明治から大正時代ぐらいの頃。
無一文で田舎から上京してきた青年、兎野 紡は、最近人気の怪奇小説家、狼谷 能円先生の家に書生(という名のお手伝いさん)として一緒に暮らしている。
狼谷先生は変わった人で、小食で寡黙で変人だ。だけど、兎野青年は
そんな先生が大好きだった。
そんな大好きな先生のお役に立てるよう頑張る兎野青年だったが、狼谷先生はいつもどこかよそよそしい。
そんな日常を送っていたが、ある日、兎野青年は家の玄関先で狼と遭遇し、押し倒されてしまう。
混乱する青年をよそに狼は彼に発情しており、兎野青年はその狼が先生だと思うが――。
みたいな感じですけど、痛かったりホラーにはなりません。いつも通りのハッピーエンド至上主義
※小説家×書生、というのは完全にフレーバー。あと、明治大正時代も雰囲気
※予告無く獣姿で致している描写と、人の姿での描写が入ります。あんまりガッツリ書いてないつもりですが、気をつけて折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 18:44:52
28955文字
会話率:36%
僕は恋人が欲しい。
彼女の頭も欲しい。手も欲しい。足も欲しい。体も欲しい。だからだから“買って”集めなきゃ。
だってそれが当たり前のことだから。
奇っ怪な者たちの中で生活する“僕”の日常を描く怪奇奇譚。
あなたは彼らを受け入れら
れますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 19:38:06
6041文字
会話率:32%
異界に連れ去られた人間たちを集めた娼館『ヴァニタス』。様々な魔物がそこに女を求めてやってくる。娼婦たちは異形の客たちに弄ばれ、蹂躙されるために存在しているのだ。
※11/7、連載再開しました。紗々を怪奇小説家からミステリー作家に、紗々と人
留の関係を恋人同士に変更。
※『娼婦一覧』は更新していくので、定期的に見ていただけると嬉しいです。
※ブログ、ピクシブなどに重複投稿しています。
※非18禁自作小説『本日も晴天なり』のキャラクターが娼婦として登場しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-07 18:11:02
13518文字
会話率:45%
小雨の降る中、とある村で婚儀が行われようとしていた。
村から離れた危険な山の麓で一人住む変わり者の娘、花仙。
そしてそれを見初めた村一番の豪族の一人息子。
誠実な花婿といつの間にか美しく成長した花嫁。
祝福されながら二人は互いに誓いの杯を交
わそうとした。
その時、一人の謎の影が婚儀の場に現れる。
花婿や村人達が思わず見惚れるほどの絶世の美貌を持つ麗人。
哀しくも切ない、愛と恨みを込めてその妖艶な唇が裏切者を詰る。
「酷い人」
※疑似古代中華を舞台にした怪奇小説的な話です。
ホラー要素はありませんが、人外的なものがメインです。
短くもちょっと気色の悪い話です。
【全八話完結済み】
※タイトル変更しました。他サイトにも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-13 07:46:54
80872文字
会話率:9%
気がつくと、私は両手両足を壁に埋められ囚われていた。裸で、体は動かせず、ただ白い壁を見つめることしかできない。過去の記憶は曖昧で、自分の名前も、どうしてこんな目に遭っているのかも思い出せなかった。ただ、日に何度かこの部屋を訪れる男が、なにか
を知っているということだけはわかっていた…。
記憶を失い監禁された「私」が、「彼」との関わりによって過去を取り戻し、愛する人と向き合うまでを幻想・怪奇小説風に描くBLです。自慰行為的な描写あり、死にネタ注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-14 18:43:30
12828文字
会話率:27%