高校二年の飯泉夏樹は、中学から打ち込んだバレーボールの過度な練習が祟り、ここ最近、腰と股関節を痛めている。幸いにも父親が柔道整復師であるため、一般患者の診療時間が終わった頃、父親から施術を受けるのが、彼女の日常だった。
そんなある日、
治療中に眠ってしまった夏樹は、父親が、自分の身体を愛撫している事に気がついてしまう。
飛び起きて拒絶しようかとも思ったが、そのあまりの快楽に抗えず、夏樹は絶頂に達するまで父親の行為を許してしまう。
はじめての「女の悦び」を覚えてしまった夏樹は、それからというもの、父親からの悪戯を目当てに、足繁く治療を受けに行ってしまうようになる。
また今夜も、父と娘の、ひみつの時間がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 13:22:37
24667文字
会話率:19%
朝霧のホテルのプールで、人魚を見たことがある。僕は小学生で、真夏の月曜日だった。
名門野球部に所属する高校生の矢崎はその夏、合宿のため幼少の頃訪れた神戸の朝霧・海辺の古いホテルに泊まっていた。
ある朝、朝食会場で美しい女を見つける。
そ
れは幼少の頃に、矢崎がこのホテルのプールで見た人魚だった。
※純文学の皮をかぶったエロ小説です。(少年×人魚)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 18:41:54
5757文字
会話率:51%
季節外れの転校生に恋をした話。
最終更新:2021-05-27 21:58:02
1052文字
会話率:46%
一夜の過ちを犯したあと、帰宅すると半同棲だった彼氏が「文学」を残して消えていた。その偶然から恋愛への欺瞞を抱いた芽衣は、友人知人、マッチングアプリやSNSで知り合った男たちとの恋も愛も介在しない情交に溺れていく。
いわゆる「裏垢」コミュニテ
ィで行為を重ねるごとに失われる自己と快楽を取り戻す「光」として──あるいは「武器」として──消えた彼氏の亡霊と戦いながら、芽衣は「裏垢文学」を宣言する。
猥雑なインターネットのなかでコミュニケーションを希求する「私小説」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 20:00:00
7939文字
会話率:29%
女が舞台の中央へ戻ってきた。女は人生をはぎとっていくように衣装をとる。先ずは半裸。最後は幻のような恥じらいのあと、根こそぎの潔さで全裸になる。陰毛が逆立ったまま、女はさわさわと踊る。一回、二回、三回と、回る度に風がそそ吹き、陰毛が静まってい
く。観客らは安らいでいく。坂ジィは女の顔ばかり見ている。ヒロはぷかぷかと羊水のなかを浮かんでいるように心地良い。
この作品は「NOVEL DAYS]にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 22:00:00
5355文字
会話率:14%
1967年春、僕は京都の大学に入学。喜劇同好会というサークルに入りエキセントリックな面々に出会う。なかでも独自の死生観を持つ同級の神尾。デジャブ、ジャメヴュに苛まれている一級先輩の美沙。僕ら三人はいつも一緒だった。僕らは、ハプニングを繰り返
したり、ある計画を実行するために全共闘のシンパになったり、、、、。 あの頃の僕らの生き様は一体何だった? 僕らは何処へ行こうとしていたのか?この作品は「NOVEL DAYS]にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 10:16:17
29816文字
会話率:20%
【期間限定公開のため、ブックマークは外してください】
空手家(ヘテロ・天然・実直温厚攻め)
×
書道家(ゲイ・ツンデレ・狡猾誘い受け)
「おまえ、阿豆那比之罪って知ってるか」
「聞いたことないけど。古典っぽいな」
「日本書紀だよ」
「どう
いう意味」
16歳で出会ったふたりの、60年以上におよぶ情愛と盲目と葛藤の日々。
基本シリアス、稀にほのぼの。濡れ場や隠語の古めかしさは仕様です。
激痛と激甘の振り幅大きめですが、最終的には【着衣状態で普通の会話してるのに、全裸で営んでるふうにしか見えない】レベルにまで、ふたりにエロスを染み込ませたい。
話の並びが年齢順でないのには意味があります。前半で散りばめた事柄が読み進めていくうちに回収されていき、最終話の仕掛けに繋がります。時系列にそって読んでも問題ない作りですが、投稿順に追ってくださったほうが、より深く内容を味わえます。
アルファポリスとpixivに外部URLを設置していますが
本文掲載および連載はムーンライトノベルズ限定です。
★★注意とお願い★★
1部分が長いです。漢字・ルビ多用のため、気軽に読めるスマホ向けではありません。スマホ用に改善するつもりもありません。
やむなく【ボーイズラブ】というキーワードを使ってますが、BLとして読まれることは作者の本意ではありません。巷でいうBL(ライトノベル調の文体・BLはファンタジーだという世界観)をお望みの方には面白くない内容かと。BL界で当たり前に行われてることが、ほとんどNG扱いになってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 01:00:00
223857文字
会話率:43%
他者の性質を「色」として視覚的に捉える性質を持つ女子大学生のミコトは、ひねくれた全国区では売れていない芸人のシノハラに出会う。これまで見たことのない、目の覚めるような紫を持つシノハラに惹かれていくミコト。身体を重ねるうちに、互いに緩やかな依
存関係に陥っていく。性描写は薄めです。純文学に近い何か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 17:00:00
39993文字
会話率:20%
彼女と知る、愛の意味。あなたは、本当に人を抱いていますか。
最終更新:2020-10-01 16:54:39
4555文字
会話率:65%
男は自分にとっての価値観を上げるための道具でしかないと思っている女の話。SNSでも私生活でも順風満帆の女に降りかかる悲劇とは。
最終更新:2020-09-20 15:30:55
4011文字
会話率:28%
三人の男女は、運命の糸で繋がっていた。
彼らは、心に闇を抱えている。
自分とは? 愛とは? 夢とは?
同性愛、リストカット、トラウマ。
それぞれの思惑が絡み合い、物語は進む。
彼らが出す答えとは……?
──────────────
【連
載中】
・2005年~2006年にかけて書いた小説を、2018年に少しだけ加筆修正したものです。
・三人の主人公の視点がめくるめくる変わり、物語が進んでいきます。
・同性愛、恋愛、ミステリー、サスペンスなど様々な要素を含んでいます。
・作中に一部、暴力描写や性描写が含まれるため、R-18にしています。
・感想など頂けたら幸いです。
※ 著作権は著者である南あきおに有り、放棄してはおりません。
※ 無断転載、複製、盗作は禁止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 21:13:04
79609文字
会話率:29%
経済的に破綻した夫婦は、妻の実家で居候することになる。
そこで待ち受けていたものは……。
妻の寝取られ。
叔母×甥。純文学。
最終更新:2020-07-28 21:00:00
144535文字
会話率:21%
ジュンは10歳の誕生日に個室を与えられる。そして,姉と一緒に寝ること,姉と一緒にお風呂に入ることを禁じられる。「男の子だから」という理由で。「どうして男の子はだめなの?」と問うても無駄なことをジュンは知りつつ,それでも問いは心に沈み込む。
なぜヒトは性別で仕切られた世界で生きないといけないの?
男とも女とも意識せずに姉と過ごした幼年時代,失われた楽園。もう一度戻りたいと願いつつ,ジュンは姉を慕い,そしてまた,いくつかの愛を経験する。
「ハーメルン」,Pixivにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 07:53:15
98371文字
会話率:61%
とある小さな城下町に生まれた一卵性双子の兄弟。顔はそっくりでも家族や友達から見れば性格は真逆と分かるほど幼い頃から大人びる兄に対し、弟は派手好きな楽天家。大学進学を機に県外で一人暮らしを始めた弟は、町での行事へ出席する為に久しぶりに家族や幼
馴染みがいる地元へ帰って来た。昔から何も変わらない平凡な町中だと思っていた矢先、長い間一緒に暮らして来たにも関わらず兄が一人背負う苦悩を目の当たりにする。双子とは言え町に必要とされるのは長男である兄、特に必要とされない自由な次男の弟。それぞれが選び辿り着いた所は、奇しくも周りの期待を逸脱した所だった……。
(*タイトル変更しました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 23:07:22
46381文字
会話率:69%
【美形眼鏡×平凡童顔】【甘々】【執着攻×淡白受】
<あらすじ>
28歳の蓮川和泉は、新古書店で働いている。「サクッと」が口ぐせで、なにかに熱くなったり、こだわったりはしない。
ある日、蓮川の勤務先に、ひとりの男性客が現れる。彼の正体は、純文
学作家の五十州肇だった。
蓮川は、五十州との出会いによって、自分のなかに眠っていた情熱に気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 12:43:15
32136文字
会話率:42%
バツイチ子持ちの隠れドS中年女性・英美子(48歳)は、4年前に年齢を偽り高級風俗店で働いていたとき、全長13ミリの乳首を持つ変態初老・ヤマモトと出会う。
次第に惹かれあって行くうちに、英美子は風俗店を辞めてヤマモトの愛人となる。その後2
人は、週に1度渋谷のホテルKで密会し、SM変態プレイを思い切り愉しんでいた。
そんなある日、凶悪未知の「新型コロナウイルス」が世界的に大流行し始め、東京もロックダウン。糖尿病の基礎疾患を持つ69歳のヤマモトと英美子は、コロナ禍が過ぎ去るまで会えなくなってしまう。
この小説は、ヤマモトと会えなくなった英美子が、ヤマモトへ向けて書いた変態恋文メールの一部始終である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 04:33:59
273文字
会話率:0%
暴力やくざの一人語り。男性との描写が入っていますが、基本的に主人公は、百合子と言うババアが好きです。プラトニックな暴力やくざ×ババア(70)が主体です(笑)純文学な、意味があまりない語りが多いです。
雰囲気物。ストーリーはあって、ないような
感じです。
桐谷街という場所でうだつのあがらない、暴力でしか物事を解決する術を知らないヤクザの鴻上は、バー「カサブランカ」のママ百合子と今日も喧嘩しながら酒を飲む。彼の好物はケチャップライスだ。
ある日、百合子に一本の電話が入り、百合子の息子が「カサブランカ」の権利書を持ち出したから出て行けと言われる。それを聞いた鴻上がふらっとちょっと出かけてくる、と言った。
暴力表現、蔑視表現あるのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 10:43:41
10870文字
会話率:54%
女子大生(4年生)の楓は、明るく元気で笑顔がとってもキュートな優等生。楓のことを入学から見守ってきた教授は、彼女への思いを胸に秘め続けてきた。実は教授は、楓が1年生の時の水泳実習の動画を、どうしても削除出来ずに、規則を破って所持してしまって
いた。映像の中の楓の姿を唯一の癒しに、リアルの彼女とは何一つ交流を持たずに月日は流れた。
楓の卒業があと半年と迫った秋、教授室で試験問題の盗難事件が起こった。試験問題と同時に楓の映った水着動画が紛失。。。思い掛けないお宝を入手した犯人から教授に脅迫の連絡が入る。
犯人の要求は何か?教授の楓への純愛の行方は?超清純派JD、楓の運命や如何に?
ジャンルとしては純文学さながらの、シリアスな学園純愛もののつもりで書き始めたのでちょっとだけそんな気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。途中から大きな方向転換がありますが、是非ついてきて欲しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 17:00:00
47986文字
会話率:46%
花厳《かざり》家に生まれた鎖《つなぐ》は、花厳家の唯一の男児である。由緒正しい家系の花厳家の血が絶えることのないよう、屋敷のなかのみで祀るように育てられた鎖は、花厳家の歴史は結局女という生き物に縛られ繋がれているだけの、子孫を残すためだけに
生かされているようなものだという思いが募り、ある日を境に“アソビ”をするようになる。それは、彼が唯一できる女という生き物に対する反抗。復讐のようなものになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 09:18:07
7080文字
会話率:0%
僕は柔らかい肉に溺れる。
たっぷり脂のついた女性の肉ほど、美しく淫らなものはないと思いながら、今日も僕は彼女のふくよかな肉体に恍惚とする。
最終更新:2020-04-13 13:03:37
2746文字
会話率:14%
恐怖と快楽は、切っても、切っても、決して、切れない縁で結ばれているのでしょう。
私は、そう思えて、仕方がないのです。
最終更新:2020-04-13 12:58:52
898文字
会話率:0%
「私」の趣味は、電車に乗り合わせた乗客の中からお気に入りを選んで、家まで尾行することだ。少女以上、女性未満の「私」の、青いけれど不純で、美しくもむせかえるような日常。
最終更新:2020-05-12 15:56:30
18749文字
会話率:34%
春。望月弥生は、ひょんなことから天野・クリスティーヌ・アヴリルに対する恋心を自覚してしまう。
同性であるがゆえに恋人になれない事実に傷つきながらも、アヴリルにとって必要な存在になりたいという一心でアタックをする弥生。
しかし、危うい均衡を保
っていた距離感には、いつしか綻びが訪れて――。
※本作は作者の妄想と暴走から生み出されたフィクションです。
※軽い気持ちで書いているので、本格的な純文学を読みたいという方には不向きかと思われます。
※超設定、超展開、ご都合主義、不定期更新など、細かいことを気にせず楽しめる方だけどうぞ。
※mixi日記にも同一の作品を掲載しております。
©️一ノ瀬友花2020.
この小説の著作権は一ノ瀬友花に帰属致します。無断転載、転用、販売の類は厳禁です。
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-04 18:18:48
23746文字
会話率:47%