公園で専属メイドと再開した。突風が吹いて黒いメイド服のスカートがめくれ上がり、露わになる黒い紐パンとお揃いのガーターベルト。「麗華」「あなたは誰ですか?」なんと記憶喪失になったいた。記憶が戻るまで一緒に暮らすことになったのだが……。
最終更新:2023-11-03 00:00:00
62235文字
会話率:55%
城北大学一年生の山城清司は、同期の蒲生陽介から、突然一方的に別れを告げられた長瀬美冬のハメ撮り動画を見せつけられ愕然とする。
いつの間にか美冬は陽介に寝取られていたのだ。
さらに陽介は、美冬の妹で清司を兄のように慕う遥夏のハメ撮りまでも見
せつけた。
すっかり意気消沈して、バイトにも身が入らない清司だったが、店長に命じられて確保した万引き犯が美冬、遥夏姉妹の美貌の母、千秋だった事からその運命の車輪が音を立てて回り始める。
――じゃあその母親を篭絡して、お前をコケにした奴ら全員にお返ししてやろうじゃないか――
謎多き雇われ店長、玉金魁偉の傲岸不遜な悪魔の如き囁きが、清司の復讐心に黒い炎を焚き付け煽る。
膝をついてうなだれたままじゃ終われない!
寝取られ男の逆襲の火蓋が、今切って落とされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 20:00:00
131010文字
会話率:54%
田舎の村に住む幼馴染の三人組は、裏山の遺跡探索へと出かける。遺跡の奥への進入は村の大人達から禁止されているが、幼馴染のリタによって強引に探索へ。そこで発見した奇妙な黒い球は三人へと襲い掛かり、その後の未来を大きく歪めることとなる。(※寝取
られ作品です。苦手な方は、閲覧をお控えください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 23:00:00
84071文字
会話率:53%
黒い森に住むくたびれた壮年の男、アルベール・ダンジューの元にやってきた訳ありな様子の赤毛の美しい異国の少女、エレノアとその愛馬アシュリー。エレノアはあの手この手でアルベールに取り入ろうとするけれど……? ※不定期更新
最終更新:2023-10-29 15:00:00
37019文字
会話率:33%
オレ、七野翔(しちのしょう)は女を堕とすことにしか興味がない高校二年生。
優等生な爆乳少女、笹塚乙葉(ささつかおとは)が、隠れて担任の松前(まつまえ)先生とつき合ってることを偶然に発見したオレは、その証拠をネタに彼女を脅迫して言いなりに
できるようになっていた。
――最初の日、オレは口での奉仕を要求した。
「……ちゅ……」
「はあ? 乙葉、今の何?」
軽く唇を触れさせただけの彼女に容赦なくダメ出しして、何度もやり直させた。
手と舌の使い方、唇で先っぽを吸うこと、男の弱点……。
一つ一つを丁寧に教え込んでいく。
「れろっ……れろっ……うぅ、このぬるぬる……いやぁ……」
どんなに文句を言ってても関係ない。
オレが射精するまでは許さないのだ。
――あの爆乳を自由に出来る日々の幕開けである。
二カ月間という期限付きで、しかも処女を奪えないという約束をさせられたが、オレは乙葉を完全に堕としてやるつもりでいる。
松前先生を守るため、ヤツを信じて無駄な抵抗を続けるその一途な心をへし折ってやるのだ。
かつてない難題だがやりぬく自信はある。
前の穴がダメでも、代わりになる方法はいくらでもあるしな。
コイツはこれから毎日、快楽漬けにされることになる。
乳首、クリトリス、拘束プレイ、オモチャ責め……。
そしていずれはその処女さえもオレに捧げさせる。
さあ、どこまで耐えられるんだろうな。
むしろそのあがいてる姿が楽しみだ……。
(調教モノというテーマの関係で、プレイの過激さ、ハードさが徐々にエスカレートしていくスタイルを採用しています)
(恋をしている一人の罪のない少女を、丁寧かつ無慈悲に壊していきます)
※主人公はヒロインに酷いことをしながら常に内心ニヤニヤしているタイプの腹黒い人物です。耐性のある方にオススメします。
※心理戦や言葉責めなどの要素が多めです。
※スカトロ要素はありますが、そこまで重点を置いてはないです。
※少ないですがレズシーンあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 21:00:00
284902文字
会話率:34%
ゼナス・スワベ警部補は同僚で後輩のオー=レディオ刑事から日頃の感謝に旅行をサプライズプレゼントを貰ったのだ。
しかも有給も1週間まで用意さえていて、憧れの都市外旅行にゼナスも胸を弾ませる。
だが、とある勘違いによって、ゼナスは汽車を間違えて
しまい、あろうことか魔法学校へと向かってしまう。
1年に一回しか運行をしない汽車ということもあり、ゼナスは有給1週間が1年となってしまい、新1年生と一緒に授業を受ける羽目になってしまうのだった。
※副題は
《ゼナス警部補と黒い図書館の赤い硬貨《コイン》》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 00:12:52
498597文字
会話率:41%
劉秀英は、同じ塾で学ぶ学友、王東明に連れられて京劇を見に行った。学友が小旦(少女役)を演じる少年を金で買うのを見て、幼いころ塾師と秘密の交わりを持ったのに、成長して捨てられた苦しみを噛みしめる。そんな劉秀英の前に現れたのは、不思議な雰囲気を
持つ浅黒い肌の美男子、この一座で小生(色男役)を演じる俳優の林沐陽だった。
男に愛されるのは少年時代だけだと思っていた男が、成人しても同性と愛し合えることを知って、過去を捨てるお話です。
(攻め受けははっきり描写しませんが、どちらにも男に抱かれたことがあるとわかる書き方になっています)
誤字報告ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 22:48:59
3195文字
会話率:48%
吾輩は猫である。名前はまだない。
うん、まだなんだ。
◆
生まれ変わったら子猫になってたので猫生満喫してる主人公と、そんな猫を見つけた男の、きゃいきゃい過ごしてる話の続きもの。
「白い子猫と騎士の話」の続きと、長文にならない程度の小話まとめ
。小話を先に投稿してましたが続き話を割り込み投稿していきたいと思います。
書けたら一気に投稿するので区切りの良いところで止めてますが続きます。更新は気長。
まだ人にはなれていない模様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 01:22:54
95563文字
会話率:28%
皇帝への貢ぎ物として異国から売られてきた、黒い蛇のように美しい青年が、去勢された少年と出会う。少年はかつて歌手として働いていたが、今は青年の世話係だった。青年が皇帝に抱かれる様を、抱く様を隅で聞いていた少年は、情事の後の青年にあるお願いをす
る。
(執筆のリハビリとして書いた短編です。後に連載化するかもしれません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 21:07:25
4119文字
会話率:41%
その時はまだ、これから引き起こされようとしている惨劇に、誰も気付けていなかった。
保育士となった省子(しょうこ・26歳)は、地元の寒村に帰り、鬱病を抱えながら、『ひもろぎ保育園』で初出勤を迎えていた。担当クラスの園児・三珠 智(みたま と
も・3歳)の描いた絵「夜のピックニック」に感銘を受けるが、智は突然、鋏(はさみ)で自分の前髪を切り落とすという奇行に出る。年齢にそぐわぬ特異な題材、卓抜した画力、そして何よりも手首にあった痛々しい裂傷が心配になる••。そこで省子は、智が家庭内で虐待に遭っているのではないか、それが原因で絵の世界に逃避しているのではないかと疑い、同村内の『南じゃこう保育園』に勤務する親友の里美(さとみ・26歳)にスマホのメールで相談する。
里美から紹介された喫茶店に行くと、魔女のような出で立ちの店主から、児童心理学に基づく助言を受ける。奮起して、三珠家の問題解決のために一度、園に戻るが、居るはずの先輩・狭山(さやま・53歳)の姿が消え、代わりに、まるで市松人形のような智が不気味に佇み、嗤っていた••。
一方、『南じゃこう保育園』では、普段の大胆不敵な素行の悪さを追求された里美が園を飛び出していた。そして、自分が担任する園児から得た情報が、省子からの相談に役立つかもしれないと思い立つ。キーワードは、地元では馴染み深い蛇嵩山(じゃこうやま)。バー経営者の雅哉(まさや・32歳)に車を運転させ蛇嵩山に到着すると、次々に不審なものを発見する。謎のタイヤ痕、無数の人魂、目を覆いたくなる殺人の名残り••。
こうして、黒いジャコウアゲハ蝶の群れが空を飛ぶ、暴風雨に晒された闇のような夜道を、省子は、智を連れて三珠家へ向かい、一方の里美も、省子に迫る危険を知らせるために三珠家へと走る。二人を待ち構えているものが、酸鼻極まる狂気の惨劇とも知らずに•••。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 18:26:32
62292文字
会話率:28%
奏太は学校にも家庭にも居場所がなく、現実逃避に人一人いない山に逃げる。その山奥には廃れた神社があった。そこで出会ったのは黒い靄のかかった骨も所々見えた黒い狐の化け物だった。
※この作品はアルファポリス、pixivにも掲載しています。
※バッ
ドエンドとも捉えることが出来ます。
※受けが死ぬ描写があります。
※ 陵辱描写があります。
※なんでも許せる方向け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 00:24:04
13577文字
会話率:38%
犬の妖精(クー・シー)であるルイとエミュイは対照的な双子だった。ルイは漆黒のような黒い毛並みで弟エミュイはクー・シーの中でも極めて珍しい白い毛並みを持っていた。そんな弟に妖精は夢中でルイはいつも相手にされなかった。自分も弟みたいにかわいがら
れたい。そう願って弟のもとを離れてかわいがってくれる人物を探す旅に出る。そうして湖のほとりである男を見つける。男は動物も逃げ出すほどの驚くほどの強面だったが、子犬のルイを前に頬をだらんと緩めとことん甘やかす。
(部下からも恐れられている強面黒騎士×甘えたなクー・シー)
※獣人化します。※この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 15:00:51
25835文字
会話率:36%
「おまたせしました♡ 先輩……。今日は舞香でいーっぱい気持ちよくなってくださいね♡」
水色のスポブラに、黒い膝上スパッツに裸足の少女がそこに立っていたのだ。
20XX年。なんと合意があれば《何歳の女の子とでも性交渉してよい》という法律
が出来てしまった。
少子高齢化+経済の不活性。
さらに男性の草食化というトリプルコンボ。
異性と付き合うということ自体がファンタジーになってしまったのだ。
そこで政府が掲げた《性交渉年齢撤廃》の法律。
当然《風俗店》の女の子の年齢も撤廃されると、この市場はさらなる拡大を直ぐに広げた。
色んな売りのお店が乱立しては、男性客を奪い合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 21:00:00
9372文字
会話率:26%
路地裏の一角、吹き飛ばされる男。
黒いチョーカーを付けた男は獰猛に嗤う。
「いいねぇ、その怯えた笑み! ハハハッっもっと泣き叫べよ! アハハハ!!!!」
暴力をこよなく愛する刑事、獄門景虎。
今日も彼は元指導係の初老の刑事の胃を痛め、美貌の
警視から青筋と立てられ、周りからドン引きされる。
一度スイッチのが入ると気が済むまで暴れないと収まらない彼が引きずり込むのは……気弱な彼。
噛み癖のある新人刑事×オラネコ狂暴刑事
攻めのほうがちょっと喘いでます。
だいぶドスケベです!
夏芽玉様(@NatsumeTama)主催のオラネコBL企画参加作品です。
アルファポリスさんでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 18:37:35
5958文字
会話率:45%
ミルメルは国に一人だけの闇属性を持つ。他に闇属性の者がいないために、危険物質といわれていた。成人したら修道院に入れられて、死ぬまで実験台にされる運命。双子の姉は、光属性で、幼い頃から聖魔法を開花していた。
ミルメルは、小さな頃からみそっかす
と呼ばれていた。
ずっと冷遇されてきたミルメルは16才の誕生日に、父親に修道院に入れられると言われるような気がして、小さな頃からミルメルを呼ぶ人食いの山へと入って行く。
そこには、黒い妖精がいた。妖精が山を案内して、洞窟にも入っていく。
魔術が苦手なミルメルは、途中で魔術を枯渇させ、真っ暗な洞窟を歩いて行く。洞窟の外は、森の中だった。獣に襲われてしまうと恐れて、再び洞窟に入ろうとしたミルメルの前に、見知らぬ男性がいた。男性に救われるけれど、男性は何かを隠している様子?
ここは、何処?
あなたは誰?
ミルメルがいなくなったタン村は、水が涸れて、作物も育たなくなってきた。
タン村から始まった水不足と作物の立ち枯れは、国中に広がっていった。
この現象とミルメルの失踪と何か関係があるの?
ストーリーはできているので、毎日、朝の7時に更新していきます。
最終話予定は9月30日です。
楽しんでいただけますように♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 07:00:00
175138文字
会話率:37%
わたくし、マリアーノは13才で政略結婚しました。お相手の方とは式場ではじめてお顔を合わせたアンテレ様です。髪も瞳も黒い、凜々しいお顔で、背も私よりずいぶん高く、難しいお顔をしておられるお方でした。インテレッサ侯爵家には、多額の借金があり、我
がクリュシタ伯爵家から資金援助をして、家柄だけはいいインテレッサ侯爵家に娘を嫁がせて、少しでもわたくしを位の高い家の夫人とするという父の思惑もあったのです。たった13歳の子供の花嫁など、嬉しくもない結婚です。
アンテレ様は邸に着くと、契約書を渡されました。とても屈辱的な契約書です。アンテレ様には愛人がおりました。わたくしは白い、真っ白な結婚を言いわたされたのです。
マリアーノが王太子妃になるまでのラブストーリーです。
評価お願いします。感想お待ちしています。m(_ _)m
以前、投稿をしていたのですが、運営様からR指定を指摘されましたので、こちらに移ってきました。
以前の物は削除しました。
新たに連載を始めます。
予約投稿で、朝の7時に一話載せていきます。
番外編は削除しました。本編のみの掲載になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 07:00:00
125707文字
会話率:39%
【長編です!】
上杉潤は14歳の美少年。
美しい容貌の下に、どす黒い野望と鬱屈した欲望を隠している。
親友の少年を誘惑し、その母を性奴隷に、そして自らの継母まで辱める潤。
潤をそんな鬼畜少年に育て上げたのは、性格破綻者の美人家庭教師・紗英だ
った。
調教によりいまや完全な魔少年と化した潤に、紗英がもたらした最後の試練とは……?
以前掲載した「トラウマオペラ」のセルフリブートです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 23:07:01
549670文字
会話率:31%
どこにでも居る、スポーツ系FPS好きでニワカ歴女のJKが異世界に飛ばされたら男子のアレが付いていた。そんな一寸アホな主人公が、相方のおっとり美少女と番ったり、黒いモフモフに跨がられたり、泣いたり笑ったりアヘったりしながら、異世界にツッコん
だり、突っ込まれたり、屈伸したりする、そんなお話です。基本、主人公受けが多めです。ぶっちゃけ、主人公、ふたなり要素要らねぇんじゃね、何て気もしますが、その辺はノー・ツッコミで一つ……。
タイトルのALTは、元々同じ設定で書いてた物が、何だか書き進める内にどんどん話が重たくなって、書くのがしんどくなってしまったんで、設定再利用してもう少し軽めのお話にしたいなぁ、何て思ってつけました。
随分以前から小説(の様な物)を書き殴ってきましたが、人様にお見せするのは初めてなので、お手柔らかに。
追々、残酷な描写や異種姦、獣姦等出て来るかもですが、それでもよければどうぞよろしく。
あ、後、判りにくいかもなネタとか入ってたりしますが、お嫌でなければ読んでみて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 23:43:39
2201877文字
会話率:39%
狼の番のソイ。
子を孕まねば群れに迎え入れて貰えないが、一向に妊娠する気配が無い。焦る気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいのある日 夫であるサランが雌の黒い狼を連れてきた
受けがめっっっちゃ可哀想なので注意です
結末としてはハピエンにな
ります
ちょっと総受け気味です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 18:14:57
96794文字
会話率:36%
聖女召喚の儀で現れた少女は何故か"2人"。
ヒロインになりたい黒い少女、思惑を秘めた白い少女。
彼女は嗤う、
「…最後はドラマティックに逝きたいでしょう?」
異世界を巻き込んだ、彼女達の結末はハッピーエンドか、はたま
たバッドエンドなのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:00:00
30343文字
会話率:25%
とある町に暮らす1人の少女がいた。彼女の名は、アルカ・インスピ、平凡な家庭で生まれ、幸せと不幸を繰り返し体験したいわば、平凡な女性だ。彼女が体験した中で最も幸せだと感じたのは、初恋の人に出会い、その人もまた彼女の事が大好きだったこと。幼き
頃から15歳という長い間を共に凄し、友達から彼氏彼女という関係なった。当然、キスは体験ずみだ。幸せだと感じた時が長ければ長いほど、不幸だと感じる時もまた長くなる。それは、彼女たちが誕生日をすぎ15歳になった月の話、彼が不慮の事故でこの世から他界し、故人となったのだ。しかも、彼が他界した理由は、彼女を守ったからである。葬儀を終え、火葬場に彼が入る最後の最後まで見守った彼女。家に帰宅したあとも、3日3晩以上、泣き声が止むことはなかった。
5年後、彼女は20歳になった。そして、今日、彼女は結婚式場にいた。髪を整え、美しいドレスを着て、控室で時が来るのを待っていた。結婚という素晴らしい機会のはずだが、彼女は少しくらい顔をしていた。それもそのはず、今日の結婚式は彼女が望んで行うものではない。今日、結婚式を行う理由は、彼女の父の借金をすべて返済するためである。総額にして数千億という莫大な借金を、5人の婚約者と結婚することで完済というふざけた約束、それを達成するため、父にとって彼女はその道具でしかない。着々と準備が終り、黒いスーツに身を包んだ執事が彼女を呼ぶために控室に向かうとそこに、彼女の姿はなかった。窓が割られ、髪を整える道具が無造作に散らばっていた。結婚式場からかなり離れた山道を彼女は、必死に走っていた。誰かに見つかって捕まると、再びあの結婚式場に連れ戻され、父の思い通りに事が進んでしまうからだ。必死に走る彼女だったが、突如と現れた5人組に襲われ、連れ去られてしまった。目を覚ました先では、両手両足を鎖でつながれていた。彼女の目の前に姿を現した5人組こそ、彼女の婚約者であり、父と同じく道具としてしか見ていないゲス野郎である。彼女自らを借金返済の道具としてしか見ていない父とそして、5人に対し憤りを感じた彼女は、復讐することを決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 22:00:00
2520文字
会話率:54%
茶倉スピリチュアルサービス(通称TSS)の代表取締役・茶倉練(ちゃくられん)はイケイケバリバリの霊能者。
その本性は金にガメツイ関西弁守銭奴で、十年来の腐れ縁・烏丸理一(からすまりいち)を馬車馬の如くこき使っていた。
東北から帰還した茶倉
は理一の祖父・正一の友人・小山内雅から、孫の葵が夢遊病に悩まされているので助けてほしいと依頼を受ける。
葵は夜毎黒い蝶に襲われる悪夢にうなされ、知らない座敷に連れていかれるらしいのだが……。
茶倉と理一は不可思議な夢の謎を解き、悩める少女を救えるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 16:24:34
106883文字
会話率:54%