今も昔も人の近くには物の怪がいて、それを祓う事を生業とした一族一派がいた。
中でも「梓」は退魔の名門としてその名を馳せていた。
が、梓邸の地下深くに封印していた呪界「冥罰」が暴走し、梓一族は一夜にして壊滅──ただ一人、長女・桃子を除い
て。
生き残った桃子は、寄る辺を求め、同じく退魔の一族である「夢神」を目指す。
──梓一族壊滅から数刻後。
草木も眠る丑三つ刻、ある古寺にて。
“妖刀使い”浜谷雪子の、世にも苛烈にして奇怪な戦いが幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:32:17
40099文字
会話率:40%
名家の生まれである花は妖の呪いを受け、幼少期から虐げられて育った。唯一の味方である兄との約束を信じ、苦しい日々に耐え続けてきた花だったが、とある妖により自分が特殊な血を持つ人間であることを知り……。息が苦しくなるほど美しい妖たちに愛されてい
く話。
※この作品は『野獣の花』の登場人物をスライドさせた物語ですが、単体として読めるものとなっております。『野獣の花』とは一切関係のない物語です。本編優先更新のため、続きが読みたいと要望があれば書いていきます。
一話ごとに性描写が入る予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 00:05:02
21789文字
会話率:51%
「ふうん、そうかい! じゃ、この国、お前も一緒にぶっ壊そうぜ!」
けたけたと美少女が笑った。獣みたいな形をした八重歯は、どこまでも白い。さらりと長い黒髪が、風でばたばたと揺れる。これから王を殺しに行くというのに、まるで勝つことが分かってい
る戦の遠征気分のような顔だ。
「朱唇、お前ってやつは、本当に、めちゃくちゃだぜ、全くよ! まあ、そんなお前を愛している俺も、はたから見ればおかしいんだろうけどよ!」
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王に仕える忍者みたいな一族の長の孫娘に生まれた、野蛮人があだ名の美少女が、歌が歌えず詩が読めず空気も読めず言動に繊細さと美しさがないため落ちこぼれの無能の君と呼ばれている、実は武術に優れたイケメンでやや意地悪だけど根は優しい貴族の若者の男と、一緒になって王を殺すお話。シリアスでダークな要素もある和風テイストのファンタジー恋愛譚です。
※かなりヒロインの個性が強め。あと、古語はなんちゃって古語です。時代考証も一切していません(雰囲気とノリと勢いで書いています)。流れで言うと、勧善懲悪風ですが、主人公が親族郎党からの教育である意味では殺人鬼なので、現代と違う倫理観のお話が苦手な方はご注意下さい。
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猫耳ヒーローも悪魔刑事も完結してないけど新連載です。15万文字以下くらいを予定しています。
主人公が大人になってから本編の終わりのほうで性描写があるのですが、表現をどうするか未定です。性描写あっさり終わるかもしれません。いつもと違って、♡喘ぎではないかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 19:42:26
29032文字
会話率:54%
半獣人との戦いに敗れた人間が支配される世界。
無実の罪を着せられ逃亡中の夜空は、貧民窟の奥で小さな薬屋を営みながら生活している。国中が第二皇子の伴侶探しの話題で持ちきりだが、夜空は日々生きるだけで精一杯だった。
ある日、夜空の元に意識不明の
男が運び込まれて来たのだが、どうやら夜空と面識があるらしく……。
執着の激しい龍族の軍人第二皇子×無実の罪で指名手配中の人間の青年。
・世界観や設定はゆるふわです。何も考えずにお読みください。
・話の進み具合によってタグを追加する場合があります。
※2023/6/1…『大蛇の回想録1』の冒頭に注意書きを追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 07:00:00
192251文字
会話率:30%
顔の左半分に大きな傷痕、両手の甲に青い小鳥の刺青がある落羽(らくう)は、帝都一の歓楽街・まほろば町にある娼館で用心棒として働いている。この町で働くにあたって、育ての親からは「背中に観音菩薩と天女の刺青がある男とは関わってはいけない」と言われ
続けてきた。
ある日、落羽の職場がある一帯をシマにしているヤクザ・宝部組の組長がやって来た。彼は初めて見る部下の男を引き連れていて、さらにはその男が落羽にやたらと絡んでくるのだが--。
極道のフリをしたヒゲ面の人外×顔に傷痕を持つ真面目な用心棒。
※世界観はゆるふわです。何も考えずにお読みください。
※倫理観はあまりありません。
※肉親からの虐待描写、違法薬物に関しての描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 07:00:00
2486文字
会話率:21%
世にも珍しい、白銀の髪と瞳を持つ17歳のりんは名もない小さな集落で忌み嫌われながら生活していた。
迫害に耐え切れず山の奥深くで泣いていると遊雷(ゆうらい)と名乗る美しい男に出会う。
遊雷は異常なまでにりんを気に入り二人は毎日会う仲に。
そんな中、大昔からのしきたりの贄の儀でりんは運悪く贄として選ばれてしまう。
葬られたりんは神の世で横暴な神に仕え、毎日遊雷を思いながらを過ごしていた。
ある日、神に虐められ泣いていたりんの前に遊雷が現れて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 21:00:00
171868文字
会話率:29%
中世日本。
帝の住まう京から遠く離れた、魑魅魍魎が跋扈する辺境の地。
そこに、鬼に苦しめられている一つの村があった。
食料を食い尽くされ困り果てた住民たちは、一人の陰陽師に助けを求める。
彼は高名であり実績もあったが、すでに引退した身であっ
た。
村人たちの救援要請は、朝廷の現役陰陽師へと回されそうになる。
しかし、村人のふとした一言から、村を苛むその鬼が女子(おなご)であることを陰陽師は知る。
すると陰陽師は、自分が鬼の退治を請け負うと言い出したのだった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 15:11:03
49028文字
会話率:30%
【本編完結】両親から愛されず、放置されていた三上離中(みかみりお)は、小学校の登校中に風邪で倒れてしまう。次に離央が目を覚ますと、病院のベッドに寝かされていた。倒れた離央を病院まで連れて来てくれたのは、長い黒髪に紫色の瞳をした綺麗な顔立ちの
男性だった。彼は峯滝氷雨(みねたきひさめ)と名乗り、離央の家庭環境を知って「風邪が治るまで俺のお家で療養しよう」と提案する。
前世で悪鬼殲滅部隊の隊長だった龍の化身×両親から愛されず捨てられてしまった男の子(化身の伴侶)。
短編「雨音に包まれて」の現代ifの物語です。本編を読まなくても大丈夫ですが、本編も読むと分かりやすいと思います。
※虐待、毒親などの描写あり。
こちらにR18描写を入れるか未定ですが、本編「雨音に包まれて」の方はガッツリ入っているので、念の為R18設定にしています。【追記】R18描写あります(水を司る龍の化身×学校の先生)。
この作品は他サイト(http://m-pe.tv/u/?shiki31)とアルファポリスさまにも掲載しています。
2024年11月4日
※タイトルと「あらすじ」を変更しました。旧タイトル「雨音に包まれて【現代if】」。
2024年11月6日
本編完結しました。
2024年12月29日
あらすじの内容を少し変更しました。
2025年3月1日
番外編を投稿中。不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 19:10:00
183928文字
会話率:77%
母親を失って天涯孤独の身となった澄透(すみと)は、気が付くと水に浮かぶ巨大な社で着物姿の美しい青年に抱きしめられていた。彼の隣には澄透を抱きしめている青年とよく似た顔立ちの男。二人の顔を見て、澄透は全ての記憶を思い出した。自分が水神の生贄だ
った事を。亡くなった片割れを蘇らせる為に身も心も捧げて消滅してしまった事を。そして、目の前に居る着物姿の美しい二人の男こそが水神である事を。転生した澄透と漸く再会できて喜ぶ水神達に「元の世界に帰してほしい」とお願いするが……
※水神(双子)×元贄の少年。嫌われからの愛されで溺愛ですが、攻が執着心の塊でヤンデレです。受がとっても不憫。生贄とか復讐とか死ネタとか出てくるので全体的に暗め。
この作品は(http://m-pe.tv/u/?shiki31)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 21:13:53
8399文字
会話率:53%
冬を司る神のくせに、白魔は極度の寒がり。そして冬嫌い。一方、そんな彼に嫁いだばかりの巫女のしずるは、大の冬好き。どうにかこの冬を白魔と楽しみたいと、ひきこもり気味の彼を温泉へ連れ出す。
嫌々付き合っていたはずの白魔も、しずるとの温泉街デート
に次第に気分が高揚する。そしてふたりは露天風呂で声を押し殺しながら繋がって――。
陰キャの冬神さまに、超ポジティブヒロインが冬の楽しさを「分からせ」るつもりが、逆に主導権を奪われちゃうコミカル和風ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 20:00:00
13062文字
会話率:37%
その国にはしきたりがある。
数年に一度国を挙げて、若い人間の贄が一人、十二神の内の一柱に奉じられる。神婚祭と呼ばれるこのしきたりに選ばれた贄は、神の伴侶となるべく捧げられ、神の国に迎えられて二度と人の世に戻ってはこないと言われている。
今年
の贄が捧げられるのは、九月に最も力を持つ美神。そして、その伴侶に選ばれたのが秋実の妹だった。
だが、神婚祭の日、社で舞を奉納する妹の姿を見ていた秋実は、そこで神主の装いをしたやけに美しい男と出会い、神婚祭の真実を知らされる。
妹を助けようと決心する秋実に、男は「妹の代わりに贄となれ」と提案し――
・神様×身代わりの伴侶(職人の長男)
・和風ファンタジーです
・溺愛になります
・性描写を含むページにつきまして、各ページ先頭に※表記をしておりますので、適宜ブラウザバックをご使用下さい
・元は下記pixiv企画で作成した話です。pixiv掲載中。
https://www.pixiv.net/novel/contest/kamigami折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 21:44:48
335049文字
会話率:44%
有栖川公子には、忘れられない人がいる。
それは10年前に亡くなった夫のことで……いまでも、ふとしたときに思い出すことがあるのだ。
ある日、公子は、いつものように訪れた彌視磨神社の奥で、足元をすべらせ異世界への入口に呑まれてしまう。
初めて訪
れたカタスの街で、公子は、亡き夫そっくりの青年・白銀と出会い……。
**
公式企画「ブルームーンカクテル」参加作品。
※特設サイト https://moon-books.jp/blue-moon-cocktail
☆印がついている話は毎回の執筆テーマに沿ったお話になります。
拙作『消えた幼馴染とふたつの月』(n4264jm)のスピンオフ作品です。
あちらでは葦船町とルターニヤ中心で、全然カタスに行ってくれないので(^^;)
カタスのことが書きたくて連載はじめました。
コネクタ捕獲の鬼ごっこで、有栖川家にカタスの玉があった理由も、たぶんこちらで語られる……予定。
主人公おばーちゃんだけど、R描写は想像と不思議な力で若い乙女の姿になってからします。といってもそんなにガッツリした描写はないです。ほんのりR18。
※作中には方言のような言葉が出てきますが、特定のどこかの方言というわけではなく、いろんな地方の方言を組み合わせたなんちゃって方言になってますのでご注意ください。
#BMC_使ってもいいのよ
企画投稿期間に指定キーワードをつけて新規投稿された連載作品に限る。
当作品のイメージを著しく損なう行為はご遠慮ください。
◆Special Thanks◆
チームMoon@ムーンライトノベルズ(sayu様・hiro様)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:00:00
4020文字
会話率:19%
月神を信仰する村に、ココウという若い狩人がいた。
神に人間を捧げる祭儀に、柱として選ばれた妹に代わり、ココウは月神の使者に自分を連れて行くよう懇願した。
ココウは神域で、男だが妻、つまり男神の慰みとして月神ミツルヅキに迎えられたことを知る。
男としての尊厳を捨てられないココウは、妻という立場に悩みながらもミツルヅキのお世話をしようするのだが、なぜかミツルヅキの方が甲斐甲斐しく世話をしてくる始末。
しかも、ミツルヅキはココウが望まない限り抱かないと言って……?
健気な狩人と、美しく寡黙な武神が閉じた世界で愛し合う、和風ファンタジーラブ!
※アルファポリスさんにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 06:00:00
29738文字
会話率:44%
=第12回アルファポリスBL大賞 奨励賞をいただきました(2024.12)=
【病弱捨てられ皇子(幼少期)と中身現代サラリーマン(外見・黒い噂のある美貌の文官青年)】(2部からは成長後)
社会人の芦屋は、何の前触れもなく購買した乙女ノベ
ルゲーム「瀧華国寵姫譚(そうかこく ちょうきたん)~白虎の章~」の世界に取り込まれていた。そのうえ、現在の自分の身上は悪役として物語終盤に処刑される「蘇芳」その人。目の前には現在の上司であり、のちの国家反逆の咎で破滅する「江雪(こうせつ)」。
このままでは自分の命が危ないことを知った芦屋は、自分が陰湿に虐げていた後ろ盾のない第3皇子「花鶏(あとり)」を救い、何とか彼が国家反逆の旗振りとならぬよう、江雪の呪縛から守ろうとする。
しかし、今までの蘇芳の行いのせいですぐには信用してもらえない。
それでも何とか、保身のため表向きは改心した蘇芳として、花鶏に献身的に尽くしつつ機をうかがう。
やがて幼い花鶏の師として彼を養育する中で、ゲームの登場人物としてしか見てこなかった彼や周りの登場人物たちへの感情も変化していく。
花鶏もまた、頼る者がいない後宮で、過去の恨みや恐れを超えて、蘇芳への気持ちが緩やかに重く積み重なっていく。
成長するに従い、蘇芳をただ唯一の師であり家族であり味方と慕う花鶏。しかしある事件が起き蘇芳に叛乱の疑いがかけられる。何とか疑いを晴らそうとする蘇芳だが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:00:00
456277文字
会話率:36%
ひきこもりから脱出を決意した僕は、バーテンダーのバイトを初めて即、常連客の銀さんに恋心を抱いた。そしたらお祭りに誘われた。※※公式企画『Blue Moon Cocktail』の「カタスの祭り」をテーマに書かせて頂いた作品です。他の関連作品
未読でもご覧頂けます。また登場キャラ、宜しければ作者の皆様使って下さいませ……#BMC_使ってもいいのよ ※すみません、投稿し直しました。短編の方ご覧下さった皆様、申し訳ございません! ありがとうございます!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 17:42:13
4172文字
会話率:64%
註:本作は、「小説家になろう」様で連載中の、<a href="https://ncode.syosetu.com/n9451gu/">秋津皇国興亡記</a>のR18版番外編となります。本編をお読み
になってからご覧になることをお勧めいたします。
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
これは、そんな時代を生きた者たちの、秘められた断章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 12:00:00
83168文字
会話率:30%
性に奔放過ぎるが故に生まれた村を追い出された美青年・卯太(うた)。
都に行けば男もよりどりみどり!数も多いため、問題はないだろう!ということで、心機一転山を越えて都へ向かう。
が、山中で追い剥ぎに出会う、卯太。
あわや危機一髪!とい
うところに駆けつけたのは…三狼丸(さぶろうまる)という男だった。
創作なんちゃって時代劇風です!和風ファンタジーと思ってください。
冒頭に本命以外と主人公の性行為の描写がありますが、卯太が本当の恋を知っていくお話ですので、以降は本命一筋になっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 15:10:00
20622文字
会話率:39%
療養を終えた王子が都に帰還するのに合わせて開催される「番候補戦」。王子は国の将来を担うのに相応しいアルファであり番といえば当然オメガであるが、貧乏一家の財政難を救うべく、18歳のトキはアルファでありながらオメガのフリをして王子の「番候補戦」
に参加する事を決める。一方王子にはとある秘密があって……。雪の積もった日に出会った紅梅色の髪の青年と都で再会を果たしたトキは、彼の助けもあってオメガたちによる候補戦に身を投じる。
舞台は和風×中華風の国セイシンで織りなす、同い年の青年たちによる旅と恋の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 22:00:00
142142文字
会話率:47%
花屋の店員の茉莉花(マツリカ)が、突然客としてやってきた龍神シキミに「自分の子を産んで欲しい」と拉致されるところからはじまるお話です。
堅物女子×バカ殿
人外、異種族、ラブエロ
*R描写有
最終更新:2024-10-17 17:00:00
205445文字
会話率:52%
これは、まだヒノモトという国に人ならむ者らがいた時代のお話。人の国との境には妖の国があった。そして、妖の国を抜けて海を渡れば鬼の島がある。鬼の島には雄しかいない。そのため、年に一度、妖達に斡旋を頼み、人の国へ嫁の来手を募っている。しかし、一
人につき小判三十枚を付けたとて、そうそう毎年、嫁の来手がいるわけでもない。空手の年の方が多いくらいだ。さて、今年は………
注)ヒノモトは架空の国、和風ファンタジー世界です。ぼちぼち更新の予定。はじめは体格差CP折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 01:34:18
8032文字
会話率:51%
薫次(くんじ)は、生まれつき体が弱く、気が強い自分の心と真逆なその体を「イレモノ」と呼んで嫌っていた。
ある早朝、そんなイレモノに嫌気がさして、泥酔したまま飛び降りようとしていたところ、突然現れた美男子に唇を奪われる。
「魂と体のバ
ランスが取れてないって言うなら、新しいのあげよっか?」
そう言い始めたその男は、「ハクト」と名乗った。
新しい体を手に入れて、意気揚々と生活を再開した薫次は、次第にあることに気づき始め……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 18:53:36
13924文字
会話率:45%
◆「囚人の見る夢」シリーズ三作目・完結編◆
一作目「紅蓮と黝」、二作目「金糸と鶯」につぐ三作目です。
今作で完結します。
共に暮らし始めた綾人とタカトは、「金曜日のボランティア」サークルの仲間と京都へ旅行に来ていた。
その一日目の
夜、浄化の力覚醒した綾人、ヤンの記憶を取り戻した陽太と、変化渦中にいた。
そんな中、ホテルへの襲撃が起きたことをきっかけに、次々と攻撃を仕掛けられることに。
新たに加わる仲間も現れ、戦闘もどんどん変化していく。
百合子はなぜ、執拗に綾人を狙うのか。
その答えがわかった後に、全ての根幹を揺るがす大事件が起きる。
夢を見ていた少年の運命が決まる、最終章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 10:53:57
92863文字
会話率:35%
根無し草、人斬り、淫乱、果ては『魔女の犬』。七宝の国に悪名高い男、名を火群。妖刀・紅蓮の継承者たる彼は、力を失った愛刀を蘇らせるべく今上帝・瑠璃に不本意ながら仕えていた。今日も今日とて人を斬る火群は、宮中にて一人の男・氷雨と引き会わされる
。
清廉潔白、潔癖で生真面目。火群とはまるで真逆の氷雨。彼は七宝の外から一族の使命を負って来たという。その腰には神剣・蒼天なる刀を、そして背後には白い少女を伴っていた――
* * *
和風ファンタジー。オラついた人斬りクソビッチ受けが斬った張ったしながら愛刀片手に好き勝手食い散らかしていく話です。
※この作品は個人サイト「ヲダマキ」にて更新、Pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 21:00:00
340696文字
会話率:35%