「夜伽相手を探してる。いくらなら買える?」
男装騎士の正装を纏っているアレクに声をかけてきたのは、セルフォード帝国皇帝レイジェルだった。レイジェルは諸外国に噂が広がるほど、『賢帝』で『氷の青薔薇』と呼ばれる誉れな異名と同時に、不能と不名
誉なことでも有名な独身だった。アレクは皇帝と関係を持つことを好機と捉え、とある目的の為に契約して夜伽係となる。
レイジェルは暗い過去を持ち、唯一の光であった婚約者を溺愛し続けていた。その婚約者は十五年前に失踪し、未だに行方が知れない。アレクが婚約者に似ていることから、身代わりとして求められた。レイジェルから蕩けるような愛撫を受け、簡単に絆されてしまう。
しかし、「勘違いするなよ」と釘を刺され、密かにレイジェルに一目惚れしていたアレクは無意識に深く傷つく。それでも皇帝の夜伽相手をしようと尽くし、レイジェルもまたそんなアレクの身体に溺れるが、その本性はヤンデレでドMだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 19:00:00
111748文字
会話率:41%
帝国が擁するダンジョン群生地には新たな英雄譚とされる2つのパーティーが存在する。1つは女性のみで構成された『セントグレア』、1つは3人というごく少数で構成された『禍断』。どちらも魔物の大氾濫を発端にして結成されたこのパーティーは、近年の冒険
者が金銭や名声を優先しがちな風潮の中で高潔な精神を貫き、困窮する人々や弱者を救うことを第一に掲げている。
帝国カイ地方中央都市ダグラスタ。
ダンジョンが生まれ移ろうこの地では、冒険者は栄光と共に生き、闇と共に消えていく。
※寝取られものです
※R-15、R-18の話にはタイトルにはそれぞれ「(♡)」「(❤)」が付きます
※完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 00:00:00
177638文字
会話率:30%
「娘よ、喜べ。この先代天帝の筆頭騎士であるこの俺が貴様の運命の相手とやらになってやろう」
「ええと、あの、あなたは一体……?」
一年の終わりに人に生きる箱庭を守るために屋敷におこもりしていた女の子が拾った猫はただの猫ではなかったのです、とい
うおはなし。
◇設定ミスがあったため、再投稿です。すみません……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 23:31:32
14755文字
会話率:27%
魔王を倒したが、その直後に勇者たちに裏切られて力のほとんどを奪われたラファイエットは追放先のスラム街で偶然一人の女を助ける。
その女の名はネモフィラ。帝都一の大人気娼婦だった。
彼女に気に入られたラファイエットはなし崩しに娼館の用心棒になる
。
これは舞い込むトラブルに対応しながら女の子たちとエチエチするだけの物語。
になるといいなぁ('Д')(シリアスがないとは言ってない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 07:20:00
3883文字
会話率:59%
フローレン王国の姫が隣国へ向かう花嫁道中、敵国である帝国軍の襲撃を受ける。側付きで護衛を務めるのは〝犬〟と呼ばれる、姫に盲目的なまでに忠実なメイド服姿の青年だった。道行を阻んだのは帝国最強の黒将軍。戦場で因縁のある二人は再び刃を交えるも、圧
倒的な力の前に犬は囚われの身となる。
■〝犬〟と呼ばれる名無しの護衛騎士が、フィジカル強めの狂犬将軍に捕まって、美味しく頂かれる話。
■23年春に頒布された、サブローさんの女装アンソロジーに寄稿した短編を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 19:00:00
25695文字
会話率:42%
帝国に敗北した反乱軍指導者。
その指導者は家族諸共捕らえられてしまう……。
復讐に燃える帝国は反乱軍のリーダーを貶めるために、国家の総力を反乱軍指導者の母への陵辱に力を注ぐ……!
最終更新:2025-01-18 21:54:03
2174文字
会話率:67%
当作品は異世界転移したら猫獣人の国でした〜その黒猫は僕だけの王子様〜の続編、社会人編です。
前世で愛猫を追いかけて事故にあった葵は、猫獣人の国ネルザンドに転移した。学院生活の中で、第15王子セオドールと恋に落ち、番になる決意をした。
帝都
で社会人になり、魔石採掘へ行った先でモンスターに襲われ、どうしようもなくなり王子に貰った魔石を口に入れて……。
R-18は★ (苦手な方は回避推奨)
R-15は☆ (虐待表現含む)表記してます
コメディです、下ネタ一部ありです
この作品はフィクションです
猫感強めの独自の世界観です
この作品はアルファポリスにも掲載中です
10話目以降の更新は、ゆっくりになります。何卒ご了承下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 18:10:00
117492文字
会話率:24%
主人公3人が戦争政治遊び恋愛に忙しい長編小説。魔法、魔物、人外とかはありません。冒険もしません。剣→火器、軍役→傭兵、領土拡大、国制改革、異文化流入など過渡期な世界観。
※433話でこちらでの更新は終了。続きは他サイトに掲載予定です。準
備でき次第お知らせします。
***
血/死/暴力/性描写、同性愛要素があります
BL描写有の話のタイトル横には「 * 」
* ちゅー程度
** それ以上
*** 本番未満
***
1章:国と政治の話
2章:対神権国家、遠征の話
3章:対異民族国家、単独行動と情報戦
4章:お祭り
5章:対火器技術先進国、BL増加
6章:国内問題処理
7章:育児と戦後処理会談
8章:お祭り
9章:対西山岳地帯、代理戦争
10章:帝国改革(初期)
11章:帝国改革(転換期)
12章:帝国改革(大掃除編)
11章まですでに完成、12章終盤を執筆中です
気になったところから読み始めるのがおすすめです
気長にお付き合いいただけますと幸いです
***
資料集もあります
https://novel18.syosetu.com/n5401hx/
小話はこちら
https://novel18.syosetu.com/n9010ia/
長い間、同名義の自サイトで連載していたものを改編して投稿します。サイトは現在非公開です。
Twitter→ https://twitter.com/monocu_ro折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 00:10:00
1765729文字
会話率:54%
音信不通になっていた変身ヒロインの彼女を知らぬ間に寝取られてしまった男・正輝。クーデターにより変質した祖国から逃げ延びすべてを失った元女幹部・スピカ。異なる喪失を経験しながら敵を同じくした二人は共犯関係となり、地球侵略を宣言したプラネイト帝
国皇帝・サルガスへと挑む。
己の非力を嘆いた正輝にスピカは戦う力を託し、孤独に震えるスピカを正輝は暖かな日常へと連れだしていく。
これはNTRの復讐から始まる、愛と克己の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 17:26:10
24039文字
会話率:52%
早梅は幽霊だ。
アニメやゲームなどの作品に登場するキャラクターに、憑依することができる。
物語を引き立てるモブ専門のエキストラとして、早梅は現代と異世界を行き来する日々を送っていた。
そんなある日、突然の電波障害によって武侠小説の世界に飛
ばされた早梅は、黒幕に殺される運命にある悪役令嬢、梅雪に憑依してしまう。
死亡ルートを回避するために奮闘する早梅は、なんと物語に登場する男たちにことごとく溺愛されてしまって……
物語の黒幕、腹違いの兄、忠実な従者、若き皇帝、物語の主人公。
ほかにもさまざまな男たちが、早梅の寵愛を求め、入り乱れる。
これは早梅と麗しき男たちの、甘美な愛の物語。
※本作は全年齢向けに公開中の『社則でモブ専なんですが、束縛魔教主手懐けました〜悪役武侠女傑繚乱奇譚〜』から一部エピソードを抜粋し、R18相当のラブシーン描写を加筆したものです。
※近親相姦や無理やり、複数の男性との行為描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 02:30:00
22667文字
会話率:41%
イヴァーン神聖王国に、第三王子として生まれながらも、国を滅ぼす王子だと占われたため、追放されてしまった美しい王子リュカと、そのリュカに忠誠を誓う騎士ジェイクの話。西洋風ファンタジー
騎士×王子(10歳差の年上攻め、美形受け、美形攻め)
神視点、騎士視点、リュカを気に入った他国の皇帝視点。
性描写あり。
※詳細な描写はしていませんが、王位を巡って争うシーンがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 22:17:11
9809文字
会話率:40%
《あらすじ》
ユベールは幼い頃はアスファーナ国の王子だった。だが隣国の兵士によって家族全員殺されてしまい、孤児院で育てられる。ある日、孤児院を守る見返りにユベールは伯爵の養子となり伯爵の娘の身代わりとして、冷酷で悪魔の子と言われる帝国の第
一王子アレキサンドロスの側室になるべく、帝都に向かうことになった。
ユベールはアレキサンドロスと関わる中、実は噂のような冷酷な人ではないのかもと思い始め、距離を縮めながら、アレキサンドロスにかけられた噂を払拭させるべく動き出す。
極悪非道と噂の王子の側室になるべく一人で後宮に入り、その中でも自分をなくさず、手探りしながら、すれ違いながらもアレキサンドロスとの愛を深めていくお話。
《登場人物紹介》
【ユベール・ベラルド 】
(旧姓・ユベール・アスファーナ)18歳 受け)
《容姿》
顔が小さく美人。特にほんのりとピンク色をした頬と唇とエメラルドのような緑の瞳に白い肌。腰まで伸びている金色の髪型はより美しく、女性とよく間違われる。
《性格》
子供好きで面倒見がいい。人のいいとこを見つけることができ、真実をきちんと見ようとする。行動力がある。
芯が強い。
頑張り屋で、やり遂げようとする力がある。言葉遣い、仕草が綺麗で落ち着いている。
《趣味》読書と料理
【アレキサンドロス・ベラルド】
(24歳 帝国の第一王子 攻め)
《容姿》
整った目鼻立ちに黒髪にルビーのような赤い瞳。
《性格》
幼い頃のトラウマにより、特定の人しか信じられない。心を許した人には優しいが、そうでない人には厳しいので誤解されやすい。傷ついていることがあっても、強がって他人には気づかれないようにしている。甘え下手だが、好きな人には甘えたい。戦いの策士。
《特技》
剣術、乗馬。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 00:00:00
12051文字
会話率:38%
百年程前から異世界との繋がりが与えられた世界、そこは異世界からの現れた『ノイエターク』による侵略を受けていた。
異世界からの侵略に対抗するために、超法規的措置で日本で初めての女性総理となった藤ヶ谷真白は、ノイエタークに対抗するための組
織『ラスター・ジュエル』を立ち上げ、志を同じくする仲間たちと共に、日夜異世界からの侵略に対し戦いを続けていた。
時に傷つき敗北しそうになりながらもノイエタークを撃退し続けた彼女達は、次第にノイエタークを追い詰めていく。
長きに渡る戦いの末に、ノイエタークを撤退に追い込んだラスター・ジュエル達。
ようやく訪れた平穏、だがそれは長く続く事は無かった。
いつからか彼女達とノイエタークとの戦いを監視していた存在、別の世界からの来訪者達は、ノイエタークの撤退と共に行動を開始し始める。
その存在の名は『ゼヴァール帝国』、多くの世界を侵略支配する巨大軍事国家だ。
一つの戦いを終えた地球はノイエターク以上の大規模な、厄災とでも形容すべき規模の侵略に晒される事になる。
※本作はソクリ様がノクターンノベルズで投稿されている「聖晶煌姫ラスター・ジュエル ~淫欲に抗う才女たちは欲望と血の宿命に穢され堕ちていく~」(n1360hc)の二次創作となります。
ご許可を下さったソクリ様、ありがとうございます。
本編とは大きく違ったIF展開が発生し、誰一人堕ちる事無くノイエタークを撃退した後に、新たな侵略者として僕の作品に登場した侵略国家ゼヴァール帝国が侵攻してくるという展開になります。
この作品は「n1360hc」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 23:01:06
1347243文字
会話率:43%
異世界『アルクト』 その世界には魔獣と呼ばれる怪物と戦う『輝光戦姫』と呼ばれる戦士達が存在した。長きに渡る戦いの結果、統率者と思われし個体の死滅と共に、魔獣の出現は減少していった。
平和を取り戻しつつある世界に、新たな侵略者が現れる。
次
元の壁を越え、幾つもの世界を侵略支配する国家『ゼヴァール帝国』
異形の獣人や悪魔で構成された軍団が、新たな脅威となって世界へと襲いかかった。
前作 『砕かれた希望』 の設定や登場キャラクターの一部を使用した変身ヒロイン陵辱物の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 15:58:57
712787文字
会話率:35%
次元の壁を越えて現れた獣人達で構成された『帝国』の侵略の危機に晒される世界各国。
人ならざる異形の軍隊を前に各国の軍隊が苦戦する中、立ち上がった魔法少女達。
彼女達の活躍によって、一部の国では侵略軍が撃退されるなど、徐々に逆転されていく形勢
。
この事態を前に『帝国』は、新たな増援部隊を派遣する。
pixivにも投稿している同名作品を、冒頭部分などを追加して投稿しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 00:14:19
38296文字
会話率:31%
平凡なサラリーマンだった主人公は、ある日突然、異世界に召喚される。そこは女性が戦士や騎士として活躍し、男性は皆か弱く可愛らしい「ふにゃふにゃ王国」だった。しかも深刻な少子化に悩む国でもあった。
そんな中、主人公は謎の神スキル「絶倫」を与えら
れるが、研究所の女性魔導師たちはその本質を理解できず、純粋な魔力として研究を進める。α波、β波、γ波という謎の数値に翻弄される主人公。さらには「最強の戦闘スキル」と勘違いした女騎士から戦いを挑まれたりと、珍騒動が続く。
やがて主人公は、この異世界で本当の幸せを見つけ、王国の人々のために自分の力を使おうと決意する。ギャグとラブコメ要素満載の、ちょっとエッチで心温まる王国再建ファンタジー!
原案:MKM氏折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 23:07:14
34177文字
会話率:50%
※ブルームーンノベルズ様より、2025/01/10電子書籍化させていただくことになりました。詳細は活動報告に上げております。
⭐︎★
グラディウス帝国では、百年に一度、かつて世界を救った英雄の魂を下ろす儀式が行われる。
儀式の日に生まれた
子が、一人だけ英雄様として選ばれる。
しかしある年、二人の子供が英雄様として選ばれた。
成人までにどちらかが力を吸収して、本当の英雄様になる、はずだった。
ルキオラは二人の英雄様の一人として、神殿で暮らしてきたが、体が弱く力が少ない故に冷遇されてきた。
そんな時、ルキオラが唯一心を許している皇太子が、外遊から優秀な部下を連れて帰国した。
皇太子を想い続けるルキオラだったが、本当の優しさが何かを知り、その心は揺れていく。
どちらが英雄様に選ばれるのか、英雄様とは何なのか。
それぞれの思惑が、恋が交差していく……。
※R描写は後半。
※中編から長編の間くらいの予定。
※他サイトでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 18:02:52
190143文字
会話率:34%
※2024年7月10日(上巻)、2024年8月21日(下巻)
クロスノベルス様より書籍化させていただきました。
この作品を読んでいただき、応援していただけた皆様のおかげです。
詳細は活動報告に載せております。
作品削除の予定はありません。
書籍化記念、番外編を投稿しております。
◇ユアンは前世の記憶を思い出した。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、ユアンはその登場人物の一人だった。
小説でのユアンは、主人公である女帝と敵対する家の人間で、主人公と結婚する運命にあった。
結婚後はただのお飾りで、常に影が薄くやがて陰謀に巻き込まれて悲劇の最期を迎える。
ユアンは運命から逃げようと奔走するが、小説の通りに主人公との結婚式の日を迎えてしまう。
人生を諦めかけたが、今度は逃げずに運命と向き合い、新しい道を作ろうと決意する。
ユアンの頑張りで、周囲と秘密を抱える皇帝との関係も変わっていくが……
ユアンは運命を変えて、小説に書かれなかった真実の愛へと辿り着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 08:42:33
321425文字
会話率:33%
美羽(メイユー)は自分の宮の女官に虐められていた。
精神的に参ってしまい、不眠症になり、食事も満足に出されない。
園遊会で倒れそうになっていると、目の前を皇帝が通りかかった。
この方なら助けてくださるかもしれない!
通り過ぎる彼に言った。
「お情けを、くださいませ……!」
これが事の始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:03:47
37036文字
会話率:40%
黒き砂塵舞う大熱砂――その広大無辺なる砂漠には人ならざる存在が住まうという。始まりの仔らの気配を感じながらその奥にある黒の聖地を目指す炎騎士マルク・フェルネス。一方で鍛冶師リュウレイと相棒リュウフォンもまた黒の聖地に向かった炎騎士を追いかけ
ながら元姫巫女候補アリステロア王女の行方を探っていた。
黒の聖地に眠る黒の王の目覚め、それは炎騎士を新たなる死闘へと誘う――。
これは遥かなる神代の昔に歴史の闇に埋もれた知られざる物語の一説である……。
――――――――――――――――――――――――――――
――それは歴史の狭間に消えた一人の騎士の物語。
王と姫巫女の物語が伝説なる少し前、そして王の意思を受け継ぎ神と敵することを選んだ始まりの帝が立つよりはるか先――。
歴史に刻まれぬ底知れぬ深い闇の底でうごめく者共がいた――炎王がうち滅ぼした始まりの仔ら、彼の者共の残党とその躯を啖らい原初の民人の娘と契りし人外の者ども。
始まりに在りし始まりの獣――閉ざされた原初への門を探し求め、始原への回帰を望む者共の怨念は地の底から染み出る漆黒とともに再び中原の大地に暗雲をもたらさん。
かくして始まりの怨念に狂った大いなる獣どもの王――五色の王は先の戦での傷をいやすために各地の聖地にその身を沈め、再び殺戮への衝動をその心中に封じつつ目覚めの時を待つ。
これはその命と引き換えに残された炎王の剣を振るい、始まりの怨念に挑んだものたちの物語である――。
――――――――――――――――――――――――――――
炎王リュウシンの戦いから五年後、大陸はいまだ深い混迷の中にあった。
あるものは絶望し、またあるものは己の野心を成し遂げるべく剣を手に取る。まさしく群雄割拠の中原に再び大いなる破滅の影が近づきつつあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 21:12:44
1625479文字
会話率:37%
偉大なる神々の末裔たちが栄えた神代の時代は過ぎ去り、やがて人の子らが迎えた黎明の時代。
数奇な運命に導かれた一人の若者により大陸を覆っていた暗雲は打ち払われた。しかし、消え去ったはずの暗雲はさらなる暗き闇を纏いて再び天を覆い尽くす。
だがそ
れでも新たなる時代の到来を渇望する人の子らの躍動が尽きることはない。神の御印を掲げて人々を導いた約束の王がもたらした短くも輝いた始まりの時代。彼らは確かにそこに存在し、いずれ来るであろう繁栄の時代を夢見ていた。
しかし、始まりの地を満たす遥かなる怨念がそれを許さず。偽りの神によって生み出され、始まりの獣の渇望により現れた真なる獣たちの王が若き炎王の前に現れし時、最後の悲劇が幕を開ける。
これは終わりにして始まりの物語――尽きることのない人の子らの明日への渇望が見果てぬ未来を切り開いた戦いの記憶である……。
―――――――――――――――――――――――――――――
五年前、中原に栄えたレゾニア王国を滅ぼした凶暴なる獣使いに復讐すべく若者リュウシンと炎神の姫巫女メイシャンの苦難に満ちた旅は今日も続く。
偉大なる炎の神に炎の王たる証、日輪の紋章を与えられた若者リュウシンはやがて導かれるがままに多くの者たちを率い、盟主としての頭角を現して王都奪還の戦いへと邁進する。
獣使いの長を倒し、大陸の覇者となったリュウシンはのちの世に流帝と呼ばれ崇められる。
数奇に満ちた流帝リュウシンと炎神の姫巫女メイシャンの運命を共に見届けよう――。
―――――――――――――――――――――――――――――
このお話はエブリスタで公開中の剣獣戦記を改題の上、新たに書き起こしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 05:26:56
3026036文字
会話率:36%
「こ、コレが、恋……。あの笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。」
人間に興味がなかったミカエルと、ナルシストと勘違いされて悩んでいたシャランが出会い、様々な出来事を乗り越えて、幸せになる物語。
大陸一の領土を誇るルクスペイ帝国の第二皇子である
ミカエルは、外遊の最後に隣国のプロスペロ王国へ向かう事になった。
今まで人間に興味のなかったミカエルだが、お忍びで来た城下町で、プロスペロ王国第三王子シャランの愛らしい笑顔に一目惚れして頭から離れない。
王家主催の晩餐会で再会するが、愛らしかったシャランが月下で儚く佇む姿を見つける。
彼が打ち明けてくれた事情を知った事で、ミカエルはある決断を下す。
ミカエル(帝国第二皇子)✕シャラン(王国第三王子)
このお話は、
王国編→攻め(ミカエル)視点
帝国編→受け(シャラン)視点
で進みます。
・ご都合主義です。ゆるーく読んで頂けると助かります。
・異世界ファンタジー。
・ゆるゆる魔法あり。
・同性婚OKの世界観。
・子供は出来ません。
・王国編→帝国編
・R18は帝国編から。
・この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
・他サイトにも掲載しています。
・誤字報告とても助かります。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 18:30:00
142243文字
会話率:38%
草原の民であるラオカオ族のチェンリー姫の輿入れが決まった。皇帝にはすでに百二十九人もの妃がおり、まだ十四歳の姫は百三十人目の妃となる。姫の侍女として皇国に向かうことになったシュェだったが、旅の途中チェンリー姫の愛馬が危篤に。最期を見届けたい
と涙する姫のために、なんとか迎えの部隊に待ってもらおうとシュェは……。
芸(?)は身を助けるという軽いお話です。
将軍/親父(37)×侍女(20)
※短編ですが、長くなったので上下に分けてます。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 10:21:13
12790文字
会話率:41%
ハヤトとユウダイは名門、帝国大学魔法部一年生だ。付き合って一年の記念日、ハヤトはユウダイに「お前が俺を好きなのは惚れ薬のせいだ」と恋人に言われた。
※アルファポリスにも投稿しています
最終更新:2025-01-01 10:11:47
12189文字
会話率:46%