「僕を食べてもらっても構わない。だからどうか――」
庶子として育ったカラヒは母の死後、引き取られた伯爵家でメイドにすら嗤われる下働き以下の生活を強いられていた。その上義兄からは火傷を負わされるほどの異常な執着を示される。
そんなある日、義母
である伯爵夫人はカラヒを神竜の生贄に捧げると言いだして――?
「カラヒ。おれの番いは嫌か」
助けてくれた神竜・エヴィルはカラヒを愛を囁くものの、カラヒは彼の秘密を知ってしまった。
どうして初対面のカラヒを愛する「フリ」をするのか。
どうして竜が言葉を話せるのか。
所詮偽りの番いだとカラヒは分かってしまった。それでも――。
※本文完結済
※この作品は他のサイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:50:47
95334文字
会話率:37%
家族の愛を知らずに育ち、「誰からも必要とされたい」と必死に努力を重ねてきた天野架純。難関大学の内定を手にし、人気講師として活躍する彼女は、誰よりも生徒と真剣に向き合う先輩講師・和田を目標に、尊敬の念を抱いていた。
しかし、ある日、和田が口
にした「俺は結局、誰にとっても、特別な存在にはなれないんだ」という言葉が、架純の心を深く抉る。それは、自分の価値を証明しようと足掻いてきた架純自身の孤独な過去を呼び起こすものだった。
「和田さんのそういう言い方、好きじゃないです」
和田の自己否定は、彼を心から特別だと感じる架純には許せなかった。彼の言葉に苛立ち、そして何よりも強い悲しみを覚えた架純は、ついに問いかける。
「もし私が、あなたを特別に思っているなら……それは、あなたにとって特別になる資格が、私にあるということですか?」
この瞬間、二人の関係は、互いの内なる傷に触れる決定的な転換点を迎える。架純は決意する。誰の特別にもなれないと諦める彼を、自分が特別にすると。
これは、それぞれが抱える「誰かの特別になりたい」という切実な願いが交錯する、もどかしくも温かい物語。
努力家エリート女子大生×後ろ向き社員塾講師
この物語は、既に完結まで書き上げられており、全ての投稿が予約済みです。安心して、架純と樹の物語の結末をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:04:02
36511文字
会話率:35%
幼馴染みの瑠李(るい)と学校から帰宅しようと、学校の階段を降りようとしていた時、後ろから誰かに押され二人して転げ落ちてしまう。
そしてそのまま俺達は命を落としてしまう。はずだった。
俺はなぜか無傷で目を覚ました。あれは夢だったのかもしれない
。そう思った俺はいつも通りの毎日を過ごそうとした。だが、世界がいつも通りではなかった。
家にいる姉と妹と義妹が、胸を丸出しにしてパンイチで過ごしている。幼馴染みの瑠李はブラジャーをせず超が付くほどのミニスカ。乳首はスケスケで目のやり場に困る。
外に出ると、女子達は全員露出が高い服でほとんど裸同然の服装で出歩いている。
さらに困惑するのは、そんな男にとってはパラダイスな状況に、周りの男子達は全員が嫌悪感丸出し。電車は男性専用車両があったり、男が胸を隠すサラシがあったりと、俺が知ってる世界ではなかった。
ここはまさか、貞操観念が逆転してますか!?
転校した高校は元女子校だが、男子は俺一人。うまくやって行けるか不安だったが、女子高生達は俺を見るなり狂喜乱舞して、俺を求めてくる!教室で、廊下で、トイレで、図書室で、屋上で、プールで、更衣室で、職員室で、あちらこちらで女子達と濃密なエッチしまくり!
姉と妹と義妹の三人は、家でも求めてきて……!
毎話必ずエッチシーンあり!女子の年齢は最高で30代前半まで。全員が若い女!巨乳で巨尻の女子だけしかいない世界。男を蔑む女は誰一人としていない!(義妹だけが唯一ツンデレです)心もアソコも癒やされる作品です!
※不慣れなので拙い文章になると思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです!(残酷な描写ありは、女子達が泣き叫ぶので念の為入れています)。
↑首絞めやビンタ、スパンキングなどの描写が入ります……!
投稿当初より、書きたいことが増えてきたので、色んな描写が増えると思います! それでも、変わらず愛してくださるととても嬉しいです……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:00:00
362835文字
会話率:58%
フリーダ・サンドボリは竜騎士の国の竜医師。ある夜に酔っ払いの若者を保護したついでにセフレにしてしまう。彼は就任ほやほやの堅物竜騎士で、いつもベッドの上ではしかめっ面なのだが──。むっつり竜騎士と無茶しがち竜医師の物語。負傷描写少しあり/全4
0,000字弱/毎日18:00更新予定/竜騎士視点の物語を追加する可能性あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:00:00
18996文字
会話率:39%
残念系イケメン王子、突然の廃嫡!からのほんわか(?)お家騒動物語。難しい陰謀などございません。多少の傷病シーンあり
最終更新:2025-02-15 01:50:00
52636文字
会話率:47%
駆け出し護符職人ウィリアムは痩せこけた黒髪女性に出会ったことをきっかけに、国家強化のカギを握る護符の秘密を知る。残酷な社会システムを知った彼がとる選択とは。かなり暗くてつらい描写があります。火事・熱傷・拘束描写を含みます。
最終更新:2025-01-30 00:00:00
33695文字
会話率:37%
10歳のノエルは父親である貧乏伯爵家当主の命令により、事故で両親を亡くした傷心中の公爵家当主オメガのセリアス12歳の従者になるよう命令される。
前世と合わせて精神年齢30歳のノエルはセリアスの横暴さを上手く躱していく。また、横暴さの裏に隠さ
れたセリアスの悲しみにも触れ、いつしかセリアスもノエルに心を開いていく。いい関係が築けるかと思っていた矢先に推定ベータのノエルの様子が.....。
幼児期自他ともに推定ベータ→後に成長してアルファ✕傷心中の横暴オメガ
ハッピーエンドを目指してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 15:33:18
43544文字
会話率:34%
青木陽向《あおきひなた》は、高校入学を機に上京をしてきた。
初めての1人暮らし、新しい学校生活、新しい友達に胸を弾ませていた。
東京に引っ越してきた理由は、カウンセリングで有名な先生がいるから。
精神安定剤や睡眠薬の力を借りない生活に戻り
たい陽向にとっては、悩みぬいた末に出した引っ越しだった。
そして、もう1つ。
雨の王子様に会ってお礼を伝える、という目標を胸に抱いている。
始まった高校生活の中でのたくさんの出会いが、友達になれる人なれない人、好きになれる人なれない人、大切に想える人想えない人をつれてきてくれた。
両手に抱え切れないほどの感情が交差し合い、時には傷つけ、そして愛を教えてくれる。
「健やかなる時も病める時も、生涯愛しぬくことを誓います」
同じように誓おうとしたのに、彼は今はまだ誓わないでほしいと伝えてきた。
「俺の誕生日7月27日なんだ。その時に話したいことがある。
その話を聞いても一緒にいたいって思ってくれるなら、俺がさっき誓った言葉を言ってほしい」
私も彼に誓いたかった。
『あなたを愛しぬくことを誓います』と。
色々あり得ない設定です。妄想の中の世界ですので、ご愛嬌ください。
苦手だと感じましたら、即Uターンしてください。
楽しく読めるなと感じる方だけ、読んでいただければ幸いです。
死や過激な描写・発言・虐めがあります。
1ページ辺りの本文の長さを、一定ではありません。
区切りの良さを優先するため、長くなったり短くなったりします。
十数年前に、エブリスタにて投稿していた小説を編集したものになります。
こちらの小説に関しては、エブリスタにも同時投稿していきます。
(作者名はピグになり、現段階でHILLAに変更しています。また、旧作にあたる小説は非公開にしております)
更新は、不定期です。
顔を真っ赤にするほどの作文だったモノを、拙い文章ですが小説にできればと思い、異世界物を執筆している合間に編集していきます。
読みにくくならないように心掛けていますが、読みにくかったら申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 14:52:05
231042文字
会話率:42%
汚染された廃材の街イルファで、貧しくも母親と二人きりで暮らしていた少年・ハルカ。
ある日、謎めいた少女エミリアとその仲間たちが現れ、母親の借金返済のため、彼自身が「ユリシナ教会」の奴隷(セルヴス)として身柄を引き渡される運命に直面する。
逃げ道を探す間もなく、謎の武装集団に襲撃され、母親はマリアという少女に惨殺され、ハルカも瀕死の重傷を負う。
一命を取り留めた彼は、超高級バイオユニット「フェラーレ」に全身換装され、生殖サイボーグとなる。
目覚めたハルカを待っていたのは、「ベトリア」と呼ばれる女性だけの宗教都市への強制連行。奴隷身分のハルカは少女たちに性的奉仕を強いられ、子作りのために酷使される暴力的快楽が待ち受けていた。
過酷な「洗礼式」を通過し、ハルカは少女たちの性具として身も心も快楽に溺れていくが、母親を惨殺した少女は執拗にハルカを付け狙う。
なぜ自分は選ばれたのか?
母はなぜ殺されたのか?
教会の本当の目的は──?
母を喪い、自由も未来も奪われた少年は、絶望の淵で自らの運命を切り拓く──
※前作「ハロー!ジャンキーズ」未読でも問題ありません。
※完結保証折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 12:10:00
306583文字
会話率:54%
井波和幸は幼馴染で三つ年下の酪農場の息子である矢木田慎文のことが嫌いだった。
親同士の仲が良く、幼い頃は可愛い弟のように可愛がっていた彼のことを嫌うようになったのは、十三年程前に奴に無理やりされたキスが原因だった。そんな奴が毎年クリスマス
間近に訪ねてくるようになった。
会うたびに『好き』だと主張してくる奴に翻弄されながらも、滞在中の間だけ恋人になりたいと提案されて渋々受けることになった和幸は、手繋ぎ以外はお触り禁止の条件つきで提案を快諾した。そんなある日、物産展で慎文の恋愛観を歪ませた元凶である櫂理人という男と出会う。
櫂を通して慎文の本心に触れることになり、次第に心が溶かされていった和幸だが慎文の気持ちを受け入ることができず、彼を傷つける行動をとってしまい、慎文は忽然と居なくなった。
慎文の帰宅後、彼のことが気になり実家へ帰省した和幸だが慎文に冷たい態度をとられ、漸く自分の気持ちに気づき始め……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 12:00:00
93807文字
会話率:37%
久しぶりに連載再開します!!
今度は完結まで行く予定です。
***
この世界にはキメラと呼ばれる、人間以外のDNAが混じりあう人達がいる。
ソニアはエルフのキメラで、交わった相手の傷を回復させる力がある。昔から思いを寄せる、狼のキメラであ
る騎士のシェルが瀕死になり、ソニアは彼に体を差し出した。彼が王女のシンディーに思いを寄せていることを知りながら……。
好きな人に処女を捧げたし、もう彼に思い残すことはないと、ソニアは思いを断ち切る決意をするが、なぜか彼から求婚されてしまい……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 08:05:17
68223文字
会話率:37%
柳紫緒音と柳侑軌は血の繋がりがない姉弟で、両親亡き後は二人で暮らしていた。その後侑軌は高校卒業後に進学の為に家を出るが、なぜか毎週末帰ってきていて、それが社会人になった今でも続いていた。でも帰ってくる度に変わっていく侑軌に、紫緒音は&quo
t;弟"以上の気持ちが芽生え始めていた。
そして会社を立ち上げ若くして社長になった彼に、アイドルとの熱愛疑惑が浮上。もうこれ以上一緒には居られないと、傷付く前に侑軌と離れる決意をした紫緒音だったが、逆に侑軌によって堕とされていってしまう──。
一応ですが設定はフィクションです。まぁこんなもんか、で流していただければ幸いです。
※エブリスタ、魔法のiらんどでも別名義で掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 12:03:59
101440文字
会話率:29%
レダ・ヴァルギースは、今が二回目の人生である。
生まれつき人から嫌われてしまうせいで、一回目の人生では殺されてしまう。
ある条件によって与えられた二回目の人生でも、相変わらず嫌われていたが、平穏に生きようと教会に入って神官になることした。
しかしそこで、まさか聖者として認められてしまうことに。
この世に聖者は一人しかおらず、異例の二人目の聖者となったレダは周りからは偽聖者扱い。
二回目の人生も終わるかもしれないと思った時、神のためにという名目で大量虐殺を起こした最狂と呼ばれる聖騎士、フシェン・イザリティスが自傷してまで助けてくれる。
さらに、なぜかレダに対してだけ恋人のように優しく笑いかけてきて……。
「どうか、私をあなたの聖騎士としてお認めいただけますか?」
そう言って側付き聖騎士に立候補するし、毎日そばから離れないし。
嫌われ続けの人生で唯一の味方になってくれる相手が現れるなんて……って、いやいや。
─── 一回目の人生で俺を殺したのは、こいつのはずなんだが?
偽聖者と呼ばれた前向きな神官君が、頭のネジが外れた死にたがりの聖騎士君に信仰されまくる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
50544文字
会話率:29%
ナツ、平凡な高校生の生活は、ある朝、クラスメイトのノゾミが傷つき、通りで一人ベンチに座っている姿を見つけた瞬間、劇的に変わる。あざだらけの彼女が父親について衝撃的な告白をしたことで、ナツは無視できない深い痛みに直面する。衝動に駆られ、ノゾミ
を学校の保健室に連れて行くこの行動が、彼を彼女と切り離せない運命に結びつける。
この出会いの後、思いがけない事情でナツとノゾミは同じ屋根の下で暮らすことになる。この予期せぬ同居生活は、二人にそれぞれの傷と強さに向き合うことを強いる。ナツはノゾミの過去を理解し、彼女を追いかける影から守ろうとする中で、かつて単純だった自分の人生が、共感、怒り、そして予想外の絆といった複雑な感情で満たされていくことに気づく。緊張感あふれる瞬間、予想外の笑い、そして外の世界との対峙を通じて、二人は癒しがただ生き延びることだけでなく、互いの中に居場所を見つけることだと学んでいく。
ドラマ、ロマンス、そしてコメディの要素を織り交ぜた『同じ屋根の下で』は、人間関係の力と、痛みに立ち向かうために必要な勇気を描き出す。ナツとノゾミは、必ずしも優しくない世界で自分の居場所を探す物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 06:00:00
13704文字
会話率:28%
クラレンス伯爵家の長女フィデルは淫夢に悩まされていた。特別な感情はないはずなのに、義弟のトーリィに抱かれる夢を何度もみてしまうのだ。
父が恩人の息子を引き取ったのは十年前のこと。トーリィとはふつうに仲の良い姉弟だと思っている。
婚約者は五
歳上のコリネ伯爵令息アルトー。
ある日、フィデルは外出先でアルトーと婚前交渉にいたってしまう。
貴族子女が、たとえ相手が婚約者であろうと肌を許すのは外聞の悪いこととされる。
いっぽう、彼女を強引に抱いたアルトーは意味ありげに「内緒にしてあげる」「(婚約)破棄はしない」と告げた。
義弟との営みを夢だと信じるフィデル。
義姉を愛してやまないトーリィ。
傷ものの婚約者を丸ごと溺愛するアルトー。
ずるずると双方との関係を続けることになるフィデルは、最後に何を選ぶのか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 04:18:01
6384文字
会話率:38%
ある夜、辺境のクローヴァ伯爵邸で惨殺事件が起きた。
正確には、殺されたのは当主と後添いの夫人、客として招かれていた隣領の老侯爵。
内輪のパーティの最中に起きた惨劇から、かろうじて生き延びた貴族は娘のナタニエルだけ。
夫人の連れ子だった次女の
フィオは行方不明になっていた。
散り散りに逃げた使用人たちに続き、古参のメイドによって別の出入り口に案内されたナタニエルは、いよいよ殺人鬼に追いつかれてしまう。
「――ふうん……なるほど。綺麗なこった。おい、あんたは――」
「!! やめて、もう誰も傷つけないで!」
暗い瞳の青年は遠慮なくナタニエルに手を伸ばす。そのまま純潔を奪われたが、意識を失い、目覚めたあと、再会した青年の様子がおかしい。
逃がしたはずのメイドも戻ってきた。
どうやらパーティーには裏があったらしく――?
妹の行方を含め、惨劇のあった邸宅で明らかになるいくつかの真実。
奇妙な縁で繋がれた令嬢と殺人鬼(?)の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 01:15:49
13377文字
会話率:35%
「ごめんなさぁい、先輩の彼、もらっちゃいました♪」
広告代理店で働くデザイナー・詩音は、ある日彼氏と後輩女子が浮気している現場に出くわしてしまう。
挙句の果てに、詩音が取引先のためにデザインした作品までパクられそうになってしまう。が……
「
それって、詩音さんの作品ですよね?」
取引先の社長は、なんと詩音の幼馴染・蒼汰だった!
泣き虫だった蒼汰は、爽やかイケメンに成長し、傷心の詩音にグイグイ迫ってくる。
けれどこの幼馴染、何かが変――?
「元カレの連絡先……いらないよね? 消して。今ここで」
「僕をこんな風にしたのは……しーちゃんだよ」
爽やかな顔をしているけど、中身は激重執着ヤンデレ化しており、あらゆる手を使ってヒロインを囲い込もうとする年下ヤバヒーローと、お仕事に夢中なヒロインの、オフィスラブコメディ……です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 23:00:00
7242文字
会話率:34%
おまえを守るためなら、毒を飲んで、操り人形にだってなってやる。
ヘタレ攻めα×美人受けΩ
朔夜と日向は運命の赤い糸で結ばれた“魂の番”で、将来を誓い合っていた。
だが朔夜は、【亡霊】・満月に取り憑かれ、次第に意識を乗っ取られて
しまう。
この世に実体化できるようになった満月は、ついに朔夜と日向を陥れる策略を巡らせる。
その結果、ふたりは離れ離れになってしまった。
歳月が経ち、日向の心の傷も徐々に癒え、来月にはベータの婚約者と海外で結婚をする予定だ。
そんな矢先に、なんの因果か朔夜との再会を果たす。
そして【亡霊】の力によって無理やり引き離されたことに日向は気づく。
同じ頃、朔夜は満月に身体を蝕まれ、ついに昏睡状態となってしまった。
【亡霊】の呪縛から朔夜を解放すると決意した日向は、単身で満月のもとへ向かう。
しかし日向は、満月の手によって劇薬である「忘却の薬・レテ」を、朔夜ともども投与されてしまった。
朔夜と日向は、おぞましい悲願を成就させないため、精神世界で満月と対峙するが……。
2024年12/13(金)にクロスフォリオ出版(旧・ブリック出版)様から電子書籍化(自己出版)していただきました。
※注意※
・いじめ
・虐待
・差別用語の使用
・器物損壊
・暴力行為
・自殺教唆
・レイプ
・殺人
上記のような過激な描写、暴力描写が多々あります。
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
残酷・暴力描写:*
性描写:※
■ブクマ、評価をしていただき、ありがとうございます!
■お忙しいところお手数お掛けしますが、よりよい作品を作っていくため…
・誤字脱字報告
・感想でのフィードバック
上記ふたつに、ご協力いただけますと幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:47:33
388673文字
会話率:42%
きみを好きになったのが、ぼくの運の尽きだよ。
万年彼女からふられているノンケ(アルファ)←片思い拗らせビッチバリネコ(ベータ)←どこかズレている強面で硬派なバリタチ(オメガ)
村山晃嗣は男漁りをしているベータだ。
タチの身体を食
べて一晩でヤリ捨てすることから「ヤリモクビッチ」「淫乱竿食い」と揶揄されている。
そんな晃嗣が片思いをしているのは同じ大学に通う八坂航大というアルファだ。
中学からの親友である航大に、晃嗣は思いを寄せていた。
航大はオメガの恋人・芝谷憂に振られてしまうが、憂のことをまだ愛していた。
しかし酒を飲んでいた晃嗣と航大は一夜を明かす。
何かしらふたりの関係が進展することを望んでいた晃嗣の期待を裏切り、晃嗣に謝った。
「親友でいてほしい」といわれ、以来晃嗣は、心の傷を埋めるように身体だけの関係を、不特定多数の男と持つようになった。
だが、ハッテン場である銭湯に無理矢理連れて行かれ、男たちの慰み者にされそうになる。
間一髪のところでやってきた警察のおかげで九死に一生を得るが、不仲な両親からあられ、罵られてしまう。
掲示板でも誹謗中傷され、笑い者にされると踏んだり蹴ったりだ。
ミックスバーのメンバーから新しい恋をするように勧められ、ゲイ専用のマッチングアプリ“ガニュメデス”を登録することに。
そして北野菫とマッチングした晃嗣は、菫と初回デートの約束をした。
デート当日、公園で待ち合わせをしているとスーツを着込み、薔薇の花束を手にした強面の男がいて……。
※注意※
機能不全家族による暴力的発言の描写、差別用語の使用、ネットいじめの描写があります。
物語の前半部分は、受けが攻め以外の同性と性行為に及ぶ・及ぼうとする、攻め以外のモブから行為を強要される過激な描写があります。
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
性描写:※
この作品はNolaノベル様から転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 09:32:56
99717文字
会話率:34%
クレアは腕に大きな傷痕を持つ、不吉と噂される子爵令嬢だ。ある日夜会で出会った伯爵令息のエリオットに突然結婚を申し込まれる。初夜で前世の記憶を持つと言い出したエリオットに、「愛する人の生まれ変わり」だと言われるけれど、そんな心当たりはこれっぽ
っちもない。
前世からの因縁に振り回される二人が真実に辿り着き、迷いつつも幸せになるお話。
※R18回には★をつけます。えっちは薄め少なめ(当社比)です。
※全21話、毎日更新予定です。
※全年齢で『キズあり令嬢の結婚 〜旦那様は前世で私を殺したそうです〜』というタイトルで公開している作品の大改稿、R18版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:10:00
14970文字
会話率:26%
プロローグ(転生直後)
私は転生した。
よりによって、大好きだった乙女ゲーム『聖なる恋と呪いの王子』の世界に——しかも、物語とは何の関係もないモブ令嬢「レティシア=グランフォード」として。
この世界には、私の“推し”がいる。
黒髪に
赤い瞳、氷のように冷たい顔立ち。そして、心に深い傷を抱えた第二王子・ジークハルト=フォン=ルーベンス。
ゲームでは、聖女に恋をし、そして彼女を第一王子に奪われてしまい、呪いの力に飲み込まれて命を落とす……そんなあまりにも切ない運命だった。
でも今は違う。
私はこの目で、彼が笑うところを見たい。
彼が誰かを愛し、愛されて、生きていく未来を、今度こそ——
私が、推しを幸せにしてみせる。
そう決意してから数日後。
「……お前、俺に何の用だ?」
学園の廊下で声をかけると、彼は冷たい目で睨みつけてきた。けれど、その奥にはかすかな怯えが見える。
(……やっぱり、誰も信用できないんだね……)
「ただ……殿下とお話がしたくて」
「……ふざけるな」
彼は私を壁際へと追い込み、鋭い瞳で覗き込んだ。
「お前ら女は……俺を気味悪がって近寄らないくせに、なぜ媚びる?」
「私は……殿下が好きだから」
「……好き? くだらん」
吐き捨てるように言った彼の目が、赤く光った。
「なら——証明してみろ」
「……え?」
「口先だけの言葉など、信じられない」
その時、彼の声が低く震えた。
「……俺の……肉棒を舐めろ」
頭が真っ白になった。
でも、怖くはなかった。
この人が、どれだけ孤独で、疑い深くて、誰かに“受け入れられる”ことを諦めているか、知っているから。
(……大丈夫。私は、殿下のためなら……なんでもできる)
——私の転生物語は、最初から常識なんて通じない。
でも、それでもいい。
だって私は、推しの幸せだけが欲しいから。
愛の証明は、快楽と共に。
疑うことしか知らない彼に、私は何度でも愛を囁く。
——そう、たとえその始まりが、“淫らな口づけ”からだとしても。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:00:00
11401文字
会話率:31%
王室御用達の菓子屋の息子であるクリストフは、平穏な暮らしをしていた。
奥さんをもらい、ゆくゆくは菓子屋をオヤジから継ぐ、そんな平凡な一生を送ろうとしている。
しかし、百年に一度のドラゴンの出現により、菓子屋の店舗はところどころ崩壊。
頭を負
傷したクリストフは、何と前世の記憶を思い出す。
この世界が前世の姉が好きだった乙女ゲームだったことにきづいたのだが、何かがおかしい。
借金をこさえていた父親に代わり、売られることになったクリストフ。
闇のオークションに掛けられたのだが――。
クリストフの明日は、どうなるのか!?
狼の獣人×菓子屋の息子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:10:00
38454文字
会話率:40%
人間たちの住む世界が科学によってのみ発展を遂げてきたのは、ほんの少し前の話
魔女の大厄災ーーマギカタストロフにより、人の住める地域は極東の小さな島国に絞られ、同時に異世界よりもたらされた技術、魔法が普及するようになっていた
そんな世界に溢
れる邪悪の権化"ワーム"と、魔法の技術を使い戦う戦士"魔法少女"の戦いは、いつしかエンターテイメントとして消化されるようになっている
そして彼、美涼雫もまた、そんな世界に生き、なんとなく魔法少女育成学園、羊聖学園に通う一人の少年
ただ雫にはマギカタストロフによる心の傷があった
そんな心の傷を抱えた少年の、今を生きる為の戦いの記録が、ここに幕を開ける
※タイトル通り、TS魔法少女戦記本伝 トゥインクル☆ケンプファーの続編となっております、未読の方はそちらから是非
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:02:41
872731文字
会話率:38%
※完結保障付きで、現在、お話の半分くらいまでを毎日更新予定です。
恋愛要素が主軸ですが、転生・異種族要素も含みます。
戦闘の描写、死などの扱いがありますのでご注意ください。
『転生したら、まさかの“聖剣”でした。
意識はあるのに動
けない、声も届かない。
ただ、美しいエルフの勇者――エルディアスのそばで、彼の背中を見つめるしかなくて……。
人間を守るため、何度も傷つきながら戦う彼。
そんな彼に、何かをしてあげたくて――私は、一時的に“人の姿”を得る。
彼を癒すには条件があって、“接触”が必要。
それも、より濃厚なほど効果があるとか、女神様、何でそんな仕様にしたの!?
それでも、触れたい。
声を届けたい。
彼のそばに、もっと近づきたい。
これは、エルフの勇者と“聖剣だった私”が出会ってしまった、
不器用で、切実で、ひとつしかない恋の物語』
※携帯からも読みやすいように1話3000文字以内を投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:00:00
8748文字
会話率:14%
『お前がいないとダメなんだ』――なのに、『お前さえいなければ』と、今日も願う。
精神科医、佐原悠真。彼の前に、かつて救えなかった恋人・七原蓮が患者として現れた日から、止まっていたはずの時間が再び動き出す。
過去への罪悪感から蓮を「救済」し
ようと誓う佐原。だがその願いは、次第に「愛情」という名の歪んだ支配欲へと変貌していく。
一方、蓮もまた、佐原を憎みながら、その支配に身を委ねることでしか得られない安らぎに溺れていく。
救済という名の支配か、愛情という名の依存か。
医者と患者、元恋人という危険な境界線で、互いの魂を求め、傷つけ合う二人。
不協和音(ディソナンス)を奏でる彼らが辿り着く、歪で美しい共依存の果て。
全12話。1日1投稿いたします。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:00:00
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会話率:26%