何度目だろうか、そう少女は考える。喉はかれ、既に悲鳴も上がらず嗚咽を漏らすのみに留まる。
何度目だろうか、少女はソレを見上げる。ソレはまるで自由の女神を彷彿とさせた。
何度目だろうか、少女はまた、金属臭い液体に顔を沈める。
何時からだった
か、声があげられないのではなく、あげなくなったのは。
何時からだったか、自分から何かを口にしなくなったのは。
何時からだったか、目の前のソレを、こうも可哀想に感じるのは。
何時だったか、最後に本を読んだのは。
何時だったか、最後に彼に会ったのは。
何時だったか、最後に彼と約束したのは。
楽しかったね
―――うん、本当に―――
また遊ぼうね
―――もう無理なの―――
どうして?
―――どうしても―――
教えてくれないの?
―――うん、言えないの―――
どうしても?
―――どうしても―――
いやだ、また遊ぼう
―――だから、無理なの―――
いやだ、理由を教えて
―――・・・―――
言えないなら、待ってる
―――無理だよ―――
待ってる
―――絶対来れないよ?―――
なら、探しに行く
―――え…?―――
ぜったい、みつけるから
―――えっと…―――
そしたら、一緒に遊ぼう?
―――うん…うん―――
ぜったい
―――ぜったい―――
☆☆☆☆☆☆
「…チッ」
足元に転がるゴミを見て、もう動かないことを確認する。とはいってもしぶとい奴だ、死んではいないのだろう。スマホで時間を確認すると始業の時間まであと3分、いくら頑張って走っても間に合わないだろう。
「……まあた説教か」
毎日毎日コリもせず説教かましてくる新任教師の担任を思い浮かべて億劫になる。
「はあ、少しはマシにならねえのかね」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作者の文才の乏しさを少しでもマシにするために書き始めた練習用ストーリーです。
人称変えたりして試行錯誤する事があるかもしれません。
偶に思いつくエロを入れる為にミッドナイトですが期待しないでください、初っ端でぶち込みましたがその程度です。
設定やらストーリーやらは何のメモもプロットもない思い付きで進んでいきます。大まかなキャラ設定以外何も決まってません。このあらすじにすら意味がないかもしれません。そんな話ですが読んでいただいたりコメントしていただけると幸いです。
とりあえずは目下テンプレのクラス転移です、どうぞよろしく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 00:00:00
15231文字
会話率:57%
立原翼はもう三十九歳で、息子の雄也もも十六歳。もう、自分は恋愛とは縁がないだろう……と思っていたけれど、突然息子の友達に「おじさんって女性に興味がないんですか?」と声をかけられて、どう答えたらいいのか分からず……。
こちらの作品は、冬原あや
のHP(http://sweety.vivian.jp/mpc/)でも掲載する予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-29 08:22:44
18507文字
会話率:43%
名門αの家、ただ一人の跡継ぎの俺にかかる期待が煩わしくて、俺は留学していた。ある日、帰国を促す電話が母からかかってきた。とにかく帰国して従弟(Ω)と同じ学校に編入してほしいと。俺の自由な時間が終わる前に、足元を固める必要がある。俺は帰国す
ることにした。
帰国したが、今、母(男性体Ω)に泣き付かれている・・・。どうやら従弟(Ω)に何かあったらしい。母は本人に聞くようにとしか言わない。東峰学園の編入試験は無事に通った。学園で従弟に直接会って話を聞くしかないだろう・・・。
東峰学園、会計Ωの制度を立ち上げた初代のお話です。そして、藤の宮主人公の父親のお話にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-23 02:36:13
11792文字
会話率:69%
出会いは五年前。
オープンキャンパスに参加していた女子高生に心奪われた伊達輝臣。
二度と会う事はないだろうと思っていたその少女と半年後に偶然の再会を果たす。
更に二か月後、三度目の再会を果たし、その少女に運命を感じてしまった。
伊達は身近な
存在となったその少女・結城薫に手を出すこともできず、悶々とする日々を過ごす。
月日は流れ、四年生となった彼女は就職が決まらず焦っていた。
伊達はその焦りに漬け込み提案した。
「俺のところに永久就職しないか?」
伊達のその言葉に薫の心は揺れ動く。
何故なら、薫も初めて会った時から伊達に好意を寄せていたから…。
二人の思い辿り着く先にあるのは永遠の楽園か?
それとも煉獄の炎か?
一回りも年下の教え子に心奪われた准教授とその彼に心も体も奪われ快楽を植え付けられていく女子大生のお話
ととりとわさま主催『悶えるおっさん企画』参加作品
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 22:00:00
62829文字
会話率:43%
探偵事務所で働く百目木のもとにレンタル彼氏の依頼が舞い込んだ。四十路のくたびれたおっさんとデートしたいとかありえないだろうといぶかしみながら待ち合わせ場所に向かうが現れたのは二十代のイケメンで、ますます意味が分からないと依頼人を不審に思う。
もしや詐欺ではないかと……。Hなシーンがあるページには※印が付きます。苦手な方はお気を付け下さい。「サンタさんにプレゼント貰っちゃいました」の幸汰の職場のおっさんの話です。幸汰は通行人Aくらいな感じで登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 22:00:00
26988文字
会話率:34%
高橋むつみは登山中に遭難し、ある集落を発見する。どうか寝る場所を借りられないだろうか、とむつみは交渉を持ちかけるが......
最終更新:2016-03-29 01:46:19
756文字
会話率:0%
「興味がないのだよ、私は淫らなことにしか。それも飛びっきりのね! さあ紅茶でも飲みながら聞かせてもらおうじゃないか、淑女の妄想とやらを。おっと、かいつばんじゃいけないよ。いつだって詳細が大切だ。実践? もちろんするに決まっているじゃないか。
何を考えているんだ。終わるまでこの部屋を出ていいはずがないだろう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 16:00:00
12038文字
会話率:56%
――この世には数多の世界が存在している。
この世と言うモノ自体酷く曖昧な定理だ。そして、人々は気がつかない。
例えば現在ある世界の星【地球】を支配している彼らは、きっと自らが最も優れた生物だと根幹的に考えているのだろう。
無論、その
数多の世界全ての星の支配者達がそうだ。
自らが最も優れた者達であり、その絶対性を信じて疑わない者達。
それが間違っているのは勿論なのだが、それを否定するべきかと問われれば否と答えるだろう。
何故ならばその星で生きている中で彼らは最も優れた者達なのだから。
彼らが外宇宙や平行世界へと移動することをしなければ、きっと彼らは最も優れた者達で居られるだろう。
だが外を知ってしまえばそれはありえない。
確か地球には【井の中の蛙、大海を知らず】と言う言葉があるらしい。
要するに井の中――地球の中では最強かもしれないが、外に出てみれば案外大したことが無いと言うことだ。
自己紹介が遅れたね。
俺の名前はヴァイス・ストルギア・フォン・シュヴァルツリッター。
え? そんな話をしているお前は井の中の蛙ではないのかって?
そう思ってしまうのも仕方がないだろう。
でも俺に限ってそれは無い。
何故ならば、無を作り上げた有にして有に生まれた無。
要するに概念と言うものだからね。
何も無い世界の最初の一点を作り上げた人物と考えてもらって構わないよ。
そんな矛盾した概念である俺は、世界の創造主として見てもらっても構わない。
でも神は嫌だ。
神とは最高位だと思われているかもしれないけれど、それは過ちだからだ。
王こそが至高。
神は人の存在が無ければ存在すら出来ない無能。
しかし王は人の存在が無くとも頂点に立っている有能。
王なのだから収める国が無ければならないから別に変わらないって?
違う。断じて違う。
何故ならば王は存在しているが、神は存在していないからだ。
纏めてしまうと低レベルな考えかもしれないけれど、実際俺はずっとこの考えを持ち続けてきた。
生まれてから人類が発展するまでの無限に等しい平行世界を含めて全てを。
だからこそ俺は、見てしかいない。
実際に触れてみることにしたんだ。
異界の、それこそ創造主の登場にどのような反応をするのか楽しみで仕方がない。
これは俺の、我がストルギア帝国の侵攻の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-28 23:52:46
2357文字
会話率:27%
俺は死んだ。
代わりに「女を言いなりに出来るチート能力」を得て異世界で転生した。
あとは好き放題に人生を満喫するしかないだろう、ははははは……
最終更新:2016-02-28 15:42:00
87581文字
会話率:29%
子供のころに一度は憧れたことのあるヒーロー。
男の子であるなら、いや女の子であっても!
誰しも心の中に憧れたヒーローの一人二人いるのではないだろうか。
これはヒーロー大好き歴十七年の男子高校生のお話。
波乱万丈で、古き良き、そして新しい
挑戦を盛り込んだヒーロー神話。
お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-18 02:37:43
78243文字
会話率:56%
「命を持たない、最初から動かない人形を作るなんて、実に簡単で魅力を感じないだろう」
創作人形専門の学園。
この学園では所謂美少女と呼ばれている女子生徒達が、毎週ひとりずつ行方不明になっていた。
E=mC^2掲載作品
最終更新:2016-01-14 19:34:42
12626文字
会話率:48%
私はどこにでも居る、ゲーム、それもネトゲにはまった女子高生。
ゲームそのものも好きだけど、でも、もう一つ私は人に言えない楽しみがある。
チャHだ。そこでは、私の歪みきった願望をかなえてくれる誰かが居る。
それは決してリアルでは満たされないだ
ろう欲求を、満足させてくれる。
―――そう、思っていた。
あの日、ゲームの中で声を掛けられた男に、そのゲームの中に引きずり込まれるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-06 09:12:48
12495文字
会話率:16%
“注”リョナ・グロ・死姦描写が含まれます。無理な方はスルーで願います
RPGをしていて思った事はないだろうか?
開発の調整ミスによってゴミとかしている伝説のアイテムをリプレイス。
人気なのに絶対に仲間にならないキャラクターの仲間フラグ。
ステータスを弄っての無敵。
そして――――
感動の場面を無茶苦茶にして、ヒロインをレイプ。
理不尽イベントに対して鬼畜でもっての仕返し。
クリエイトボックスとはそういう願望を叶える素敵なシステムである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-05 00:00:00
44560文字
会話率:44%
銀髪碧眼ロリ巨乳。そんな男の願望を具現化したような美少女から、ある日突然声をかけられた。そしてこんなことを頼まれた。
「開脚前転を成功させたいから、体が柔らかくなる方法を教えて?」
と。
銀髪碧眼ロリ巨乳からそんなことを頼まれたら、教えるフ
リをしてエロいイタズラをするしかないだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-30 17:00:00
154615文字
会話率:23%
姉の影響でBLが好きになった小鳥遊君(平凡な容姿)。
そんな彼は、全寮制の男子高校に入学した。
『BLの小説あるいは漫画みたいに、男同士の妖しい関係はあまり期待できないだろう』と彼は、そんなことを思いながらもそれなりに暮らしていた。
だ
が、五月下旬。
髪の毛はボサボサ、前髪は長く、古風な黒淵メガネを掛けた転校生がやってきて、小鳥遊君と同室になった。
その日から、小鳥遊君の不幸がはじまった。
転校生は、小鳥遊君を巻き込んだ何かを企んでいる。
そんなある日、目を覚ますと小鳥遊君は金髪の美形に抱きしめられていて……。
小鳥遊君の不幸で、コメディなお話。
自サイト(本館)で完結したものです。
※注意※
予告なく、暴力表現、性的表現、強姦表現(未遂)が含まれる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-21 16:09:42
59272文字
会話率:29%
健全なる少年少女諸君。君たちは妄想に取りつかれた猿である。
知らず知らずのうちに下半身に手が伸びていたことは?
暇だからと自慰にふけったことは?
一度達したにも関わらず二度三度と同じ過ちを繰り返したことは?
――ないとはいえないだろう?
だがそれでいい。それでこそ健全なる少年少女であるというものだ。
君たちに画像や動画などといった大層なオカズは必要ない。ただ己が頭の中にそれぞれが欲してやまない薔薇色の光景を具現化して、ピンク色の欲望を発散するのだ。願望――とは少し違う。まるで自分自身が脚本家になったかのように、あくまで空想の物語を頭の中で紡ぐのだ。
妄想。素晴らしい人間の英知ではないか。
さあ、健全な少年少女諸君。君たちもモウソウニストの扉を開こう――。
(※あらすじと内容はあまり関係ない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-22 01:24:50
10168文字
会話率:32%
復讐心
誰もがその感情を持ったことはあるだろう。
正常な人間は、その復讐心を思いこそするが、実行しようとは思わないだろう。
リミッターが振り切った人間は、心に抱いた復讐心を思う存分爆発させるだろう。
この物語りは、数多くの人間が一度
は抱いたことのある復讐心を代弁したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 21:09:33
891文字
会話率:19%
誰も知り合いのいない高校で、君を見つけた。
君の回りだけが光が射すようにキラキラと輝いて見えた。
今でも、あの時の光景は色褪せる事なく時間が経つほどに、
より一層鮮やかになっていく。
例え君と話す事がこの先無くても…。
例え君の温も
りを感じる事が出来なくても…。
僕は君を忘れる事は出来ないだろう…。
あの一瞬で僕の心は君だけに色をつけたのだから…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 23:13:29
3708文字
会話率:13%
私。と男。
私の事好き?
聞いたところでこの質問に殆どの意味は
含まれないだろうなと、全て終わる頃に
私は気付くのだと思う。
この男とするキスは気持ちが悪い。
キスではなくただ
貪られているようで、、、
彼とキスしたい。
最終更新:2015-06-01 02:55:55
1220文字
会話率:0%
赤井夕子(あかいゆうこ)、二十歳。幼い頃からのあだ名は「赤いタコ」、略して「赤タコ」または「タコ」。その名前のせいではないだろうけど―― マ○コにタコの妖怪が寄生しちゃった娘さんの身も蓋もない話。 初出:2010年4月「2ちゃんねる エロパ
ロ&文章創作板 不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!スレ」 "http://3rd.geocities.jp/shamo0113/novels/a100504_octopus.html"ならびに"http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2971669"より転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 13:13:43
3283文字
会話率:44%