200年続いた混乱の時代。
ある名門一族の宗主たちが名乗りを上げ、仁華(都)を治めるため義兄弟の契りを交わしたのは17年前のことだった。
それから5年も満たない内に医療術士の鍾(チョン)家の一部の門弟が禁忌を犯したことにより、それを知った他
族が鍾(チョン)家を討伐。結果、鍾(チョン)一族は殲滅され破滅への道を辿ることとなった。
それから12年の月日が流れ、今や二つの名門一族が仁華を治める中、12年前に滅んだ鍾家の息子、范明文(ファン・ミンエン)が、誰の目に触れることなく、謎多き同居人と共に山奥でひっそりと暮らしていた。明文は自分がいた一家がもろとも滅ぼされたとは知らされずに12年もの間山の中で暮らしていた。それどころか、鍾家として過ごした10年と、自分が鍾家宗主の息子である記憶すらも失っていた。
ある日、范明文は狩りの帰りに林の中で怪我をしながら気を失っているある青年を見つけ、家に連れ帰って手当てをすることに。しかし助けたその青年は上氏宗主の公子で、12年前大人達の争いによって引き裂かれることになってしまった大切な友だった。だが偶然に出会ったこの二人だったが、片や死んでもう二度と会えないと心に刻み、片や昔の全ての記憶を失くしていた。その為互いに気付くことはなかった――
しかし悪戯にもこの出会いが切っ掛けで、12年間彼の中で止まっていた時間が動き出す。それは彼にとって波乱の道となるのだった。二人の再会が一族を巻き込み、更に十数年前に起きた事件の真相が明らかになろうとは、この時誰が予想出来ただろうか……。
名門一族 三家
・医療術士、鍾天芳(チョン・チンファン)宗主が率いる鍾(チョン)家
・武道術士、上梓墨(シャン・ズーモウ)宗主が率いる上(シャン)家
・呪禁術士、楊黎玉(ヤン・リーイク)宗主が率いる楊(ヤン)家
☆主な登場人物
・鍾(チョン)家の生き残り→范明文(ファン・ミンエン)(偽名)
明るく何事も前向き。狩りが得意。狩りには弓矢を使う。子供の頃の記憶がない。
・明文が助けた青年、上家宗主の息子→思宸(ズーチェン)
真面目で曲がったことが嫌い。厳格な家で育ったせいでその性格はどこか捻じ曲がっている。
・明文の同居人→云奏(ウンシン)
身寄りのないミンエンの育て親。ミンエンにとって兄のような存在。謎に包まれていて、普段家にいることが少ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:58:55
110080文字
会話率:42%
※挿絵不要の方は挿絵非表示設定でお読み下さい。各章登場人物は挿絵入りです。以前投稿した文章途中でも気まぐれで後で挿絵を入れていたりします(挿絵入り投稿は明示します)※あらすじ:その世界の女は苗床だった。およそ1000人に一人の割合でしか生ま
れない人間の男と性交した女は人の子を産める。だがオークに犯された女はオークの子を孕むしか無い。オークが増えて人類が滅亡に向かっているこの世界で、主人公が負わされているのは人類の救済を目指す事。直系男子だけが代々引き継いで来たその役目を持つ者は『リベロ』と呼ばれ、その思想を信奉する組織と敵対する組織が存在していた。剣、槍、弓矢が主要武器のこの世界で、全く異質の武器である銃(旧日本軍99式小銃)を手にして探索の旅を続ける主人公。それをサポートするのは並外れた戦闘能力を持つ彼の姉だった。夜空を二つの月が過る理不尽なこの世界で成長を続ける少年~青年主人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:27:25
216329文字
会話率:42%
地球とは違う世界にある、ムーランティスと呼ばれる大陸があった。そこには異形が大勢住んでいた。五体満足の人間は猿と呼ばれており、差別されていた。しかし猿は弓矢や土器を作るなど手先が器用であった。少年オウトトは村を襲撃され逃げているところを娼
婦の単眼娘に無理やり拾わせた。オウトトの作る品物は素晴らしく、評判が広まっていく。しかし猿を忌み嫌うものたちに狙われることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 06:40:20
91512文字
会話率:41%
わたし、アルフレッド・ケインは英国伯爵家の執事だった。ところがご当主の伯爵の命令により、その伯爵家嫡男の個人的執事となることになった。嫡男のウォルター・コートネイは優秀なのだが、非常に女好き。おまけにスケベなことを研究する施設まで作っている
。わたしはそのお目付け役らしい。息子が変なことをしないように、調査報告をしてほしいというのがご当主様の願い。でも実は、わたしもウォルターの計画に取り込まれていたというわけで……。※アルファポリスからもリンクをはっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 12:00:00
108835文字
会話率:25%
適当な神のミッションを只管遂行中の伊郷君は、この先、どうなってしまうのか?
最終更新:2019-04-13 17:19:15
3857文字
会話率:59%
神のエージェント伊郷 裕貴君は、現世と過去世界を行ったり来たりのミッションを、懸命に行うしか出来ない宿命を背負わされてしまった。それに神の報奨は、お断り出来ない程甘美であ~~~~る。女体と言う美味しい罠に嵌ってさぁ~大変。大陸の悪の帝国ゲン
ガーギドとの大戦が始まろうとしていた。
過去と現世の悪魔と神の物語。どうなってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 16:02:04
96736文字
会話率:48%
中学三年生ぐらいの少年と少女が二泊三日でモンスターを退治して帰ってくる話です。
最終更新:2018-02-16 02:16:18
75664文字
会話率:26%
まるで肉体だけ消えたかのような神隠しが頻発している。若い女性ばかりに起こり、衣服をそのまま残し姿形だけが消失している奇妙な事件。
女子高生ミユキは神隠し事件を調べる内に謎の弓矢により、裸のまま見知らぬ世界に転送される。そして「一切の財産
所持を禁じられた」女奴隷として売られようとしていた。
やがて闘技場の主に買い取られ、この世界の恐るべき実態を知り、「女闘奴」としてこの地で戦う事を決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-12 22:50:45
254205文字
会話率:65%
「親父。ブチ犯していいか」「頼むからヒンメルベルグ語で喋ってくれ!!!!!!!」五年に一度やって来る災厄、『ヤシャヴィーンの夜』。災厄の元凶である魔女の王にトドメを刺す花形を命じられた息子だが、神器:ライデンボルグの弓矢を起動させるには光属
性の魔力が足りなかった。魔力譲渡のためには俗に言うセックスで魔術回路を繋げなければならない。トラウマ・近親相姦・非合法の儀式、最高にやりたくないが国のためなら何でもやるのがヒンメルベルグの騎士。今、息子と親父の魔力譲渡が始まる____!無表情かつローテンションエリート騎士息子(自覚のあるド鬼畜)×勇猛果敢な師団長父(自覚したくないM)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 21:22:59
8195文字
会話率:45%
狩人として、山奥でひっそりと暮らしていたルナ。ある日、そんな彼女に迎えが訪れる。ルナの胸にある星形の痣は、王国に豊穣と繁栄をもたらす『水の乙女』の証なのだと言って……。 ■2013/03/04 本編完結いたしました。応援ありがとうござい
ました。 ■R-18指定作品ですが、描写は少なめ。そして軽め。描写が入るときは☆をつけます。また、一部ですが残酷な描写やいじめ・陵辱を感じさせるシーンがあります。そのときは★をつけますので、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-04 12:00:00
31495文字
会話率:36%