※2023/4/22、シェリーLoveノベルズから電子書籍化されます!1話・2話に分割での配信で、2話には約1万字の書き下ろしが収録されています。宜しくお願いします……!
「篠崎にしか頼めないことがある。ーーーー私を抱いて」
それは一
世一代の賭けだった。
華の女子大生の雨月(うづき)は、実は極道の家の娘。その生まれ故危うい目に遭いがちで、この度も誘拐の末あわや貞操の危機に晒された。何とか世話係の男・篠崎に助け出されたのだが、その夜自分の現状と将来を思い詰めてとんでもない頼みを口にする。
その男は雨月が幼い頃から傍にいた。
けれどある日突然線を引かれ、距離を取られた。
それでも世話係としては誰よりずっと雨月を知り尽くした男。初恋の、男。
"せめて最初の想い出は好きな男と"と賭けに出た意地っ張り拗らせお嬢と、"思い詰めたお嬢が他の男相手に馬鹿な真似を仕出かすくらいなら"と手を出してしまった堅物世話係の、どこまでも淫らなすれ違い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 22:00:00
130023文字
会話率:40%
タイトルのまま。
片想い相手とドキドキ甘々の同居生活(TLあるある)を目指しました。
エロはタイトルに※マークをつけます。ねっとりです。
『券』をフル活用した命令系エロは最終話に。
※以下、真面目なあらすじ。
○●―――――――――――
――
新社会人の木之下真白(きのしたましろ)は覚えることも多く、プレッシャーの多い毎日にめげそうになっていた。
そんな時に、幼い頃からずっと片想いをしていた6歳上のイケメンの従兄、藤道秀一(とうどうしゅういち)から連絡がくる。
「しばらく一緒に住まわせてくれない?」
嬉しいけど、ドキドキしてそんなの無理っ、と断ろうと思ったものの、送りつけられた画像には幼い頃に作った『なんでもいうことをきくけん』が。
しかも、2年ぶりに再会した秀一は、ただでさえ大手企業に勤める有能なイケメンなのに、その上、『億り人』にもなっていてーー。
「キスして」
――私は約束を守ろうとしてるだけ。よこしまな気持ちだけじゃないんだから! よこしまな気持ちだけじゃないんだから! よこしまな気持ちもあるけども!
幼い頃のトラウマから約束を守ることを信条にしている22歳の女の子と、自分の気持ちに気づくのが遅かったあげく、気づいてから2年間お預けを食らわされて恋心を拗らせたアラサーの男との、一枚の『なんでもいうことをきくけん』をめぐる恋と約束の話。
―――――――――――――○●
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 07:00:00
115035文字
会話率:50%
主人公・嘉能心と花澄咲良は幼馴染だ。家が隣同士で幼い頃からずっと共に育ち、高校二年生の今になっても非常に近い距離感で仲良くしている。傍から見れば付き合っているようにしか見えない二人だが、恋愛感情はお互い一切持ち合わせていない。
そして、美少
女である咲良はモテるのだが、男付き合いは長く続かない。それは自分が咲良の近くに居すぎるせいだと考えた心は、ある選択をするのだった。
花澄咲良ルートと尾野愛葉ルートの2種類(別世界線)を投稿予定。両方とも短めなのでサクっと読めるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 21:09:58
111646文字
会話率:56%
高橋悠馬は幼いころからのアレルギー体質。乳アレルギーに至ってはいまだ克服できず、家族からの手厚い協力を受けながら制限があるようなないような、特に負担にも感じずに自分の体質とつきあう平凡な男子高校生。ふわふわした猫っ毛と、庇護欲をくすぐる見
た目は周りの男子を惑わすが本人に自覚なし。
女子にトラウマがあるアレルギー体質の男子高校生が、社会人になって再会した同級生に溺愛されるまで。
※R18描写は第2部以降、唐突に。カプが固定する後半部分から。過去投稿作レベルの温度です。過去作との関連はございません。攻めのNLあり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:24:12
110806文字
会話率:44%
俺はお前に、ずっと喰らい尽くされてしまいたかった。
隣国アルテリアに遠く及ばない小さな国、セレン。
過去の出来事がきっかけで、その国を護る力と不老不死の身体を思いがけず授かったカイ・シュヴァルツは、その身を隠されるように王宮の片隅でひっそ
りと暮らしていた。
そんなカイの何百年もの孤独を支えたのは、ある男の記憶と、自分を殺せる唯一の存在、ヴィンセント・シラーだった。
幼いころから彼を傍に置き育ててきたカイは、騎士になったヴィンセントと束の間の穏やかな日常を送る。
いつかはこの男に喰われる日がくるだろうか。
曖昧な距離を宝物のようにしながら、変化を恐れるカイと、カイを救いたいからこそ、この日々を変えたいヴィンセント。
そんな折り、カイに近づく一人の影、第三王子の脅迫により、カイは非道な選択を迫られる。
魔法と魔術、国同士の諍いや因縁。
そこに散りばめられた宝石のような日々に、あなたは目を離せるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 21:39:12
8147文字
会話率:32%
幼いころにそろって両親を亡くしたクラウスは、母の友人のバックマン夫妻に引き取られ、夫妻のひとり息子であるレナードと兄弟のように育った。夫妻は生活の世話だけでなく、すでにピアニストとしての才能を開花させていたクラウスに、最高の教育をも与えてく
れた。
やがて、成長したクラウスはピアニストとして成功し、レナードは巨大なバックマン家の後継者として地位を築いていった。
兄弟であり、親友であり、またそれ以上の関係でもあったふたりは選択を迫られる。
<他サイトとの重複投稿>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 20:00:00
16250文字
会話率:35%
幼い頃フェアリは不思議な力を持つ事を両親に気味悪がられ、森に捨てられた。
それからは、自分の持つ力でなんとか生きてきた。森に住む動物たちに“人間は恐ろしい生き物”と教えられて育った。見た目を変える魔術を使い老婆の様な姿で、近づいてくる人と距
離をとっていた。いつの間にか自分の事を魔女と呼ぶ様になった人間たちから、さらに距離を置かれるようになったフェアリは、そんな生活が寂しく感じる様になってきた。そんな頃、一人の少年と出会う。だんだん距離が縮まっていく二人だったが、王子という存在がどういう者なのか知ってしまう。フェアリと王子の関係は恋に発展していけるのか。さらに、二人の前に聖女と名乗る少女が現れ?!不器用なファンタジーラブロマンス?になるといいね。頑張れ、王子。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 16:21:43
2555文字
会話率:28%
子爵家に生まれた令嬢の名はソフィア。政略結婚の両親の間に愛はなく、当主の自覚なく遊び歩く父のかわりに領地を切り盛りする母は彼女が幼いうちに天に召されて、愛人から後妻となった継母と義妹のいる王都で暮らす父のもとには行かず、使用人たちに囲まれて
ひとり領地で成長した。貴族令嬢の憧れである社交界デビューも用意されず、同い年の義妹からは「王子様と踊ったわ」と手紙が届く。そして父からも届いた手紙にて、自分の縁談が決まったと知らされる……。だけどわたくし全然平気!世の中はクソでもないし幸不幸を決めるのはわたくしですもの!それに旦那さま……格好良くない?素敵じゃない?お父さまサマですわよね!※ザマア無し■トラウマ持ちの年上男性(童貞)×自己肯定感高めの健全淑女(純粋)の恋物語■R18展開は後半部になります。ハッピーエンド確約。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 06:00:00
75094文字
会話率:63%
『魔法蹴撃士・シィーリアス』は、魔法と蹴りを組み合わせた戦闘を得意とする。ある日、見習いとして幼いころから共に過ごした世界最強SSSランク勇者のパーティーから「勉強不足」を理由にクビになり、勉強をするために帝国の魔法学園に通うことになった。
魔力を最底辺に封印された状態で卒業するという課題を勇者より課せられたシィーリアスは、ただの蹴り技だけで課題を乗り越えなければならなくなるのだが……勇者もシィーリアスが「蹴りだけ」でどれだけ強いのか分かっていなかった。そして、その最強の蹴りを生み出す強靭な足腰は、ベッドの上でも最強無敵であった。
エロメインの回は各話のタイトルに「♥」を付けます。
【2022年5月3日 日間ランキング1位】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 21:02:03
202488文字
会話率:50%
第二王女の私――ノアンナは、父である国王陛下にわがままを言って同い年の護衛騎士セドリクと婚約をした。
幼い頃から自分のそばにいてくれたセドリクのことがずっと大好きだったから。
でも婚約してから、セドリクは笑わなくなってしまった。
もし
かしたらセドリクには、他に好きな女性がいたのかもしれない。
王命で無理やり婚約させられて、どこにもぶつけられない怒りが彼から笑顔を奪ってしまったのだと思う。
――結婚式を二日後に控えた夜、セドリクの逞しい肉体を思い浮かべながらノアンナが自分の身体を慰めようとしていると、そこへ――
※サブタイトルへ特に記載が無い場合は、ヒロイン視点になります。
※設定ゆるめ、ご都合主義です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 03:57:28
20926文字
会話率:25%
「なぜ許されない? それを決めるのは、私だよ」
沙彩は母の死で五瀬斎王を退いた。幼い弟とふたりぼっちになり途方にくれていたところへ、叔父の帝が訪れる。そして、有無をいわさず奥御殿へと攫われてしまった。
そこで夜毎繰り返される過ちに、沙彩
は苛まれることとなる。
沙彩より九つ年上の帝は、優しい叔父のはずであった。寵愛する中宮がいるはずの後宮の主でもあった。彼が沙彩を〝女〟として求めることなど有り得ないはず。
年の差叔父姪のすれ違い王朝恋絵巻。見鬼や物の怪など、ほんのり異能力描写が入ります。
★この作品は『水籠の咎』を改稿したものです。
■2022 eロマンスロイヤル大賞に応募しています。よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 22:00:00
141709文字
会話率:40%
前回の簡単なあらすじ:JKルリちゃんがうっかり故障したエレベーターに幼い頃から自分を狙っていた変態と閉じ込められちゃってもう大変!からの続きというかボーナスステージ。
今回もNTRです許して
前回(https://novel18.syos
etu.com/n5348hr/))
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 11:47:56
9476文字
会話率:43%
幼い頃にのどの病気で話せなくなったシアは家が没落して以来、貧しい生活を送っていた。口がきけないせいでロクな結婚話も来ず、結婚は半ば諦めていた。そんなシアの元に、ある日なぜか裕福で有名な伯爵家からお見合いの話が舞い込む。不思議に思いながらもお
見合いに行くと、現れたお見合い相手は見目麗しい伯爵令息マースだった。どう考えても引く手数多の彼に、シアは不信感を抱く。上手い話には裏があるというが……。口のきけないシアとシャイなマースのラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 09:29:18
120733文字
会話率:17%
過激表現有り。相手が植物なのでBLではない……です。
少年トルトルは家族の病気を治すために魔女の家へ薬をもらいに行ったことがある。今日はそのお礼の品を持ってきたのだが、魔女は「足りない」と言う。
埋め合わせに一晩働くことになったトルトルは
花の世話を任される。水と肥料をやるだけなら小さい子にだってできるのに……。
寝床を共にした植物は一本の蔓(つる)を伸ばして幼い少年の慾望に火を点けた。
エブリスタにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 17:36:53
4133文字
会話率:26%
十八歳の時に実家の伯爵家が財政難で没落したエルナ・リアリーは、それ以来貴族や商家の家を住み込みの家庭教師として転々としてきた。
家庭教師としての稼ぎはそこそこいい。が、蒸発した父親が残した借金のため、エルナはいつも質素に暮らしてきた。
そし
て、そんな生活が六年続いた日のこと。二十四歳になったエルナは、仕えていた令嬢の嫁入りが決まったことにより、一年間住み込みで働いていた子爵家を離れることに。
さて、次は何処へ行こうか。
そう思うものの、家庭教師としての稼ぎに限界を感じてしまったエルナは、いっそ娼婦にでもなろうかと考える。
思い立ったが吉日。そう思い、エルナは娼婦の面接に行くことにしたのだけれど――そんなエルナの前に現れたのは、エルナの元教え子である侯爵令息ルシャード・ランズベリー。彼はエルナに「俺は立派な魔法騎士になって、十八歳にもなった。だから、婚姻してくれ」と言ってきて――!?
どうやら彼はエルナと幼い頃にした口約束を覚えていたらしく、それを武器にエルナに婚姻を迫ってくる。挙句の果てには「借金なんて俺が全部肩代わりする」と言い出す始末。
でも、名門侯爵家の嫡男が婚姻する相手が没落貴族の娘でいいはずがない。そう考え逃げようとするエルナをルシャードはあろうことか身体でつなぎとめようとしてきて――!?
「先生は、俺との約束をなかったことにするんですね」
「六年も想い続けるなんて、想像するわけがないじゃないですか!」
名門侯爵家の堅物令息(ただし、若干変態で愛が重い)と没落貴族の年上娘の口約束から始まるラブファンタジー。
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 21:43:55
14385文字
会話率:32%
歌が好きすぎて少年の格好をして舞台に立つ侯爵令嬢と、幼い頃から彼女を溺愛する従兄の第二王子のお話。
ふわっとした設定です。
初投稿です。いたらなぬ点がありましたらすみません。
今後、こちらで活動するか決めかねてるので宜しければ応援の☆を頂
けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 15:52:48
5480文字
会話率:41%
「絶対に許さない」
幼い頃から共に修行をしてきた相手に裏切られ、殺された。
なぜアイツがあんなことをしたのか、どうしてそんなに泣きそうな顔になりながら俺を殺したのか。俺は納得がいかない、絶対に、絶対にお前を許さない。
───────化けて
でも出てやる。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
親友、|紫劉備《ジーリュウベイ》に殺された|緑亮雲《ルゥーリャンユン》。
幼い頃から互いに唯一無二の仲だった相手がなぜ自分を殺したのか、その理由を探るため亮雲は死の間際に自分の未来の血縁に“亮雲に体を明け渡す”呪いをかけた。
亮雲が死んで45年、再び彼が目を覚ますとそこは街から離れた山奥の村で────?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
なんちゃって中華風BLです。初めてで拙い文や設定ですが色々模索して頑張っていきたいとおもいます!
更新頻度はまちまちですが、興味を持っていただければ幸いです
【拗らせ独占攻×自由奔放受】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 11:06:08
435文字
会話率:8%
【普段は紳士で素敵な婚約者。でも、彼の本性は――サドでした】
子爵令嬢のフィリーネは幼い頃から婚約している侯爵令息アルフレートに恋をしている。
たとえこの気持ちが一方通行でもいいから、この関係が続きますように。そう、願ってきた。
しかし
、挙式を一年後に控えた十八歳のある日。フィリーネはアルフレートに「初夜で辛くないように」という名目で閨のレッスンをされることになる。
しかも、アルフレートにはサドな片鱗があって……! 挙式を行うまでは最後までしない。その約束だけを胸に、フィリーネは彼に翻弄されていく――……。
「大丈夫。初夜までは最後までしないから」「僕意外にそんないやらしい顔を見せたら……殺すからね」
ちょっぴりヤンデレ気味の侯爵令息は、愛する婚約者の身体を自分好みに作り変えていきます。
※アルファポリスにも掲載中。
※とにかくエロに特化した短編形式のオムニバスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 20:17:25
16387文字
会話率:47%
シークと熱い砂漠の国、ラフィーブ。ここでの地質調査チームにサラは選ばれた。幼いころから鉱物や地層に魅力を感じ、現在は著名な地質学者の研究室で働いている。これこそまさに自分が望んでいた道! サラは期待を胸に現地に向かう。そこでサラは、強い光を
放つ黒い瞳の男性、アシュラフに出会う。金融界で大きな影響力を持つ一族の、冷徹なシーク。初対面から彼にどんどん惹かれていくサラ。出会うはずのなかった二人の距離は、ある事件をきっかけに一気に近づく。上流階級の社交になじめないサラとアシュラフを取り巻く華やかで自信にあふれたセレブの女性たち。広大な砂漠を舞台にした、シークと研究者ヒロインの恋! 『砂漠のシークとばらの伝説』のラフィーブでのロマンスふたたび!
ブレンダ・ホワイト(Brenda White)作、全24回。
※この作品は『砂漠のシークとばらの伝説』のスピンオフです
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています
※この作品の漫画版が以下のタイトルで刊行されました
『君の瞳は砂漠の星』檀からん
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776747642/saranbo22-22折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 00:00:00
77926文字
会話率:56%
幼いころ、田舎町の神社の家に生まれた宮下風馬。ひっそりと雪の降り積もるある日、彼の家族は母の妹を除いて政変により誕生した高等警察に反革命分子とみなされ皆殺しにされた。たまたま生き残った叔母さん紗季に引き取られ再びこの国が民主主義国家となるま
で息をひそめるように16まで無事育てられたが、そんな風馬にとって唯一の家族である育ての母も病を患ってあえなく息を引き取ることになる。そのため国の援助を受けて寄宿舎のある高校に編入することになるが、そこで出会ったアメリカからの帰国子女の日向と出会うことでかつての惨劇で止まった風馬の時計は再び動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 14:58:47
2084文字
会話率:32%
茂山家。
それは、現代日本の政界を裏から牛耳る政治家一族。その中でも茂山家は、代々総理大臣を排出する名家中の名家。
そして、俺――茂山通貞――もまた、そんな名家に生まれた将来を期待される男だった。
そう、『だった』。
何故過去形なのかは、も
はや言うまでもない。
俺が、出来損ないだったからだ。
茂山家の帝王学とでも呼ぶのだろうか。そんな英才教育を幼い頃から受けながら、通っていた私立の幼稚園、小学校、中学校における成績でトップを残せなかった。
そして、迎えた高校。俺はここでも結果が残せず、その末に勘当された。
茂山家において、俺は『無能』の烙印を押された末に存在を抹消されたというわけだ。
勘当において、俺は学校を転校させられた。転校した先は、一般生徒が通う中堅の私立高校。
実家を勘当されてグレタ俺は、入学数日で問題児となり、そして教師を含めて見放された。
唯一人、新人の担任女教師を除いて。
――待ってな、先生? この俺が直々に、お前を俺専用の雌奴隷にしてやるからなw
無能と蔑まれ勘当までされた男が、これまで潜ませていた獣欲の牙をむくッ!
※作品の性質上、女性蔑視の内容を含みます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 21:00:00
9154文字
会話率:46%