魔法と軍隊の国、リドルア龍帝国(りょうていこく)。
1028年の夏、リドルアは隣国・シリウェー王国に軍を派遣する。
その名目は“大規模な害獣駆除”。派遣されるのは戦闘に特化した部隊ばかり。
その中に新設されたばかりの〈杖と剣〉部隊があった。
魔法使いと非魔法使いがペアになって行動する部隊で、ハイデマリーとジェフは闘いに身を投じることになるのだが―――。
毎週(土)20時更新です!週イチ更新ですがよろしくお願いします!
※ 本作には軍隊が登場するのですが、ミリタリー要素は薄めです。あくまで魔法での戦いがメイン(予定)です。あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 20:00:00
426318文字
会話率:31%
「返済には俺を使ってください!」
榛(はる)には難病の弟がいる。それゆえに苦労して借金を重ねてしまった両親の為、彼はそう言い放った。
「あたし、アレが欲しいわ」
榛は、オネエな発言をした美人なマリーという男性に買い取られる事になる。
榛は「愛を支配する側にいろ」と条件を付けてきた彼を満足させ続けられるのか。
色んな技を仕込まれたり、仕込んだり。
ハングリー精神の権化となった榛が奮闘する物語。
因みにファンタジー物です。
折り紙に登場する主人公の兄のお話。
※作者初めての試みで、色々ぶっ飛んで書こうと思っています。(当作者作品比)
汚いのが苦手な方はご注意ください。排泄表現あります。
ただ下品なだけにはならないようにするつもりです。
※あくまでもフィクションです。法を破ることもあります。
【毎週金曜、21時更新/1話あたり2,000~2,500字程度(30話より定期更新)】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 21:00:00
384842文字
会話率:41%
食べることが大好きで好奇心旺盛なマリーベル・カートレットは果樹園を経営する田舎の男爵令嬢だった。
平凡ながらも幸せに暮らしていたマリーベルだったが、今年は猛暑と嵐で果樹園の果物が実らず経営が傾き、父親から家を助けてくれる金持ちの婚約者
を見つけてくるようにと、アウグスブルグ公爵家の招待を受け、生まれて初めての社交場に出てきた。
きちんと相手を見つけられるだろうか。緊張した面持ちでパーティーに参加したが、不覚にも男性よりもパーティーで出される色とりどりの豪華な料理に興味がいってしまった。
マリーベルは父親の申しつけを忘れて食事に耽り、腹を空かせた弟たちの手土産にパーティーで出された料理をお持ち帰りすることに。パーティー会場を出てから申しつけを思い出したマリーベル。仕方がないと切り替え、こんな豪邸に来ることは二度とないだろうと思い、記念に公爵邸を探索を始め、裏庭にある花園へとやって来る。
「……美味しそう」
マリーベルは見たことがない綺麗な銀色の花弁を持つ花から滴り落ちる蜜を見つけて、口を開けて眺めていた。
だが、蜜が採取していた瓶の中に落ち跳ねた衝撃で、口の中に入ってしまった。
蜜の正体は媚薬の原液。
堪えられない情欲がマリーベルの体の底から沸き起こり、その場から動けないほど発情してしまう。
そこに媚薬研究者の公爵家の三男が現れ、彼は媚薬の効果を薄めるために男性の精液が必要だと言う。
もしくは三ヶ月間の水飲み拷問。
「責任は必ず取るから」
拷問が嫌だったマリーベルは彼の言葉を信じて一夜を共にすることにしたのだが、どうやら、彼はマリーベルのことを知っているようで……。
イケメン公爵令息と溺愛中出しワンナイトセックスして、求婚されちゃう話。
※誤字報告ありがとうございます! 本当に助かっております!
※タイトルと一部敬称の変更に伴う台詞の変更をいたしました! 内容は変わっておりません! ご指摘ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 20:00:00
17710文字
会話率:42%
シド・ヴァレンタインは数人しかいない金獅子級の冒険者。
ある時、彼はマリーゴールド領の領主軍が謎の集団に襲われている所に出くわし、彼女の窮地を救うことになる。
マリーゴールドの二輪花と称される彼女の美しさに一目惚れをしたシドは、その後5年間
に渡って彼女に求愛し続けたものの、エヴァは元来の捻くれた性格と恥ずかしがり屋なところが邪魔をして、シドに対して素直な態度を取れずにいた。
そんなある日、エヴァが王国において聖女の称号を授けられたことを機にして、シドがエヴァへの態度を検めると宣言。
愕然とするエヴァを尻目に、今までシドへの恋心を隠してきた女性たちが一斉に行動を始めて………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 20:18:01
196927文字
会話率:51%
とある世界ではオーク種主導による繁栄が進み、オーク至上主義と呼ばれる文化が築かれている真っ最中だった。
そんな中では美醜の価値観も大きく変化し、エルフに代表されるいわゆるエルフ顔は最も醜く、醜悪な種族であるとされる価値観が世間には根強くはび
こっている。
ある時アーカンの街にたどり着いたソフィア・マリーゴールドもその価値観に翻弄され、打ちのめされつくしたエルフのS級女冒険者であった。
いつか誰か、私の事を愛してくれる男を………。
その思いにすがって訪れたアーカンの街の奴隷市。
世界中の奴隷市を回っても碌に相手をされてこなかった彼女の前に、神の御使いが舞い降りる。
美醜逆転世界のハーレムストーリー、今ここに開幕!
【シリアスパートとコミカルパートが入り乱れます。温度差がありますので、用量用法を守りご健康に気を付けてお過ごしください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 01:06:35
270256文字
会話率:49%
異世界転移して俺が得たのは≪パーソナライズ≫というスキル。チートスキルかと思いきや、武器や防具を使用者に合わせて最適に調整するだけのスキルだった。一緒に転移した奴らは強スキルを得て冒険に出発。俺は戦えないので武器屋でスキルを活かして働かされ
ている。
ある日武器屋にやってきた隣都市の有名女冒険者マリーに武器の調整を頼まれる。たまたま普段と違う手順でスキルを使ったら何故か≪パーソナライズ≫スキルがマリーの身体に発動した!
スキルの効果で俺専用のオナホとして作り替えられた、俺とのセックスでだけ超敏感になったマリーの身体を思いっきり堪能する話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 18:02:35
7505文字
会話率:24%
爵位無しの田舎領主の娘で行儀見習で王宮に出されたはずが、王妃様に気に入られ第一侍女として忙しくも充実の日々を送っていたマリーベル。
国中の有力者が集まる王の誕生祭の真っ最中に最強の魔術師にして変人と名高い男から突然求婚され、彼女の意思も身分
差などの問題もそっちのけにあっと間に結婚することに。
胡散臭いまでの美貌と話術で周囲を丸め込み、地位と財力を駆使して追い込んでくる魔術師に抵抗・反発しているはずなのに、穏便に離婚どころかなんだかどんどん周囲からは仲睦まじい夫婦扱いに……どうしてこうなるの?!
これは生まれ育ちや立場も違う、年も身分も離れた二人が、色々な出来事を通じて少しずつ思いを深め夫婦や家族となっていくお話。
※R回はタイトルに*がつきます。
※アルファポリスさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 17:06:25
1176262文字
会話率:40%
マリーは優しい旦那様、アルバートのことが大好き。
夜も優しくとろけるように抱いてくれるアルバートだが、ある日酔って帰ってきた彼は少し違った。
戸惑いながらも、刺激的な快楽に溺れるマリー。
その数日後、あの夜のことが忘れられず、アルバートに強
請るマリーだったが……。
タイトルどおりです。
体は夫に違いないのですが、夫視点寝取られだぁって感じのおはなしなので苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 21:12:53
20570文字
会話率:26%
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫に復讐を果たす。その復讐とは……
?
⭐︎短編の連載版、過去編。5話目まで短編と全く同じ内容です。6話からマリー、9話目からオセロー視点で完結。
誤字報告ありがとうございます!
サブタイトル追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 18:06:22
36451文字
会話率:19%
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫にに復讐を果たす。その復讐とは…
…?
夫にクソデカ感情を持つ妻×強気な妻を好きになれない夫
※誤字報告ありがとうございます。
※オセロー、マリー視点を追加した連載版もよれけば覗いてみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 16:33:06
14872文字
会話率:20%
【全三話完結済み】天使のように可愛かった親友の男の子が、久々に再会したらどこに出しても恥ずかしいヤンデレになっていた話。
ローズマリー▶結婚式の最中にまさかの異議申し立てをされ、結婚式をぶち壊しにされた可哀想な少女
エリオット▶幼い頃から
ずっとローズマリーを想い続けていたのに、別の男と結婚されそうになって暗黒微笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 22:54:21
22036文字
会話率:38%
元王太子妃候補で、現在は騎士団所属文官として日々奮闘している腐った嗜好のなんちゃって男装侯爵令嬢が、気がついたら外国帰りのゼロ距離侯爵令息にロックオンされていたお話。
『素直にならないと出られない部屋』のマリーズ編です。こちら単独でも意味
が伝わるようにはなっておりますが、シリーズの『素直にならないと出られない部屋』『引きこもりの元英雄をプロデュース』を先に読んでいただいた方が、全体の流れがわかりやすいかと思いますので気にされる方はそちらからお願いします。
※こちらは連載作品です。
※R展開は後ろの方です。
※主人公の思考回路は腐っていますがBL的な部分はほぼありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 22:00:00
68307文字
会話率:52%
※2024/3/2 改題しました
マリーシア(ポルトガル語で悪意を示す、勝利のために行う汚い振る舞いを差すサッカー用語)
この街にサッカーチームなんてあったの、とは言わせない。
プロクラブ相手にジャイアントキリングを巻き起こせ!
主人
公のベテラン選手、周防は所属していたクラブのプロ化に伴い心機一転、脱サラし念願のプロサッカー選手になる。しかし突然なプロ転向を周防の妻は理解出来ず、娘を連れて実家に戻ってしまう。
果たして周防はプロサッカー選手として成功を掴み、家族との絆を取り戻せるのか?
地方都市の三部リーグに所属するプロサッカーチームの奮闘をご覧あれ。
※このお話は群像劇のため複数の語り手を設定しております。
通し番号の後が空白→主人公の視点
通し番号の後がMayu's view→忠将の妻、繭の視点
通し番号の後がHaru's view→忠将の娘、陽菜の視点
通し番号の後がAnother view→三人称の俯瞰的な視点折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 00:00:00
87993文字
会話率:44%
エドガーは上流階級の醜聞をネタにした低俗な三文小説を書く低俗な作家だ。おしどり夫婦として有名な高位貴族をネタにした小説を発表したところ、美しい少女・マリーが怒って乗り込んできた。「大好きな祖父母に汚名を着せるなんて」とおかんむりらしい。いろ
いろあって小説を共同執筆することになった二人は仲を深めていくが、ある日、エドガーはマリーの悲しい過去を知って――!
※拙作『坊ちゃんと私』のメタ・セルフパロディ
※ヒロインとヒーローの性描写は最後だけですが、健全な(不健全)官能小説プレイは随所に入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 21:00:00
49410文字
会話率:53%
騎士団の魔物部隊の一員シリルは、王都で遊び人の噂がたてられている程の美丈夫。
だけどそんな噂も男に誘われないから丁度良いと思っていた。
普段は、火遊び相手から押し付けられたという一人娘のマリーと仲良く暮らしてたのに。
なのに、ある日
の任務でユニコーンが自分に懐いているのを皆に見られてしまう。実はシリルは前も後ろも未使用品。
任務後に、いつもは冷たくしてくる副隊長に謎の呼び出しを受け、ある脅迫をされてしまう…………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 13:27:42
83383文字
会話率:18%
ここではないどこかのいつか。ある男妾街で噂がたった。
顔が良い訳でもない何処にでもいそうなある男妾を、本気でイかせるとその背中に蓮の花が咲く――。
ものは試しと予約が次々に埋まってしまったロマリーは、自分の背中にそんなものが出るなんて
、と半信半疑。
ある日、異国の男に買われたロマリー。仲間に話を聞くと、予約がその男一人に全部埋めらていた。噂の花を気にしない男が現れたんだと思っていたら…………。
職業上、受けが攻め以外とそういったことを行う場面があります。苦手な方は、ご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 08:00:00
20106文字
会話率:26%
無愛想で会えばこちらを睨んでくる龍族のダンと結婚することになったマリーナ。龍族は気性が荒く力の強い怖い種族であり、正直やってられなかった。
考えを整理するために日記を書くが、日常を過ごす中で徐々に龍の愛情が明らかになってきて……?
幼い頃
からの番が大好きな不器用龍族×気の強くて賢い貴族令嬢
R18はぬるいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 20:58:22
6083文字
会話率:10%
マリーナは高い魔力と金髪赤目の美しい容姿から聖女候補と謳われ王子クリスとの婚約が決まっていたが、ある日一方的に王族側から婚約破棄された上にクリスは行方不明となる。更に両親祖父母を何者かに暗殺されたマリーナは、引き取られた先のリリーネ子爵家の
夫婦と娘・ソヴィから忌み子と疎まれ、地下牢にて唯一の宝物である熊のぬいぐるみとともに監禁生活を送ってきた。
ソヴィが隣国の王太子イリアスの元へ嫁ぐ日。ぬいぐるみが突如光り出し、王子クリスに変化した。
「ずっとこの時を待っていた」
クリスに連れられ、地下牢及び屋敷から抜け出して逃亡生活の末宮廷へ流れ着いたクリスとマリーナ。
マリーナを狙う黒い陰謀が隣国から蠢いているとは知る由もなく。
一途な幼馴染元婚約者の王子×元聖女候補だった令嬢のお話になります
※印には性描写がございます
※アルファポリスで掲載していた作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 21:38:45
131921文字
会話率:64%
乙女ゲームの悪役令嬢として転生していたカサンドラは、ゲーム通りのヤンデレ悪役令嬢にならないよう、婚約者の第二王子のハルトヴィヒとはビジネスライクに接してきた。それでも、乙女ゲームのヒロインであるローズマリーはハルトヴィヒに接近し、卒業パーテ
ィで婚約破棄劇場を繰り広げることになってしまった。冷静に理由を問うカサンドラに、ハルトヴィヒはとんでもない答えを叫んだ。乙女ゲームっぽい世界の結末は?
頭を空っぽにして読めるラブコメ、のはずです。全年齢版をなろうにて公開しています。
誤字脱字報告ありがとうございます!とても助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 17:00:00
7493文字
会話率:37%
スパイ娯楽小説「ゾーイ・マリーン」第9作。
アメリカ大統領選挙の年。JEDIに新しいメンバーが加わった。
ゾーイと新入りのフランス人スナイパー、ジャッカルはギリシャの大富豪の末娘、スウイニーのアメリカでの護衛に付くとこになった。
二人の24
時間の護衛で何事もなく大学生活を送るスウイニー。
共和党の大統領候補のトランプ氏の娘のメアリーとも仲良しの彼女は夏休みのニューヨークにてメアリーと再会する。しかしそのメアリーに何者からか脅迫状が届き…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 23:52:32
10446文字
会話率:45%
正統派スパイ小説「ゾーイ・マリーン」第7作。
北京オリンピックの年。一帯一路構想など、経済的かつ軍事的強さを見せつけ始めた21世紀の主役、中国は将来的な台湾への侵攻を見据えてるとも危惧されていた。
更にITでも世界をリードし、それを軍事に転
用する可能性も秘めていた。
兵士なきAI兵器またはサイバーによる未来形の戦争を目論むともされる中国。
JEDI騎士の三人はアーサーCクラークのSF小説世界が現実となる前に手を打つことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 23:38:06
9505文字
会話率:71%
正統派スパイ小説「ゾーイ・マリーン」長編第5作。
9.11同時多発テロはアメリカのみならず世界中を震撼させた。
ゾーイはスパイとしての自身の置かれている立場に疑問を持ち始めていた。
そしてテロを受けての政府の方針や上司のアイザックに対しても
反感を持ち始める。
アメリカとは何だったのか。ゾーイとポールは任務と関係なく、単独でアラビア半島に赴き、9.11に関する独自の調査を開始した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 10:24:16
10326文字
会話率:72%
ミアは孤児だったが、五歳の頃にある伯爵夫婦に養子としてもらわれ育てられた。
そして月日は流れ、魔法学園に通う年齢になる。
入学式の日に学園の門をくぐった瞬間前世を思い出し、ここが乙女ゲームの世界で自分はヒロインに転生していたことに気づく。
そして、悪役令嬢であるローゼマリーも実は転生者だった。
しかもミアよりもずっと前から前世の記憶を思い出している様子で、攻略対象者たちは既に全員攻略済み!?
おかげでミアは攻略対象者達から敵視され嫌がらせを受けることになってしまう。
面倒ごとを避けるために偶然知り合った地味な容姿のルーカスを説得して、かりそめの恋人になって欲しいと頼むが、実は彼にはとんでもない秘密があった。
※アルファポリスさんでも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 18:25:38
75101文字
会話率:37%
西暦2032年、ロサンゼルス。アメリカでは中国との対立が激化して、NSAの『チャイナ・キラー』作戦によって中国共産党員とその資金が排除されていた。『分断』の傷が癒えない社会では、『ヘイトスピーチ』と『フェイクニュース』が常態化していて、そ
んなある日、日本製のインターネット・ゲーム『スクリーム・オブ・クリチャーズ7』に没頭していた市内の男が変死する。
FBIのパーカー捜査官とグティエレス捜査官が、その事件を捜査する。コンピュータ・オペレーターのクロエが、2人の捜査を補佐している。捜査を進めると、他にもゲームの最中に感電を感じたプレイヤーたちが大勢いて、2名の変死者たちがいることが分かった。どうやら死因は感電死のようだ。
サンタモニカの街中には、日本人のセイゾウ・ムナカタが経営する『ITO(糸)』というスシ・レストランがあった。大学生であるセイゾウの娘のトウコがウエイトレスをして、30半ばのマサミ・マキがセイゾウの弟子として調理人を務めている。
マサミは美しい男だが、少し背が低く、吃音があるためにとても無口である。ある夜、マサミは指名手配されている中国共産党のスパイ、ジャッキー・ヨーに似ているとの疑念をかけられ、吃音が災いして、市警察へと連行される。
トウコが市警察にマサミを引き取りにゆくと、その場で運悪く、高校時代の同級生だった、コロナ禍以降の格差が原因で父親が職を失い、プラウド・ボーイズの一員になったベンジャミンと出会してしまう。数日がして、ベンジャミンはプラウド・ボーイズのリーダーたちに唆され、トウコにしつこく付きまとうようになる。
一方、ゲームのプレイヤーたちの感電死は、FBIの捜査によって、インターネットを介した過電流が原因だと特定される。それには、ネット上で都市伝説化している、1999年のニューヨークで起きた『伝説の事件』の際に、その街に現れた『スピリット』と呼ばれる電磁波の変異種の影響ではないかと、示唆する者たちがいる。マサミも日頃から『スクリーム7』を心に湧き起こる怒りとストレスの捌け口にしていた。
そんなある朝、トウコがプラウド・ボーイズに拉致されてしまった。
これは、「スピリッツ・オブ・アメリカ」に派生する後日譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 07:32:10
231535文字
会話率:8%
愛した人は父に復讐を誓っていた――
どうしようもなく惹かれる人は、仇怨の娘だった――
アルマイン大陸の中央部、東西に走るアルゴス山脈の麓に在る古の魔法に護られた神聖なる森。
その中にある、訪れる者もいない神殿の乙女、グインデル皇家の姫
イリスはその見目から『白き呪われ姫』と忌まれてきた。
グインデル皇国に呑み込まれたオルレーヌ大公家の生き残りルキウスは、剣奴として命こそ奪われず生かされていたが、主の命に従わず性奴に堕とされ売られようとしていた。
――出会ったのは、一族の仇敵の娘だった。
リュス皇家に一族を滅されたルキウスは、姫であるイリスを奴隷から解放してくれた恩人として感謝しながらも激しく憎む。
それでも心のどこかで憎み切れずに少しずつ彼女に心を開き始め、イリスもまた命を救ってくれたルキウスへの想いを深めていく。
ゆったりとした時間の流れる古の森の外で、時代は激しく揺れ動く。
栄華から取り零された者達は拳を振り上げ、リュス皇家を断頭台へと望む者が集い武器を取る。
ルキウスも迷うことなく、その中心を突き進んでいくのだが――
運命の歯車はイリスとルキウスを出会わせ、ふたりは国の中に燻る怒りと共に歴史のうねりのなかに巻き込まれていく。
全てを諦めていた姫と、憎しみを生きる糧とした青年の恋物語。
※作者的には、この物語はハッピーエンドです。
暗い終わり方ではないのでご安心ください。
『いつかの恋をもう一度』の主人公、マリー・アンリエット・リリノエ・ド・トゥルーズの両親の話ですが、どちらも単独で読むことが出来ます。
ただ、『いつかの恋をもう一度』を読まれている方は、出来れば読んでいただくと面白いかもしれません。
※『いつかの恋をもう一度』の第二章以降、特に第三章とリンクする予定です。
R18は予告なく入りますが、最初の方と途中に少し入る程度です。
※暴力的なものに関してのみ、先にコメントを入れます。
※史実を参考にしている部分がありますが、基本的に創作であり史実とは異なります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 08:00:00
150529文字
会話率:34%
もう二度とこんな恋はできない。
自分を壊してしまうほどの想いは、もう抱けないだろう。
侯爵令嬢であるマリーは暴漢に襲われたところを助けられる。
救ってくれたのは、花祭りの日に一目惚れした近衛兵、フィリヤン。
華やかで魅力的。夢見る少女は
、甘やかに笑う彼が振り向いてくれるなんて思っていなかった。
だが運命は二人を引き寄せ、歯車に巻き込んでいく。
どうしようもなく互いに恋焦がれ、惹かれるが故に言いたいことを呑み込みすれ違う。
近づきたかったからこそ、愛する人を自分の運命に巻き込む覚悟を持てず失われた未来。
生き延びるために頼ったのは、恋した人ではなかった
傍らにいるのは彼女を誰よりも尊重し溺愛する大国カエルムの公爵、ゲオルグ。
絶大な力をもつ彼は、自分の持てる全てを使い彼女を支えようとする。
古代人の祈りの残滓が色濃く残る聖地、「星宿海(せいすかい)」。
精霊の祝福が形を変え水晶の大樹となったその地で不思議な力を授かり、彼女は自分自身を見つめ直しもう一度歩き始める。
――かつて起こった星の災厄の欠片とヒトの欲望の前に、確かな幸せを掴み取れるだろうか――
時に崩れ落ちそうになりながらも諦めない少女と贖罪を抱きながらも少女を愛する孤高の貴族、そして不器用な愛情を失わない近衛兵が、過去を経てもう一度立ち上がり、新たな未来をつくる物語。
※R18は軽めです。(R指定のない洋画のHシーン程度)
※最終的に(作者的には)ハッピーエンドですが、途中は辛い……かもしれません。
※ヒロインが恋するのは常に唯一人で、浮気や不貞の話ではありません。
※予告なくR18の部分が入ります。ただ、暴力的な場合にのみ予告します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 08:00:00
106072文字
会話率:36%