必要なものは、広大な領地と、膨大な知識と、知恵と人材。
そのためなら、この身すら一手とする。
世界と世界とを繋ぐ要の世界──狭間の世界。
魂の迷子が辿り着き、各世界を維持するともされるその世界に、一人の少年が居た。
狭間の世界の片隅、少
数民族の集落の長の嫡男として生まれたその少年には、集落に収まりきれない危険な力が宿っており──
少年は、幼くして廃嫡され、集落の外へと棄てられる。
少年は様々な旅路を経て、あることに気付き、そして、とある貴族の邸宅へと赴いた。
下働きとして、雇われるために。
本意は──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-06 14:14:36
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会話率:43%