ヴァーダは神威に導かれし地。
神の奇跡と
神の血こそ至高なり。
尊き血を継ぎし者は
まばゆき衣に身を包み
煌めく宝玉をまとい
絢爛たる館にて歓びを重ねる。
酒は甘露の如く流れ
饗宴は夜を越えて絶えることなく
古の教えこそ神聖なる宝と仰ぎ奉り
この時を永劫にと願う。
賤なる民は
薄汚れ引き裂かれた布を身に掛け
硬き土の上にわずかなる藁を敷き
とめどなく訪れる飢えを
ただ無言にて堪え忍ぶのみ。
彼らが毎朝祈るは
疾く今生に幕を下ろし
次なる輪廻の開幕が
慈悲をもたらさんこと。
この時よ刹那にと願う。
然るに、ある日、俄に
運命はかの均衡を揺るがさんと動き出す。
その変化は偶然の風に乗りて
声なき叫びを大地に響かせた。
不幸に喘ぐ人びとにとりては
必然の嘆きが呼んだ嵐にも似て、
ささやかな波紋は広がりを見せ
やがて大潮となりて
ヴァーダの静寂を深き混乱へと誘わん。
奇跡と血に支配されし国は、
いま混沌のうねりのただ中に。
その運命、いずこへ流れ行かんや。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:44:11
56777文字
会話率:65%
女子大生限定の下宿──その名も「乙女荘」。
古びた木造二階建てに、フェロモンと情緒とPMSが同居する、ちょっと特殊なシェアハウス。
そこにただ一人の“男”として住まうのが、俺──滝川 凌(たきがわ・りょう)、二十歳。
家賃ゼロ、代わりに家
事全般を引き受ける「お世話係」というポジションだ。
女子たちからは「便利な白子」「変態家政婦」などと言われつつ、
俺の仕事は、炊事・洗濯・掃除・悩み相談……そして、女たちの性欲処理を“お手伝い”すること。
だが俺には、誰にも言えない“異能”がある。
それは──
女の匂いに、異常に敏感すぎる嗅覚。
下着についた柔軟剤と汗の香り。
排卵期特有のフェロモン。
シャンプーの銘柄、ボディミルクの残り香。
そして……“理性の崩壊を予告する香り”──。
そう、俺は「嗅いだだけで、女の状態がわかってしまう」呪われた男だった。
だが、それが最悪の地獄を招く。
年に二度、乙女荘全員のPMSが同時に訪れる“血月週間”がやってくる。
暴走する筋肉女子。
感情と快感を論理で捩じ曲げる才女。
無言で追い詰める文学系変態。
小悪魔ギャルによる暴力的愛撫。
さらには伝説の元ヤン姐御と、絶倫杭打ちガン男まで参戦──!?
俺は、白子としてこの地獄を生き抜けるのか。
それとも、女神たちの愛と性と羞恥に“干からびて”終わるのか──
---
筆者構想のもと、ChatGPTと共に言葉と快楽を共創する、香りフェチ青春性喜劇、開幕。
各エピソードの★は、筆者が特にお気に入りのものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 18:00:00
138889文字
会話率:31%
新人教師である穴塚美波(アナツカミナミ)は放課後の校舎の見回りを行っていたところ、とある教室から居残り生徒の気配を感じる。
帰るように促そうとドアを開けたのだが、そこで見てしまったのは大暮瑠衣(オオグレルイ)が机の角を使ってオナニーして
いる姿だった。
真っ赤になって無言でぷるぷる震えだす瑠衣。驚愕して思考停止する美波。お互いに何か言わなければ、動かなければとは思えど、頭も身体も全く動かない。
そんな中、口火を切ったのは瑠衣の方だった。
「こうすると気持ちいいんですよ知ってましたか先生⁉︎」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 00:06:29
8151文字
会話率:40%
「せん、ぱい……?」
スキー合宿に来ていた大滝千里(オオタキセンリ)は、とある事情からスキーもせずに酒に浸っていた。そこに日頃から特に面倒を見てもらっている先輩、藤沢広香(フジサワヒロカ)が現れ、一緒に酒盛りを始める事となる。
だが酒が
進むにつれ、ザルな千里とは異なり、広香はどんどん無口になっていく。
酔いが回り過ぎている、と判断した千里はホテルの部屋へと彼女を連れていくが、無言のまま真剣な眼差しと共に抱き付かれ、深く、口付けされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 20:46:02
11096文字
会話率:41%
<はじめに>
⭐️本作品は「異世界転生」でも「なろう系テンプレ」でもありません。
ご注意ください。
⭐️身体の描写をすぐに求める方には向きません。
しかし、痛みや祈りの中で芽生える、言葉にならない愛を見つけたい方へ。
この物語は、きっと残る
と信じています。
⭐️硬質な文学的ハイファンタジーであり、伏線やメタファーを読み解くことで一層お楽しみいただけます。
⚫︎本作品は長編となっております。
⚫︎本作品は、第一部「星誕」の続編です。第二部だけでもお読みいただけますが、第一部をごらんいただくことで、さらに世界が広がります。
第一部:https://novel18.syosetu.com/n0172kk/
⚫︎また、外伝も作品世界を支えるエピソードとして、ご用意いたしております。
外伝:https://novel18.syosetu.com/n4553kr/
<作品概要>
人と人をつなぐのは、血よりも情。真に人を救うのは、名よりも実。
壮大であるがゆえに、誰も描くことができなかった世界。
人の思いは、どこまで時代を動かせるのか。
力なき者たちによる、魂の叫びを聞け!
<あらすじ>
大陸、架空の王朝。遥かなる国――。
漢代風王朝を舞台に、あまたの人の情が織りなす壮大な群像劇。
剣戟と政略、陰陽と魂の縁、そして誰かを想い守るための静かで熾烈な愛――。
都、紅蘭にもどった彼らを待っていたものとは。
新たな人物も加わり、政略と軍事、愛憎の間で物語は大きなうねりをみせてゆく。
玲陽を包む人々の無言の愛。
自分自身と向き合いながら、未来に向かう玲陽の姿は、誰かを勇気づけた。
皇帝の密使として裏切り続ける宿命の東雨にもまた、厳しい冬は容赦なく訪れる。
やり場のない焦燥と絶望を抱き、彼が数える月の光。
すべての友が希望を見失い、うつむいたとき。
顔を上げたのは、犀星だったーー
◾️この物語には、性描写・暴力・医学的な表現などが含まれます。ご注意ください。
◾️この物語はフィクションです。実際の医療行為等とは関係ありません。
◾️5の倍数日、21時更新です。
※原作者X:@megumiakarin折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:00:00
27690文字
会話率:17%
【コミック3巻発売中です!書籍2巻3巻5/10に同時発売しております♡】
──貧しい花売りは囚われの竜騎士に恋をした──
「あの竜騎士は怪我をした自分の竜の命乞いをして捕まったらしい。バカな男だ」
先の大戦でこの国に大損害を与えた隣国の
英雄、リカルド・デュマースが王都の広場で檻に入れられ戦犯として見世物になることになった。
敵に囲まれながらも目に光を失わない姿に一目惚れした貧しい生花売りのスイレンは人目のない早朝にリカルドに近づき、彼に幾度となく話しかけた。
懸命に話しかけるスイレンに無言を貫くリカルドは、ある日一度だけスイレンに名前を聞く。
リカルドを救いに隣国の竜騎士たちがやって来て、彼も自らの竜に乗り飛び立ってしまう。その姿を見上げながらせめてものお別れのしるしにと彼に向けて花魔法を使い、たくさんの花を空に浮かべたスイレン。
彼を見送るスイレンはいつの間にか竜に乗ったリカルドの腕の中だった。
「これからは一緒に暮らそう」
そう言ってくれたリカルド。でも彼には美しい婚約者が居た。
それでもただひたむきにリカルドを思い続けるスイレンに彼は独占欲を出して来て?!
ひとりぼっちだった女の子が英雄と呼ばれる竜騎士に溺愛されて幸せになるお話。
※R18描写には★つけてます。
※ベリーズカフェにも投稿しています。
♡安芸緒先生によるコミカライズ、MAGCOMIにて連載開始しております。作品ページ下部にリンクあります。3巻発売中です。
♡マッグガーデン・ノベルズ様にて、2巻後半から完全書き下ろしの3巻までの書籍版が発売中です。(イラスト担当は高星麻子先生)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 19:10:00
387091文字
会話率:33%
とあるオフィスの就業後――。
天野水樹さん企画
『300字でオカズにできる官能小説』
(※企画参加者募集中だそうです!無言参加OK!!)
最終更新:2025-07-15 18:22:07
300文字
会話率:30%
「あの声……まさか……彼女だったの?」
愛し合った夜の、壁の向こうから聞こえる女の喘ぎ声——
それが、夫を昂らせた原因だったと知ったとき、
妻の中で何かが崩れ始める。
無言の嫉妬。夢の中の裏切り。
女は全裸のまま、夫の下半身に口を伸ば
す。
壁の向こうの“彼女”に負けたくないから。
自分の声で、唾液で、愛で、すべてを奪い返すために——
「ねえ……わたしの音だけ、聞いて……♡」
前作『隣の声が止まない夜に』と同じ夜、同じ瞬間に繰り広げられた、もうひとつの戦い。
音と女のプライドが交差する、静かなる激情の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 20:00:00
5789文字
会話率:18%
短冊怪人タナバタダーは、世界の常識そのものを書き換える“願い改変光線”を放つ。
狙われたのは三人の若きヒーローたち:熱血漢で誇り高い赤の戦士《レッド・シャイニー》、寡黙で気品ある青の守護者《ブルー・トレメル》、無邪気な快楽体質の黄の新星《
イエロー・ダスタン》。
七夕が淫靡な祭へと塗り替えられる。
七月七日、星が降る夜。
街に突如現れたヴィラン──短冊怪人タナバタダーは、世界の常識そのものを書き換える“願い改変光線”を放つ。
狙われたのは三人の若きヒーローたち
レッド・シャイニー
── 精悍な熱血漢。22歳。
鋼のように鍛え上げられた、日焼け肌の筋肉質な青年。
特徴的な赤いヒーロースーツは、戦闘中の汗を吸い込み、肌に密着して凹凸を際立たせている。
特に股間の造形は露骨で、スーツ越しでも肉棒の起伏と睾丸の丸みがはっきり浮かぶ。
太ももの付け根で張り詰める布地が、“雄の存在証明”としてのもっこりを強調していた。
匂いには非常に敏感で、自分のフェロモンにさえ反応してしまうという体質を持つ。
ブルー・トレメル
── 寡黙な年上のクール系ヒーロー。27歳。
白銀の短髪に、鋭く落ち着いた眼差し。
背が高く、細身ながらも全身がバネのような筋肉で覆われている。
深い青のヒーロースーツは、静かな気品を漂わせながらも、下腹部の盛り上がりは隠しようがない。
睾丸のラインが布越しに透け、「抑え込まれた発情」の輪郭を、まるで寡黙な主張のように浮かび上がらせていた。
射精時も無言で、ただ顔を紅潮させながら粛々と漏らすことを受け入れてしまう男。
イエロー・ダスタン
── 元気系の後輩ヒーロー。19歳。
明るい茶髪を逆立て、無邪気に笑う少年のような表情。
スーツの下には、体育会系らしい分厚い胸板と腹筋がしっかり刻まれている。
黄色のスーツは伸縮性が高く、特に股間まわりは下着もつけず直接着用しており、玉の左右の分かれ目や肉棒の根元まで、陰影としてくっきりと表れていた。
自らの勃起を隠す気はなく、“恥ずかしがることで興奮してしまう”体質。
大きなもっこりがぶるんぶるん揺れて、市民からの人気が高い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 19:41:05
8956文字
会話率:32%
高等専修学校のような厳しい管理下にある環境では、次の3点が重なって自尊心を削っていきます:
① 「学力が低い」というレッテル
•入学時点で「普通科に行けなかった」という事実があり、劣等感の種になっている
•周囲からも「専修=落ちこぼれ」と
いう偏見があるため、無言の階層意識にさらされ続ける
•勉強しても「最初から負け組」と思い込まされ、自己肯定感が育たない
② 「自由がない=信頼されていない」と感じる
•髪型・持ち物・下着・制服すべてが管理され、自分で選ぶ権利を与えられていない
•「自己決定の機会」がほとんどなく、**“私は誰かの指示でしか動けない存在”**になってしまう
•他校生と関わったとき、その差が明確になり、「自分だけが制限されている」と感じる屈辱
③ 管理が厳しいのに「社会的評価は低い」という矛盾
•毎朝の持ち物検査・頭髪チェック・下着検査など、子ども扱いされるような管理を受けている
•しかし卒業後の進学・就職先は、普通科高校と比べて選択肢が少なく、待遇も劣ることが多い
•「こんなに我慢してるのに、評価は低いの?」という見えない絶望感折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 21:00:00
18025文字
会話率:43%
市立図書館で働く司書、花邑千夜(はなむら・ちよ)。
清楚で物静かなその佇まいからは想像できないほど、彼女は“ある快感”に深く囚われていた。
──それは、「声を出してはいけない状況で、深く愛されること」。
誰にも気づかれないように、来館者
のすぐそばで。
カウンターの下で、書庫の影で、資料棚の奥で。
声を殺しながら、彼女は毎日のように“中”を満たされていく。
図書館という静寂の空間で繰り広げられる、誰にも知られない背徳の恋。
快感と愛情が交錯する中、彼女の身体は少しずつ、“ある変化”を迎えていく──。
「声は出せない。でも、奥でイかされるの……気づかれずに、孕むのが……いちばん好き……♡」
静寂の中で交わされる、ふたりだけの“音なき愛”。
本好き司書ヒロイン×無言の中出し快楽。
限界ギリギリのスリルと甘い孕ませ描写で贈る、
図書館発・背徳エロティカ、開館です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 20:52:32
9480文字
会話率:23%
タマラ。赤毛を三つ編みに結び、そばかすのある顔をした、どこにでもいるような街娘だ。
そんな彼女の家には奇妙な居候がいる。彼はイグレ・ゴレ。海を渡った先の群島から来たリザードマンの蛮族だ。彼はある日、無言でタマラの家に上がり込み、タマラに
食事の用意をさせ、そのまま勝手に居着いた。
そして、夜には静かな表情も内に秘めた熱い欲望をタマラに注ぐ。
欲望か、愛か。違う種族の二人の奇妙な生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:10:00
8785文字
会話率:35%
目覚めたら、そこは異世界。
俺は若き王・レオナルトとして転生していた。
政務?玉座?民の繁栄?
――そんなことより問題はただひとつ。
周りのイケメン全員が俺を“護衛”とか“祝福”とか言って、 甘く優しく俺を絶頂に連れてイクんだが!?
知性1000%の宰相は、政務中に背中で俺を追い詰めるし、
寡黙すぎる騎士団長は、無言で腰を撫でてくるし、
銀髪ロン毛の教皇は、ミサ中に神の手で導いてくる。
癒しのはずの専属奴隷にまで、マッサージで昇天させられて――
って俺の理性、毎日ギリギリですけど!?
これは、「選ばれる側」として異世界の王になった男が、
とろける快楽と笑いの狭間で今日もあえぐ、
全員攻め×流され王の異世界エロコメディ!!
10話以降本気の夜をお届け折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 19:36:23
23514文字
会話率:32%
上京して半年。大学生活にも慣れ、都会の暮らしにも少しずつ馴染んできた女子大生・由梨。
日々のストレスと、遠距離恋人との寂しさを癒してくれるのは、毎晩のバスタイムだった。
誰にも邪魔されない、裸の自分に戻れる場所。そう思っていた——あの夜まで
は。
湯船の中で感じた、脚を撫でるようなぬるりとした感触。
乳首を舐めるように揺れる水流。
そして、膣奥にまで侵入してくる、熱く粘つく“快楽”。
それはただのお湯ではなかった。
水は、彼女の性感を知り尽くし、無言のまま身体を調教していく——。
快楽に逆らえず、壊れていく理性。
そしてその姿を、偶然帰ってきた恋人が目撃してしまい……。
■ お風呂×快楽堕ち×寝取られ×中毒性の異常愛折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 17:01:33
1971文字
会話率:16%
婚約者ヨハンとキャロルの話。
なんでも大丈夫な人だけお読みください。
趣味嗜好に合わない場合は無言で退席どうぞ。
無知ックスや無理やり表現ありなので気をつけてください。
作者が読みたいから書いた話です。書きたいところだけ書いた。
男の倫
理観ががばがば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 23:40:41
146307文字
会話率:28%
【2024/9/4~21、24~25、28~29 エブリスタでミステリージャンルトレンドランキング1位、2024/9/15~26 同人気ランキング1位】非上場の大手ゼネコンの創業家社長の一人娘である久保亜美は、父の勧めで出世頭のエリート俊介
に婿に入ってもらって結婚した。見合い結婚ながらも夫の愛を感じて幸せに暮らしていた。だが結婚3年目に無言電話や怪文書が舞い込み、亜美は俊介に徐々に不信を抱くようになる。それは誰が何の意図でしているのか。単なる浮気かと思えた不可解な現象は、思いもかけぬ真相を明らかにしていき、亜美と俊介の関係も変えていく。
性描写のあるエピソードのタイトルには*を付けています。
エブリスタとアルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 18:10:00
60894文字
会話率:64%
密閉された満員車両。
勝ち気な女性・天海理沙は、十人の男たちに囲まれる異様な空間に閉じ込められる。
無言の圧力と這い寄る視線。
理沙は警戒を強めるが、逃げ場はなかった。
じわじわと距離を詰められ、衣服の上から愛撫される。
腰、太腿、背中
、首筋ーー。
肌を撫でる指先、粘る吐息。
快楽の侵食は静かに、しかし確実に彼女の身体を裏切らせていく。
誇りを胸に耐える理沙。
だが、身体は正直だった。
滲み出す蜜、硬く尖る乳首、震える膣。
ーーこれは、抗いきれぬ快楽の序章。
理沙の戦いは、密室の中で静かに始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 01:23:03
7692文字
会話率:11%
【標本室に記録されたのは──少女たちの快楽だった】
セレフィア魔導院の禁足領域「標本室」。
そこに封じられていたのは、強すぎる魔力に感応し、理性を失うまで愛された少女たちの、“絶頂の記録”──そしてその“再演”。
新人観測士イレナは、自
身の記憶に空白を抱えていた。
標本装置に触れた彼女の身体に、“誰かに抱かれ、イかされた快楽”が再生される。
見えない相手、触れられていないのに濡れる身体。
それは他人の記録ではなく、自分自身が“標本にされた過去”だった。
魔力共鳴による追体験。羞恥と快楽、記憶と愛。
これは、「忘れられた絶頂」が、いま身体に刻み直される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 16:41:28
25244文字
会話率:6%
「俺が産みます」
ベータの発言に騎士団長室がしずまりかえった。無言のアルファの騎士団長に代わり、年かさの騎士が訊ねる。
「しかし、君はベータでは?」
「新薬が開発されてベータでもオメガに転換して妊娠可能になって数年なのはご存じでしょう?」
「し、しかし、君はベータではあるが優秀な魔法騎士で、三男とはいえ侯爵家の……」
「どうせ俺は“なりそこない”ですから問題ありませんよ」
ベータは騎士団長の優秀な片腕ではあるが、ベータであった。名門貴族の子弟は優秀なアルファか子孫を残し政略結婚の手駒としてのオメガがもとめられる。
いくら優秀であっても、平凡なベータは求められないのだ。ベータの“なりそこない”という言葉に貴族階級ばかりの騎士達は沈黙する。
そして騎士団長は平民出身でありながら優秀なアルファであり、その剣と魔法一つだけでここまで成り上がった。
その優秀な血を残せと国王に命じられるほどに、さらには相手がいないというならば、オメガである第三王女を娶れという雰囲気になっていた。オメガらしい美貌を誇る王女だが、その性格は大変悪いと評判の……。
「お前はそれでいいのか?」
沈黙していた騎士団長が聞く。
「はい。できれば妊娠中の産休期間も業務として有給を認めていただけるならば」
「もちろん“重要な任務”だ。許可しよう」
「ありがとうございます」
こうして、二人の契約結婚ならぬ、契約出産はなりたった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 21:20:00
24081文字
会話率:43%
「あーあ、君、マジであの祠壊しちゃったの?やるねえ」
やる気のないくたびれたオジサンが、祠を壊し帰ってきた青年に話しかけた。青年は無言だったが、次におじさんの口から出た言葉は、「それじゃあ、まあ、行きますか。化け物の、息の根を、止めに」だっ
た。
青年は、驚いたような顔をした後、泣きそうに顔を歪めた。
みたいな、祠壊しネットミームに乗っかった、一発ネタ(もう古くなって悲しい)
因習村オカルトが書きたかった。オカルトになったとは言ってない。
いつもとちょっと違う感じを楽しんでもらえたら嬉しいです。
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 20:00:00
19112文字
会話率:34%
「……先輩、今からちょっと時間ありますか?」
「え?」
学校を終え、1つ下の後輩で彼女の田中さんと帰ろうとした時。少し後ろを歩いていた田中さんが、俺の学ランの腰の部分をきゅっと握ってそう言った。
3ヶ月ほど前、俺は田中さんに放課
後の校舎裏で告白された。初対面だったけど、俺はなんとなく断りきれずに交際を了解した。
付き合い始めたが、こうして下校時に一緒に帰るくらいで。しかも、恋人っぽく手を繋いだりなんてせず、ただ並んで歩くだけ。3ヶ月経った今も、それから進展はない。けど……
「……時間?」
「何か、急いでたりします?」
「いや?特に急いでないしなにもないけど……」
俺の学ランの腰の部分を握りながら、上目遣いで見つめる彼女。なんか妙にドキドキする。すると。
「じゃあ、こっちに来てもらって良いですか?」
「は……えっ!?」
ぎゅっと、田中さんは俺の手を握り、Uターンをした。
「あの……何処に?」
「……」
俺の手を握り、田中さんは無言で歩く。俺は初めて田中さんと手を繋ぎ、ドキドキしていた。あったかくて、俺も田中さんも手が汗ばんできて。何も言わないけど、田中さんもドキドキしてるんだなってわかる。
すると、着いたのは……体育館裏にある倉庫だった────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 19:41:38
9365文字
会話率:50%
彼と付き合って3ヶ月ほど。彼とキスまではしてるけど…それから先がなかなか進まず。
そんなある日、彼とデートをした帰り間際。私は意を決して、彼に「もう少し一緒に居たい……」と、とても遠回しに『エッチしたい』意志を見せる。
すると彼は黙って車
を走らせはじめ、その車はラブホテル街に─…そして、そのひとつの建物の駐車場に、止まった。
私と彼は、そのラブホテルに無言で入っていく…
ラブホテルもセックスもハジメテの私は、動揺しっぱなしで─────……
※不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 12:54:48
10255文字
会話率:34%