清らかな小川が流れ、花々が咲き乱れ、太古の昔から生える、見上げるほどの巨木が並ぶ『蟲人の森』には、身体のどこかに昆虫の特徴を持った人々が暮らしている。
齢四十五令を迎えるムラサキは、かつて、この森で一番美しく力強い『蝶の王』と讃えられていた
雄の蝶だった。しかし、歳を重ねて色鮮やかな翅は破れ、美貌には年齢の翳りが差し込み、遂には冬眠の為の居場所を喪って死を待つばかりとなる。
そんなムラサキを捕らえたのは、桃色の派手な髪と青い眼を持つ外来種の若い雄蜘蛛。毒を持つ蜘蛛は、ムラサキを弄り食う代わりに、『交尾の真似事』を受け容れるよう迫る。
時間を掛けてハッピーエンドになる二人の物語。
20歳×45歳。パンク系若者×穏やかな和装美中年。昆虫擬人化。おじさん受。耽美BL。性描写のある話には「※」印をつけています。
オジ天2024参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 08:00:00
71847文字
会話率:42%
あらすじ
大学二年になる崇は目的もなく怠惰な生活を送っていた。偶然知り合ったバーのマスター広川に誘われ、彼の仕事を手伝い始める。だがそこは罪なき女たちをマゾ奴隷に調教し、客に提供するための秘密クラブだった。
サディストとしての素質を開花
させた崇は、密かに憧れていた美しき人妻葛城由布子をターゲットに定め罠にはめた。奴隷として調教される日々をおくる由布子は、自らの意思に背きマゾとしての悦びに目覚めていく。
やがてその毒牙は一人娘綾にまでおよんだ。こうして穢れ無き母娘は、終わりなき調教の果てに、レズ奴隷へとつき堕とされていくのだった。
登場人物
佐伯 崇 S大の学生
葛城 由布子 美貌の人妻
葛城 綾 由布子の一人娘、聖M女学院の二年生
広川 幸雄 バー ジュテームのマスター
山下 雪絵 ジュテームのホステス 人妻
広川 千紗 広川の妻 お茶の師匠
由美 家出した一六歳の女子高生
真理子 二〇歳の女子大生
葛城 泰三 葛城興産の社長、由布子の夫
北村 敏子 葛城家の家政婦
中野 祥子 葛城家の元の家政婦
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 00:03:06
14893文字
会話率:54%
社会人3年目のOL、神崎桜。
朝、目が覚めると隣には名前も知らない男性。
電車に乗れば痴漢どころか……
出勤すればそこでも同僚と。
高校生の頃、存在のあり方そのものを狂わされた桜。
蛹が蝶になるように。
桜が新たな一歩を記したある淫ら
な一日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 23:51:29
56371文字
会話率:40%
私の知らない貴方と貴方の知らない私。
心に置き去りにしていた秘密。
真実と虚構。現実と妄想。
ミキサーにかけてしまいましょう。
それはー
泥々に溶けて1つの世界を構築した。
過去が未来を侵食する時。
憂鬱な天国の扉は開かれる…。
最終更新:2024-06-03 23:46:57
145117文字
会話率:22%
竜の末裔が統べる国、ルアーナ王国。国王の甥である公爵の父と妾の母との間に生まれたクレナイ・ベルア・ルイセン騎士爵は正妻の子でないにも関わらず、王家の証である紅玉の瞳を持って生まれてしまったがために、公爵家で飼い殺しにされていた。
いつか政治
の駒として扱われる運命と知りながらも、数少ない理解者達と穏やかに過ごしていた日々が、突然終わりを告げる。
ふってわいたのは、遥か北──吸血鬼が治める帝国への嫁入り。
青天の霹靂にみまわれながらも、クレナイがそれを承諾したのはかつて己を助けてくれた美しい人──“銀色の君”を求めるが故だった。
だが再会した銀色の君──夫となる軍人のレナルドはクレナイを知らないと言う。あまっさえ、彼は上官の愛人であるとの噂さえあった。
だが、クレナイのレナルドへの想いは少しも揺るがず、ふたりは徐々に距離を近づけていく。
そんな中で、クレナイが知るレナルドの秘密、そして蠢く国同士の陰謀とは──
《一途な竜の末裔の騎士✕訳アリ美人の吸血鬼》
《中世〜近代までごちゃごちゃファンタジー》
※ストーリー優先なため、イチャイチャシーンは少なめです。
※暴力、殺人、吸血(食人)描写が含まれます。
※作品内に登場する宗教に、特定のモデルは存在しません。
※キャラクター名は日英独仏語、作者の造語ごちゃまぜです。
※この作品は個人サイト「結晶蝶々」に掲載していた小説「Knights✕Night」を大幅に手直しした小説です。
※ムーンライトノベルズにも同名の小説をおいていましたが、現在は非公開設定になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 00:00:00
31330文字
会話率:35%
強制的に嫁がされた敗戦国の騎士✖夫になる訳あり吸血鬼の美少年 の下剋上カップル
脇役に部下✖上官 カップルあり。
魔力を持たない者が魔法を使うために必須の魔力鉱石を求めて、吸血鬼の住むハクヤ帝国へと進軍したルアーナ王国だったが、あっ
さりと敗北してしまう。
囚われの兵士達を救うため、花嫁という名の人質として帝国へ嫁ぐこととなった騎士のクレナイが出会ったのは、一癖も二癖もある軍人達と、それは美しい吸血鬼の夫だった。
※恋愛色よりもストーリーがメインです。
※戦闘描写、それに伴う流血・残酷描写あります。
※R-18ですが、当分は性的な描写はありません。
※キャラクターの大部分が和名なのは、作者のネーミングセンスが皆無だからです。そちらへのツッコミはご遠慮下さい。
※個人BL小説サイト「結晶蝶々」にて連載している話を改稿して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 13:01:08
68490文字
会話率:40%
リッチモンド伯爵家の温室は、魔法によって完璧な管理がなされ、冬も花が咲き続ける「理から外れた、最も天国に近い場所」と称されていた。
屋敷で働く18歳のメイドには「温室の世話係」という特殊な仕事が課せられる。世話係に選ばれたセリーナは冬の間、
温室に住みながら一人で草木の世話をするはずだった。
初日の夜、誰もいないはずの温室に「虜囚」の男が現れる。
温室は貴重な植物の宝庫であり、絶対に枯らせてはいけない。
世話係の本当の仕事とは、情交と引き換えに草木に恵みをもたらす囚われの男、精霊シオドアに身を捧げることだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 22:37:33
18963文字
会話率:42%
果南は、無口な性格の美女だった。ある日親友に誘われて、音楽と水の融合した大型のイベントに行く事になった。
そこでひょんな事で知り合った正義と言う男に、一目惚れしてしまい…
こちらの作品は「アルファポリス」でも掲載されています。
最終更新:2024-04-17 20:00:00
12845文字
会話率:43%
生まれは名家の血筋ながら、虐げられて育った不遇の娘、桃猫(タオマオ)。
ある日、暴れ狂う虎により、家族が皆殺しにされてしまう。
命からがら逃げ出した桃猫は、花街へ。
桃猫が連れて来られたのは、花街でも一風変わった妓楼。
その妓楼では、妓女
と対になる『番人(つがいびと)』なる男衆の存在がある。
勘違いがきっかけで『番人』となった青年、翠嵐(ツイラン)とふれあううちに、桃猫の心の強ばりがほどけてゆく。
やがて桃猫は、おのれに秘められた不思議な力の存在に気づく。
『番人』は、妓女を守る者。
妓女は、『番人』に力を与える者。
花街を脅かす人ならざるモノと対峙すべく、桃猫は蝶として、花として、夜を舞う。
かぐわしき花を求めてつどう、男たちとともに。
【陰陽和合。桃花を求むるは、人か獣か、はたまた鬼か】
不遇な少女を巡る、ときにいじらしく、ときに甘露な、中華ロマンスファンタジー。
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ブクマやいいね、☆評価等ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 23:05:19
25332文字
会話率:41%
誠(19歳大学生)と喜美枝(28歳人妻)の出会いから完全支配へ。
支配する悦びと支配される悦び
少しずつ苦痛と快感の境界を見失う誠…
支配する悦びから次第に限界を見失う喜美枝…
最終更新:2024-04-02 20:37:45
123312文字
会話率:35%
女冒険者のルーアウテは、ひょんなことから知り合ったエプリスという蝶の魔族令嬢と、友好関係を築いていた。
ルーアウテはある日、エプリスが開始した催眠調教によって、行為時の記憶を日常生活では忘れたまま全てを支配されていく。
元気系の女冒険者さ
んが、蝶モチーフのお嬢様系魔物娘さんによってゆっくりとことん堕とされる話です。
【X(Twitter)】(更新報告など) @ganmonokuta(https://twitter.com/ganmonokuta)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 07:35:16
56454文字
会話率:44%
⚠︎監禁・おまけの性行為をAIのべりすとに書いてもらっています。
翡翠「蜘蛛」
鏡夜のことが大好き。ストーカー。
鏡夜『蝶』
翡翠の友達。最近ずっと見られているような気がする。翡翠が自分のことが好きなのは知らないし、蜘蛛なのも知らない。
性行為部分はAIのべりすとに書かせています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:41:06
2759文字
会話率:58%
初老のベテラン女装者さとみ
最近自分の容姿に少しずつ萎えを感じてきました。
自分自身に萌えられるのも、後どのくらいなのか・・・
そう思いながらも、ズルズルと極秘女装を続けています。
そんなある日、偶然悪魔を呼び出してしまいます。
何か願いを
叶えてくれる・・・
それでは絶世の美女に変身できる魔法が使えるようになりたい!
それも、男性を引きつける美しさ、男性を骨抜きにするテクニック、男性自身を虜にする名器
そんなサキュバスのような女に
そんな事を願った結果!
驚くようなことに
極めてマニアックな内容です
性描写もアブノーマルの部分が大半を占めます
この作品は「里美の蝶変身」にも掲載します
http://mitosakisatomi.web.fc2.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 00:00:00
483064文字
会話率:36%
晴天の春のある日、ミツバチは新たなお姫様のハリエットを伴い巣立ちの時を迎えていた。
運ばれてる最中に空から落っこちた姫は森で美しい蝶に出会う。
色んな意味で食べられそうになるも跳べないハリエットは逃げられません!
※無理やり感はありますが終
わりよければすべてよし
※虫たちの見た目は人間を小さくした妖精っぽいナニカだとご想像ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 19:24:09
11819文字
会話率:33%
大学1年のときのある一件以来、恋愛を諦め、仕事一筋で生きてきた八坂。
気付けば10年が経ち、そのあいだに、会社でも重要な地位を任されるようになっていた。
いつものように遅くまで残業したある日、帰り道で見知らぬ美女を助けた彼は、その顔を見た瞬
間、愕然とする。腕に抱かれた彼女の顔は、忘れられない、初恋相手の顔にそっくりだったのだ――。
仕事に生きる男と、夢を追う女、結婚願望に縛られる女、それぞれの価値観をめぐるラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 22:38:32
194446文字
会話率:42%
※一行あらすじ※
関東最大の広域暴力団本家代表養子×東京黒川組会長二女×かつて関東で名を馳せた一匹狼の半グレの三角関係。
※あらすじ※
「……俺のことは許さなくていい。だが、愛しているフリぐらいはしていろ」
黒川蝶子には、幼馴染の許
嫁がいる。彼――沢海龍弥は眉目秀麗に加えて才気煥発な完璧な男だった。それを活かし、わずか齢三十で関東最大の暴力団沢海會若頭補佐に上り詰める。そして同時に、ドがつくほどの嗜虐症であり、病的なサディストだった。龍弥は、日夜行う悪趣味の一環で奴隷を作った。その奴隷は、何と蝶子のクラスメイト、山口透馬だったのである。
酷い凌辱や暴力を受けながらも、蝶子に気を遣う彼に、だんだん彼女は惹かれていく。
「オレは黒川のことを愛してる、誰よりも大事に思ってる。意味、分かるか?」
「それには私、答えられないよ……」
「違う。……黒川が幸せだったら、それでいいんだ」
ただ蝶子の幸せだけを純粋に願う、奴隷の透馬が現れたことで、次第に蝶子と龍弥の関係が崩れ始める。
(♂×♂の表現ありですがNLです)
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※予告なく残酷表現入ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 05:28:56
170748文字
会話率:37%
警官はいなくなったという男を探しに行き、そこで蝶の羽を持つ妖精の群れと出会う。
最終更新:2024-01-05 22:59:12
2558文字
会話率:19%
【あらすじ】
国の英雄であり大富豪ジャスルの護衛である狼族のソンジュは、ジャスルの側室として迎えられた蝶族のユンファと、婚礼の儀の前夜、ひょんなことから一晩二人きりとなる。
ジャスルはユンファに自らの子を生ませるためにユンファを娶った
ものの、外の世界を何も知らずに育てられた初心なユンファは、護衛を務めながらも優しく誠実なソンジュに恋をし、無理にもソンジュに口付ける。――いわくジャスルへと嫁ぐ自分だが、初めての接吻は、慕った人としたかった、と。
しかしソンジュには、その接吻を忘れてくれというユンファ。その健気な思いにソンジュもまた彼に惹かれ、またたく間お互いに恋に落ちた二人は、気持ちのままに「つがい合う」が――?
「…この籠から、二人…共に逃げませぬか」
【注意】
・セリフ内伏せ字無し男女性器淫語表現アリ
・R18表現時「♡喘ぎ」
・男性妊娠、801穴要素アリ
・無理やり等の陵辱、恥辱表現アリ
・受けの男娼(性奴隷化)展開アリ
・モブ受け、攻めモブ(微)表現アリ
・局所殺害シーンなどぼかした流血描写アリ(メイン二人の死はありません)
「ぼくはきみの目をふさぎたい(https://novel18.syosetu.com/n0406in/)」の前身となったお話のため、一応あの二人の前世という感じです。なお「目」を読んでいなくても全然問題なく読めます。
お読みいただいている最中に合わないと感じられましたら、そっと作品を閉じてくださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 18:47:49
313333文字
会話率:39%
オメガバース
美形踊り子アルファ×世間知らずなオメガの王子様のお話
砂漠にあるアバラダ国の第二王子サフィールは王家でただ一人のΩだった。Ω性受け入れられないサフィールは発情期がこないよう薬を飲みαのふりをしている。ある日、父王の願いを断れ
ずハーレムの宴に参加すると男なのに女のふりをして踊るΩの踊り子と出会って……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 22:25:22
34338文字
会話率:43%
御年二十歳の若き領主である高階透哉(たかしなとうや)は、五年前に拉致され残酷な方法で殺害された双子の姉である高階蝶姫(たかしなちょうき)の仇を討つため、隣領の領主であり仇敵でもある鳳弾正(おおとりだんじょう)の居城が年越しの宴(うたげ)で
盛り上がっている隙を突いて急襲し、鳳一族を根切りする事に成功した。
今や鳳一族で生き残っているのは、美姫として名高い鳳恋歌(おおとりれんか)ただ一人。奇(く)しくも恋歌の年齢は、蝶姫が殺害された享年であるところの十五歳。この世界では十六歳で男子は元服、女子は|裳着《もぎ》を迎えて成年と見做される。
弱冠十五歳の恋歌は、二次性徴途上の蒼い肉体を持つ美処女である。
透哉は非業の最期を遂げた蝶姫の仇を討つため、恋歌を【凌遅刑】により公開処刑に処そうと企むものの、最後の願いを聞き届けて『初夜の儀』の作法に則(のっと)って破瓜(はか)させたのだが、この上もなく具合が良く、同時に抱いた時の得(え)も言われぬ一体感から恋歌は運命の番(つがい)である事を悟ったのであった。
そして本日は元旦であった事から【姫始め】であり、恋歌が|未通女《おぼこ》であった事から【姫初め】であった事に苦笑した次第だ。
その後も紆余曲折はあったものの、恋歌は正室として俺の隣にいる事に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 00:00:00
25698文字
会話率:33%
ラウラは、王宮で働く地味な行き遅れ五級魔術師だ。
ある時、ガゼボで魔術具の点検をしていると、落とし物らしい指輪を見つけた。
何気なく指輪を拾おうとして、ラウラは罠にかかって意識を失った。
そして目が覚めると、魔術師団長のミロスラフ様がラウラ
の上で腰を振っていた。
普通の女の子が、ハイスペック男にいつのまにか執着されて囲いこまれるという物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 20:00:00
13348文字
会話率:19%