ある秋の日、何でも屋の滋ヶ崎康弘の庭に落ちてきたのは、やたらと態度のでかい神官だった。
お人好しの半ニートと、ツンデレポンコツ神官(Ω)の日常。
不定期で更新していきます。
滋ヶ崎康弘:お人好しだが頭と口が悪いので概ね行動がモラハラ。人
権と倫理という言葉をご存知ない。デリカシーは前世に置いてきた。
マルコシウス:情緒不安定ツンデレΩ。異世界から来た。何かとイキってきて他人を見下しがちだが打たれ弱い。
雨宮祝:竜神を祀る一族。博愛主義。たのしいこと、きもちいいこと、きれいなものが好き。ろうどうは嫌い。
※カクヨム・アルファポリス・エブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 11:50:21
88251文字
会話率:55%
女性には男性に知られてはいけない秘密がある。それは「クリボッキ」。実は女性はホルモンバランスが不安定になると、大きさ20cm程にまでクリが勃起し、一時的に理性を失う。そんな理性と野生の狭間で戦う女性達のお話し。
最終更新:2024-04-27 21:00:00
10227文字
会話率:64%
「法改正」から8年。
この国は荒れていた。腐っていた。
失業率の上昇。貧困と格差の拡大。不正と汚職の横行。
それが治安の悪化につながるのは当然の帰結であった。
ごく一部の富裕層を除き、だれもが不満を抱えていた。
だれもが明
日に不安を覚えていた。
だれもが憤り、そして諦めていた。
この国で生まれた人間も、移民と蔑まれる外国人も、みな。
この物語は救いようがない国に生きる、暴力に翻弄された者たちの哀れな武勇伝である。
※この物語はフィクションです。
実在する人物、団体、制作物、製品など現実世界のあらゆるものを批難・攻撃・差別する手段に用いたものではないことを明言しておきます。また、暴力等の違法行為を推奨するものでもありません。あくまでも架空の人物、架空世界の物語であることをご理解くださいますよう切に願います。
※カクヨム、NOVEL DAYSでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:00:00
64764文字
会話率:22%
雲井森羅(17歳)にはいくつかルーティーンがある。
一、パジャマを脱いで、丸い絆創膏状のメンズニップレスを両乳首に貼りつける。
二、パンツを下ろして、パンティライナーを尻の部分に貼りつける。
三、昨夜風呂で丁寧に洗って消毒し乾燥させて
おいた卵型アナルプラグにローションを塗って、尻に挿入する。
以上が朝のルーティーンだ。
目的のために頑張っているが、本当にこれでいいのか悩んでいる。
2024.5.2 短編週間ランキング3位でした。読んでくださってありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 13:13:51
8315文字
会話率:28%
【時々08:00更新中(毎日更新はギブアップしました)】
幼馴染のマイコと再会し意気投合、気づけば主従関係を結ぶことに。
お互いの性癖は非常に合うもののどちらもそういったことは未経験。
お互いにアクセルとブレーキの加減がわからないまま、少し
ずつ色々なことに挑戦していくお話です。
サトシ:基本はチキン、時には大胆になるも、落ち着くと反省することも多い
マイコ:大好きだったサトシに調教してもらえて幸せ、捨てられないか不安
基本は甘々です。
双方合意の上のSMですので、凌辱や嫌がることを無理やりする、といったプレイは存在しません。
個人の経験には基づいていますが、フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 08:00:00
203653文字
会話率:15%
統合軍で救護業務をしているカイラナは、無愛想だが家族と仲間思いの優しい青年。徴兵で空軍に入隊していたキナハを保護したことをきっかけに、孤独について考えるようになる。翼があり卵を産めるカイラナは、婿をもらうことを決意する。/白髪白翼可愛い攻め
(育ちます)×黒髪ロング美人な受け/排卵が不安定な受けを手助けする話が書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 21:00:00
18107文字
会話率:59%
ごくふつうのサラリーマン・槻木はある日突然、社長から息子の世話をするように命じられる。社長宅に勤める家政士がどんどん辞めていくという話に不安をおぼえる槻木だが、坊ちゃんは問題児という感じでもない。
十四歳の少年に魅入られるサラリーマンの話で
す。露骨な描写はありませんが成人が未成年に手を出すくだりがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 08:02:29
23603文字
会話率:60%
美少年受小説です。
エブリスタが保存用として放置するには不安すぎるのでここに写します。
最終更新:2024-04-12 23:30:00
930143文字
会話率:31%
同人音声の台本をサンプルとしてアップします。本編は5話までありますが、ここでは3話まで公開しますので、ぜひ続きは製品を購入して聞いてみてください。
https://www.dlsite.com/maniax-touch/announce
/=/product_id/RJ01179854.html
下の方に販売サイト(DLsite)へのリンクあります。
絶賛発売中ですよ!
イラスト:そりっど様
声優:常盤はなこ様
最近妙な視線を感じたり、お気に入りの下着がなくなったりと、不安な日々を送っていた結菜。そんなある日、放課後に公園で遊んでいると、公衆トイレ内で全裸の男に襲われそうになる。間一髪で幼馴染の優斗が助けに入り、全裸の男は警察に逮捕されていった。
それから数日後。ショックで学校を休んで自室にいた結菜の目の前に、全裸の男が再び現れた。パニックになる結菜だったが、男がスマホを向けると急に大人しくなり、本人の意思とは関係なく言葉が出てくる。
───脳味噌いじる君を脳内で起動中。成功しました。長谷部結菜の脳味噌書き換え準備完了。口頭での命令を受け付けます。
感情のない話し方で淡々と告げる結菜。それを確認した男はにやりと笑って少女の脳味噌を書き換えていく。
こうしてストーカー男に好き放題頭をいじられた結菜は、変態的な行為を嬉々として行う、頭の狂ったストーカーへと書き換えられていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 00:10:00
9521文字
会話率:0%
ディーナ・グリゼルダ・アチェールは、ヴィラン公国の宰相として働くアチェール公爵の次女として生まれた。
姉は王子の婚約者候補となっていたが生まれつき身体が弱く、姉が王族へ嫁ぐのに不安となっていた公爵家は、次女であるディーナが姉の代わりが務まる
ように、王子の第二婚約者候補として成人を迎えた。
いつからか新たな婚約者が出ないディーナに、もしかしたら王子の側妃になるんじゃないかと噂が立った。
王妃教育の他にも家庭教師をつけられ、勉強が好きになったディーナは、毎日のように図書館へと運んでいた。その時に出会ったトロッツィ公爵当主のルキアーノと出会って、いつからか彼の事を好きとなっていた…
こちらの作品は「アルファポリス」にも、掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 00:31:04
16303文字
会話率:44%
「下の毛が濃すぎて彼女にフラれた」
ある日、彼は職場の後輩が口にした言葉に驚愕した。
宮森タロー
35歳、オタク、性的経験一切なし。
今後経験する予定も一切なし。
まさか下の毛が濃いだけで、女の子にフラれてしまうなんて。もしかしたら
、自分もいつか同じような目に合ってしまうかもしれない。そんな不安から、宮森タローはその場でメンズ専門の脱毛サロンの予約に踏み切った。
これは童貞オタクの彼が、ユルフワイケメン施術師によって、その下半身を丸裸にされるまでの赤裸々レポである!
後半、地味に下品なので注意。
ツルツルの二人がやたらと下半身を擦り付けあっております。
パイパン/剃毛プレイ/脱毛行為/ツンデレ年下溺愛攻め
※【本編】完結済、【番外編】更新中!
※脱毛に関しては完全に架空の設定です!
※その他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 22:20:12
138398文字
会話率:40%
第一章
神様のミスで異世界に転移することとなったハンナはBL本の世界が大好き。
だから、希望を聞かれて答えたのは『イケメンの貴公子達に溺愛される世界』。
転移した世界はハンナが願った通り、麗しい姿の金髪の貴公子レオナルドと栗毛のアル
ベルトが……。
ところが危機に陥ってしまい、その場で思い付いた名前を答えてしまうハンナ。
その名前は『ハンナ・ビーエル・ボンスキー』。
でも、あり得ない名前を答えたと思ったら、ボンスキー家は実在する貴族の家だったのだ。
その家名が元で何故かレオナルドの邸宅で使用人として働く事になったハンナ。
そこでレオナルドとアルベルトの秘密を知ってしまい、二人の交わりを観たい余りに、大失敗をしてしまう。
それでも、何故か危機を脱し、それどころか二人と親密な仲になり……戦争が差し迫るなか、二人の子を産んで欲しいとまで言われてしまう。
第二章
幸せの絶頂のはずのハンナだが、いつも不安感に苛まれていた。
その原因は偽りの名前ボンスキー家の事。
そして、そのボンスキー家から本物のハンナが来る事に。
偽人質のハンナを守ろうとする貴公子二人と、酷い目に遭いながらハンナの秘密を暴こうとする本物のハンナ。
二人の邂逅の時が迫る。
第三章
ハンナは自分の真実を知り、幸せに向けて生きて行く事を決意する。
でも、現実はなかなか上手く行かず、レオナルドとアルベルトと揉める日々。
三人の将来の為に選ばざるを得なかった辛い現実を受け入れるハンナ。
行く末に幸せが待っている事を信じて、ハンナは自分の道を歩んで行く。
そんなハンナの身に起こる奇跡。
神様が慮ったハンナの転移の本当の理由、そして彼女達の生きる世界のこれからが詳らかになり、ハンナ自身の幸せな夢が現実のものとなる時が来るのだった。
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異世界での華麗な貴公子たちのBLと、その二人に愛される事となる女性主人公の物語をコメディ要素多目で描いた作品です。
※「残酷な描写あり」は念のため。多分無いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 20:03:18
104594文字
会話率:46%
大学生で初めて彼氏ができた夏美。三ヶ月付き合ってもいまだに手をつないだことしかなくて不安になっていたところ、風邪をひいてしまい彼氏の誠くんが看病に来てくれた。
R-18になる予定です。
最終更新:2024-04-03 19:00:00
1964文字
会話率:59%
おっぱいを飲まないと死んでしまう――。
ある日の深夜。コンビニに出かけていた少年・翼は、ミノタウロスに遭遇して致命傷を受けてしまう。
目が覚めると、小学一年生ほどの女児になっていたツバサ。
ツバサの命を助けてくれた少女・アリアは言う。
ツバサの身体はとても不安定な状態で、女の子の母乳を飲まなければ死んでしまう、と。
それも、毎日同じ女の子から母乳を飲んでいたら栄養が偏るので、たくさんの女の子から母乳を飲ませてもらわなければならない。
ツバサちゃんの運命やいかに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 21:10:00
138596文字
会話率:36%
ある日、男は自分が仲良くしている男と美女と一緒にいる姿を見て驚く。
あんな豚のように太った男が美女と一緒なんて騙されているのかもしれないと思い声をかける。
だが、女は自分の会社の事務員だった。
平凡な女のはずだった、驚く男に女はあなたに似て
いる人を知っていると話し始める。
恨まれていた男だった、その言葉に男は不安になる。
それからしばらくして男の眼の前に現実は予想もしない形で迫ってきた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 10:21:24
2291文字
会話率:24%
息子の浮気を知らされたのは友人の口からだ。
そんな男の元にオザキと名乗る男性が現れる、すぐには誰だか分からなかった。
夫の浮気を知らない妻、夫の友人、父親、突然現れたオザキの目的は。
浮気がばれない限り続くと思っていた夫の日常、妻の平凡
な生活。
そして、義父の不安は膨れ上がってく、自分が守るものは何なのかと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 15:42:04
38754文字
会話率:36%
選択したテーマ:出会いと別れ(そして再会)
【登場人物】
陰原 月夜(カゲハラ ツキヤ):受け
社会人として気丈に頑張っているが、恋愛面に関しては後ろ暗い過去を持つ。晴陽とは過去に高校で出会い、恋に落ちて付き合っていた。しかし、晴陽からの度
重なる縛り付けが苦しくなり、大学入学を機に逃げ、遠距離を理由に自然消滅で晴陽と別れた。
太陽 晴陽(タイヨウ ハルヒ):攻め
明るく元気な性格で、周囲からの人気が高い。しかしその実、月夜との関係を大切にするあまり、執着してしまう面もある。大学卒業後、月夜と同じ会社に入社した。
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【あらすじ】
陰原月夜(カゲハラ ツキヤ)は社会人として頑張る日々を送るが、恋愛面では過去の傷が彼を苦しめる。彼は高校時代、明るく元気な太陽晴陽(タイヨウ ハルヒ)と恋に落ち、付き合っていたが、晴陽の束縛が苦しくなり、大学入学を機に自然消滅で別れたからだ。
大学卒業後、会社に入社した月夜は、再び晴陽と出会う。初めは過去の傷が癒えず、彼に対する不安や恐れが心を揺さぶるが、晴陽の明るさと彼の優しさに触れ、少しずつ心を開いていく。
二人は再び関係を築こうと努力するが、過去の傷や苦しみが二人の間に立ちはだかる。しかし、彼らは過去を乗り越え、新たな生活と再会を通じて成長し、真の愛を見つけることに成功する(攻めの脳内では)。
この作品はpixivでも掲載している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 09:34:06
10467文字
会話率:29%
美しい東京地検の検事・宮崎裕美(みやざきひろみ)と3日間の甘美なセックスで射精の限りを尽くした丈二は、11月25日の夕方、阿佐ヶ谷のマンションへと戻った。
丈二にはどうしても気になることがあった。それは人妻・佐々木絵美(ささきえみ)のこ
とだ。
夫との子が欲しいと切実に願っていた佐々木絵美とセックス三昧に明け暮れたのは8月の半ばだったが、あの日から3カ月が過ぎていた。
丈二は、しばらくぶりに帰ってきたであろう絵美の夫との一週間の夫婦生活で、果たして夫の子を妊娠したのか。それが気になっていた。
3日前。亡き祖父が丈二の脳に〈佐々木絵美さんが情緒不安定になっておる。下手をすれば自殺する。いまの佐々木絵美さんにはおまえが必要じゃ。すぐに行ってやれ。たくさん抱いて心を慰めてやれ。〉と言ってきたのだ。
愛する優美が青森から帰ってくるのは26日の夕方。
丈二は、祖父の言葉が頭に焼き付いていた。
そして丈二は佐々木絵美の赤外線写真をパソコンに表示して、美しい人妻・佐々木絵美のヌードを愛撫し、その性器にペニスを刺し入れて激しく射精するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 16:17:39
38756文字
会話率:33%
■2024年3月19日発売・リブレ様より書籍化〔装画:円陣闇丸〕■
【Dom/Subユニバース】【溺愛】
「俺が八雲さんにふさわしいDomになります。だから、待っていてください」
グレア過敏症という厄介な体質を持つ八雲。Domの支配が受け
られず、不安症でボロボロになった八雲を救ってくれたのは偶然出会った小学生のDom・星那だった。
自分より頭一つ低いところから放たれる、見上げるグレア。11歳年下の少年に絡め取られて、絆されて、たくさん愛されるお話です。
小学生Dom×社畜SubのショタおにDom/Subユニバース。痛い表現はありません。
本格的なエッチは大きくなってからです。
※Dom/Subユニバースの設定をお借りしています(独自解釈・オリジナル要素あり)
※他のDom/Subユニバース作品と世界観は同じですが、独立した作品としてお楽しみいただけます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 17:00:00
111931文字
会話率:35%
―――僕は出来損ないのΩだ。
生まれつき、Ωフェロモンの分泌が少なく、またαフェロモンへの感受性も低い紫苑。
そんな自分への未来に不安を抱き、ヒートの度に見知らぬαを誘い、抱かれることを続けていた。それが虚しい行為だとは知っている。報われ
ない行為だということも。
そんな不憫なΩが運命の番と出会って、愛されて、笑顔を取り戻すための短いお話です。
2020/3/5 日間7位になりました。ありがとうございます!!
2020/3/6 番外編追加しました
※この作品はTwitterでも掲載しています。
※R18表現が含まれるページには★がついています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 08:43:36
25296文字
会話率:38%
連載小説《光の道しるべ》のサイドストーリー。
単話ではありますが、上記連載と連動しています
※投稿の都合上、R-18ものと通常ストーリーが混在します。
一歳の双子と二歳の年子育児に追われる里美は、これまでの仕事のキャリアなど何も役に立たな
い日々に心は少しずつ荒み初めていた。それでも夫も子ども達の事も愛していていた。
そんなある日、些細な出来事から夫婦喧嘩が始まり、この時から里美の変化が始まっていた。
しかし実際は、もっと以前から心の中で抱えていた思いがあり、修二が外出していることを知りながらも里美は子ども達を家に残し家を出た。
そんな里美の変化を感じ、精神科への受診を勧めたのは修二だった。
里美の過去の事、そして外では見せない心の弱さも修二は知っていた。
あんなに明るく、天真爛漫だった里美の姿を愛おしく思い、愛する女性との子を授かったのにも関わらず、こんな現実に修二もどうすることが正しいのかわからずにいた。
そんな時に里美の口から出た言葉は耳を疑うものだった。
里美を襲うパニック発作。
もう何度もその場面には付き添ってきたが、発作の頻度は増しているように感じる。
未熟な身体で誕生し、発達もゆっくりだった子ども達。
早産で出産したことへの罪悪感をずっと抱いている里美にとって、その現実は既に荒んでいる心を更に抉る。
喉を通らない食事、落ちてゆく体力、日中の里美だけでの育児に限界が近づいていた。
そんなある日、里美は自らの命を絶とうとする行為にでた。
どうにもならない日々に修二の疲労も増していた。
通常の勤務に、帰宅後の育児、特に夜泣きの対応は睡眠不足を招き、共倒れしないためにも修二は家族が離れることを選ぶのだった。
その後、里美は入院した。
治療を受け、少しずつ良い方へ向かっているような気がしたが、一進一退の日々だった。
入院から一ヶ月、里美は発熱し、同時に生理も始まったらしく体調はとことん悪そうだ。
そこに見舞いへやってきた里美の親友利佳子は、目の前で起きた里美の大量出血にも冷静に対処した。
なんと、里美は妊娠しているのだという。
母親の職を継ぐために産科医を目指している利佳子にとって、心身を病み弱っている里美をそのような状況にさせた修二を励ます気にはなれなかった。
里美はこのような状況になっても衰える事のない制欲に、修二も自身に違和感を感じ始めていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 21:42:39
46413文字
会話率:44%
2006年、死にゆく独自島の氷水市を中心に「化け物(カミアシ)」と言う知られないものによる「災慝」が未だに続いて、事情も認知せぬ無邪気な人々が次々と殺され続けていく。対立や退治する経験を蓄えてきた桐山幸之助は、戦いからのトラウマを受け、戦い
を避けながらも、普通の人間としての生活を。迷い日々に積み重ねた不安や罪悪感が溜まって果てに、やがて対立すべきの時も来り、最悪の場合で起こっていても。その同時に、その後も、強くなってきた連中も動き始めて、再戦の時が段々近づいてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 20:00:00
42511文字
会話率:48%