仕事熱心な父と家庭的な母の元に育った真面目な姉と弟。
ある日母の死が訪れた事から二人の関係は捻れていく。全7話です。
最終更新:2019-04-06 17:37:28
49469文字
会話率:32%
姫路で施療院を営む越前屋仁平。領主であった松平家が豊後の日田へ転封となった際に、新たに押しかけ妾を受け入れてしまった。妾の名は富永(とみなが)絢女(あやめ)。松平家上(かみ)女中(じょちゅう)である。足軽の娘だった絢女が子安方(こやすかた
)の一員となるについて越前屋の者たちと生活を共にしたこともあり、当たり前のように暮らしが始まった。
ある日、新領主の物産方与力が仁平の屋敷を訪れた。用向きというのは、本多藩でも子安方を創設したいので協力せよというものだった。しかし、それでは松平家の寡占がだいなしになる。また与力や供侍の横柄な態度にも仁平は反発した。すると仁平方に賊が押し入り、稽古のための道具を盗んでいった。また、実際のやり方を探るべくニセの夫婦者が現れる。仁平は嘘の情報を流して与力の計画を妨害したが、窮余の一策で与力は代役を仕立てた。
前回までの登場人物に加え、後に呼び寄せた絢女の両親と小者の留十(とめじゅう)を交え、姫路の町で人知れぬ戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 20:00:00
154630文字
会話率:31%
名だたる軍人を輩出してきた名門出にも関わらず、運動音痴と体力不足が尾を引いてしまい、軍属ではあるが後方の兵器開発専門の役職にしか行けなかったエリオットは、めげる事なくそこで画期的な発明をして家族を見返そうと決心していた。
しかし、いざ来て
みればエリオットが配されたのは陸上の孤島とも噂され、ほとんど閑職に近い特試設計技術局にある部署のひとつである第三課であったのだ。
そこで世捨て人の様に気力も活力も無くした唯一の上司、レディオーネから言われたのは「頑張っても報われる事は無いから、適当に過ごすのが楽な道」という無気力に満ちた言葉だった…………それでもと孤軍奮闘し、新兵器のプランを立てるも待っていたのは他の課による妨害行為……そして次に待っているのは堅実的な設計の兵器しか採用せず、新技術に対して懐疑的にしか見てこない上層部……レディオーネの言葉通りにどれだけ頑張っても報われないというのを文字通りに実感したが、このままでは祖国の技術は停滞していくばかりで前に進めないというのに気が付いたエリオットは、あの手この手を使って訴えかけていき、その一心な行動は側にいたレディオーネの心境に変化を訪れさせる事に繋がっていく。
エリオットの奮闘は、やがて生まれ育った国を救う柱へとなるのだ。
※性的な描写が過度にある話には★マークがつきます。それ以外はマニアックな知識が必要になってきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 20:31:47
7080文字
会話率:55%
大女神アルシーヴと結ばれたメルローズは、自らの分身たる侍女たちを生み出した。元気で明るいチェリモアと、冷たい雰囲気のある美少女シビラだ。ある日品性の大女神ネージュがアルシーヴのもとへ訪れる。失礼のないよう緊張するメルローズだったが、そんな彼
女にネージュが心無い言葉をかける。主を侮辱されたと思ったチェリモアはネージュにくってかかり……。初出2008年1月5日~2008年6月8日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 22:17:41
38574文字
会話率:43%
《世界樹》の上に建設された新興国家カエターニア。
ルネ・オトテールは駐在武官としてカエターニアを訪れる。
そこで出会ったのは、《東の君》に仕える少女ユディテ。
お互いに利害関係にあるルネとユディテは、ぎこちないながらも交流を深めていくが、あ
る日突然起こった爆発事件に巻き込まれ――。
スチームパンク風味のファンタジー小説です。じれじれな上に甘めな展開はあんまりありません。
エロシーンは先の方です。
BL風味の表現があるかもしれませんが、そのものはありません。そこに期待していると肩透かしを食う程度だと思いますが、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 00:01:38
9784文字
会話率:38%
玄武国を訪れた青竜国の神王族でありながら凡庸な春風は、冷酷な玄武帝の上冬に目をつけられて無体な目に遭わされる。冷酷無比な鬼畜×凡庸お人よし。初出完結2011年4月15日
最終更新:2019-04-01 00:00:00
50982文字
会話率:47%
青竜帝蒼天の婚儀の日にかつての一柱・青猫の姿はなかった。ふた月後、朱雀国の炎心のもとへ青猫が訪れる。そこで新しく朱雀帝となった赤光と出会う。初出完結2010年11月27日
最終更新:2019-03-30 11:00:00
35620文字
会話率:58%
本の町、神保町。目抜き通りから二本ほど路地裏に入った場所にその書店、印覧堂(いんらんどう)はあった。主人公、芦名水道(あしな・すいどう)は大学を中退し、何を志すでもなくバイト生活を送る日々。だがある春の日、水道は祖父が営む古書店、印覧堂の臨
時店長となってしまう。カビ臭い古本屋を任され、最初は辟易していた水道であったが──印覧堂には秘められた特徴があった。店内の一部を占めるのは、異様に充実した官能小説の品揃え。時折、人目を忍んでは女性客も訪れているほど、そのラインナップは圧倒的だったのだ。店に集うのは、官能小説マニアの爆乳女子高生、弓張みどり(ゆみはり・)を始めとして、ギャルで官能小説作家の才媛、椎名嶺嘉(しいな・れいか)、そして独占欲の強い妹、芦名小巻(あしな・こまき)。古書店を訪れる美少女たちと織りなす、淫靡な古書店ハーレムライフの果てに待つものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 23:39:29
321864文字
会話率:30%
オランジェ王国第一王女ソフィア姫は、三才からアスール王国第一王子レオナルド王子と、政略的な婚約を結んでいた。十二歳のある日、婚約者がオランジェ城に訪れるが、彼の様子がおかしい。
「何故こんなに愛されているの?私達は政略的な婚約者でお互いに初
対面よね?」そんな二人の一生を描いた物語。
人の死、戦闘描写、ヒーロー以外との絡み有り、残酷な描写あり、苦手な方は閲覧をお控えください。
拙い文章ですが、お楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 17:00:00
104590文字
会話率:49%
とある田舎町で起こった電車事故。その事故から3年後。奥野麻緒は久々に訪れた故郷でジャーナリストの橋野結香と出会い「あなたのおじいさんの死は事故ではないかもしれない」と告げられる。
最終更新:2019-03-28 19:09:16
82462文字
会話率:45%
ある罪を犯したことが発覚してしまい、逃亡した末に辿りついたのは過疎化が進むとある村。
男はそこで診療医として身分を偽り、誠実な医者として勤務をしながらほとぼりが冷めるのを待っていた。
ある日、一人の女子高生が診察に訪れた。
女子高生
の名前は高峯穂乃香。
村に住む女子高生だった。
穂乃香の美貌に欲望を抑えきれなくなった男は、隠してきたもう一つの顔を露わにしていく。
穂乃香は男の本性を知らず、自身に向けられた欲望に気がつかないまま騙され、偽りの検査を受ける羽目になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-24 21:00:00
46719文字
会話率:27%
炭鉱で働くファニアスの元に、紳士然とした男が訪れ、ある仕事を依頼されるのだが……。
※誤字報告ありがとうございます。とても助かります。
最終更新:2019-03-22 10:06:40
29818文字
会話率:58%
淫花廓シリーズ。
マツバツバキという男娼のエロメインの短編詰め合わせです。
マツバと、マツバの元を訪れる客、西園寺。
逢瀬を重ねるうちに、徐々にマツバは西園寺に魅かれていくが……。
淫花廓は、おととななな、松本コウ、夕凪の3人でひとつの
舞台を作り上げていく、という企画の元に生まれました。
色々な男娼が今後も登場する予定なので、是非シリーズを通して楽しんでいただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-21 14:03:53
37309文字
会話率:28%
「疲れた…」
ーーーと宮廷魔術師のカイはつぶやいた。
ここはとある国の宮廷魔術研究所。魔力が多い魔法使いの職提供と保護(監視)を兼ねる機関である。例にもれず魔力過多のカイはここに就職した。魔法を自由に使えて好きなことを職にできるのだ。な
んの文句もない。
そんなカイのいる職場に珍しく騎士団に所属している虎の獣人が訪れる。獣人と言っても耳としっぽがあるくらいなのだが大の猫好きなのに大の猫アレルギーでもあるカイはそれを思わず見つめてしまい獣人の騎士から思わぬ提案をうける。
!注意!
・R18は保険です。話が進み、筆がのったらそういうのも書くかもしれません。
・pixivの方にも掲載しています。5話はR18にしました。→https://www.pixiv.net/novel/series/1040304
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 02:32:22
27384文字
会話率:56%
※この作品は、『限りなく黒に近い赤』からのスピンオフ作品です。
鬼蕊村でその年の『宴』が始まる少し前。
一人の女が偶然村へ訪れた。
自由奔放、天真爛漫な彼女のモットーは、
『優しささえあれば何とかなる』。
彼女が村で目撃したもの。
それは彼女の考える『ハッピーな性』とは違うものだった。
閉塞された村で繰り広げられる、解放された色欲。
『媚薬』が秘かに蔓延り、そこかしこに転がる淫らな景色。
戸惑い、圧倒される彼女に、その獣染みた淫欲の牙が向けられる…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 19:59:37
39993文字
会話率:29%
幼年時の記憶に残る商店街を、きまぐれに訪れた女性実業家・晶子。
しかし、30年以上の歳月を経ていながら、その街は何一つ変わっていなかった。
不審を覚える晶子の前に、すでに鬼籍に入ったはずの知己が、30年前の姿のままに現れる。
――タイムスリ
ップ。
どうやら晶子は時間を遡ってしまったらしい。
しかも、どうしたことか、街の住民たちには、晶子は大人の女性ではなく、その当時の年齢――少女としてしか認識されないのだ。成人女性としての晶子の矜持は、彼らの善意と保護意識によって無視され、「いまだオネショさえ治せない少女」としての待遇が、37歳の晶子に強いられる。
※羞恥責めに特化した小説ですので、男女の一般的な性描写は一切ありません。また、全体的に展開はあまり早くありませんので、気長にお付き合いいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-16 10:00:00
51704文字
会話率:23%
師匠の失踪により講師の代役がきた。五年振りに訪れた研究室は、何だか少し様子がおかしい。
倫理に外れた表現が出てきます。事前にキーワードをご確認ください。
最終更新:2019-03-16 05:00:00
13834文字
会話率:11%
10歳になったミーアの寝室には毎夜父と兄が訪れる。「お勉強」をするために。
モラルはない、歪んだ愛のお話。
続き物というよりは短編を重ねているようなお話なので、一夜毎に完結に設定しています。
最終更新:2019-03-15 22:00:00
13418文字
会話率:34%
精霊国に暮らす精霊王、ユグドラシル。
彼は、人間国を見守っていた。
そんなある日、戦争が始まる。
原因は精霊の一人が、人間に惚れ、一緒にどこかへ隠れてしまったためだ。
しかし、それは何千年も続き、終わる気配を見せない。
その事に痺れを切らせ
たユグドラシルが、上位精霊達を連れ動き出す。
人間国はユグドラシルの突然の行動に驚き、手も足も出せず。
玉座も制圧されてしまう。
そこでユグドラシルが下した提案とは?
精霊国と人間国に平和は訪れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-14 04:39:16
350文字
会話率:0%
扉を開けた先に、理想の王子様が……。
人生に絶望し掛けた時に、心を落ち着ける為に訪れた書店から、突然異世界に転移してしまった笠松綺羅
もうすぐ30歳は、そこで伴侶と呼ぶイケメンの腕の中で、今まで味わった事のない男女の恋愛や、家族の愛情とその
つながりを感じながら新しい人生を生きて行く……事になるのかな?
‟セカンドバージンは誰と”のスピンオフです。
前作の主人公は殆ど出てきませんので、未読の方でも見ていただく事が出来ると思います。
6月19日、1章完結しました。次章投稿に、少し準備をさせて頂きたくお休み頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-13 10:00:00
152078文字
会話率:44%
魔法少女、それは数奇な運命に導かれ、人を救うために生まれた存在である。
終わらぬ戦い、迫り来る魔獣、次第に人々は自身を害する悪魔にさえ慣れてしまっていた。
昔は、命を助けられれば当然感謝の言葉を返していた。
────しかし、今は
違う。
必死に戦う彼女達に対し、野次を飛ばし、さも助けられることが当然の如く振る舞う。
だが、魔法少女は戦い続けた。
いつの日か悪しきものが全滅し、平和な世界が訪れる事を願って。
彼女達は知らなかったのだ。
悪しきものはなくならないと。
真の悪とは人間だと言うことを。
この物語は、人間に裏切られた少女達の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-12 21:00:00
11301文字
会話率:44%