黒髪黒瞳しか持ち得ない人間たちは魔法を使う金髪碧眼の魔法使いのことを恐れながらも、どこか憧れを抱き、こんな話を語り継いでいた――――今からおよそ20年ほど前、突然、『黒い』髪に『蒼い』瞳を持つ男が魔法使いの国、ナサニエルに現れた。その姿は魔
法使いでもなく、人間でもありえない、異形の者の姿。黒髪碧眼を持つ男の魔力はすざまじく、ナサニエル国王を瞬殺すると、ナサニエル国王ただひとりが継承するはずの『王の紋章』を継承し、こう笑ったと言う。「我こそが、『魔王』」 魔法使いたちは、魔王による恐怖支配を覚悟したが、何故か魔王はその言葉を残し、忽然と姿を消してしまった。ナサニエルの国王ただひとりが継承する『王の紋章』を誰にも継承せずに。それは「誰にも王の座は渡さない」という、魔王の固執した狂気。膨大な魔力でナサニエルを支えるはずの『王の紋章』を持つ国王がいなくなった今。ナサニエルは絶望の危機に瀕(ひん)し、魔王の再来を待ちわびていると言う。たとえ、魔王による恐怖支配が待ち構えているにしても――――待て。こう聞くとシリアスだが、真実を知ればコメディーじゃないか。突然『王の紋章』を継承してしまった人間、オルランド・サルヴァトールは、人間に戻るため『迷える森』の神殿へと目指すが……腹黒王子×ツンデレ王(自覚なし)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-09 21:48:00
131414文字
会話率:30%
「小説家になろう」にて連載している作品の番外編。
『神殿騎士の怪異記』にて、登場人物が結ばれるシーンを深く掘り下げました。
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世界各地で起こる怪異を解決する神殿騎士コークリット(コックリ)を見初め、その旅に
無理矢理同行するようになったエルフの娘システィーナ。
水の都ヴェネリア(ヴェネチア参考)で起こった怪異を解決した後、コークリットより「愛している」と告げられたシスティーナは、コークリットに抱かれ、彼の生きた痕跡をその身に刻みたいと願うようになっていた。だがその願いもむなしく、一度も彼が抱いてくれないことに心を痛める日々を送っていた。
あるとき、温暖な港町アラルフィ(アマルフィ参考)を訪れた際、初夏の海に氷山が流れ着く怪異が発生する。神殿騎士コークリットは、様々な痕跡からこの氷山が世界の神秘『光る海』から流れ着いたことを知る。二人は、苦労の末『光る海』へと到達し、そこにあった『真実』を知る。
その真実から、コークリットはシスティーナを抱き、自分の痕跡を残したいと思うことになった。
舞台は、ある丘の上での話……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-03 20:00:00
28608文字
会話率:0%
魔法都市シリーズ。
魔法都市プハラには5柱の神様がいる。
その神様の一人のアララギは、毎日街を破壊する元気いっぱいな智天使で仕事らしい仕事をしていない。
アララギの長女のミラは、そんな疑問を父親にぶつけてみるとアララギは無職ではない
らしい。
そして金貨千枚(日本円にして一千万円)以上あったはずの美少女将軍沙羅のお小遣いが金貨1枚残して無くなっている問題が発覚したり、アララギとリィの二人の神様が惨殺されたり、トーテムポールやオベリスクが出現したりする怪奇現象がおこっても推理パートが全くないふざけてドタバタした日常の果てに、大神殿に訪れた信者達は「カワイイは正義!」と叫ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 18:19:41
23222文字
会話率:50%
貧しい農村に生まれたソフィーアはある日、逞しい男神とまぐわう淫夢を見る。
ソフィーアは淫夢をただの夢だと忘れるように日々を過ごすが、王都の主神殿から使者が訪れる。使者は「貴女は神託により巫女候補に選ばれました。ついては王都にて2年間の修
行を積むように」と多額の金銭と引き換えに、買われるように故郷の村を出ることとなった。
実質帰る家を失い、迎え入れられた神殿で待っていた修行とは――――――
※ざっくり方向性を言うと、神に献上する巫女候補として主人公がエロ調教されるお話です。お相手以外からのエロ調教とかございます。苦手な方はご注意ください。調教相手は男神、神官、護衛騎士、王子あたりを予定しております。
※不定期更新予定。エロいのが書きたくなった時に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 00:33:53
58342文字
会話率:24%
十八歳になっても「見習い」のままの出来損ない修道女ユーフェリナは、≪悪魔≫と恐れられる魔剣士ウィルガイストに魅入られ、おかげで神殿を追放され、口車に乗せられて悪魔の≪契約主≫となってしまった。
しかしこの男、悪魔は悪魔でも≪淫魔≫のまちがい
なんじゃあ……。
見境なく女に手出しを繰り返すウィルガイストは、ユーフェリナのことは完全に子ども扱いだが、彼女に手出ししないのは理由があって……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-22 21:01:17
895969文字
会話率:45%
団地妻という不本意極まりない渾名をつけられていた雪三屋翔子は、ある日、なぜだか開いていたマンホールに落ちてしまう。
落ちた先は見たこともない広いホール。翔子は可憐な少女の上にいた。
状況が掴めぬままでいると、巫女装束を着た女性が「婚約破
棄の非は公爵令嬢にはありません」という不可解な言葉を告げる。
その内の1人に怒りで捕まりそうになった時、思い出してしまった!
自分の胸とお尻、何より「団地妻」と呼ばれていたことを!
それなのに名前と年齢以外ほとんど思い出せないのは何故!?
そうこうしているうちに神殿に連れて行かれ、神であるというリートという少年と出会う。
「話し相手が欲しかったから、死にそうだった人間を召還したんだ」
そこから花開く、様々な出会い。
神と対話する相手を任されてしまった翔子の行く先は。
「こんなに胸が大きい人っているんだ!」
「くたばれ!エロガキ!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-12 19:24:04
8565文字
会話率:35%
人間たちは神人という神の欠片から生まれた存在が国を治める所で暮らしていた。 水源国(すいげんこく)の神殿で生まれ育った白葉(はくは)は神官長の反乱に巻き込まれ、軍に捕らえられ、水月将軍の奴隷となった。
【本編完結、只今番外編を更新しておりま
す。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 13:36:35
99703文字
会話率:37%
胸元の紋様は理(ことわり)の神に愛されし証。
寸分たがわず円を描く、朱色の紋様。
大いなる神座におわす理の君に祝福された証と。
生れ落ちた姫神子。
時が来た後、片翼を与えられ神殿に召される。
代々同じ名を継承する。
さながら寵姫のように。
迎えるは神の臣。
人より選ばれ、神に仕える。
代々同じ名を継承する。
罪にまみれた、その名を。
村の娘、目立たぬように生きてきたユーリンは神子の守り人に額づけられる。
神子として選ばれた村長の孫娘サイカの瞳は怒りに燃えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-25 00:00:00
10798文字
会話率:21%
神殿の儀式で魔界の王子に頭突きを食らわせてしまったヒロインが、何故か彼に見初められて押し倒される話。
※他サイトにも投稿しています
※タイトルを変更しました(2022/07/29)
最終更新:2016-04-13 20:26:38
25900文字
会話率:39%
魔法世界からやってきた王女 メイは、人間界に住む女の子 千夏とともに、魔法少女として黒魔族と戦ってきた。ある日、大賢者ヘルブラッドに千夏が囚われ、魔法少女メイは、千夏の幼馴染みの和彦とともに大賢者の神殿に潜り込む。途中、和彦とはぐれ、ひとり
で大賢者に立ち向かうメイだが、そこではなぜか魔法少女チナツがメイの前に立ち塞がった。巧く力を出し切れず、敗北してしまうメイ。果たして、この絶体絶命のピンチを、メイは乗り越えられるのだろうか?
注意)乗り越えられません。寝取られます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-26 15:23:57
30436文字
会話率:43%
「大好きな君の為なら、なんだって出来ると思ってた――」
サバイバル実習で『神ノ島』に来た憧蘭高校の2年生達。しかし、そこで始まったのは、命を賭けたサバイバルゲーム。武器を持った兵士達から逃げ延びよ。生き残った者だけが辿り着ける神殿。瀬臣迦
藍(せおみ からん)は超能力を持った仲間達と危機を乗り越えながら、『神ノ島』の謎に迫っていく――。
「君に捧ぐ全ては、あの時ついた嘘から始まっているの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-09 01:45:18
71593文字
会話率:69%
魔法が当たり前にある世界。人は魔力を操る魔物、そして上位種とされる魔族と果てしない戦いを繰り広げていた。
神殿の騎士、メリアは巡礼中に魔物の襲撃に会い、そのまま囚われてしまう。そして意識が戻ったメリアの前に蒼肌の魔族が現れ、こう告げる。
「
あなたにはわたしのモノになって、存分に腕をふるってもらわないといけないから」
それから、淫欲に彩られた魔族の調教が始まる。
穿たれる調教刻印、肉体改造、淫蟲の寄生。人外の快楽に晒されるメリアの取った選択とは……?
理想郷に投稿していた小説を手直して投稿させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-03 11:42:21
23005文字
会話率:39%
「お前は天使の王、黒羽(こくう)だ」目が覚めると古い神殿にいた黒須(くろす)は、現れた純白の羽を生やした男にそう言われる。普通の人間だと否定する黒須だが、背中から黒い羽が生えていて……。
傲慢な天使×異世界トリップした高校生。前世の因縁あり
天使主従の冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-28 07:45:22
122133文字
会話率:51%
豊穣と多産の女神アーネスを奉るレーベルク神殿。周辺の街に住む者は、結婚すると神殿に報告しに行くのが習わしだ。恋人と別れさせられ親の決めた相手と結婚したセルマは、出会ったばかりの夫ウェインと、レーベルク神殿詣でに向かうのだが……。※ハルさま主
催『寒の夜、あったか酒企画2016』遅刻での参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-24 03:00:00
32521文字
会話率:50%
ワーズの神殿の最奥部には、扉で閉ざされた寝所がある。そこには、許された唯一の巫女しか入れない。巫女は今宵も待ちわびていた。ある人の訪いを――。※オオカミさま主催『声無しの情景』参加作品です。
最終更新:2015-02-28 07:00:00
5000文字
会話率:0%
都の遊廓で身を売る男倡伎のユスは、この楼に売られてきた。先の見えない苦しい毎日の中で、同じく売られてきた小さなタキを可愛がって、ささやかな慰めを見いだしている。しかし、ユスを抱くと縁起が良いという噂が、思わぬ運命の出逢いをもたらした。ある日
、ユスは謎めいた貴族から身請け話を持ちかけられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-20 17:14:39
86292文字
会話率:38%
筆頭巫女の位を継いだばかりのアマネは、公にはできない秘密を抱えていた。男でもなく女でもない体のせいで、首長の息子であるのに、神殿に預けられて育ったのだ。理解者は実の兄だけだった。兄のために巫女として生涯尽くすと決めていた。しかし、先代の巫
女から位を継いでまもなく、アマネのもとにやってきたのは、兄の政敵である耶麻国のヒコであった。なんちゃって古代です。時代区分的におかしいところなどあるかと思いますが、大目に見てください。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-19 00:00:00
4251文字
会話率:50%
身持ちの固い真面目な普通のOLさんが、ファンタジー世界にサッキュバスとして転生してしまいました!?
お腹は減って目が回るのに、美味しそうなイケメンがウロウロと!
どーしてくれるんだ!?
精気不足で行き倒れていたら、森の魔女に拾われて、危
機一髪で餓死を逃れたけど!
妙な神殿聖騎士には付き纏われるは、どーしてこうなった!?
※いちおう、サッキュバスを扱っているので予防線でR18にしていますが、そんなに拙作「企画No.9」みたいな直球エロにならないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 05:55:09
24896文字
会話率:20%
『お前が一番大切だから、私はお前を選んだのだよ』――かつて最愛の夫に、生贄として殺された過去を持つ伯爵令嬢のエジェリーは、転生後十六歳で国の象徴である聖女に選ばれる。そして王太子シリウスに出会い前世の記憶が甦った彼女は、己を殺した元夫の生ま
れ変わりが彼である事に気付いてしまった。それから二年。彼に殺された記憶は消えることなく、エジェリーはシリウスを極力避けた。前世を匂わせる発言にもわからぬフリを続けた彼女は、自分に執着を見せ始めるシリウスから逃げる為、隣国への逃亡を企てる。だが神殿を去る前日、夜這いを仕掛けた彼に無理やり身体を奪われてしまい――。◆前世から続く執着と狂愛の、溺愛王道ファンタジー。◆2017年4月5日ソーニャ文庫様より書籍化されました。改題名:「王太子は聖女に狂う」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-01 17:51:34
125690文字
会話率:29%
中世ファンタジーな世界の一角にあるバルファ教団。
そこに属する神殿騎士ガラン・レービィンは、「嫁に泣いて逃げられた男」という不名誉な三十五歳独身。
彼の主君であり、護衛対象である神の血筋を持つ半陰陽(ふたなり)レア・バルフェ十三歳。
ふたな
り美少年な彼が、おっさんとラブラブして雌になっちゃう話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-23 19:28:22
8775文字
会話率:18%
冒険者のルークとケインは忘れられた神殿で謎の首輪を入手する。
その首輪は愛と美の女神アスタロスの祝福を受けた聖遺物であった。
だが、その聖遺物は実は性遺物だったのである。
首輪を身に着けた二人の身に、一体何が起きるのか?
最終更新:2015-09-05 17:58:02
8225文字
会話率:29%