藍華こと、アイは壊れてしまった母親に捨てられた子供だ。
本人は母が2人きりで住んでいた家へ帰ってくると信じて懸命に生きていた。
父親は物心がついた頃にはいなかったから、誰かも分からない。
中卒の上にまともに学んでこなかったアイにまともな職な
どありはしない。
だけど、母が帰ってくるアパートは守らないといけない。
だから、アイは荷物を運ぶ仕事をする。
例えそれが悪いことだと分かっていても。荷物の中身が何かを知らないままいる事が、自分を守る術であると分かっているから、知らないふりをして運び続ける。
そんなある日、終に捕まった。
見も知らぬ男に拾われたアイは、そこで生きること、甘えること、学ぶことを知る。
未来を見ることを知り、また、見てもいいのだと知った。
ただし、その男の腕の中で。
強面イケメン(年上)×物を知らない少年(隠れ美形、忠犬気質)
ちょいクズで粘着気質俺様な年上のお兄さんに歪んだ愛情を刷り込まれたひな鳥が溺愛されるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 22:59:41
78029文字
会話率:51%
戦争が激化し、明日生き延びるのさえ酸素と食糧を血眼になって求めなければならなくなった日本。僕(睦月/むつき)と兄さんは、それぞれに食べ物や酸素ボンベを探し、夜に落ち合う生活を続けて何とか生きていた。そんな中、ある夜に兄さんは僕のことを求めて
くる。驚いたけれど、不思議ではなかった。こんな状況で、僕たち相性のいい兄妹が結ばれない方がおかしな話、なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 21:00:00
5936文字
会話率:75%
竜によって壊された世界は、様々な異形が入り混じる混沌と化した。高級娼館テル・メルで、人間のリュカは清掃夫として働いている。奴隷と変わらない境遇の中、彼は客からスリを働いてどうにか生きていた。
ある日リュカは客の赤鬼の所持品を盗むが、それは妙
なものだった。しかも再び訪れた赤鬼に、身請けに来たと言われ、皆の前で嫁宣言されてしまう。
拗らせ不器用攻め×愛を知らない受け。
※序盤に攻めによる無理矢理があります。
※11/19完結。後日談を不定期で更新することがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 21:00:00
337235文字
会話率:58%
時は平安と思われる頃のこと。
橘家の長子である雅延は、屋敷の裏にある庵で世間から身を潜めるようにひっそりと生きていた。
うら淋しい暮らしではあったが、孤独ではなかった。
隣には常に彼女の姿があったから。
女房の梳子に支えられながら生きてきた
雅延だったが、彼女に縁談が持ち上がったことで、二人の関係に異変が起きる。
空想の平安時代と思って読んでいただけたらと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 20:05:26
4477文字
会話率:23%
高校教師の鈴木凪南は、平凡ではあるものの平穏に過ぎていく日々にそれなりに満足して暮らしているものの、実は人に言えない秘密があり、そのことを隠して生きていた。そんな彼女の前に、思い悩む北野伊織の姿があった。教師として彼の悩みと向き合おうと話を
聞いていた凪南だったが、伊織の苦しみを解決するために提案が二人の関係を変えていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:08:54
36580文字
会話率:43%
高校三年生までそれなりに真面目に生きてきた出雲は、卒業間近で養護教諭・加賀見と恋に落ちた。軟禁生活にまで堕ちた二人だったが、その関係は出雲の卒業とともに解消。
これまでのように誰かのためではなく、自分のために自由に生きていけばいいと言われた
出雲は、加賀見の望む通りに生きていた。
ミックスバーでアルバイトをしながら適当に大学に通い、その日その日を気ままに過ごす日々。ノンケで自分に恋愛的興味がないと思い込んでるアルバイト先のオネエな店長・路彦の家に転がり込んで都合よく甘え寂しさを紛らわしながらも、ずっと加賀見と過ごしたあの日々に戻れることを望んでいる。
本当は監禁してやりたいけど我慢する元教師×監禁してほしくてたまらない元生徒のお話です。
※こちらは『疼いて疼いて仕方ないのに先生が手を出してくれない(https://novel18.syosetu.com/n1466gx/)』の続編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 00:00:05
231197文字
会話率:49%
毒の一族として生まれたポワゾンは身体の中で猛毒が作られ、その体液に触れた者を死に至らしめる能力と、他者を惹き寄せる妖艶な美貌を持っていた。
毒の体質のせいで誰にも触れることができず、周囲からは畏怖の目で見られて育ったポワゾンは、孤独を抱えて
生きていた。
そんなポワゾンの能力に目を付けたライラ国王は、猛毒を武器として、また性的な愛玩物としてポワゾンを傍に置き、歪んだ執着を向け溺愛する。
悪魔と契約し魔力を持つライラ王の支配によって、ポワゾンは国外に逃げることもできず、夜毎ポワゾンの体液を摂取する王には毒の抗体ができつつあり、毒殺も叶わない状況にあった。
夜伽を強いられ、拒絶すれば罪もない兵を見せしめに毒殺されるポワゾン。自由になるためには、ライラ王が死ぬのを待つしかない状態だった。
「森の奥には獰猛な獣が住んでいる」
そんな言い伝えを聞いたポワゾンは森に入るが、そこで出会ったのは浄化と不老不死の力を持つ一角獣の青年・コムだった。獰猛とは真逆の純情でうぶなコムに、庇護欲を掻き立てられるポワゾン。
ポワゾンは生まれて初めて愛することを知り、求められる喜びを知る。
一方、寿命が残り少ないライラ王は、不老不死を得るため一角獣の捕獲を企てていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 19:00:00
34539文字
会話率:32%
短編+番外編です※はR18要素がありますm(_ _)m
フィリー・フォードは2度目の人生を生きていた。彼女は今度こそ、1度目は死んでしまった魔法使いのセブリウスを守りたかった。
その為に1人で魔王に倒したフィリーは、最後に魔王に刻印される
。
その刻印は淫魔の刻印によく似た刻印で…
3人称視点です
セブリウス×フィリーのそういう場面が描きたかっただけの短編ですm(_ _)m
(ハッピーエンドです)
書きたかった本題の1話と補完の前日譚とキャラ設定と番外編で構成されています。
また続編とか書くこともあるかもと連載枠になってます。
誤字報告ありがとうございます、いつも助かっていますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 22:36:03
14809文字
会話率:53%
幼い頃、突然異世界に転移した望月菫は、大賢者であるお師匠様に偶然拾われる。
お師匠様は菫を我が子のように慈しみ、自分の持てる全ての知識を菫に齎した。
時は過ぎて成人し、やがて男女の関係になった二人だったが、不老不死であったお師匠様は、『長く
生き過ぎた』と言って自ら滅びを選び、一人残され深く傷付いた菫はそれから世捨て人のように生きていた。
月日は経ち、大賢者を受け継いだ菫は、今日も先代を想いながら自慰をする。
仄暗い愉しみはいつも虚しく、それでも身体はお師匠様を忘れられず、本人の自覚もなしにどこか歪に変わって行った。
そんなある日、菫の元を一人の若者が訪れる。
都で宮廷魔導士をしていた男は、ある目的をもって大賢者を訪ねたが、そこで自分を慰める菫の姿を目撃する。
菫に門前払いを喰らった若者は、脅すようにして菫の家に棲み着き、かくして師弟となった二人の奇妙な共同生活が始まる。
これは、過去を引き摺り囚われたままだった女と、無自覚に女を愛するがゆえに壊れゆく男、そして彼女をずっと傍で見守り続けるの男の、長きに渡る愛と赦しの記録。
【ご注意】
※こちらは去年(2021年)のゴールデンウィーク中に、息抜きに書き始めていたもので、前作「運命の番~」よりダークな話になっています。
※R18シーンは予告なく入ります。
※キーワード注意です。アブノーマルっぽいプレイあり。苦手なものがある方は各自ご自衛なさって下さい。
※年の差・年齢注意。
ヒロイン:物語開始時は見た目20代後半のアラフィフ。
ヒーロー:物語開始時は20代後半(30歳目前)。
物語が進むにつれ、キャラが歳を重ねて行きます。
※次第にヒーローがヤンデレ化して行きます。愛はありますが、痛い事もされるかも知れません。
※ライバル(イケオジ。見た目40歳位で50代)との絡みがガッツリあります。ある意味こちらもメインヒーローのようなポジション。二股ではないですが、メインヒーロー以外との絡みが苦手な方はブラウザバックで。
※最終的にはハッピーエンドになる予定ですが、推しが誰によるかで、人によってはメリバかも知れません。
【その他】
完結後も、誤字脱字報告頂けていて助かっております!
ありがとうございます!
2022.09.08 完結しました。
2023.02.14 バレンタイン番外編アップしました。←NEW!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 20:00:00
763458文字
会話率:52%
25歳のソープ嬢である鴨居優里は、毎日を死んだように生きていた。
仕事が楽しい訳でもない、人生を明るく謳歌するには腐りすぎた気持ちを隠して、死ぬには勇気が足りないからと毎日をやり過ごしていた優里の目の前には暴走するスクールバス。
暗
転する景色の中で、やっと終わりが来たと思っていた優里が目覚めてみれば得体の知れない人物と高校生に囲まれていた。
勇者召喚に巻き込まれただけ、秀でたスキルもなければやる気もない優里は、召喚の議を行った王国から追い出され一人で生きていくことになる。
優里は前に生きていた世界と何一つ変わらないと思いながら、娼館のドアを叩いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 18:49:45
226文字
会話率:0%
令嬢に生まれ変わったらヤンデレな元《魔王》が追いかけて来た───?! 前世の記憶を持つリオラは、過去に何度も魔王と対峙してきた。しかし、卑怯な事が嫌いな性格では多勢に無勢が許せず、うっかり魔王を庇ってしまう。何度生まれ変わっても魔王を倒せず
途方に暮れる彼女。「そうだ、魔王に会わなければいいんじゃ?」と、生まれ変わったリオラは令嬢としてひっそり生きていた。だがどうしてか、何故か今回は元魔王に先に見かってしまった。悠々自適に暮らしてみたいリオラは今度こそ長生き出来るのだろうか。
執着系チート性能男x素直になれない脳筋系女子
みたいなお話です。主人公はリオラとローク両方かもしれません。
────────────
タイトル変更と文章の入れ替えしました。
R18に関してまして、途中♡喘ぎが混ざります。
苦手な方は注意です。
展開が遅くまどろっこしさが苦手な方は避けて下さい。
※ご都合主義設定上の吸血鬼です。
R18話には、*印がついてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 21:30:11
131075文字
会話率:39%
未曾有の大災害から数年。生き残った私たちは、滅びゆく日本の土地で生きていた。たまたま再会した先生と旅を続けながら冬を越せる家を見つけた私は、穏やかな生活を送っていた。けれどそこに女の人が迷い込んできて…。
最終更新:2022-11-06 10:08:07
9155文字
会話率:68%
西園寺グループ会長の孫である佳月(かづき)は、幼い頃から祖父に性的虐待を受けていた。
西園寺家のトップである祖父に逆らえる者はおらず、佳月は心を殺して生きていた。
そんな佳月の唯一の救いは、幼い頃から一緒に育った真夜(しんや)の存在。
しか
しある時、祖父との秘密を知られてしまう。
「佳月、俺がお前をここから絶対に救い出してやるからな!」
佳月を救おうとした真夜は屋敷から追い出されて、もう二度と会うことはないと思っていたのに――。
※性的虐待など、センシティブな内容が含まれているので、ご注意ください※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 19:09:20
22757文字
会話率:29%
四季の神によって、四つの大陸が創られた。
その内の一つ、名は〖ユグドリィエ〗
その大陸は時計樹を中心に、三つの大地が重なっている。
雲の上の第一層
《七徳の意志》に目覚めた者たちが集う楽園。
“流星教団”が楽園を守護している。
海の上
の第二層
鴇塚が治める大国とそれぞれの魔王が治めるそれぞれの小国。
さらに大陸から西に、少し離れた位置に〖廃墟島〗と呼ばれる島がある。
この廃墟島はかつて、小夜啼が治める国であったが長きにわたる内戦で、今では不毛の地となった。
地下深くの第三層
《七罪の意志》に目覚めた者たちの住まう都市。
“星芒戦団”が治安維持に努めている。
ある日、四季の神が姿を消した。
理由は定かではないが、その影響は大きかった。
ユグドリィエ含む四体陸は季節が冬に固定され、大陸の一部は氷に覆われた。
───内戦から千年と五百年後、小夜啼の最後の王であった少年・小夜啼 茱萸{さよなき しゅゆ}は右腕として生きる者・ユニと共に廃墟島で仕立て屋として日々を生きていた。
初投稿です。
何番煎じか分かりませんが、よろしくお願いします。
注意事項:ストーリーの展開上BL・GLに見える描写が多くあります。
グロ・流血表現が多く含まれております。
これ等の要素が苦手な方には閲覧を推奨致しません。
閲覧の際はご注意くださいm(_ _)m
文章が変わったり増えたり減ったりします。
ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 00:20:57
7966文字
会話率:38%
村咲陽花は気まぐれで移り気。優しい彼氏の梗一郎だけでは飽き足らず、セフレが二人いる。
幼馴染の桐嶋輝と、大学教授の四月朔日藤緒。
聞きたくないことから目を逸らして、見たくないものから耳を塞いで。冷たい家庭と違って快楽は陽花の身も心も満たして
くれる。
献立を選ぶように、陽花は今日も誰とセックスするか、それだけを考えて生きていた。
それを容認する梗一郎の“お仕置き”を楽しみにしながら――
今度は女子大生の爛れた日常です。
エロ有話には※ついてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 21:00:00
96036文字
会話率:53%
今から1000前に勇者と魔王が戦ったとされる世界。
少年アルスは平和だが、弱い人間が生きづらい時代を生きていた。そんなある日……アルスは『禁制の森』にて、1000年前に勇者に倒された魔王(ハスキーボイス大人お姉さん)に取り憑かれる。
短編
なので続きを書く予定はありません。
普段はノクターンノベルズで官能小説を書いております。良かったら読んでみてください(*´∀`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 00:58:07
9165文字
会話率:43%
書籍版タイトル「男装騎士になったらこじらせ夢魔の騎士隊長に捕まりました」
2022/07/27 フェアリーキスピンクより発売中です
伯爵令嬢フローリア・マロールは、家庭の事情から性別を偽り男装の騎士・フロランとして生きていた。フローリアが
女として自由に振る舞えるのは、夢の中でだけ。
そんな彼女の夢の中に、他人の夢を自由に行き来出来る夢魔の男・ルティがあらわれる。フローリアの見る美しい夢に惹かれ、彼女を手に入れたいと望むルティ。彼の誘惑により、夢の世界で二人は結ばれるが――。
「現実の世界で必ず君を見つけ出し、手に入れる」と宣言されたフローリア。だがルティの正体は、“フロラン”の上司であり、氷の貴公子と評される騎士隊長・アルトゥールだった!
身近にいた部下♂が、夢の世界で出会った理想の女性その人だったと知りうろたえまくるアルトゥールと、彼に惹かれつつも「アルトゥール=ルティ」だとは気付かないフローリアが、夢の世界で逢瀬を重ねながら現実でも結ばれるまでのおはなし。
※R-18回には★印がついています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 23:33:47
181563文字
会話率:37%
息を潜めるように生きていた。家族からは、ゲイであることを否定され、常に彼女がいるクズ彼氏の依存から抜け出せずにいる日々。そんな中で出会った美形に、溺愛される。
※同性愛に否定的な人物が出てくる為、差別的な表現があります。苦手な方は、避けて下
さい。
※R18回には※ つけてます。
薄い知識で書いてます、細かいところは気にせずに読んで頂きたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 09:00:00
28326文字
会話率:49%
※後日談R6/20投稿。
※4/11完結、お付き合い下さった読者様に感謝いたします。
「お前が要らねえっていうんなら、俺の心臓返してもらおうか」
生まれた時から、紅い魔核が胸に巣くう奇病に冒されている王女ティナ。
気味が悪いと王
族達から追放された彼女は、男子禁制の辺境の村で、2000年前に「聖女クリスティナ」に封印された「邪竜シグルド」を鎮める生贄の神子として生きていた。
神官長から余命宣告を受けたティナは邪竜シグルドに自身の命を捧げて死のうと思っていたのだが、復活した邪竜シグルドは白銀の髪の美少年の姿をしていた!
ティナがシグルドに身体を捧げると、ティナの病気は快方に向かい、シグルドは大人の姿を取り戻していくことが判明して……?
いつ死ぬか分からない不安を抱えながらも気丈に生きてきた姫神子ティナ×普段は子ども、魔力を与えたら大人な無愛想な邪竜シグルド。
時を越え再び巡り合った二人が、前世の悲劇と現世の傷を乗り越えて、相思相愛になるまでの物語。
(余命残り僅かの聖女ティナが、2000年前から一途な前世の恋人・邪竜シグルドに溺愛されて絆されて愛されまくって病気も治ってハッピーエンドのお話です)
※R15~18に※、R18に※※、第8話前後~、Rの時のヒーローは美青年。
※ツンデレ?中身イケオジ、外見はショタです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 03:01:39
135301文字
会話率:41%
※ご注意
この作品は恋人同士の睦み合いはございません。一部、人によってはご不快に感じられる箇所があるかと思います。ご承知の上、お読み進め下さいませ。
登場人物
美栄 16歳、住職の養女
正嗣 23歳、薬屋の次男
義空 寺の住職で美栄達の養
父
滝子 21歳、住職の養女
涼音 住職の内縁の妻
斉木 仙台藩の偵察方
世良 長州藩士
あらすじ
その女は命を吸い、死を吐き出す。
明治維新後、時代のうねりは遅れて東北に到来する。薬屋の正嗣は次男である為、自由奔放に生きていた。たまたま家仕事で行った寺で、一人の少女美栄と出会う。しかし美栄や寺で育てられた娘達には秘密があった。美しい身体の内に毒を宿し、巧みに誘惑しながら男達の命を奪っていく。やがて時代のうねりが迫り、美栄と正嗣は抗いながらも運命に飲み込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 00:38:41
43217文字
会話率:61%
恋を諦めた品出し担当×距離感ゼロのレジ担当。ドラッグストアが舞台の恋物語。
もう誰も好きにならないと決めたはずなのに、
また恋をしてしまった。
人間関係を構築するのを苦手とする増子直樹は、
人と関わりを持つことを諦めていた。
ドラッグ
ストアで品出し・環境整備専門として日々を過ごし、人間関係を避け、物言わぬ商品たちとだけ向き合いながら、変わらぬ毎日を淡々と生きていた。
ある日突然現れた、レジ担当の竹下と出会うまでは。
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オギノと申します。
気になって覗いてくださった方、
ありがとうございます。
拙い文章ではありますが、
ほんの僅かにでも、皆様にとって
楽しく読めるものであれば幸いです。
ちまちま書いていければな、と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 13:09:28
10797文字
会話率:24%