2XXX年ソビエト社会主義共和国連邦という名の国家体制が崩壊し、その後にはロシアという名の国家が誕生し再び強力な独裁者により世界は混迷の時代を迎えていた。
そんなある日、平凡な日常を過ごしてきたある方面でのスペシャリスト達が、1918年前
後の大日本帝国、ロシア帝国に様々な形でタイムスリップに巻き込まれ、その後の歴史を変えてしまう物語である。
作中の一部地域名、人物名等は架空のものが有りますのでご了承ください。
・・・たぶんあらすじはあってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-21 23:00:00
7616文字
会話率:26%
2XXX年ソビエト社会主義共和国連邦という名の国家体制が崩壊し、その後にはロシアという名の国家が誕生し再び強力な独裁者により世界は混迷の時代を迎えていた。
そんなある日、平凡な日常を過ごしてきたある方面でのスペシャリスト達が、1918年
前後の大日本帝国、ロシア帝国に様々な形でタイムスリップに巻き込まれ、その後の歴史を変えてしまう物語である。
作中の一部地域名、人物名等は架空のものが有りますのでご了承ください。
・・・たぶんあらすじはあってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 18:35:54
24067文字
会話率:24%
戦いの末、ついに反乱軍の勇者キモデーブ卿は帝国に捕らえられた。
天下無双のキモデーブ卿は、彼を憎む皇帝の手によって奴隷の地位まで落とされる。
奴隷となったキモデーブ卿は、彼の有能さを憎む帝国民により、日々壮絶なイジメをうける奴隷生活を
送るのであった。
・・・・・・うそぴょん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-16 00:21:58
14820文字
会話率:41%
glasssses!
柳良(天才小さめゴーグル男子)×山村奨(そこそこ長身眼鏡)
矢絣京(腹黒敬語片眼鏡)×柳龍(黒髪短髪長身グラサン男子)
world/mixx
花飾帝(性格悪め腹黒おしとやか)×咲々乃皇(赤毛短髪生徒会長)(mixx
内)
東野弥春(ポジティブ馬鹿)×西嵐透真(インテリヤンキー)(world内)
北原椎也(不思議ちゃん系ぼんやりボーイ)×西園寺醒呈(口悪いでこっぱち)(world×mixx)
南部郁斗(努力家平凡)×霧原青覇(クールつり目短髪)(world×mixx)
という私だけ楽しいみんな仲良しほもです!!!全部で6つのほもです!!!
小話とかをいっぱい更新できたらと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 03:11:39
1570文字
会話率:0%
――この世には数多の世界が存在している。
この世と言うモノ自体酷く曖昧な定理だ。そして、人々は気がつかない。
例えば現在ある世界の星【地球】を支配している彼らは、きっと自らが最も優れた生物だと根幹的に考えているのだろう。
無論、その
数多の世界全ての星の支配者達がそうだ。
自らが最も優れた者達であり、その絶対性を信じて疑わない者達。
それが間違っているのは勿論なのだが、それを否定するべきかと問われれば否と答えるだろう。
何故ならばその星で生きている中で彼らは最も優れた者達なのだから。
彼らが外宇宙や平行世界へと移動することをしなければ、きっと彼らは最も優れた者達で居られるだろう。
だが外を知ってしまえばそれはありえない。
確か地球には【井の中の蛙、大海を知らず】と言う言葉があるらしい。
要するに井の中――地球の中では最強かもしれないが、外に出てみれば案外大したことが無いと言うことだ。
自己紹介が遅れたね。
俺の名前はヴァイス・ストルギア・フォン・シュヴァルツリッター。
え? そんな話をしているお前は井の中の蛙ではないのかって?
そう思ってしまうのも仕方がないだろう。
でも俺に限ってそれは無い。
何故ならば、無を作り上げた有にして有に生まれた無。
要するに概念と言うものだからね。
何も無い世界の最初の一点を作り上げた人物と考えてもらって構わないよ。
そんな矛盾した概念である俺は、世界の創造主として見てもらっても構わない。
でも神は嫌だ。
神とは最高位だと思われているかもしれないけれど、それは過ちだからだ。
王こそが至高。
神は人の存在が無ければ存在すら出来ない無能。
しかし王は人の存在が無くとも頂点に立っている有能。
王なのだから収める国が無ければならないから別に変わらないって?
違う。断じて違う。
何故ならば王は存在しているが、神は存在していないからだ。
纏めてしまうと低レベルな考えかもしれないけれど、実際俺はずっとこの考えを持ち続けてきた。
生まれてから人類が発展するまでの無限に等しい平行世界を含めて全てを。
だからこそ俺は、見てしかいない。
実際に触れてみることにしたんだ。
異界の、それこそ創造主の登場にどのような反応をするのか楽しみで仕方がない。
これは俺の、我がストルギア帝国の侵攻の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-28 23:52:46
2357文字
会話率:27%
女性近衛騎士隊隊長であり、皇妃様の専任護衛を務めていたわたしは、ある日突然妾妃となることを命じられました。
……え、なぜですか!? わたしの実家はそれほど政治的価値はありませんし、陛下とは私的な会話をした記憶が一切ありません。妾妃となる心当
たりがないのです。
そもそも勅命で決まったこととはいえ、敬愛する皇妃様のご夫君から寵をいただくなどもってのほかです。
ここはどうにか知恵を振り絞って伽を回避……って、あれ? ど、どうして皇妃様がわたしを組み敷いておられるのでしょうか……!?
これは皇妃専属護衛騎士だったカルラと、そんなカルラを見初めた皇妃と皇帝の物語。
※物語の流れ上、予告なく性描写・残酷描写を入れるかと思います。
※見切り発車なのもあり、更新は不定期かつ亀の歩みです。
※※……増えませんでした。むしろしばらく多忙で亀以下の歩みになります。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-24 14:48:32
22008文字
会話率:30%
「私には【主上】だけ」
貴き今世帝(いまよのみかど)おわす壮麗な宮殿(パレス)の奥御座所にて、歳若きお役女官は今日も変わりなくぽつりとこぼす。
――扨々(さてさて)、籠の中の鳥は、何時何時出やるのか?将又(はたまた)、翼をもがれ、二度と空に
は還れぬか?
※R15程度の描写しかありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-20 00:00:00
1617文字
会話率:21%
花よ蝶よと可愛がられ育てられてきた、メルヴェーユ王国の姫レティシア。このまま平和に穏やかな日々をが続くと信じていたのだが、ひょんなことから大陸一の大帝国ハディアノエルの皇帝ロイスに見初められてしまう。まるで魔王のような皇帝と、天使のような王
女が織り成すラブストーリー。
※をつけた話は、性描写を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 21:00:00
80139文字
会話率:42%
王妃 ルナ
でじたる書房で好評を頂いた作品を沢山の方に読んで頂きたくて、UPします。
神皇歴13番目、ガリアに後ろ盾された神皇帝国のある大陸から25kmの海峡を隔てた、島国ブラバス。
ほとんどが、ガリアや神皇帝国系の諸国の中で、シヴァとク
ロノスがあった。
シヴァにはロッソ・ジークフリート・フォン・リヒターと言う王が居た、彼は恋焦がれて、隣国クロノスの公爵令嬢ルナと結婚をし、仲睦まじく暮らしていた。ある日、ルナが初夜権を神皇のフォン司教に狙われている、マリアとヒルダを連れてくる、ロッソは3人の女を助けるために、フォンを討つ。
その場に、前世、ロッソと夫婦だったという巫女カノンが現れ、ロッソに付きまとう。
シヴァはゲルト山と言う、金山を持ち、ロマーナ帝国の財宝を所有し、黄金の国と呼ばれたため、神皇帝国に狙われ、帝国の手先として異端討伐軍クロイツェラーを任じられ、マサカドを討つよう命じられるが、ロッソは皇帝の意に反しマサカドを助ける。
やがて、帝国はシヴァの金を我がものにしようと、シヴァを異端とし、十万のクロイツェラーを差し向ける。また、巫女カノンの魔法のせいでドラゴンが現れ、マサカド領に住む、被差別民スファラド人が虐殺される。
ルナは、ロッソを助け、マリア、ヒルダと国を守り、クロノス公夫人イシュタルと協力して、女性が安心して暮らせる本当の神を造ろうと奮闘する。
平和な国ができる目前で、ロッソはカノンの魔法の暴走で亡きものになるが、ルナは意思を継ぎ、理想の国を造り、ロッソの長男を産み、金色の月光にかざす。
エロチックで楽しい、大人のお伽話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 13:08:26
244192文字
会話率:49%
ヴィア帝国の皇帝とその側近。二人は旧知の友であり、戦友だった。それ以上でもそれ以下でもない。そのはずだったのだが――。
月に狂わされたのか。
動き出した心はもう止まらない。あとは転げ落ちて行くのみ。
※自サイトより、修正したものを転載。
最終更新:2016-02-13 19:00:16
25928文字
会話率:34%
題名の通りです。お蔵出し。中編。
最終更新:2016-02-02 19:01:01
84597文字
会話率:25%
帝国魔導軍即応中隊指揮官大尉、ヴェロニカ・イシュト。
王国騎士団秘蹟部隊"天剣"隊長、アズライール・オルテンシア。
二軍の撤退・追走とその顛末。
あとセックス。
最終更新:2015-04-01 00:01:35
43706文字
会話率:31%
昔々、帝国にはとても綺麗なお姫様がいました。
姫様はおいかれあそばされておいででした。
情交と殺戮をこよなく愛したリントブルム帝国第一皇女、ラウラ・ヴァン・ヘルミーナ・リントブルムの少女時代。
最終更新:2014-09-24 20:44:36
20359文字
会話率:43%
「人生交換」は、自作世界を舞台にした「集団精神入れ替わりクーデター事件」に特化した小説です。
本作は、種族や性別(性描写を含む)、自我や個性(異常性癖を含む)の科学的考察や行動を主眼としています。
以前は番外編的内容でしたが<本編>を
設置し「人生交換」だけで内容的に独立できるよう全面的に改訂しました。
各話におけるタグは、次の通りです。
<本編>中心人物を追った視点/<快感>肉体を主眼とした視点/<自分>一人称視点/<性癖>精神を重視した視点/<場所>場所的視点/<部隊>集団視点
※現在、本作の本編ともいえる「プリンセス・タクティクス」を改訂作業中です。こちらの続きはその作業の後になります。
現在、予定通り本編「プリンセス・タクティクス」を、小説家になろう、投稿サイトカクヨム他で投稿開始しています。
なろうでは挿絵付ですので、ぜひご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-01 13:00:00
324508文字
会話率:25%
東洋風ファンタジー
故郷の国を追われた錬金術師が異国の地の皇帝に召抱えられ、
皇帝の命で好き勝手に新生命を作り出したり改造したりして、
色々したりされたりするお話。
不定期でまったり更新予定。
エロ描写あり。
最終更新:2016-02-01 00:50:02
50462文字
会話率:1%
その昔、仙女が地を制する力を秘めた牡丹の種を、地に蒔いたと言う。その証を持つ者を聖帝とする護花七王国は、それぞれの思惑が交差していた。、聖帝と即位した凄艶な美貌の主・紗々は、国の執政を任せる《王》を、七人の王から選ばねばならない。両性具有
であった紗々だが、護衛武官・曠世と禁じられた恋に陥ちた。紗々を利用し、実権を欲しいままにと企む宦官・央扇と、紗々に魅せられ、聖帝が受け継いだ地を制する力を得ようとする七人の《王》候補。走り始めてしまった禁断愛の果てに紗々は、誰を選ぶのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-22 18:39:38
8735文字
会話率:64%
嘗ての王朝・賢。その李王家の血と天女の血を引いて生まれた深窓の姫君・李銀蓮。銀髪に青い瞳の美しい容姿を持つ銀蓮だが実は男。争いを避ける為、女として育った。そんな銀蓮を聚王朝、若き皇帝・龍靖が見初めた。男だと理解っても、龍靖に散らされ淫らに
されていく躯。
陰謀が暗躍する皇城で、妃として龍靖を受け入れ始める銀蓮だが――
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2016/01/18 加筆及び修正。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-18 16:51:21
18473文字
会話率:56%
銀の髪と青い瞳を持つ鳳嶺国(ほうれいこく)公子・白蓮は、聚国(しゅうこく)公子・皇潤(こうじゅん)と密かに惹かれ合う仲。だが、運命はそんな二人を引き離すが如く、皇潤は聚国太子・焔鷲(えんじゅん)暗殺の疑いを掛けられ、皇潤は失踪してしまう。
暗殺に加担したと、白蓮は聚国に捕らわれ詮議の為に聚国皇城に連れて行かれ、焔鷲と対面する。
「皇潤が無実かどうか調べて欲しいのなら、その躯を差し出せ」
皇潤の無実を信じる白蓮に、焔鷲は残酷な要求を強いる。
未だ無垢な躯は、次第に焔鷲に淫らにされ――
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【囚われの月は闇に濡れる】設定変更バージョン。中華風になりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-12 18:26:25
25061文字
会話率:59%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
かつて近隣の町から毎月生け贄を取っては、その憐れな犠牲者を容赦無く嬲り殺しにしていた1匹の雌の青竜がいた。
しかしある時、竜使いの導師を名乗る老人に目を合わせた人間と十数分だけ体が入れ替わって
しまうという奇妙な術を掛けられてしまう。
その術を解く為には人間に対して真の慈愛の心を持たなければならないのだが、雌竜はそれまでの自身の悪行故に町に住む多くの人々から恨まれていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-17 08:18:11
46977文字
会話率:35%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
古代ローマ帝国時代、暴政を敷く皇帝ドミティウスは闘技場で行われる闘士達の戦いを民衆達にとっての数少ない娯楽としていた。
その中でも最大の目玉は、罪を犯した人間をドラゴンと戦わせること。
そんな
中、刀剣鍛冶のアルウスはある日突然舞い込んできた銅剣造りの注文を受けたことで皇帝暗殺未遂の濡れ衣を着せられてしまう。
やがて大勢の民衆の前でドラゴンと戦わされることになったアルウスを救うため、彼の妹であるローリアは密かに闘技場のドラゴンを訪ねるのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 05:38:16
16863文字
会話率:39%
魔族と人族により二分された世界。魔界リガルドの魔王城に新たな魔王が降り立った。
新魔王ルディア・リードガルド(29才)
青春を戦場に費やし、左遷され気づけば婚期を逃しかけていた。
あわてて見合いをするも戦場で名を馳せた【紅雪姫】(スノーブ
ラッド)の婿になるような剛毅な者は居ない。
夢はお嫁さん!素敵な旦那様と可愛い子供に囲まれた幸せな家庭を持つこと!
異世界で魔王だった父のツテを頼って新魔王として異世界へ。
唯一彼女に来た結婚話は魔界の宿敵人間界パルティアから。
結婚相手はパルティアを統べる皇帝陛下。
絶対裏がある話だけれどこれを逃したら結婚できないかもしれない。
罠だろうがなんだろうかかまわない、とにかく結婚したい軍人系女子が頑張るお話です。
シリアスやグロ表現がありますが基本はコメディー、恋愛で書いていく予定です。
性別錯乱するストーリーの予定ですのでお気をつけ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-11 23:57:47
75978文字
会話率:40%
「私のもとに来れば王国には手を出さない」――
国境付近で出会った男に交換条件を突き付けられた王女。
愛する人々、告げられなかった思いを胸に【魔の国】へと嫁いだが、そこは故郷とは比べ物にならないほど悪環境の土地。
時が過ぎ、一人の勇者が立ちは
だかる。
【魔の国】からの侵略を止め、王国を守る光の導となったその勇者は――
悪者にされた帝王×光の国の王女を中心に起こる、勇者が導くある世界の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-10 20:00:27
28075文字
会話率:49%
バーテルミア公国第一公女付きの侍女であるラヴィニアは思わぬ事態に見舞われていた。大国アクスウェルム帝国第一皇太子であるレオンハルトに見初められ、公女の身代わりとして婚姻を結ぶことになってしまったのだ。ラヴィニアは自分の人生を公女にささげると
決めていた。だから迷いなどなかった。悔いなど、なかったはずだった・・・。
※本作には過度なものではありませんが暴力的・性的な表現が含まれます。事前予告等はございませんので、予めご了承ください。
【ご報告:現在、無期限休止中の作品です。一旦の形として完結済となっておりますが、ストーリー自体は完結していません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-09 15:25:01
49277文字
会話率:36%
紅歴20350年を誇る炎帝国。
その最北部に位置する<特殊皇区墓地>を統治・管理しているのは名門リク家一族だが、次代を担うのは体の弱い一人娘ユキ。
ユキは体の丈夫な夫を望み、結婚することにした。
相手は王族であり、母方の親戚でもあるジンとい
う男だった。
だが会ってみると、相手は王族の生活を捨てて猟師になったという。
墓守の跡継ぎユキと、王族であり猟師のジン。
これは、二人の予想外の夫婦生活と、甘い夜の営みの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 02:32:37
22986文字
会話率:23%
帝国の筆頭公爵家出自の側室が少しずつ王への思いを変えていく様を書いてみました。現在書いている次回?作にちょっとつながる物です。※なんちゃってファンタジーでこのお話はちょっと悲しいです。書くことになれていないのでいろいろとおかしい点もたくさん
あります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-06 02:00:00
18716文字
会話率:58%
――おそらくはるかなる未来。
一度は文明と生態系とが共に崩壊してしまった世界で、人はかろうじて生きながらえ、ゆっくりとその繁栄を取り戻していこうとしつつあった。
そんな世界の片隅――イギシュタール帝国のとある町で。
ひょんなことから
貴族の男と、平民の男とが出会う。それがすべての始まりだった。
自らの境遇に鬱屈したものを抱えていた貴族の男、ユヴュは、そのやり場のないいらだちを平民の男、アンツにぶつけて鬱憤を晴らそうとするが、その目論見は完全に失敗に終わる。ユヴュは、偶然から手に入れた、アンツのライフワークともいえる論文を徹底的にこきおろし、その不備と欠陥とを指摘していたぶることでアンツにダメージを与えてやろうとする。だが、ある理由から肉親以外からはことごとく冷たい扱いを受け、まともに取り合ってもらったことのないアンツからすれば、ユヴュの行為はいたぶりではなく、初めて自分の言葉をまともに受け止めてくれた人からの、貴重な示唆に他ならなかったのだ。
まるで予想もしていなかったアンツの反応に戸惑い、苛立つユヴュ。しかし、自分でもはっきりとした理由のわからぬままに、なぜだかアンツのもとに通い続け、友達のようにも見える付き合いを続けてしまう。まわりからは半ば村八分にされているアンツにとって、それは非常に幸福な時間だった。
いくらへこませてやろう、怒らせてやろう、しょげさせてやろうとしても、いっこうにこたえた様子もなくいつもにこにことしているアンツに、ユヴュは自分の影響力を否定されているように感じ、苛立ちをつのらせていく。
そんなある日、ユヴュははずみからアンツを抱く。その行為を、ユヴュは強姦だと思ったが、アンツはそうは思わなかった。その行為によっても、ユヴュは自分の求める結果を得ることは出来なかった。
この物語は、それからしばらくたった、ある何の変哲もない日から始まる……。
pixiv、星空文庫、BLOVEで同作品を掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-05 22:38:25
175622文字
会話率:42%