市民革命の暴動から、長年仕えてきたトゥヒム殿下を連れ出したリュドラー。彼は豪商サヒサに擁護を求めた。サヒサは言う。「商人は利益があることにしか動かない」と。一騎当千と謳われた騎士の自分を警護として雇えば、トゥヒム殿下を擁護するに足る働きに
なるとリュドラーは考える。サヒサはある条件を飲めば、トゥヒム殿下を擁護し不自由のない生活を約束すると持ち掛ける。心身ともに差し出す覚悟と答えたリュドラーに、サヒサは答える。「淫靡な余興の奴隷として従うのであれば、殿下にふさわしい暮らしを保証しよう」と――。
アルファポリスなどにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-18 01:00:00
128693文字
会話率:47%
私は椿。妖魔退治を生業としている。獲物は大刀だ。相棒は封魔師の音吉。奉行所から口入屋に流れた妖魔退治の依頼を受けて、妖魔を退治している。
なんの問題もなく仕事をしていた私の体に、異変があった。体が妙に、疼くというか、なんというか。相棒の
音吉の容姿など、気に留めたこともないのに気になるし、野次馬の男たちの、私の胸がどうのという話に意識が震える。
これはいったい、どうしたことか。幼馴染で料理屋に勤めている絹に相談に行くと、発情期だと言われた。
発情期?
私は、犬猫や妖魔ではないのだぞ――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 20:00:00
31317文字
会話率:55%
ほう、と柊は切なげな息を漏らした。彼女の美しい顔に、白々とした月光が降り注いでいる。柊は膝に乗せた着物を胸に引き寄せ、抱きしめた。
「お許しくださいませ」
ぽつりと零した彼女の声が、夜気に溶ける。柊の声が届く範囲には、誰の姿も見えなかっ
た。
「お許しくださいませ、姫様」
柊の瞳に、ぷくりと涙が浮かんだ。それが頬を伝い、抱きしめている着物に落ちる。
「ああ、姫様」
柊は、この胸の痛みが加速し、心臓が潰れてしまえばいいと願った。
「よりにもよって、亡き姫様の夫に想いを寄せるなど」
なんと罪深く、浅ましい心根だろうと、柊は泣き咽んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 12:00:00
12875文字
会話率:39%
所属していたヤンキーチームの頭にゲイだとバレた昭匡はチームから追われ、逃げ込んだ洋館で神父姿の外人と出会うのだが……。
fujossyさんのコンテストに投稿したお話です。5000文字以内にする為に削ったセリフなどを復活させていますが、内容
は殆ど一緒です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-17 00:00:00
5099文字
会話率:47%
近未来の軍隊のお話。
同期の桜である雪白に対して、一方的に友好を深めようとしている灰冠。食えない上官灰冠とツンな部下雪白のすれ違いの日々です。
(平時の軍隊のお話なので戦闘などはありません)
R18となっていますが、そういった描写は今のと
ころ無いです。
■■■現在書いている小説のイラスト置き場としてブログをやっています。気が向いたらどうぞお越し下さい。http://fallen19.blog.fc2.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-27 21:58:59
45387文字
会話率:44%
地方領主の娘エリーは、ある日父がとらえてきた不思議な馬にはずみで乗ってしまい見知らぬ世界に迷い込む。怖ろしい怪物に追われるエリーを助けたのは、エルフの青年王シーザで、この世界が妖精やゴブリン、そしてエルフと敵対する怪物オークなどが住むおと
ぎ話のような世界だと知る。しかし、シーザたちは漆黒の髪に褐色の肌とおとぎ話とは少し違っていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-16 00:00:00
116627文字
会話率:47%
一見して地味な男子高校生、大木連次は他人の精神にある程度干渉できる能力を持っていた。だからといって彼は何事かをなそうなどとは思わず、卑小な欲望を後腐れなく満たすためだけにその力を使っていた。隣席の同級生、花宮留香はそんな彼に目をつけられてし
まう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 03:04:23
130813文字
会話率:33%
変態クソモップと、アラサー処女・坂之上木子のどたばた魔法処女コメディです。非常に適当な話なので、トイレで用を足す時などにお読みください。
最終更新:2016-12-08 23:25:09
13619文字
会話率:26%
夏休みのある1日。
小学生の男女の4人が信悟(しんご)の家に遊びにきた。暇潰しに始めたトランプが、エッチな罰ゲームをかけた勝負に……
感想などいただけると、今後の糧となります。
よろしくお願いします。
最終更新:2016-12-08 23:00:00
36439文字
会話率:74%
小中学生の恋模様を描いた短編集です。
男女それぞれの恋愛の形を様々なシチュエーションで描いていきます。
感想などいただけると、今後の糧となります。
最終更新:2016-11-23 12:00:00
16987文字
会話率:70%
ミニマムながらもムチムチなボディを持つ多良久羽(たら くう)は筋金入りのぐーたら娘。
そんな彼女を幼馴染である実忠男(みのる なおと)が世話する毎日が続いていた。
しかし、ひょんなことがきっかけで二人の関係に変化が……!?
※ 何かありま
したら感想などでご一報ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 21:00:00
138344文字
会話率:48%
大戸櫂(だいと かい)がほんの小さな子供の頃、住んでいた島があった。
電気も水道も通っていなかったけれど、そこには――大自然、親友、初恋――櫂の大事な思い出があった。
――そんな櫂も大学進学を考える年になった。櫂は成り行きでその島に帰る
ことに。
そこで櫂が出会ったものは――
※ 何かありましたら感想などでご一報ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-19 21:00:00
160450文字
会話率:48%
進学先に迷っていた大江修典(おおえ しゅうすけ)は、とある奇妙な淫夢を見る。
「今すぐ気持ちよくなりたかったら、この学校に入学しなさい……?」
誘われるがままにその学校に進学した修典。そこに待ち受けていたのは――淫魔少女達!?
「大
江君、あなたには『鬼の精力』というものが備わっているの――」
自分も知らなかった、とんでもないセックスパワーに、百戦錬磨? の淫魔少女達もメロメロ!
「ヤってやる……こうなったらトコトンヤってやるぞ……!」
男、大江修典! ヤるからにはトコトン! イかせます!
「読みにくい」、「こうしたほうがいい」などのご要望がありましたらレビューや感想でご一報ください。
※全てのご要望にお応えするわけではありません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-23 21:00:00
191641文字
会話率:43%
異世界から現代に、ある盗賊の魂が追放された。
強盗、殺人、放火、脅しなどを、当たり前のようにやっていた盗賊の男。
そんな男の魂が、コンピューターに詳しい資産家の若い男性の遺体に飛び込んだのだからもう最悪。
平和な現代に、野獣の思考と
現代の知識を持った暴君が解き放たれた。
強姦を大好物とする盗賊の男は、その準備のために体を鍛えて、自分の城を建てた。
そこで彼が目につけたのは、少子化対策のために国が運営しているインターネットの新システム【バージンロード】。
これは、リアルな情報を元に作成された3Dモデルを使って、仮想空間でお見合いするシステムだったのだ。
「国営だろうが、どんなシステムにも穴はある」
仮想空間で起こった出来事は、自分にも相手にも体験として記憶される。
ならば、やることは一つだ。
仮想空間と現実世界の両方で、彼の強姦劇が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-07 01:05:52
13133文字
会話率:24%
ちょっと触られただけで感じちゃう超エッチ体質の妖精ティナと、竜騎士シオンの異世界ラブファンタジー。
〜あらすじ〜
上空を浮遊する赤い島から、花びらに乗って魔物の卵が降ってくる世界。
行方不明になった幼なじみを捜しに人間世界へ入りこんだ妖
精ティナ。人間の卑劣な罠にかかったティナを助けたのは、自身の複雑な生い立ちを気にして仲間に溶け込めないでいる竜騎士シオン。出会った2人が互いに歩み寄る間もなく、周囲では異変が起きつつあった。
※めざせハッピーエンドなので、エッチシーン、レイプシーンなどは全体的にソフト。たぶん。
※ストーリーメインだけど、あちこちでエッチな展開お約束します〜という、エッチinシリアスな物語です。
※美形率、高いです(笑)。BLはありませんが、きわどい仲良し組も出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 23:32:09
73966文字
会話率:32%
近未来、日華経済連合体『龍樹』は南極大陸に新世代コンピュータ『蓬莱』を建造し、五感が完全に体感出来るバーチャルリアリティワールド『アルゴ』の運用を開始した。
中世ヨーロッパを再現した広大な電脳エリアで人々は桃源郷を満喫した。それは文字
通り新世界の幕開けであった。
人々は儀体と呼ばれるデザインされたアルゴの肉体にダイブすることで、若さを取り戻し、不具を忘れ、桃源郷を満喫した。
だがリアルの業は、そんなアルゴの桃源郷をも犯した。
アルゴの辺境にはゴブリンなどの未開の怪物がいる。それらを退治する冒険者と言う職が生まれた。無論、冒険者の中には無法者もいる。
そこでアルゴを実質的に支配する教皇庁が直接冒険者を雇うことになった。だが、アルゴには教皇庁の支配を嫌うグノーシスと言う一派があった。彼らは冒険者と敵対した。
主人公、ガウシア・ゼルビアは財閥の当主である父に縋って、冒険者として神の領域に足を踏み入れた七大英雄の一角にして、アルゴ三大美女の筆頭とされるシルフィア・レス・ダンデビィーに師事することになる。
シルフィアと行動を共にすることで、ガウシアは否応なくグノーシスとの戦いに巻き込まれて行く。そして教皇庁とグノーシスとの戦いがリアルの代理戦争であることを知って行くのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 18:35:49
154007文字
会話率:48%
救世の神リュピテルの転生者レイジェルが暗黒神を封じて十年。彼は愛する妻リアリフィーアと幸福の日々を過ごしていた。そんなある日、リアリフィーアが事故に巻き込まれて両腕を失う。類稀なる美貌と賢王と名高い夫を前に、自信を喪失した彼女は絶望し、愛す
る夫を想い離縁を申し出る。盲目なまでに妻を溺愛するレイジェルは、彼女の想いを承知の上で離縁を認めない。遠慮がちな良き夫の仮面を脱ぎ去り、悦楽に溺れさせていく。身体欠損の衝撃を上回る狂愛とも呼ぶべき溺愛ラブロマンス。R18は副題に(※)入れます。この物語はストーリーよりエロ中心になる予定。特に聖王妃編以降はひたすらいちゃいちゃするだけです。
【以前「なろう」に掲載していた『月の雫は永遠に……』の結婚編】パラレル。若干設定を変更しています。不定期更新。
※『月の雫は永遠に……』はイラストを残し削除。大幅な改訂版を構想中。出来上がり次第投稿を開始します。
※身体欠損など、不快感を与える描写があるかもしれません。その他注意事項満載、予告なく入りますのでご了承の上閲覧をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 07:00:00
22545文字
会話率:21%
本作は、『伏流家族』シリーズ第3作で最終巻の『~表飾編~』です。
前巻『~逃避行編~』では、主人公、鷹司傑(たかつかさ・すぐる)が血の繋がらない弟、幟(のぼる)とラブホテルに行ったことが政治家である父親の選挙区住民の間で噂になりかけ、傑
の想い人である鷹司家の執事見習い、鴨居佑一(かもい・ゆういち:通称“佑ちゃん”)に疑惑を被ってもらうことで切り抜けたが、傑は周囲に迷惑を掛けた申し訳なさや自身の無力さなどに打ちひしがれ、現実逃避の体でアメリカ留学へと旅立ってしまう。
本巻では、帰国後の傑が家督や家業(政治家の家系)への関わり方、“佑ちゃん”への想いの決着の付け方に如何に取り組んで行くのか、を傑の周辺に居る同じように背負うものを持っている人達の選択と生活の変化も交え、東京と那須を舞台に描いていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-02 06:29:02
85892文字
会話率:25%
『dream guard -覚醒と集結-』の続編です。
“夢の部屋”を失った湊波瑠に新たな“夢の部屋”を提供するために“合体”相手となった内海蒼など、様々な理由から“夢の部屋”を合体させる者達の奮闘振りや、新規に“夢の部屋”を持つ能力者と認
定される人々の生活の変化、特に熟年層の人間の戸惑いなどを描いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-04 04:39:45
126248文字
会話率:39%
ある地方の街で行われる不可思議な花嫁選び、そこにはその地方の秘密が隠されていた。
ヒロインの日常が少しずつ崩壊して行く、そして最後にはきっと幸せが……。
全身拘束、催眠、人体改造などを含む内容です。性別がおそらく男性との絡みは一応あります
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 23:28:09
104452文字
会話率:30%
2XXX年───〈吸血鬼〉の存在が確認され、ヴァンパイアの人権が保障された社会。
議会による『合法吸血法案』の可決、ヴァンパイアを対象とした民間サービスの拡充など、世間で彼らの存在は一般的になっていた。しかし吸血行為への偏見は未だに根強
く、ハンター協会は人工血液を開発し人間への吸血被害を最小限に抑えていた。
そんな中、協会から友好の証としてアナスタシアが事実上「贈られて」きたことにより、彼女を巡ってヴァンパイアの派閥対立は深まることとなる。
『宵の血族』シリーズ本編です。以前投稿していたものを、加筆修正して再投稿しています。R18には☆をつける予定。更新ペースは未定です。
『血族との邂逅』は本作のスピンオフに当たります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 23:00:00
6833文字
会話率:36%
時系列が複雑なことから、『devil sleep』シリーズの年表を書きました。家系図付き。
※「読んだけれど時系列が混乱する」という方を前提にしています。
※本編、番外編などのネタバレを大いに含んでおりますので、ご注意ください。
キーワード:
最終更新:2016-09-26 23:00:00
1436文字
会話率:14%
真っ白な空間に連れてこられた1人の男と12人の女の物語。
普通の男子高校生「朝雛 皇次」はある日、目が覚めると見慣れない真っ白の空間にいた。
同じように連れてこられた12人の女性たち。
1000万円をもらう代わりに7日間をこの空間で過ご
すように命じられる。
密閉された世界。外とは違う金銭感覚。男にだけ与えられた「王」という権限。
非日常的な空間で生活する13人は、次第に心にも影響が出始め……。
※残酷描写アリ。直接的な暴力描写はありませんが、失禁や嘔吐などの描写アリ。
※1日目(12話)までは毎日10時の投稿予約済み[11/8-11/19]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 10:00:00
84274文字
会話率:33%
◆◆◆ 11/24 完結しました。番外はそのうち投稿します。
◆◆◆大体タイトル通りのお話です。
エロシーンは基本的に甘々おねショタセックスですが、それ以外の内容は暗い&グロ有りです。
※マーク付きがエロシーンを含む回になります。
◆
◆◆
フィエンデの里のエルフの娘レーナは、敵対する部族の王によって父母を殺され己の身も拐かされた。その王の側室として侍り、奴隷のように跪くことで命を永らえてきた。だがあるとき魔物の群れにエルフの森が襲われて王族が死に絶え、後宮で最も位の高くなったレーナがエルフの王となる。
弱りきったエルフ族には魔物に抗う術もなく、憎き男の治めていた国が凶悪な魔物に無残に焼かれるのを心待ちにしていたレーナだが、あるとき人間の国より、魔物を祓う勇者を寄越すという旨の文が届いた。
レーネは人間の国からの助力を受けるつもりなど毛頭なかったが、さぞ屈強であろう人間の勇者の吠え面を見るために謁見を許す。そこで現れた勇者は、意外なことに繊細な面持ちの子供であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 23:00:00
106062文字
会話率:45%
●白石徹編(完):それまで女に縁が無かった三十歳の男が、手持ちの賃貸住宅に訳有り女を格安で住ませ、色濃い肉体関係を持つ愛人にして行く。最初の女はバツイチの実の妹。次の中学生の娘を持つ美熟女は、その処女の娘共々愛人に。妊婦のロシア美女や、元ア
イドルの双子姉妹などが、淫らな悦楽の虜にされて、男に従順な愛人になって行く。母娘同時姦淫、姉妹同時性交を好んで行う男が、そのハーレムを拡充して行く物語●十川猛士編(完):故人となった白石徹の息子、十川猛士(中3~高校)が、自分の出生の秘密に近付いて行く物語。その過程で関わる父の元愛人達との性交、彼女の娘達との淫行は、近親相姦を含む背徳の色合いが濃い物になって行く。身体寂しい美熟女とのSEX、女子高生の破瓜、女教師調教等を経て、若い肉棒が作るハーレムの規模は、亡き父を次第に凌ぎ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 15:27:59
738706文字
会話率:35%
柚梨(ゆずり)は交通事故で運ばれた先の病院で、人間離れした美形の男・怜(れい)に、事故がきっかけで、ある一族の仲間になってしまったと告げられる。普通と違うのは、生きる為に少量の人間の血を必要とする一族である、という部分だった。
何とか気持ち
の折り合いをつけ、一族に慣れようとする柚梨。だが変異種である柚梨の血は、一族を統べる階級である真族(しんぞく)の怜を惑わしてしまい・・・?
気持ちは目指せ雰囲気エロス。
美形(オレ様)×可愛い(性格強気)。
話の内容的に少しだけ流血描写などがあるかも知れません。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-22 02:00:00
15368文字
会話率:30%
眠れない夜は、その指で癒してーーー
一晩の宿と人肌の温もりを求める瀬野充は、ゲイを装い日々ハッテン場で男を漁っていた。
ある日、井澤という男の行きつけの会員制高級マッサージ店で御崎恭一の施術に癒され、再び会うことを切望する。そのため
、自ら作ったルールを破り、やむなく井澤の毒牙にかかることになる。
御崎は亡くなった恋人・園邑優斗の思い出とともに生きていた。園邑の腹違いの弟である桐野と同居していたが、自分に恋心を抱く桐野の気持ちに応えられず、店に泊まり込むようになる。そして、安眠したいがために井澤に傷つけられた体で店に来た瀬野を泊めるようになるのだった。
互いの温もりで寂しさを慰め合う御崎と瀬野。それが肉体関係に発展した時、人恋しさからくる欲求のはけ口などではないことに、二人は気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 16:17:00
76351文字
会話率:33%
秋黎(しゅうれい)は生まれつき目の病で常人より陽の光に弱かった。
治療法などなく、幼い頃から明るい場所を避けて生きてきた。
そんな秋黎の居場所は暗い自室か、同じく暗い書庫ぐらいだった。
国一番の秀才と噂が立ち始めた頃、結婚の話がまとまり嫁ぐ
ことが決まる。
嫁ぎ先は絋帝国皇帝、炎(えん)のもとだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 10:35:07
4446文字
会話率:21%