【 本編完結済 】これは、政略の駒だった少女が、意地と誇りをかけて祖国を守り、初恋を叶える話。
ファンデール国王の妹・エレーヌは、恋を知らないまま結婚相手が決まった。相手のエルドラード国王とは親子ほど歳が離れている。
エルドラード国王を主賓
に招いた舞踏会で、エレーヌは異国の少年と出会う。ファンデール王妃の弟・マクシムである。エレーヌは十二歳、マクシムは十八歳であった。
歳月を重ねるうちに二人は惹かれ合うが、既にエレーヌは結婚が決まっており、マクシムもいずれ帝国に帰る身の上である。決して届かぬ想いと、二人は自身の感情を押し殺す。
エレーヌは嫁ぐ日まで故国のためにできることを一つずつやると決め、マクシムは荒れ果てた異国に実りを取り戻すべく奔走する。
やがて、革命の歯車が回り出し、二人は窮地に陥る。国難を乗り越えた先、二人の想いが運命に変わる。
ロミジュリ風味の純愛×ヒストリカルでハッピーエンドをお約束します。
★一部全年齢からR15表現に直しているところがあります。
★濡れ場やR18描写は、ヒロイン成長後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 21:00:00
147174文字
会話率:47%
【 本編50話・毎日更新 】これは、政略の駒だった少女が、意地と誇りをかけて祖国を守り、初恋を叶える話。
ファンデール国王の妹・エレーヌは、恋を知らないまま結婚相手が決まった。相手のエルドラード国王とは親子ほど歳が離れている。
エルドラード
国王を主賓に招いた舞踏会で、エレーヌは異国の少年と出会う。ファンデール王妃の弟・マクシムである。エレーヌは十二歳、マクシムは十八歳であった。
歳月を重ねるうちに二人は惹かれ合うが、既にエレーヌは結婚が決まっており、マクシムもいずれ帝国に帰る身の上である。決して届かぬ想いと、二人は自身の感情を押し殺す。
エレーヌは嫁ぐ日まで故国のためにできることを一つずつやると決め、マクシムは荒れ果てた異国に実りを取り戻すべく奔走する。
やがて、革命の歯車が回り出し、二人は窮地に陥る。国難を乗り越えた先、二人の想いが運命に変わる。
ロミジュリ風味の純愛×ヒストリカルでハッピーエンドをお約束します。
★一部全年齢からR15表現に直しているところがあります。
★濡れ場やR18描写は、ヒロイン成長後になります。
★このお話はカクヨム、小説家になろうにものせています。
☆毎日三話(6時・12時・18時)更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 19:00:00
147198文字
会話率:47%
……その一族は女が生まれない。そう言われる血と修羅の一族とまであだ名される一族、ヒラガ。それを率いる頭領のはだれは、それが対外的な嘘だと知っている。一族は戦いのために女を男化という術で男にし、鍛え上げて戦場に連れて行くのだ。そして戦いに向
かないと判断されたものは、女戻で女に戻り、子供を産み育て上げる。遠い昔から当たり前としてそれは続いてきた。だが。
ヒラガの中で最も強く残酷であり、向かう所敵なしとまで呼ばれているはだれが、自在に男化と女戻を操るようになるとは、誰も思わなかった。そしてそれをはだれは隠した。外部からの情報を得るために、ヒラガと気づかれないために女戻を行ったはだれの前に現れた男は、なんとはだれに求婚し、唇を奪った。
男ははだれに愛を語る。だが男もまた、はだれが何者かなどは露も知らないのだ。邪気のない男の、愚かしいほどの愛を聞かされたはだれだが。
……二人は、望まない再会を果たしてしまう。
男ははだれの一族、ヒラガの宿敵であるゴウマの若き頭領だった。
愛する女だと知らない男ははだれと武器を交え、一族の害悪にしかならないと判断したはだれもまた、男と刃を交わす。
皮肉な物だ、それであっても戦が終われば男ははだれを探し、はだれは男に会いに行く。
更新不定期です。見切り発車で始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 17:00:00
8619文字
会話率:34%