会津藩と官軍との戦いの狭間で女を狙うロクデナシどもを書いてみた
どんな戦でもそうだが犠牲になるのは いつも町家 百姓だ
負け戦になった会津城下は押し入った官軍の乱暴狼藉で悲惨を極めた 官軍だけではない 自分の嫁にしたいと乗り込む近隣の百
姓もいた その女狩りの一端を書いてみた 長編になる予定・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 17:14:33
4779文字
会話率:48%
謡曲『高砂』に謡われる淡路島。それを目前にする鄙びた土地に居を構えた越前屋仁平。
念願だった子種屋の客や医療院の患者を迎えることになり、まずは順調な滑り出し。
ところが、様々な手落ちに気付き、その対応に追われる。
また、この地で『ゆかた祭り
』を始めようと思いつく。
仁平もそろそろ高齢となり、行末を考えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 20:14:56
453665文字
会話率:32%
姫路で施療院を営む越前屋仁平。領主であった松平家が豊後の日田へ転封となった際に、新たに押しかけ妾を受け入れてしまった。妾の名は富永(とみなが)絢女(あやめ)。松平家上(かみ)女中(じょちゅう)である。足軽の娘だった絢女が子安方(こやすかた
)の一員となるについて越前屋の者たちと生活を共にしたこともあり、当たり前のように暮らしが始まった。
ある日、新領主の物産方与力が仁平の屋敷を訪れた。用向きというのは、本多藩でも子安方を創設したいので協力せよというものだった。しかし、それでは松平家の寡占がだいなしになる。また与力や供侍の横柄な態度にも仁平は反発した。すると仁平方に賊が押し入り、稽古のための道具を盗んでいった。また、実際のやり方を探るべくニセの夫婦者が現れる。仁平は嘘の情報を流して与力の計画を妨害したが、窮余の一策で与力は代役を仕立てた。
前回までの登場人物に加え、後に呼び寄せた絢女の両親と小者の留十(とめじゅう)を交え、姫路の町で人知れぬ戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 20:00:00
154630文字
会話率:31%