18歳の誕生日とともに婚姻の儀を行う、と皇帝陛下たる父に宣言された皇女、エリザベス。しかし、齢16にして彼女には婚約者がいなかった。――何しろ皇帝陛下の深い深い愛の下、近づく羽虫は全て駆除されていたので。しかし父とは言え、皇帝の言葉は絶対。
なんとしてでも18歳になるまでにはこれぞという殿方一人に決めなければならない。立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花。口を開けば彼岸花。うっかり口を開かなければ、どんな男でもよりどりみどり、なはずだったのだが。お父様、ろくでもない男しかおりません。本当にこの方たち、お父様の一押しなのですか?
帝国一番の高嶺に咲く花が男難の日々を乗り越えて真実の愛を見つけるどたばたラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 21:42:52
10094文字
会話率:43%
【PV2000突破。嬉しい!】ヒト族の王女でありながら、被差別民族であるフェイ(妖精族)の特徴を持つエルナと、フェイでありながらその特徴を殆ど持たない少年レフは出会うべくして出会い、恋に落ちる。だが二人は身分違い、種族違いという障壁の他に、
エルナの「キスをすると男になる」特異体質のせいで恋に身を焦がす日々を過ごしていた。
自分からはキスもしてくれないレフに悶々とするエルナと、エルナ本人に特異体質のことを告げられず、キスしたくてもできないレフはお互いにすれ違ってばかりいる。士官学校に入学して学園生活を満喫したり、戦場で厳しい現実を目の当たりにしたりと、二人はさまざまな経験を経て成長する。
特異体質は治る気配がないが、身分差ならば解消できる、と有能なポンコツ革命家レフ青年が大暴走。二人は身分差、種族差、特異体質の三重苦を乗り越えることができるのか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 06:00:00
102659文字
会話率:46%
貴族の私生児として生まれついたルーツィエは、農民の娘として育てられる。結婚に希望を抱くことができず、一生一人で過ごすつもりでいたのだが、ある日ルーツィエは貴族である父親に呼び戻され、さる侯爵家へと嫁ぐように命じられることとなる。その相手とは
、病によって残された傷痕によって「化け物」と呼ばれる男だった。 結婚に夢を持たない女性と、結婚を諦めていた男のじれじれラブストーリーになる予定です。 ※皮膚の疾患によって「化け物」と呼ばれる設定がありますが、貶める意図は全くございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 00:00:00
228416文字
会話率:31%
稀有な『過去視』『未来視』を使った占いと常備薬生成で生計を立てている孤児で自称ポンコツ魔女クラーラは、とある事件で知り合った騎士シグルドとカラダの関係を続けている。
付き合おうと言われて始めた行為ではない。好意も告げていない。恋人同士ではな
い。カラダの関係だけがある。そんな曖昧な関係だ。
それでも休み毎に彼女を抱く彼を好きになっていくクラーラは、だが、どうやら貴族の子息らしいシグルドとの身分差を怖れて好意も告げられず、関係をはっきりできなくて、苦しい日々を送っていた。
いつもクラーラに優しく、夜は一晩で何度もクラーラを抱き、朝まで離さない彼の気持ちが、だけど判らない。
少ない魔力をやりくりし、その稀有な術を使いながら、恋に翻弄されつつもがんばる魔女のお話。
拙作「白金の杖の魔女と滅竜騎士の溺愛」と同じ世界、同じ国の辺境伯領を舞台とした物語です。時間軸としては約3年後。前作の主役2人は出てきませんが、人伝話ではちらっとだけ。あしからず。
R18は予告なく入ります。
全26話。
<追記>8/25、番外編を今日と明日で2話更新。両日ともに18時に更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 18:00:00
193328文字
会話率:42%
「お前、結婚する気があるのか?」「これから相手は探す!」「……なら、俺じゃ駄目なのか?」
リリ・アンダルシアは極度の面食いで、特にイケメンには目がない。
王都で新進気鋭のデザイナーとして、平民出身ながら自分の店を構えて活躍している。しかし
、イケメンと積極的に関わる気は一切なく、むしろ自分がデザインした服でイケメンが着飾り、嬉しそうな姿を鑑賞することを至高としている。
しかし、とある依頼を受けたことで、ふと自分のことを思い返せば、すでに二十三歳。平民にしても少し行き遅れた感がある。仕事は楽しく続けていきたいが、結婚願望はある。
幼少期からの幼馴染イアン・マクレガーと楽しく飲んでいたときに、「結婚する気はあるのか?」と聞かれたので素直に答えたら、なぜか組み敷かれて!?
……見慣れていたけれど、イアンってやっぱりイケメンだ。
イケメン狂いの新進気鋭デザイナーなのに自分のことはお構いなしな女性と、幼少期からの初恋を拗らせて執着強めのイケメン騎士の、コメディ強めのラブコメです。
※R-18シーンのある回には※マークをつけています。
※ヒロインは交際を始めてもイケメン狂いです(彼氏は了承済み)。
※異世界設定や職業についてはふんわり設定です。
※頭を空っぽにして書いたので、雰囲気をお楽しみください。
※小説家になろうで同時連載している百合小説「【百合】お願いですから、お嬢様は私に守られてください!!〜最強の公爵令嬢と赤毛の女騎士〜」のスピンオフです。同じ世界観と国で、時代が少し違いますが、スピンオフ元を読まなくても、こちらだけでお楽しみ頂けます。
※同時連載なので、更新に時間が空く可能性がありますことご承知ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 20:00:00
16456文字
会話率:46%
高級官僚のαと隠れて生きるΩの不埒で歪んだ恋と痴情の身分差オメガバース。
最終更新:2022-08-11 14:08:16
490文字
会話率:43%
【電子書籍化】2023年2月10日フランス書院 e-ノワール様より電子書籍化していただきました。ありがとうございます!
貧乏令嬢フローラが行儀見習いとして王宮に上がったのは、婚活のため。しかし配属されたのは寂れた離宮だった。これでは婚活に
支障が……と思ったのもつかの間、そこにいた小さな王女に運命を感じて、全身全霊でお仕えすることに。
お仕えする姫に夢中で婚活進捗ゼロの貧乏令嬢が、美しく成長した姫に流されて百合エッチするかと思ったら大変なことになるお話。
*8割ほど百合百合しいですがタグの通りです。こういうのが好きすぎてごめんなさい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 21:00:00
12963文字
会話率:38%
地方領の救世主 × 国王のスパイ
国王直属のスパイ、ユーゴと相部屋になったのは、ポーツリア領を財政難から救ったという噂の男、アルフォンス・キャンダルだった! ユーゴは"アルさん"の貴族らしからぬ奔放さに戸惑うが、そのお
おらかな人柄に触れるうちに親しみを覚えるようになる。ところが夜も更けた帰り道、2人はアルさんを狙う暗殺者に出くわして――?
宿場町ハーグと2年後の王都を舞台に、"自分より大切なものを背負った"2人は、どんな恋模様を描くのか。
※流血表現あり。身分差、年の差です
※R18は番外編(ぬるい)
※初投稿なので何かあればご指摘お願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 14:24:10
25669文字
会話率:50%
無表情のメイドさんを大好きなショタくんが、おちんちんをパンパンにしてはシゴかれて、最終的にセックスもしてラブラブになるお話。
最終更新:2022-08-06 13:27:10
15639文字
会話率:63%
魔界を統一した魔王ヴィンはメイドから疲れを癒すためマッサージを推奨される。
城下町のマッサージ屋にたどり着くとそこで性的なマッサージが行われる。
今まで戦いばかりだったヴィンは性的な知識がないままなすがままにされる。
そしてついには・・・・
・。
AIのべりすと使用折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 04:30:14
12358文字
会話率:24%
エルーシア(エルシャ)は幼い頃に両親を亡くした侯爵令嬢だった。唯一の肉親である侯爵家当主でエルーシアを溺愛する異母兄ラルドに軟禁されるように屋敷の中で暮らしていた。
そんな中で優しく接してくれる馬丁のエデルと恋仲になる。妹を盲愛する義兄
の目を盗み密会を重ねる二人だったが‥‥
第一部は義兄と家人、二人の男性から愛され求められ翻弄されるヒロインのお話です。なぜ翻弄され流されるのかはのちにわかります。
兄妹×三角関係×取り合い系を書いてみたくて今までとちょっと違うものを目指してみました。妹をドロドロにガチ愛する兄(シスコンではないやつ)がダメでしたら撤退でお願いします。
さて、狂っていたのは一体誰だったんでしょうかね。
本作品はR18です。第一部で無理やり表現があります。ご注意ください。
本作品はアルファポリスでも先行掲載しています。
第11話より7時20時で毎日更新していきます。
タイトルの※ はR18を想定しています。※以外でもR18未満のベタベタ(キスハグ)はあります。
※ 世界観は19世紀初頭ヨーロッパもどき、科学等の文明なし。魔法スキルなし物理のみ。バトル要素はありません。
※ 例により二部構成です。二部にて全力で伏線回収します。一部は色々とっ散らかっております。黒幕を予想しつつ二部まで堪えてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 20:00:00
169427文字
会話率:53%
紅茶がらみのゆるふわミステリー風ヒストリカルものです。
//三度の食事よりお茶が好きだった、お茶オタクの元子爵令嬢マリベルは、植民地マトラの領事だった父が失脚し、本国リンダレイに帰ったあともメイド働きをしながらわりと楽しく過ごしていた。しか
しあるティーパーティー中、偽造されたお茶『偽茶』を見抜いて邸の夫人を怒らせてしまい、クビになってしまう。
召使いアンシュへの給与の支払いさえ危ういような、爪に火を点すような貧乏生活の中、マリベルが途方にくれていると、貿易会社の男から、ある脱税事件についての捜査協力を持ちかけられる。
ただでさえややこしいのに、忠実な召使いだったはずのアンシュの様子もなんだかおかしくて……。
あやしい外国人召使い×世間知らず能天気お嬢さまのバディもの。濡れ場は後半。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 23:00:00
125337文字
会話率:28%
ラルエット王国に住まう伯爵令嬢リゼットは困っていた。
というのも、ここ数年領地の農作が不作であり、実家のお金が貯えが尽きてしまったのだ。
このままでは六人の弟妹たちが苦しむ羽目に陥ってしまう。それだけは、絶対に避けたい。
そう思い、何とか
してお金を稼げないかと模索するリゼットの元にやってきたのは、名門伯爵家の令息ジョフロワだった。
彼は何を思ったのかリゼットに対し「ライバルである宮廷魔法使いの弱みを握ってきてくれ」と言ってくる。ちなみに、弱みを握る方法はハニートラップだと。そして、成功報酬は多額の現金。
確かに容姿だけは妖艶な美女であるリゼットにその役割はぴったりかもしれない。
それに、このまま足踏みし続けるのは嫌だ。
そんな風に思い、リゼットは了承。夜会でターゲットであるアンリ・ミストラル公爵に接触を図るのだが……。
狙った獲物は絶対に逃がさないふわふわ肉食系公爵兼魔法使い×妖艶な容姿なのに初心すぎる伯爵家の大黒柱の令嬢。
取って食われたハニートラップから始まるお話。
――
◆掲載先→アルファポリス(先行)、ムーンライトノベルズ
◆手元に書きかけで眠っていたお話を加筆修正しながら掲載しております。
◆『ラ・トゥール』伯爵家シリーズ第1弾、長女編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 23:00:00
4822文字
会話率:30%
――転生したら、マフィアの跡取り息子の専属護衛でした。
二十一歳の誕生日に交通事故に遭った朝霧 月(あさぎり つき)は次に目が覚めると、よく分からない場所にいた。自身の側にいるのは、月のことを心配そうに見つめる一人の美貌の青年。
青年は月
のことを「リシェル」と呼び、心配そうに声をかけてきた。
どうにも月は死んでしまい、異世界に転生してしまったらしい。
だが、リシェルとしての記憶がないため、どうすることもできない。そんなことを思っていれば、青年はリシェルが「刺されたショックで記憶がなくなってしまった」と判断したらしく、眠っていた原因を教えてくれる。
「リシェルは俺を庇って敵対するマフィアの構成員に刺されたんだ」
その言葉に驚く月。どうやらリシェルはこの青年――グレンの護衛らしい。
ついでにいえば、グレンはマフィアが管理するハリディ王国の三大マフィアの一つ、アークライトの跡継ぎらしくて……?
「き、危険すぎない……?」
こんな場所にはいたくない!
そう思うリシェルこと月だったが、グレンはリシェルのことが好きすぎるらしく、これっぽっちも逃がしてくれない。
「俺は、リシェルさえいればいいよ」
ヤンデレ気味のマフィアの跡取り息子に愛されて、逃げることが出来そうにないんですけれど!?
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、小説家になろう(全年齢版)
◆思い付きで始めたお話です。更新は気ままにマイペースに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 20:00:00
7159文字
会話率:41%
実母亡き後、父が迎え入れた後妻とその娘(義姉)により虐げられてきた子爵令嬢セレサ。
そんな彼女はある日買い出しに出向いた城下町で、偶然魔法使いメルを助ける。
メルはセレサに感謝し、王宮で開かれる次の夜会にお姫様のような恰好で参加させてくれる
と誓った。
そして、美しい格好で参加したセレサは王子に一目惚れされる。
だけど、この魔法にはとある欠点があった。それは――十二時の鐘が鳴る前に王宮の敷地から出ないと、発情してしまうというもので……。
偶然助けた魔法使いに一目惚れしてしまった子爵令嬢が、魔法使い(公爵)と結ばれようと必死にがんばるお話
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 14:22:56
2608文字
会話率:22%
カイラスは四人の子を育てる男やもめ。彼は貧しい母国北國を出て、裕福な宗国で出稼ぎ労働をしていた。そんなある日、カイラスの元に王の使いだという近衛騎士がやってきた。「荷運びの賃金の約十倍の額を出すから、王宮で働かないか」と提案する近衛騎士を訝
しみながらも、母国で待つ子ども達のためにも少しでも金が欲しいカイラスは、近衛騎士の提案に頷いてしまう。
カイラスの王宮での仕事とは、なんと男色家の王の夜伽の相手をするというとんでもないものだった──。
・苦労人の美形おっさん(37歳)攻め✖️僕っ子可愛い系王様(25歳)受け
・攻め視点
・攻めは子持ちでノンケ。受けはごりごりの同性愛者。
攻めは若い頃、生活苦で男娼をやった経験有。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 22:00:00
13092文字
会話率:52%
αばかりの家に生まれたΩの流果は、両親から虐待され続け感情や表情・痛覚を失った挙句、相手の香りが分からない、妊娠ができない、「欠陥品のΩ」になってしまう。その後、施設に引き取られ両親と離れてからも、学校で虐めに遭っていた流果は、ある夏の日、
いじめの加害者達にプールに沈められる。もう生きたくないと願った流果だったが、目を覚ました先は死後の世界ではなく、獣人が暮らし魔法が使える異世界だった。そこでも差別され行き場を失った流果の目の前に現れたのは、流果を『運命の番』と呼ぶ、黄金の髪と瞳を持つ獅子の獣人の王、リヒトだった。
感情や表情を失った流果は、リヒトに出会い、少しずつそれらを取り戻していく。
※予告なく暴力・性的な描写が入ります。
※虐待・いじめ・差別等の場面で心的負荷を与える恐れのある表現を多々含みます。
苦手な方、ストレス反応を引き起こす恐れのある方は閲覧をお控え下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 19:00:00
168611文字
会話率:50%
とある理由から両親に捨てられ、妖精王ハーレクインに育てられるという異色の経歴を持つ、元侯爵令息フェリシア。
魔力を持ちながら、平民として生きることを余儀なくされたフェリシアは、本人無自覚の珍しい魔法と豊富な薬草知識を駆使して薬屋を営みながら
、優しい村人達と心穏やかに生活していた。
そんなある日、深傷を負った幼竜を保護し、怪我が治るまで家に置くことにするが…。
「お前は俺の運命…。諦めて俺と共に来い」
「いや、丁重にお断りしたいんすけど」
助けた幼竜が実は王子サマで、俺が運命の番とかあり得ないでしょ!?
訳あり王子✕元侯爵令息
※男性妊娠表現が含まれます※
※5/27 序章を大幅に加筆修正しました
※5/30 優しさとはこれ如何にを加筆修正しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 02:50:13
9720文字
会話率:36%
良いとこの生まれの高身長爆乳金髪ツインテール騎士様が、身分も年齢も不釣り合いな中年魔術師との医療行為セックスにドハマリしてしまうお話。
治療完了後の完堕ち交尾もあります。
リクエストで書きました。
最終更新:2022-07-14 19:00:00
32369文字
会話率:47%
明らかに高貴な出自なのに素性を隠している不穏な美幼女剣士ちゃんが無事いいところのお嬢様と発覚したので、宿屋のスケベオヤジが本気孕ませ交尾をキめて婚姻契約を結んでしまうお話。
『ワケあり銀髪ロリ令嬢剣士と秘密の愛人契約』(https://no
vel18.syosetu.com/n8055hd/)の完結編です。
pixivリクエストで書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 19:00:00
39116文字
会話率:43%
明らかに高貴な出自なのに素性を隠している不穏な美幼女剣士ちゃんが宿屋のスケベオヤジの愛人になって、えっちな衣装を着させられたりイメージプレイに付き合わされたりするお話。
『ワケあり銀髪ロリ令嬢剣士と秘密の愛人契約』の後日談です。
pixiv
リクエストで書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 19:00:00
24433文字
会話率:46%
『身分を問わず、魔力の相性が良い相手と婚姻すべし』
少子高齢化の進む魔術社会でそんな法律が出来る。それは『相性結婚』と俗世では呼称された。
これは法律に巻き込まれた、薬術が得意な少女の物語——
——の続き。
前作『薬術の魔女
の結婚事情』
https://ncode.syosetu.com/n0055he/
を読むと、より楽しめると思われます。
無論、読んでなくとも楽しめるよう、尽力しております。
——
×以下 あらすじ×
××
王家を中心に複数の貴族家で構成されたこの国は、魔獣の襲来などはあるものの隣国と比べ平和が続いていた。
特出した育児制度も無く労働力は魔術や魔道具で補えるので子を増やす必要が少なく、独り身を好む者が増え緩やかに出生率が下がり少子高齢化が進んでいた。
それを危惧した政府は『相性結婚』なる制度を作り上げる。
また、強い魔力を血筋に取り込むような婚姻を繰り返す事により、魔力の質が低下する懸念があった。その為、強い血のかけあわせよりも相性という概念での組み合わせの方が、より質の高い魔力を持つ子供の出生に繋がると考えられたのだ。
しかし、魔力の相性がいいと性格の相性が良くない事が多く、出生率は対して上がらずに離婚率をあげる結果となり、法律の撤廃が行われようとしている間際であった。
薬作りが得意な少女、通称『薬術の魔女』は、エリート学校『魔術アカデミー』の薬学コース生だった。
第四学年になった秋に、15歳になると検討が始まる『相性結婚』の通知が届き、宮廷で魔術師をしているらしい男と婚約する事になった。
顔合わせで会ったその日に、「鞍替えしても良い」「制度は虫よけ程度にしか使うつもりがない」と言われ、おまけになんだかただの宮廷魔術師でもなさそうだった。
それから3年、二人は少しずつ交流をした。その結果、二人の距離は縮まり制度の通りに結婚する事になったのだ。
これは、薬術の魔女と呼ばれる薬以外にほとんど興味のない(無自覚)女と、何でもできるが周囲から認められず性格が歪んでしまった魔術師の男が制度によって結婚し、初夜を終えるまでのお話。
××
注意!
この作品は『初夜ネタってだけで3万字書いてみるか』と思い至った結果作られた作品です。
結果、10万字行きました。どこから増えた残りの文字数。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 00:40:04
109557文字
会話率:47%
【最終話まで予約投稿済み。全19話。毎日6時投稿】騎士養成学校に通う商家の次男シリルは、侯爵家長男エディフェルドに片想いをしていた。しかしながら、身分も容姿も才能も不釣り合いであると自覚しているシリルは、自分の気持ちを伝えるつもりはない。
ある日の昼食時、誕生日を間近に控えたエディフェルドが「恋人に『誕生日おめでとう、この先ずっとそばにいる』と言ってほしいかな」と発言したことで、彼の周囲は騒がしくなる。
エディフェルドの恋人になりたい生徒たちを横目に、シリルは「そろそろ、この気持ちに踏ん切りをつけなくては」と考えるようになった。
ところが、エディフェルドは恋人を作る素振りを見せることなく、連日シリルの部屋へと訪れる。
彼を追い返そうとするシリルに、エディフェルドは告げた。「恋人がほしいと言った僕がどうして毎日ここに来ているのか、いい加減、気付いてくれないかな」と。 *アルファポリス様にも掲載 *誤字報告ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 06:00:00
54508文字
会話率:25%
暑い夏の日、避暑地の別荘。裏庭のテラスで、ひとつのアイスを一緒に食べる。溶けたアイスを舐めながら、お互いの体を弄って。/結婚の決まったお嬢さまと、それでもずるずると関係を続ける執事の話。
最終更新:2022-07-06 00:18:45
7671文字
会話率:28%