黒き砂塵舞う大熱砂――その広大無辺なる砂漠には人ならざる存在が住まうという。始まりの仔らの気配を感じながらその奥にある黒の聖地を目指す炎騎士マルク・フェルネス。一方で鍛冶師リュウレイと相棒リュウフォンもまた黒の聖地に向かった炎騎士を追いかけ
ながら元姫巫女候補アリステロア王女の行方を探っていた。
黒の聖地に眠る黒の王の目覚め、それは炎騎士を新たなる死闘へと誘う――。
これは遥かなる神代の昔に歴史の闇に埋もれた知られざる物語の一説である……。
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――それは歴史の狭間に消えた一人の騎士の物語。
王と姫巫女の物語が伝説なる少し前、そして王の意思を受け継ぎ神と敵することを選んだ始まりの帝が立つよりはるか先――。
歴史に刻まれぬ底知れぬ深い闇の底でうごめく者共がいた――炎王がうち滅ぼした始まりの仔ら、彼の者共の残党とその躯を啖らい原初の民人の娘と契りし人外の者ども。
始まりに在りし始まりの獣――閉ざされた原初への門を探し求め、始原への回帰を望む者共の怨念は地の底から染み出る漆黒とともに再び中原の大地に暗雲をもたらさん。
かくして始まりの怨念に狂った大いなる獣どもの王――五色の王は先の戦での傷をいやすために各地の聖地にその身を沈め、再び殺戮への衝動をその心中に封じつつ目覚めの時を待つ。
これはその命と引き換えに残された炎王の剣を振るい、始まりの怨念に挑んだものたちの物語である――。
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炎王リュウシンの戦いから五年後、大陸はいまだ深い混迷の中にあった。
あるものは絶望し、またあるものは己の野心を成し遂げるべく剣を手に取る。まさしく群雄割拠の中原に再び大いなる破滅の影が近づきつつあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 21:51:46
1623847文字
会話率:37%
騎士学校で卒業する時、神から加護が貰えます。
加護を受けた人は騎士として魔王軍と対抗する軍勢に加わる。
二人の主人公はその加護によって、違う人生を歩み始めた。
最終更新:2022-08-30 00:25:19
5966文字
会話率:0%
最初のプロローグから二人の主人公が分岐して、其々の恋愛を展開していきます。
サクサク展開です。
人物紹介はスルーしてOKです。
【第一部】全7話+おまけ
不慮の事故で保健室で寝ていた彰斗は、其処で妖艶な雰囲気を漂わせた先生と出会う。
【
第二部】全7話+おまけ
トイレに向かった嗣治は、中で上級生に囲まれ辱しめを受けている同級生を目撃する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 09:54:13
34891文字
会話率:37%
『コーヒーゼリー』の派生モノです。
『コーヒーゼリー』ラストから五年が経ち、高校生になった二人の主人公(畠中伽月&小田原誠)を中心にしたお話です。
それぞれ一人称で話を書いています。「〇〇〇……」のタイトルは伽月主観、「………〇〇〇」のタイ
トルは誠主観のお話です。
他サイトでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-25 00:00:00
274125文字
会話率:60%
セインガルドに住む少年シオンはある日、男達に犯されていた美しい女性ソフィアと出会った。
記憶のない殺し屋レヒトは、同じく記憶のない翼の生えた少女エリスと出会った。
ソフィアと出会い、運命の歯車が動き始めたシオン。
エリスと出会い、求
め続けていた己の正体に近付くレヒト。
邂逅した少年と殺し屋はやがて己に課せられた真実を知り、守るべき者の為に世界の命運を賭けた戦いへ巻き込まれる。
全ては神が描いたシナリオとは知らずに…。
果たして全てが終わった時、神は如何なる答えを出すのか――
長編ダークアクションファンタジーです。二人の主人公それぞれの観点で物語が進行します。
『Sion Side』は全体的に暗く、重苦しいシーンがほとんどです。
『Recht Side』は爽快感があり、コミカルなシーンが目立ちます。
追記:運営より18禁指定を受けたので、こちらの深夜枠に移動しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-18 00:00:00
691870文字
会話率:50%
高校の同級生、ケンジとコウキ。二人の主人公が織りなす、放課後の雨の日の一幕。
短編、三部構成。毎週土曜日(6月16日・23日・30日)に前編・中編・後編と投稿していきます。
テーマは『梅雨』
最終更新:2018-06-30 23:00:00
9342文字
会話率:28%
この物語の二人の主人公の話をしよう。
彼らの関係はとても曖昧ではっきりとしていない。
片方はそれを依存と言い、片方はそれを愛と結論づけた。
そんな彼らの御話。
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この世界の力関係はシビアに種族とその血の濃さで決められている。
その中で
も上に立つのが希少種であり、それは当然のことで自然の摂理のように世間に受け入れられる。彼らの力は政治、経済、司法。ありとあらゆる方面まで行き届き、下々のケモノが入る隙もない。
つまりは雲の上のそのまた上の存在。
それが希少種という存在。
希少種のその下に肉食系の種族。
肉食系のその下に草食系の種族。
そしてその種族の中での力関係を如実に表すのが、血の濃さ。
純血であれば強く、雑種であるほど弱い。そんな世界でのあるひとつの御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 01:00:00
2965文字
会話率:15%
コンプレックスの塊のような40歳バツイチ女と女性を愛せない悩める19歳の男、二人の主人公が あるサイトに辿りつくが…
最終更新:2012-04-16 12:43:08
317文字
会話率:0%