率:35%
王司深雪、17歳男子。名前をもじって、一部の女子には「雪の王子さま」と不本意極まりないあだ名をつけられている。成績優秀、何事もそつなくこなす深雪の日常は一年前、母が亡くなったことで様々な転機を迎えた。婚期を焦る姉。顔も知らなかった父との鬱陶
しい交流。新たな住居に新たな隣人。そして、初めて恋をした相手は年上の男だった。
※他サイト「エブリスタ」にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 20:57:32
442719文字
会話率:49%
とあるダンジョンで「融合の指輪」を手に入れた駆け出しの少年冒険者たち。
指輪による融合で、強力な力を持つ『女性』に変身できるようになった彼らは、次々と功績をあげてゆく。
とあるダンジョンで『彼女たち』が手にした宝石。それは、彼らが手にした指
輪に影響する──「まもののこころ」という宝石だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:04:34
19111文字
会話率:57%
鬼の国。それはある一人の騎士がおさめていた負の者たちが集う小さな国。王が居ずとも騎士は皆に慕われ崇められていた。その騎士の左手首には強力な呪物の腕飾りがあり、それには心があった。
騎士であるナノは形見であった腕飾りを呪物とは知らず生前からず
っと肌身離さず大事にしていた。
ある日、不幸にも突如厄災が鬼国を襲った。
「ナノを守りたい」その一心で腕飾りは自ら呪いを解放しナノを助けた。しかし、解放と共に呪縛が解かれた呪物は粉々に砕け散り静かに消えた。
ーーーーそして16年の時が経ったある日、その呪物は宝石(少女)となり転生した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 21:29:36
299文字
会話率:13%
ある日森の中で負傷して倒れていた獣人を助けたヒロインが施した禁術がキッカケで、想いと欲望を自分の中に留めておくことが出来なくなった男達のヒロインを廻る恋愛ファンタジー。
最終更新:2023-11-08 17:17:51
4737文字
会話率:30%
東西南北4つの公爵領と、
それらを統治する中央(セントラル)によって
成り立つ魔法先進国ルノア王国。
王家、公爵家のみしか発現しない魔力を
持って産まれた少女、ロアは
病弱ではあるものの、
平民でありながらその美しい歌声に
魔力が宿ってい
た。
ロアの母、ライラは娘に人前で歌う事を禁じ、
ロアもそれを守り、裕福とは言えないが
平和に暮らしていた。
そんなある日、まだ幼く
母の仕事が手伝えないロアは、
いつものように森へ
自生する山菜を採りに行く。
ふと、いつもと違う道を通りたくなり、
散策していると美しい湖畔に出た。
小鳥の声と木々が風に揺れる音。
湖の穏やかな波は陽の光を浴びて
キラキラと宝石のようだ。
人前で歌ってはいけないが、
ここなら良いのではないか?
幼いロアは周りを見渡し、
人影が無い事を確認すると、
持っていた籠を置き、
心地よい風を胸一杯に吸い込んだ。
歌声が疾走る。澄んだ歌声は木々を震わし、
花々は水を含んだように色を増す。
ロアの魔力は、歌声を聞いた万物の能力を
増幅させる《イングロース》。
ロアの楽しみは歌う事だった。
歌っている時だけは、自分が自然の
一部になれた気がしてどこへでも
羽ばたける気がしていた。
パキッと背後で小枝を踏み締めた音がして、
勢いよく振り返る。
そこには深い夜空を切り取ったような
髪色の少年が一人、
木陰からこちらを見ていた。
(聞かれた?!)
少年はうっとりとした
微笑みを浮かべて静かに
ロアとの距離を詰める。
「探したよ。僕の愛しの妹君…ーー。」
その時は知る由もなかった。
この出会いが開けてはいけない
パンドラの箱だと言う事に。
捻じ曲がってしまった愛は
執着、嫉妬、呪いへと形を変える。
それはほんの些細な
きっかけだったかも知れない。
金糸雀の願いはたった一つ。
ーーーーー自由になりたかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 23:47:49
732文字
会話率:20%
このルメルシェ王国では、宝石のような煌めく瞳を持って生まれた娘は、女神ビジュの愛し子であり、『聖女』とされる。
エメラルドの聖女、ルビーの聖女、サファイアの聖女……、各々その宝石のような美しい色をした瞳を持っていた。
聖女は決して不
思議な力を持っている訳では無かったが、女神に愛された娘を妻に娶れば、その家門は女神の愛し子を手に入れたとして周囲に一目置かれ、繁栄したという。
ある時生まれた聖女の娘は、深い森の中で両親と暮らしていた。
そこで何故か娘を冷遇する両親は、とうとうその少女を身売りしようと画策する。同じ頃、偶然森で出会った少年ラウルと仲良くなった少女は、二人で森を出ると約束した。
けれども少女は聖女を欲する者によって攫われ、ラウルとの約束を守れないまま、塔の上に監禁されてしまう。少女を監禁したのは王弟でもある公爵で、非常に残忍な男だった。
公爵は満月の夜になると、媚薬で酩酊する少女に無理矢理涙を流させようとする。『聖女が満月の褥で流す涙』が希少な宝石に変わると信じていたからだ。
少女にとっては不幸中の幸いというべきか、公爵は女嫌いの不能者であった為に最悪の事態は起こり得なかったものの、毎日を辛い思いで生きる少女。
しかしある時、公爵の屋敷を盗賊の一味が襲う。そして塔の上に囲われているアネットを攫った盗賊の頭領は、何と森で約束を交わしたラウルだったのだ。
けれども公爵の屋敷で過ごすうち、声を失ってしまっていた少女にラウルは気付かない。声だけでなく、少女の瞳が、出会った時と全く違った色味に変わっていたからだ。
実は少女は、光源によって色が変わる不思議な宝石『アレキサンドライト』の聖女だった。
少女の正体に気付かないラウルは、愛人(少女)から公爵の秘密を聞き出そうと寝台の上で脅して来て……?
※無理矢理表現あり
※残酷な描写あり
※『アルファポリス』様にも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 21:18:38
175947文字
会話率:43%