この春から、実家から離れた隣県の学校に通っている有坂祐志(ありさか・ゆうじ)は、以前から趣味にしていたレザークラフトで小物を作り、ネットのオークションに出品して、一人暮らしの生活費の足しにしていた。
そんな祐志の作品を購入する常連に、韻
歌(いんか)というハンドルネームの人物がいた。
不思議なことに、その韻歌なるハンドルネームの宛先で祐志の作品は、ちゃんと配達されていた。
あるときからその韻歌なる人物は特注の品を作成できないかと依頼してくる。
それは、手枷、足枷などのいわゆるSMグッズだった。
韻歌との取引も回数を重ね、次第に、韻歌のことが気になりだした祐志。
男か女かすらもわからない韻歌に妄想を募らせていた。
そんなある日の放課後、祐志は昇降口で忘れ物に気がついて、教室に引き返す。
教室に入ろうとした祐志はおかしな気配に気がつき、扉の隙間から中を覗き込んだ。
夕暮れの教室の中では、クラスでも目立たない容姿の委員長の初佐備杏里(ういさび・あんり)が祐志の机に両手を拘束されていた。
初めはいじめかと思った祐志だったが、よく見ると杏里は股間を机の角に擦り付けるいわゆる角オナをしていた。そしてその手首に装着されている拘束具に祐志は見覚えがあった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 20:38:16
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会話率:35%
彼女いない暦イコール年齢、天涯孤独の青年、豊和尚充はある朝、金縛りに襲われる。
が、それは、巨乳の美少女が朝立ちペニスに跨っていたからだった。
「尚充さんに処女を捧げに参りましたぁっ!」と言い放つその美少女は峰熊彩羽と名乗った。
彩羽
は、見た目の愛らしさとは裏腹に、かなりおかしな言動の目立つ少女。
が、人生初のセックスチャンスに浮かれ、彩羽の猛烈なアタックに応じてしまい遂に童貞を卒業。
後日、尚充は社員寮の管理人から、この土地が遊郭街だった時代の悲恋話を聞き、ひょっとしたら彩羽は幽霊か、妖怪なのではないかと怪しむのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-25 06:36:00
77067文字
会話率:34%