ジルド・アロンスには敬愛してやまない先輩がいた。その先輩――レーヴィ・ベルモンドは公爵家の嫡男で、かっこよくて、いつもジルドに優しくしてくれる。ジルドは彼の隣に立てるぐらいの能力を身に着けるため、先輩と同じ学校で勉学にいそしんでいた。しか
し、レーヴィの代の卒業パーティでベルモンド公爵家の悪事が暴かれ、レーヴィは処刑を免れたものの行方不明になってしまう。何とか彼の行方を探し出したジルドだったが、再び見えた彼は高級娼館で男娼として働いていて……。一途だけど情けない年下×おっとりな年上。女の子のキャラクターが出張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 18:22:17
42047文字
会話率:51%
クリスティナ・ファンファーニ伯爵令嬢は7歳の誕生日を迎えその数ヶ月後、魔力測定の儀式をする為教会へ行った。
教会には同じ年頃の良家の子息子女が集まっていた。
この日集まった者達の中で最も身分の高い公爵家の嫡男を目にした瞬間……
あ、今日っ
て私がマクシミリアン様に一目惚れした日だ!
あれ?なんで私そんな事知ってるの?
それに、誰?マクシミリアン様って??
『可愛い子よ、お前の望みはなんだ?』
神様の言葉が脳内で再生される。
『マクシミリアン様と初めて出会ったあの日に戻って、出来るなら人生をやり直したいです』
そう言った女性の姿は16、17歳くらいだろうか。淡く色素の薄そうな金の髪は肩の長さでざんばらに切られ、覇気のない痩せこけた、けれど溢れそうに大きな紫色の瞳をした美しい顔。
薄汚れた牢に繋がれ涙を流す姿は悲壮感が漂う。
これは私だ。
そう思った瞬間に全身を悪寒が駆け巡る。
少し遠くに見える銀色の髪を視界に入れた瞬間、私の思考は停止する。恐怖を感じるのに目の裏を焼く程の憎しみを感じるのに。
一番感じたのは染み入る程の愛しさと悲しみだった。
※この作品はアルファポリスにも掲載している作品ですが、小説家になろう、では少し書き直しをして投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 22:29:25
80301文字
会話率:19%
なろうで投稿している「攻略された世界で、僕らは禁じられた恋に耽る」のR描写ありの番外編です。
背景が分からなくても、ヤンデレ夫婦の危ない日々と思っていただければ、これだけでも読めるようになっています。
以下、あらすじ。
侯爵家の嫡男レ
オンと結婚して一ヶ月。幸せな日々を送っていたエリアルだったが、最近、彼の様子がおかしい。社交に出るたびに冷たい視線を浴びせられた。
それは彼が嫉妬しているから。
彼の愛を一心に浴びたいエリアルは、優美にほほえみながら、彼の欲を煽るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 21:00:00
4848文字
会話率:24%
わたし、アルフレッド・ケインは英国伯爵家の執事だった。ところがご当主の伯爵の命令により、その伯爵家嫡男の個人的執事となることになった。嫡男のウォルター・コートネイは優秀なのだが、非常に女好き。おまけにスケベなことを研究する施設まで作っている
。わたしはそのお目付け役らしい。息子が変なことをしないように、調査報告をしてほしいというのがご当主様の願い。でも実は、わたしもウォルターの計画に取り込まれていたというわけで……。※アルファポリスからもリンクをはっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 12:00:00
108835文字
会話率:25%
『ああ!私の花嫁はどうしてこんなにも美しく愛らしいのでしょう!』
八年前に魔女たちによって引き起こされた異種族狩り『ヴァルプルギスの夜』に巻き込まれたことで両親を失ったリリアーナは、父の友人であった大商家、ゴーティエ家に養女として引き取られ
た。
心優しい養父と義理の妹たちと不自由のない暮らしをしながらも、早くどこかへ嫁いで独り立ちしなければと思い悩む日々。
そんなリリアーナのもとへ、突如、魔導伯の嫡男・ユリウスとの縁談が舞い込む。
町で一番の美人と噂のリリアーナをユリウス自身が見初めたのだと、伯爵の使いは語る。
突然のことに驚き不信感を募らせるリリアーナに、使いは告げる。
『妻としてユリウスの懐に入り込み、彼を殺してほしい』——と。
リリアーナの結婚の行く末は、彼女を崇拝するかのような態度を貫くユリウスの秘密と真意は——?
飄々とした根暗忠(狂)犬美形と堅物で生真面目な少女の織り成す荒唐無稽でありきたりな寓話のその仔細。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 18:09:19
69587文字
会話率:39%
転生したら、ぼっち貴族だった。一族の変死、仲間からの裏切り、愛するものからの拒絶、辺境の地への追放。全てに絶望して死を選ぶ過去の自分に叱責し、今世でこそ王を悲しませないようにすることを誓う。
これは、ジルフリード・グレイズが、亡き公爵家
嫡男という自分の立場を利用し、国家の膿を排出するために暗躍するお話。
自己犠牲/光と闇/転生/嫌われ/勘違い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 19:00:00
9915文字
会話率:22%
小さな農場で育ったクロロは大人しい少女だった。
五歳の誕生日に父の仕事に着いて、街に出た。
そこで侯爵家の嫡男、ケールにビンタをした。
それから十年。
何故かクロロはケールの許嫁となっていた。
成人の誕生日の日にクロロはケールにプロポーズ
されるもそれを断り彼を怒らせ…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-16 17:30:47
11756文字
会話率:43%
「何故あんたのことが嫌いか?
――――他人なんか、すべて嫌いだからだ」
深い森の奥にある全寮制の男子校『古イルス魔術学校』。その昔エルフが棲んでいたその森に、少年たちだけの学び舎が存在する。
平民出身で人間嫌いの陰鬱なルノは、貴族の嫡男
で鼻持ちならない優等生のアレクシスに一目惚れされてしまう。強引に彼のペアにされてしまい、二人部屋に一緒に住むすることになってしまう。
口説き落そうとするアレクシスと、アレクシスの好意を理解できずに敵意を剥き出しにするルノ。
ヤンデレ気味スパダリ優等生×ツンツン野良猫平民のハッピーエンドストーリー。
※R-18シーンが含まれる話には*を付けます。
※タイトルを変えました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891202675
カクヨムでも連載してます。続きが気になる方はこちらもどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 19:00:00
127608文字
会話率:35%
十九世紀の終わり、新皇帝の即位とともにロシア帝国はかつてない栄華を極めるが、帝政に不満を釣らせる民衆の間には革命の兆しが。そんな中、社交界を賑わせていたのは筆頭貴族のラキツキー公爵家のとあるスキャンダルだった。筆頭貴族の輝かしい名声とは裏腹
に公爵家の詳しい内情をしるものはいない....そんな公爵家には、一人息子であり嫡男であるイヴァンの他に、隠された落胤がいると噂が....。十九世紀末ロシアの退廃的な上流社会で、運命に翻弄される二人の兄弟の一生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 02:04:35
294文字
会話率:0%
性欲のない世界……そんな不思議な世界に生きるグルニヨン王国の伯爵家の嫡男カール・ゴディーグ。彼は前世の記憶を持つ異世界からの転生者だった。
貴族に生まれ変わった彼の転生は当たりと言えるものだったが、性欲のない世界では刺激も少ない。それはそれ
で……と、彼なりに工夫して楽しんでいた日常生活が、成人の儀で得たスキルをきっかけにして一変する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 22:04:54
14647文字
会話率:39%
※『灰色猫には、ご用心。~ご主人さまは、猫ですか⁉』(https://novel18.syosetu.com/n0145gc/)の後日譚となります。34話と35話の間の物語です。10万PV突破記念‼として、急遽書きました。
伯爵家でキッチ
ンメイドとして働いていたリーナは、空から降ってきた灰色猫を助け、不思議なひとときを猫と過ごす。
数か月後。一方的な理由で伯爵家を解雇され、次の新たな勤め先となった公爵家の屋敷で、猫と再会を果たす。猫を〈アッシュ〉と名付け、再会を喜ぶリーナ。
その一方で、リーナは屋敷の主であるヴィッセルハルト公爵家の嫡男、クラウドという人物を知ることとなる。
銀灰色の髪、深い青色の瞳の主。彼は、リーナが〈アッシュ〉と名づけた猫だった。ヴィッセルハルト公爵家に伝わる〈猫の呪い〉で、夜な夜な猫となり、リーナのもとを訪れていたのだ。
―――呪いを解くには、乙女の純潔と真実の愛が必要。
彼から、その相手として求められたリーナ。
「呪いのことだけじゃない。お前を愛してるんだ」
クラウドに愛され、妻になることを誓ったリーナ。
そんな彼女と、クラウドの、何気ない日常の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 16:40:47
5764文字
会話率:38%
伯爵家でキッチンメイドとして働いていたリーナは、空から降ってきた灰色猫を助け、不思議なひとときを猫と過ごす。
数か月後。一方的な理由で伯爵家を解雇され、次の新たな勤め先となった公爵家の屋敷で、猫と再会を果たす。猫を〈アッシュ〉と名付け、
再会を喜ぶリーナ。
その一方で、リーナは屋敷の主であるヴィッセルハルト公爵家の嫡男、クラウドという人物を知ることとなる。
銀灰色の髪、深い青色の瞳の主には、なにか秘密があるようで…⁉
「リーナ、お前の協力が必要なんだ」
クラウドの言い出した、とんでもない協力とは…⁉
大人乙女のためのラブロマンス小説、開幕っ!!
※この物語は、「PIXIV」にも掲載しています。
※R18展開回のみ、タイトルに♡マークをつけさせていただきます。
※ 物語、完結いたしました。ご評価、感想などいただけると、(もしかすると)続編を書くかも、です。よろしくお願いいたします。
※10万PV突破!!記念に、後日譚として、『灰色猫には、ご用心。~愛しの時を、ご主人さまとともに』があります。リーナとクラウドがエチエチするだけのお話ですが、よろしければ、そちらもどうぞ。 https://novel18.syosetu.com/n4306gc/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 19:14:38
84443文字
会話率:30%
豊臣家近衛衆七手組筆頭、速水甲斐守の嫡男守治は、大坂の陣にて千姫を逃す為に戦死したはずであったが…
最終更新:2019-12-26 18:35:07
3790文字
会話率:19%
大正十二年九月二十日。堂上華族家の嫡男として生まれた神楽坂圭(かぐらざか・けい)は、イタリア留学を経て、一年ぶりに帰国した。関東大震災の被害に遭い、倒壊した生家にショックを受ける。しかも父親の成顕(なりあき)は昏睡状態だった。幸い神楽坂紡
績の東京支社は倒壊を免れ、圭は叔父美憲(よしのり)との再会を果たす。
圭は家令の森崎太郎(もりさき・たろう)と共に、軽井沢の別荘に行くことになった。別荘で圭を待っていたのは、倒壊した屋敷の座敷牢から見付かったという、金緑色の目を持つ白髪の男だった。
※参考文献
*ダンテ・アリギエーリ 寿岳文章訳『神曲I 地獄篇』集英社、二〇〇三年
*共同訳聖書実行委員会『聖書 新共同訳』日本聖書協会、一九九九年
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 22:00:00
25463文字
会話率:31%
公爵家嫡男、アルシオンにはある秘密があった。実は今世が三度目の人生だということ。前々世は平凡なサラリーマン、前世は戦隊ものの悪側ヒーローな二重スパイ。今度こそ平和に生きようと思っていたら、卒業パーティーでとんでもない事件が起きてしまった。戦
いの最中、頭の中で声がして━━
って、おいコラちょっと待て、急に雰囲気変えるなおかしいだろ!おい!どういうことだこれ!?
精霊()に騙されて、今度は魔法少女だと!?誰かオレに状況を説明してくれ!!
(前世戦隊ブラックだった男が魔法少女になって、かつてのヒーローたちから追いかけ回される、盛大に何も始まらない話です。書きたい要素をぎゅっぎゅと詰め込みました。女体化するので身体的にはNLになりますが、精神的にはBLです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 14:00:00
15229文字
会話率:26%
しがない男子高校生だった俺は、ある日突然異世界に飛ばされる。
転移した俺は、なぜかその場の勢いでとある地方貴族の嫡男として扱われることに。
紆余曲折ありながらも、俺は、いたって平和に過ごしてきた。
飼っていたニワトリの性別を変えてしま
うまでは―――――――
**********
異世界に転移してしまった主人公は
努力の甲斐もあり、平和に過ごしていた。
だが、
ひょんなことから商人に扮していた暗殺者の性別を変えてしまい、
国家から追われてしまう身に。
望まずありとあらゆる生き物の性別を変えてしまうチート能力を得た主人公は、
平和を願い、現世に帰ることを希求しながら、強く生きる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 14:50:26
1994文字
会話率:4%
トリスヴィクターは、代々両性具有の特性を引く公爵家の嫡男である。
幼馴染の王子を支えるための駒である。
最終更新:2019-09-16 20:20:20
11290文字
会話率:38%
私はドソ・ファソ・カエザール。
名門カエザール家の嫡男である。
しがない古本屋の目立たない一画に山と置かれた中に埋もれていた怪しげな本。
そこに書かれていたのは、
「淫夢の魔法を身につけ、計10000歳の女性に魔法をかけたら魔王になる」
巧妙に隠され、運命に導かれた者に見出されるのを待っていたこの本こそ、魔王の座をめぐる椅子獲りゲームの「参加チケット」だったんだ・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-03 00:00:00
17999文字
会話率:5%
俺は魔力を持たない透明だ。そんな俺は生まれる子供の魔力を増幅させる力があるために、赤の赤龍家の嫡男に嫁ぐ。そんな俺と嫡男の話。
最終更新:2019-06-16 15:19:18
3619文字
会話率:0%
地方豪族ジャルディード家の息女として自由奔放に育ったファラに、大貴族アルマース家から縁談が持ち込まれた。相手は彼女が毛嫌いする嫡男ザイド。簡単に断れないよう画策までするかの家の狙いはジャルディードのもつ軍馬育成の技術だった。どう断るか頭を悩
ませるジャルディードの長達に、ファラの従兄ラシードからある提案が持ち掛けられる。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。
2/2 ラシード視点開始。それに伴いタグを追加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 00:00:00
78775文字
会話率:45%
必要なものは、広大な領地と、膨大な知識と、知恵と人材。
そのためなら、この身すら一手とする。
世界と世界とを繋ぐ要の世界──狭間の世界。
魂の迷子が辿り着き、各世界を維持するともされるその世界に、一人の少年が居た。
狭間の世界の片隅、少
数民族の集落の長の嫡男として生まれたその少年には、集落に収まりきれない危険な力が宿っており──
少年は、幼くして廃嫡され、集落の外へと棄てられる。
少年は様々な旅路を経て、あることに気付き、そして、とある貴族の邸宅へと赴いた。
下働きとして、雇われるために。
本意は──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 14:14:36
48113文字
会話率:43%