【 サユマとラトラ 】
密林の中に在る獣人族のとある集落――そこでは年に一度、15歳に年齢の達した男女を集め、それらの成人式とそして婚礼とを併せ行うしきたりがあった。
この物語の主役となるのは、そんな村で今年15歳になったサユマという
少女。
彼女は他の仲間たちとは容姿の違う己のしっぽに強いコンプレックスを抱くがあまり、想い人であるラトラへ自分の気持ちを打ち明けられずにいた。
そして、そんな彼女の恋敵としてラトラ争奪戦に名乗りを上げたの村一番の美人である女傑ツュー。
美しいその容姿に加えてさらには凄腕の狩人でもある完全無欠のツューの登場により、サユマの恋心も委縮してついには消えてしまう。
この世界の全てに絶望して、独りきりの夜を過ごすサユマとそして彼女を探すラトラ――そんな不器用なふたりの恋物語の結末はいかに?
【 ツューとヤマト 】
前作より15年後のお話。
独身を貫くツューは、己に求婚する雄へ必ず一つの条件を付ける。それこそは禁忌の魔獣であるウォーク・マーラッツの首を持参すること。
そんな彼女へと新たに求婚してきたのは、明日に銀齢祭を迎えようという15歳の若い雄・ヤマト。
親友の子ということもあり幼少期から親しんできた彼ではあったが、それでもツューは、その条件にマーラッツの首を所望する。
かくして翌日行われる銀齢祭ではあったが、そこにはヤマトの姿は無い。
それにて、自分の為に無謀にもヤマトがマーラッツに挑んだことを知ったツューは一路、かの魔獣の根城へと急ぐ。
そこにてツューが目撃したものは魔獣マーラッツの姿とその足元にて血だまりに沈むヤマトの姿であった。
かくしてツューは魔獣退治を為し得ることが出来るのか? そして二人の恋の行方はいかに……。
【 カルアンチャコ 】
別の森から移り渡ってきた異国の少女チャコ。彼女の淹れる不思議なコーヒーに魅了された少年カルアンは、そのコーヒーの秘密を探ろうと躍起になる。
彼女の私生活を覗き見ることでついにその秘密に至るカルアンであったが、そこには衝撃の秘密が隠されていた。
チャコのコーヒーの秘密と、そして彼女がここへ追いやられた理由とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-08 09:54:37
110822文字
会話率:29%
20年以上前に出会ってからずっと。同じ時間を共有し、同じ歩幅で歩いてきた猫塚葉子と兎倉太市。将来を約束し、死がふたりを別つ日まで、変わることなく続くと信じていた暖かくも穏やかな日常。だが、それはほんの一瞬で、たった一言で崩れさってしまった
。絶望を胸に抱きながらも、葉子の頭を過ぎるのは恋人である太市の未来。太市のそれを守るため。葉子は真実を隠したまま、彼との別れを心に決めた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-14 23:01:14
77762文字
会話率:48%
広場で告白し、石を投げつけられて死ぬ。それが告白死。
今日、演台に立ったのは醜く太った男だった。
実直なだけの男の口から語られたのは、身の毛もよだつようなおそろしく、おぞましい話だった。
最終更新:2012-10-23 17:07:30
19568文字
会話率:16%
演台に上がり、告白をし、聴衆に石を投げつけられて死ぬ。
それが告白死の掟。
今日、演台に上がったのは隻眼の美少女。彼女が語ったのは、おぞましく淫靡な血塗られた物語だった。
男性、女性問わず、救いのない残酷なお話の好きな人向けです。
*本作
は、NAVERまとめにも掲載されております。 http://matome.naver.jp/odai/2134634412015285901
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-16 13:54:08
12088文字
会話率:24%
短編集です。『A witch's hope』は、『魔女の希望』という意味です。
短編集ですが、『A witch』とタイトルに記載されていなければ、一本ものです。ただし『A mitch』とついていた場合、一本でも読めるようにしますが、一応、ス
トーリは、繋がっていますのでご了承ください。
短編集1、2は、性別男性と考えて読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-19 00:00:00
1346文字
会話率:6%
浮気の証拠を軽い気持ちで探り当ててしまった主人公と、
ひたすら隠し続ける嫁。
いつしか、嫉妬心と絶望感が別の感情を生み出した。
最終更新:2012-10-15 12:45:38
31757文字
会話率:49%
教会の娘、祓井愛名は礼拝堂で二人の男に無理やり処女を奪われてしまう。放尿、フェラチオ、アナルと小学生の肉体に容赦なく降りかかる試練。絶望を前に神の名を叫ぶ愛名が選んだ運命とは。地元で起こった事件をモチーフにした作品。
最終更新:2012-09-16 20:00:00
6457文字
会話率:74%
適当な性格のため話があっちゃこっちゃとびまくります。
最終更新:2012-09-09 18:25:12
1309文字
会話率:0%
16歳まで女として生きてきた蘭。ある日病院で自分が性分化疾患だったと知らされる。絶望の中、新たな高校に本来の性である男子として転入する。そこで一人の美しい少年と出会い、恋に落ちてしまうが・・・。(内容はR15相当です)平成24年8月24日完
結しました。自サイト「FLS」に加筆・修正して掲載中。(https://yuufls.net/)令和5年12月10日より第二部連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-24 00:00:00
131912文字
会話率:13%
かつて滅んだ大国で名を連ねた十二人の騎士王達が戦略と力で覇王の座を求め殺しあう十二騎士戦争、その憎悪と悪意の戦争に終止符を打つべく一人の女騎士王が立ちあがった・・・・
最終更新:2012-08-05 12:50:54
30850文字
会話率:67%
主人公バイスと女神達の未来を賭けた物語。女神達を待ち受けるものは勝利の希望か....。それとも堕落する絶望か....。そして、この国の運命は....。アクションとファンタジーを混ぜ込んだ、女神堕落アクションファンタジー小説。
(なんじゃそり
ゃww)
今後の物語に乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-03 02:59:32
2386文字
会話率:59%
"この関係が歪み切った関係でも構わない・・・。
其れでも俺は、彼女を愛しているから――・・・・"
ある日、生徒会長の神橋絵里奈は、
同じ生徒会の副会長である夜城総司に強姦されてしまう。
それ以降、絵里奈は彼に脅され、
毎回身体の関係を強要されると言う、
歪んだ関係を持ってしまう。
絶望の毎日の中、彼女に声を掛けたのは、
中学の頃から仲の良かった、朝霧透弥だった。
透弥と共に居る事により、絵里奈の心は和んでいく。
しかし、それを好ましく思わない総司は――・・・・。
この物語は、3人の男女の愛情と憎悪の螺旋を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-04 21:42:38
1185文字
会話率:0%
"例え、その愛が歪なものだとしても・・・俺は君を愛している――・・・。"
仕事の帰り道、突然見知らぬ男に襲われ、監禁されてしまった絵里奈。
「私を帰して!自由にして!」そう訴える絵里奈。
しかし、男の口からは信じられな
い言葉が・・・。
「何言ってるんだい?帰さないよ、君はずっとここで俺と暮らすんだ」
その言葉と共に、彼女は男と共に狂った監禁生活を強要されてしまう。
"何故、私はこんな異常者に愛されてしまったの―・・・・?
お願い、誰か助けて――・・・・・。"
歪んだ愛の結末・・・・その先にあるのは?
絶望?それとも――・・・・。
この物語は、愛故に狂ってしまった一人の男と、
その男に監禁されてしまった女性の結末を辿る物語。
※内容がダークな為、R-18指定になっておりますが、
露骨な性的描写は完全に省いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-28 23:18:08
44191文字
会話率:36%
毎晩繰り返されるお兄様からの行為。お兄様は私のことが好きなの?私は・・・お兄様が好きなの?そんなある日、私は衝撃的な事実を知らされる。お兄様が結婚するというのだ。絶望に打ちひしがれた私は王宮で侍女として働き始め、そこである男性と知り合いにな
るけれど・・・≪なるべく短く、完結できるようにしたいと思っています。無理矢理目の描写などが入ってしまいます。そこのところを考慮の上、お読みください。≫折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-23 14:41:28
10804文字
会話率:25%
外国人と結婚しないやつは馬鹿だと私は常々考える。結婚とまでいかなくても、海外に脱出する可能性を少しも考えない同世代は白痴だ。私は平成元年早生まれの22歳で、大学を卒業したての社会人一年生だ。私たち若者にとって日本は最悪な国だ。何故か? 国の
借金が巨大すぎるからだ。それも自分たちが生まれる前に、勝手に作られた借金である。私たちにほとんど恩恵がなく、親と祖父母の世代が残した借金である。その額は赤子をいれた全ての日本人の数で均等に割ると約650万円になるとメディアが言っていた。そういうのを聞くたびに、おいおい均等に割るんじゃないよと突っ込みをいれたくなる。恩恵をうけた人間からより多くとるのが普通ではないか。何が均等割だ。私はそんな自分が生まれる前に作られた借金の為に、一円も払いたくはない。払う前に絶対に海外に逃げてやる。 投資の世界で言われる言葉に”卵は一つの籠で運ばずに複数の籠で運べ”というのがある。一つの籠に全部を運ぶとその籠を載せた馬車が脱輪するとすべての卵が割れてしまうからだ。複数の籠で運べば一つの籠が駄目になっても他の籠の卵が食べれるというものだ。私は日本人同士の結婚は日本という一つの籠で卵(人生)を運んでいるのと同じことだと思う。私から見るとその籠(日本)の状態はどんどん悪くなっている気がする。いろいろな意味で。
pixiv,tinamiに掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-30 07:02:35
19230文字
会話率:42%
自分の欲望や目的の為ならどんな犠牲でもはらうある少年の物語。
※かなり不定期でしかも初めての作品ですので、息抜き程度に読んでくれたら重畳です。目標は完結することです。
最終更新:2012-04-22 19:22:03
5514文字
会話率:56%
二〇〇〇年一月。早瀬修一は仲間とともに「白馬八方尾根スキー場」で楽しい二日間を過ごし帰京した。
しかしその日を境に、仲間を巻き込んだ不可解な殺人事件が続発する。
修一の親友である古賀真の父親が撲殺され、更にその翌日、今度は真が溺死体で発見
されたのだ。
親友の真が殺されたことで、修一と後輩の亮太は事件の真相を追い始める。
数日後、真の葬儀のために帰省した博多で、修一は仲間の一人「和香子」の意外な秘密を知ることになる。昔和香子の恋人だった修一は、彼女のあまりにも悲惨な過去に翻弄されていく。
しばらくすると、真の父親殺しの犯人が判明した。その犯人は、なんと息子の真だったのだ。それによって事件の真相は更に混迷を深める。
ところがある日、亮太が真の死の謎を解くために仮説を立て、それを立証してみせたのだ。それは、和香子が犯人の一人だという仮説だった。
しかしその説を認めようとしない修一に、更なる事件が追い打ちをかける。和香子の上司である大成が惨殺されたのだ。
解明されない二つの事件の陰に見え隠れする和香子。修一は絶望の中で自分に問いかけた。「やはり和香子が犯人なのか・・・・・・」
真の無念を晴らすために、ただひたすら和香子の過去を探り続ける修一の前で、しだいに明かされていく、真と和香子の繋がり。
博多の町で別々に育てられた真と和香子。実は二人は兄妹だったのだ。
祖父が隠し続けた二人の出生の秘密とは・・・・・・。
くすぶり続ける和香子への思いに揺れながら、修一はついに事件の真相を暴き出したのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 19:58:00
43158文字
会話率:41%
※自サイトに転載します。
愛する人を目の前で殺されてしまった椎乃。
彼はその絶望的な現実から逃避しようと、無意識の内に恋人と、恋人を殺した張本人である双子の兄・稔を取り違えて愛してしまう。
悉く歪んだ関係でありながら、稔との生活にそれなり
の幸せを感じていた椎乃。しかしそれは危うい均衡の上に成り立った、あまりにも脆い幻想だった…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 01:09:51
7369文字
会話率:48%
自分の存在理由を失ってなお、まだ生きていられるのなら、これから、どうやって生きればいいのだろう。
生きることを許し、傍にいてくれる人は、俺にはいるのだろうか。
『既遂』
主人公ディストは、故郷で起きた惨劇により、吸血鬼の血を人間の
身体に半分注がれ、半人半鬼という中途半端な存在として、この世に生きることを許される。
しかし、吸血鬼の血が強まりすぎてしまい、自我が暴走した結果、アルヴァージュ家という魔術の名家の一族を滅ぼしてしまう。
自分の犯した罪に気づいたときにはもう遅く、絶望している中で、たった一人、生き残った少年を発見する。
この少年が死ぬまで尽くすことを誓ったディストは、裏路地でひっそりと生計を立てる医者ヴァレスの元を訪れ、彼が惨劇で受けた心的外傷の封印を願い出る。
だがしかし、この医者の考えは歪んでおり――。
永遠の命を持つ吸血鬼の従者と、残り短い限られた命を生きる医者、人類の天敵である吸血鬼を打ち滅ぼす大魔術を学ぶ主たちの生死、そして、愛の物語。
なんてこと書いてますが、実際はこんな大げさでもないような(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-09 08:03:32
15509文字
会話率:53%
朝目が覚めると勃起していた
最終更新:2012-02-26 22:10:11
28071文字
会話率:36%
有希美の物語。
愛する男と引き裂かれ、
自分の愚かさを憎みながら、
生きるため、幸せを求め、
有希美は男から男へと逃げる。
絶望しきることなく、
自己を見失わず、
愛する男を胸に前へ進む。
18の少女から25の女性へと
成長した有希美
の未来は、
光に溢れているだろか……
※『不埒な純愛』の神城遼一郎は有希美が心を許せる客である※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-18 13:30:13
61353文字
会話率:19%
『憎悪と絶望の果てに』のスピンオフ作品です。
医務室長と補佐の話です。
『元寵姫の物語』の関連作品でもあります。
※この作品は原作者の大雪さまの了解を得て公開しています。
最終更新:2012-01-19 20:54:05
3848文字
会話率:17%
『憎悪と絶望の果てに』『元寵姫の物語』『大根と王妃』に登場する玲珠の視点が主の話です。
※この作品は原作者の大雪さまの了解を得て公開しています。
最終更新:2012-01-05 22:58:42
4441文字
会話率:4%
『大根と王妃』『憎悪と絶望の果てに』の関連作品です。
「何故、茨戯が女装するのか?」と考えてたら出来た小品です。
※この作品は原作者の大雪さまの了解を得て公開しています。
最終更新:2011-11-16 21:15:26
1128文字
会話率:0%