舞台は中世ファンタジーの世界。
魔物狩りを生業にしている魔術師の青年ミュジーロは、狩人として依頼先に向かう途中で、血塗れで意識のない美少年を拾う。
目覚めた少年は一切の記憶を失っていた。
名前もわからない少年の保護者を探すため、ミュジーロ
は彼を魔物退治に同行させることにしたが、目を離した隙に少年は何者かに拐われてしまう。
ミュジーロは少年を取り戻すため、そして少年の正体を知るため、魔物が潜む村へ向かう。
魔物に対する憎しみを抱えるミュジーロと、魔物を強化する血を持つ少年。
相容れないはずの二人が出会い、心を通い合わせていく話。
CP固定(吸血鬼×狩人)
※攻めの別人格との絡みがあります。
攻めは初登場時12歳。序盤にエロはありません。
第二部以降はR15描写あり。攻は17歳頃まで成長します。
モブ以外の女性が登場しますが、主役CPが恋愛感情を抱く描写はありません。
純愛路線をベースに、結末はハッピーエンドにします。
地雷注意→攻め(幼少期)の女装シーン、別人格とのR18描写(挿入なし)、微グロ程度の流血・戦闘描写。
この要素は存在しません→リバ、モブレ等の第三者による挿入描写、NTR等の略奪要素、女性との婚姻歴、男性との交際歴。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 08:05:20
500473文字
会話率:31%
女子高生の優香は風紀委員長とあだ名されていた。父が警察官僚であり、彼女はそれを盾に非行少女狩りをしていた。標的にされた非行グループのボスである京実は部下で彼女と同じ学校にいる怜に彼女の攻略を指示する。怜は『非行グループを抜けたいので助けて欲
しい』と彼女に持ちかけ、それをきっかけに彼女と親しくなり、次第に彼女を自分に引きつけてゆく。いつしか彼女は怜のペットにされ、怜の命令なら何でもするようになる。だが、優香の運命はそこから更に転がり落ちてゆくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 11:44:45
156181文字
会話率:34%
題目通り、童貞狩りが趣味だったデカパイロリ巨乳銀髪美少女・瑞羽ちゃんが近所のエロガキに犯されてモノになるだけの話。
pixiv:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21677916
ハーメルン:h
ttps://syosetu.org/novel/338483/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 21:58:12
7481文字
会話率:43%
男に抱かれ、孕み、仔を産むこと。それがこの施設に収容された少女エルフたちの務めだ。
ここは「エルフ保護センター」。今や絶滅寸前となったエルフの、保護と繁殖を目的とした施設である。
エルフの子宮は国家が管理する稀少な出産資源。少女たちは自身に
課せられた妊娠義務を果たすため、同族の少年たちに膣穴を差し出し、エルフの繁殖に精励するのだ。
帝都の裏町に隠れ住んでいたエルフの孤児・ルルは、「エルフ狩り」に捕り、その施設に送られてしまう――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 00:00:00
132223文字
会話率:37%
下組 (しもぐん) の中 (なか) に久方ぶりに帰って来た史帆さん。 帰省の理由は留守にしている間にご両親が相次いで他界されたからだ。
生まれ育った家が朽ちるのだけは何としても防ぎたいと後継者のつもりで改築を兼ね、ついでのことに徹さん
の親戚筋に当たり男の子を一時預かるために帰って来られてたんです。
入谷村は周囲を高い山々に囲まれ日の出は遅く9時近くにならないと太陽が山上に顔を出さず、日の入りとなると冬場は15時を回る頃にはもう太陽は山の彼方に沈んでしまいます。 こうなると一日の仕事をこなすには暗いうちに起き出して野良に出て働かねばならず、仕事終わりは日もどっぷりと落ち手探りで農作業にいそしまなければならないほどでした。
楽しみと言えば人と人との交わり、つまり足入れ、それが古から面々と受け継がれてきた入谷村の人々が編み出した鬱にならないための娯楽を兼ねた施術であり淫習でした。
中 (なか) 家に越してきた男の子は思春期に入り性衝動は活発化しており村に入った直後にもうそういった空気を感じていたようで部屋で独り居らせると決まって棹を弄っていてそれがまた史帆さんをしてこの後過去にも増してオトコ狩りに駆り立てることになるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 05:00:00
2865文字
会話率:28%
訪問販売員の業務を純粋に全うしようとすれば広く浅く訪問し新規に開拓し顧客数を増やさなければならないものを史帆さん、若い漢を相手にオ〇ンコを使いたいがために人が流してくれた情報の中からコレという人物を選び出し性行為してもらいたいだけのために
家政婦のような真似事まで始めちゃったんです。
しかも欲深と言おうかなんと言おうか、複数の顧客相手に忙しく立ち回りながら家事と締め込みを同時にこなすようなことをやり始めちゃったんです。
それはもう母親が息子の友達を家に招きいけないことを仕込むそれに似て相手にとっては性的虐待とも取れるほどの精液の搾取をちゃんと有料契約を交わしたうえで行ってるようなんです。
それでいてちゃっかり別のちゃんとした奥様のいらっしゃるご家庭にも訪問し、奥様の御許可を得てあの極秘情報ともとれる写真を撮影し流出させご主人の、ひいては奥様の背徳行為を煽ったりしてるんです。
それは入谷村にいた時に培った性行為こそが苦しみを和らげてくれるということに基づく夫婦交換と覗き見を併せ持つようなことを売りにする営業方法でした。
この営業法を用いたところ地味な、如何にもごくごく普通のそこら辺にいる人妻さん風の服装をしなくてもよくなった点が良かったようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 05:00:00
2855文字
会話率:0%
自殺志願者のゲルトは死に場所を求めて最後の旅をしていた。
辿り着いたのは魔女狩りの歴史だけが残る名前の無い廃村。
人が居ない筈の場所で、ゲルトはある男と出会い廃城に招かれる。
●
攻め視点
スカイクラッド・SUB(完結)
https:
//novel18.syosetu.com/n6630iq/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 23:51:21
11232文字
会話率:27%
誰にも理解されなかったスキル:サーモスタット。
放り出された後、徐々にできることが増えていくと……やはり女を抱きたくなる。狩りに、女に、冒険に、異世界を満喫する性活を描く。
2022/12/17 1話 投稿開始しました。
最終更新:2024-02-05 18:00:00
221776文字
会話率:50%
魔導新暦1972年、急激な食糧難に陥っていた世界、ユグドラシルでは突如として現れた謎の生命体、魔獣天使(アルシエル)が世界に蔓延っていた。
ユグドラシル三大国家の一つ大日本連合(だいひのもとれんごう)は魔獣天使に対抗する為の兵器、狩猟龍機
(ククルカン)を開発しこれに対抗。狩った魔獣天使の肉を喰らうことで食糧難を逃れたのだった。
大日本連合の沖縄区の那覇市に住む少年、神羅(しんら)薙叉(なぎさ)は、狩猟龍機(ククルカン)の操縦者(イェーガー)を目指しているが、父親に猛反対され鬱屈した日々を送っていた。そんなある日、夜のジョギングの最中に浜辺で踊る美しい少女、尹(ユン)飛美(フェイメイ)と出会う。彼女と過ごす内に二人は恋に落ちる。
そんな中、大日本に大型の魔獣天使が接近し!?
新訳人魚姫伝説、完全フルリメイク。
美しき人魚(セイレーン)と美しき狩人(ヴァルキュリア)の二人の運命が交錯する純愛ラブストーリー開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 11:48:34
4656文字
会話率:47%
人類が吸血鬼【ヴァンパイア】に蹂躙され家畜か奴隷にされ、生き延びた人類が『シェルター』とよばれる地下都市に逃げ延びた世界。
幼き頃に姉を目の前で陵辱され殺された10歳の少年 クロエ•アシュリーは吸血鬼に復讐を誓い、自身と親友が開発した人体
強化外骨格『人狼装甲【ウルフガイユニット】』を纏い吸血鬼狩りをする地上で日々を行なっていた。
そんな中、かつて自分を救ってくれた少女 ヨルハと再会する。しかし、彼女もまた自身が最も憎む存在 吸血鬼だった。
「ヴァルキュリア零 -Valkyrje Zero- 」に続くSFダークファンタジー第2弾が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-17 11:11:23
3097文字
会話率:31%
冒険者達は己の使命の為、名声の為、金の為、復讐の為、モンスターを狩り続ける。
しかしモンスター達も自身の生命の危機にじっとはしていない。
襲い掛かってくる者には死を、繁殖を、捕食を。
モンスターを狩る冒険者もいれば、狩られる冒険者も
存在する。
そんな冒険者の宿命。冒険者の末路。
「ん゛ほぉぉぉ♡♡♡ また逝゛っちゃう♡♡♡ 卵巣ツンツンされて♡ 逝゛ぐぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡」とか最初人の言語喋ってたのに「ひ゛き゛い゛い゛い゛い゛い゛♡♡♡♡♡♡」とか「♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛♡゛」とか遂に言語放棄し始めた所為で喘ぎ声のレパートリーに苦戦中。
モンスターにエチエチされる話。だいたい全話何かしらのエチエチしてます。
オークのチ〇ポで犯されるとか、そっち系じゃなくて産卵させられたり、体内器官の一部にされたり、媚毒で狂わされたりする系のエチエチ。
ひたすらイキ狂う女の子が好きな方は是非! 苦手な人も性癖変わると思うから見てって。
ぼちぼち更新していきます。ブクマと評価よろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 00:00:00
155396文字
会話率:34%
見た目はかよわいウサギ系、だが内面は肉食女子のソフィア。騎士団の事務職に転職して、恋人にフラレた弱気そうな騎士オーリオに目をつけた。
さぁ、狩りの始まりだ……舌なめずりして彼を堕とすために動き始めたソフィアだが、世の中そんなにうまい話はナイ
わけで。
肉食女子(26才、騎士団事務員)× 弱気騎士(29才)の恋物語。
★特に大きな事件も事故もなく、あっさりしたラブコメです。始めは女性が攻めますが、後に逆転。
★過去作「チャラ男騎士には堕ちたくないの」、「くそマジメ騎士に堕ちちゃうなんて」とシリーズですが、この作品だけで読めます。
★避妊や性感染症の予防については、ご都合主義で問題なくできているとお考え下さい。
★3ヶ月ぶりの投稿、リハビリ作です。さらっと暇つぶしにどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 23:51:56
15387文字
会話率:35%
(双子トカゲ獣人×人間ヒロイン) ダナは父と夫の三人で狩りに出た森の奥で大きなトカゲ獣人に襲われた。一人逃がされたダナが夜明けを待って戻ると、二人は無残な遺体になっていた。復讐を誓って旅立つが、うまく進まない。倒れたところを小柄なトカゲ獣人
に攫われてしまった。巣にはトカゲがもう一人。双子のトカゲの片方はやたら付きまとい、片方は敵意むき出し。お互いを知らず言葉も通じない人間とトカゲ獣人は、三人で過ごすうちに少しずつ馴染んでいく。ダナの復讐と三人の関係の先は――
※トカゲ獣人は二足歩行のトカゲです。文明がないのでとてもトカゲです。
pixivにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 22:18:49
46799文字
会話率:25%
12/25「螺旋状の未来」追加。魔人の一種である淫魔の母親から生まれたディランは、この人の世の裏側にあるという魔人の世界の森へ足を踏み入れた。そこでまだ人を食ったことのない子どもの人食いの魔人、ギルと仲良くなり、一緒に暮らし始める。力を合わ
せて狩りをし成長していくふたりだったが、ある時人の世への<道>が再びつながった。いったんは戻ったものの、ディランは魔人の世界でギルと生きていくことを決める。ギル×ディラン。人外×人外。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 20:46:34
55177文字
会話率:25%
男の娘がUFOに捕まり、女の子にされて連れ去られ、嫁にされるだけの話です。
pixivにも転載しています。
最終更新:2023-12-24 22:59:02
6723文字
会話率:53%
◆◇カタブツ異端審問官×一途な砂漠の魔女(♂)◇◆
《あらすじ》
束の間の自由を手に入れるため、故郷アシュモールを逃れてダイラに密航した魔女マタルと、審問官ホラス。ある事件の最中に二人は出会い、手を組んだ。ホラスの幼馴染み・マギーを奪っ
た20年前の魔女狩り──その実行犯を狩るために。
7年の歳月を共に過ごし、身体だけの関係を続けながら、狂おしいまでの思慕を募らせてゆくマタルと、気付かぬふりをするホラス。
「お前が羨ましいよ、マタル」小さくため息をつく。「お前と同じくらい、俺も……自分のことを信じられたらいいんだが」
すると、マタルはそっと微笑んだ。
「あなたはそのままでいい」彼は言った。「あなたの分まで、俺があなたを信じるから」
いまようやく黒幕の正体に迫ろうとする彼らの前に、王都で発生した失踪事件が立ちはだかる。行方不明となった貴族の娘──彼女は魔女に変異していた。少女は自ら姿を消したのか? 彼女を狙う者の正体は?
謎を追うほどに、深まってゆく過去との共通点と陰謀の影──そして、無視できないほどに燃え上がる思い。
そんななか、新生エイルにはマタルの命を狙う刺客が現われ、ヴェルギルに助けを請う。
「〈呪い〉が生まれようとしているのです」
次第に浮き彫りになってゆく現実に打ちのめされながらも、真実を追い求めるマタルとホラスに、忍び寄る〈呪い〉の宿命。命を懸けて運命に抗うふたりがたどり着く先とは──!?
『腥血と遠吠え』に続く、ダークファンタジーBL《日月の歌語り》シリーズ第2巻。
一作目はこちら→https://novel18.syosetu.com/n3285io/
※『腥血と遠吠え』のクヴァルドとヴェルギルのリバがあります。お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 22:44:05
218352文字
会話率:43%
アングラ系賞金首狩りギルドでAランクになった僕は、ある日前世の記憶を思い出し、ハッピー隠居生活をはじめた。 しかし、ひょんなことから、魔王討伐を目指す勇者パーティーに入ることになってしまう。 まあ、仕方あるまい、やれることをやろう、と決意
した僕は、しかし、とんでもないものを目にした。 僕以外のパーティーの目が、キラキラしていたのだ。 彼らは夢と理想と希望を信条に生きていた。 ──そう、彼らは陽キャだったのだ! 波乱万丈な旅のはじまりに、僕は誓った。 あ、本業隠そう……と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 22:19:43
33136文字
会話率:13%
ド淫乱淫魔のアーネは、男狩りが趣味である。ある日、魔王城の訓練場で美味しそうな男達を観察していると、警備隊隊長のリザードマン・ヴィッレに捕まった。訓練場から放り出されたアーネは、ヴィッレを喰おうと決意する。
リザードマン✕淫魔。
※♡喘
ぎ、イラマチオ、嘔吐、鼻から精液、男性妊娠、産卵、お漏らし、潮吹き、ヘミペニス、前立腺責め、結腸責め、フィスト、ピアッシング注意。
※アルファポリスさんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 03:48:18
9301文字
会話率:66%
自他共に認めるクソビッチのシオンに、朝起きたらまんこがついていた。これは男2人を同時に食うしかないと、シオンは馴染みのバーへと向かった。
幼馴染親子✕クソビッチふたなり。
※ふたなり受けです。親子丼3Pです。
※アルファポリスさんでも公
開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 22:53:31
9390文字
会話率:66%
「友達と木苺狩りと夏祭り」の続編です。
オリバーの誕生日に向けて、エルグランドが頑張るお話。
※アルファポリスさんでも公開しております。エロなしです。
最終更新:2022-09-09 02:37:20
6049文字
会話率:60%
不死者の僕が、不死者狩りの青年の手で何度も終焉を迎えながら返り討っていたある日、ある街で告白されて気まぐれに付き合う。僕は肉体があればいいと誤解していた。でも、大切なのは中身だと気づいてしまう。※グロテスクな描写及び屍姦描写を含みます。攻
め視点でBLの性描写があります。あらすじやキーワードに苦手な要素がある方は回避願います。またこの作品は、春森夢花様主催の「闇BL企画」の参加作品です。宜しければご覧下さいませ!(他サイトにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 21:12:07
11132文字
会話率:30%
ぜんまい族のキルト(猫型)とまったりしていた俺(主人公のジェイス)は、第二王子のアルマ殿下の呼び出しにより、王宮に行く。お互い次男であり、兄がいるが、兄弟関係は雲泥の差だ。そこでとある依頼を受ける。弱みを握られているのは辛いものがある――
そんなお話です。※一日一話程度更新予定です。アルファポリス様からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 00:13:21
13410文字
会話率:56%
ある冒険者に恋をしたミミックは、ダンジョンから人間の姿をして抜け出しその男ウィラと暮し始める。
ある日気付くと、歩くことが出来なくなってしまっていた。
魔物狩りの遠征から帰ってきた男に事情を話すと、何故か逃げ出せないことを確認され、唇
を奪われる。
自分の正体をバラしてしまおう…………。
冒険者✕ミミック
思うままに書いておりますので、どなたかの地雷に触れているかもしれません。ご留意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 17:41:13
37252文字
会話率:17%
『夜の闇にはヒトならざる者が住む。
二足で立ち上がり、火を使い、ヒトはいつしか狩られることを忘れた。しかしヒトは生態系の頂点に立ったわけではない。平安時代の書物には『最も恐ろしきは夜の闇。獣の如き牙で噛み付き血を啜る悪鬼あり』とあ
る。源平の世でも鬼を討った武士の話が多く描かれた。一説によると、防人は大陸より新たに渡ってくる鬼を討伐するために置かれたのだという。
彼等から逃れるため、ヒトは火の扱いを覚え、やがては電気を発明して夜の闇を灯りで滅した。科学が発展するにつれてヒトは夜闇への恐怖を忘れ、彼等は御伽噺の怪物に姿を変えた。
しかしそれは誤りである。この日記も世に出ることはなかろうが、もし読む者がいれば信じて欲しい。彼等は確かに存在している。この科学に溢れた現代でも彼等は確かにヒトの血を啜っているのだ。
もう私は長くないだろう。知りすぎた者を追ってくるのは彼等だけではない。それを伝えようとしているならば尚更だ。
発祥地とされる欧州に始まり、世界中に散らばる彼等の呼び名は国々で違うが日本ではこう呼ばれている。
血を吸う悪鬼……吸血鬼と──』
これは古い古い吸血鬼の物語。
ヒトである記憶を持たない始祖であるその男の名はレイ。数千年の長い生涯、人間達の営みによって目まぐるしく変わる世界で吸血鬼の生き方も変わってきた。
しかし彼は生き方を変えない。腹が減れば狩りに出て、女を襲い、犯し、生き血を貪る。
これはそんな一人の吸血鬼の生き様を描いた、信じるも信じないも、恐れるも憧れるも嫌悪するも全て貴方次第の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 20:22:38
67452文字
会話率:42%
魔女狩りに遭っていた少女を匿ったことをきっかけに、二人の逃避行ははじまった。
彼の名はリオン・ハナガタ。料理店を営んでいるが、育ての親が魔女という理由によって明日の食材の目処さえたたない状況。
そこへ逃げ込んだ少女ルリノア。彼女は誤
認で追われているのではなく、正真正銘の魔女(魔法使いの女)だった。
養母の窮地になにもできず、いまだになにもしていないことを悔いているリオンは、突発的に彼女を匿ってしまう。
追い詰められた彼と彼女が生きていくには、教会の手が及ばない辺境の地のさらに奥、開拓地へ向かうしかない。
そうして二人が辿り着いた奇妙な安住の地には、なぜか追われる魔女が逃げ込むようになり、その数は次第に増えていく。
いつしかリオンは、魔女ハーレムの王——魔王と呼ばれるようになるのだった。
※はじめの数話はやや暗いです。
※ですが鬱な展開はありません。
※無断転載ダメ絶対!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 23:01:29
130991文字
会話率:39%