私、クレールはこの国ヴェサールの騎士。兄二人とともに仕えている。
兄妹ともども中性的で整った顔立ち、容姿も能力も非の打ち所がないと言われる。自分たちには自覚がないが。
出勤時や何かでそろっていると女性たちが大騒ぎ。大半の女性は、私が男性と思
っている様子。否定や訂正する気力はうせて、もう慣れた。
そんな私を面白がる王女は、ある日の夜会に正装と男装の両方で強制的に参加させた。目立ちたくないのに、目立つような扱いで!
王女様、もしかして百合な趣味がおありで?
しかしそんなに目立つ中、正装の際、女性に貞操を奪われそうになった。白昼夢だったのか、誰もその出来事に気が付いていない。
そのまま会は続き、正装でも男装でも私の意思無視で盛況。
そういう出来事以降、王女や兄たちの距離がおかしい。
仕事仲間や周りの女性も前より狙っていないか?
虎視眈々といろいろ近づいてきている気がする。
あの気になる、百合な女性は一体誰なのか。
思いもよらない方向にどんどん向かって、王子にしっかり捕まってしまう、とある一騎士の話。
7月30日に本編終了後の話も完結しました。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
今後、リクエストのあった、お兄様ルートを別であげる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 00:00:00
385545文字
会話率:27%
ある日突然異世界召喚に巻き込まれた私が、無表情な黄金の騎士、美人な赤毛の魔術師、純粋培養な白の神官、番とのたまう竜王陛下、生真面目な白銀の騎士、悪魔な漆黒の騎士等々、美形なのにどこか残念な人々に囲まれて異世界で過ごす日々のお話。
時折全力
全開の中二病を発症します。ご都合主義にご注意ください。
■本編完結済(2016/10/17)・溺愛甘エロ中心の後日譚、2019/8/1より視察旅行編を不定期更新中。
■初作品の為、本編の文章が非常に拙いのですが、どうかご容赦下さい。
■この作品は趣味で書いています。途中でネガティブな感想を持たれた場合は、続きを読まずに閉じて離れて頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 19:00:00
1373218文字
会話率:39%
雷の《戦乙女》、エイクレアを葬った《戦乙女殺し》フビト、つまり俺は、戦闘で受けた傷のためか、しばらくの間、目覚めることができなかった。
その間に、世界、というか、ヴァラナウト連邦、《戦乙女》が治める国だ、では、大きな戦乱が起きていた。
最後の《戦乙女》、《白銀の黒天使》レイスを残すのみとなった連邦に対し、東のイオタ大帝国、そして、西のジェムフォルド連合王国が戦争を仕掛けてきたのだ。
《戦乙女》のいないヴァラナウト連邦の構成国は、数で劣る小国に過ぎない。騎士たちの必死の奮戦にもかかわらず、国土は荒れ、人々が傷つけられた。
だが、そのさなかに、最後の《戦乙女》レイスが、《戦乙女殺し》フビトが降り立つ。千年にわたる《戦乙女》の歴史に終止符を打つため。誰かに自分たちの行く末を預ける歴史を終わらせるために。
そして、何より、俺自身の、《戦乙女殺し》フビトの話を終わらせるために。
そう、終わるのだ。何事にも最初があり、最後はある。
これが、最後。
世界を揺るがし、世界を支え、世界の犠牲となり続けたものたち。
汝の名は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 20:19:16
178211文字
会話率:49%
この地に千年に一度の厄災が訪れる時、聖なる乙女は大魔女として目を覚ます――。
ビン底眼鏡で三つ編み少女のドロシーは、地位もお金もないただの町娘だけれど、魔法の才だけには恵まれて、特待生で王立学校に通っている。将来の夢は立派な魔女になること
。魔女は純潔を失うと魔力が消えてしまう為、とても貴重な存在だ。
だが、魔法騎士のエリアスは、そんなドロシーを毎日毎日口説いてくる。見目麗しい彼はいつも女性に囲まれていて、女に困ったことはない。大変な遊び人である彼につけられたあだ名は「魔女殺し」。魔女見習いの少女たちから魔力を奪っているというのに、周りからお咎めは一切なし。なぜなら彼は王家の血を引いているから。
彼がドロシーを口説いてくる理由はわかっている。出会ったその日にドロシーだけが彼に見向きもしなかったのが、彼のプライドを傷つけたからに違いない。おかげで彼に恋する少女たちからは総スカンの毎日だ。
魔女を目指すドロシーに恋愛は御法度!魔女になりたいからと彼を拒み続けるドロシーに、エリアスは甘く囁いてくる。
「それって、純潔さえ奪わなければ、他はなにしてもいいってこと……?」
※「第6回ムーンドロップス恋愛小説コンテスト」にて竹書房賞受賞。書籍化予定です♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 22:05:31
190659文字
会話率:42%
筆頭公爵令嬢のセリーヌは、幼い頃からずっと好きだった王太子から、運命の相手に巡り合ったと婚約解消をされてしまう。
失恋の哀しみから陰でひっそりと涙を流していると、そこに現れたのは超問題児と有名な魔法騎士。
慰めてやろうかと、その場で唇を奪わ
れてしまう。
こんな非常識な男、もう2度と顔も見たくないと思うのに、なぜか彼のことが気になって――。
+++++
『指輪が紡ぐ運命の赤い絲 ~男装令嬢は未來の王太子殿下に執着・溺愛される~』のヒロインのライバル役だった少女の恋物語です。独立したお話ですので、こちらだけでも大丈夫です。
※R回はラスト2話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 22:19:21
73014文字
会話率:44%
『暁の国の王女は番に富と繁栄を齎す』
かつて『暁の国』と呼ばれた小国の王女リーゼロッテは古い伝説に依り大国に嫁ぐために育てられた。そのため長年に渡り大国で妃教育を受けていたが、婚約を破棄されて十年ぶりに生まれ故郷に戻されることとなる。
国境
でリーゼロッテを出迎えたのは彼女を憎む双子の兄で、無事に帰還することの難しさを悟ったリーゼロッテは護衛を務める昔なじみの青年ユリウスにこう告げる。
「わたくしを王都まで護りぬいて。貴方達一族が生き延びるにはそれしか方法がないの」
――辿り着いた先で、わたくしが殺されるのだとわかっていても。
務めを全うできずに消される運命の偽王女と、彼女の思いを背負いたいと願う護衛騎士の旅路の果てに待つものは。
(R描写回には☆、残酷な描写回には※つき)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 20:00:00
154775文字
会話率:43%
「真なる悪魔王」との称号を受ける、悪魔王デヴァール。彼は、悪魔王でありながらも「悪」や「魔」の概念に縛られぬ存在である。
「悪」も行うが「善」を行うにあたっても躊躇のない男。
これはそんな男の物語である。
【サブタイトルの後の(~視点)は、
次の(~視点)が出てくるまで語り手が変わりません】
【2022 7/1 いったん完結しました、が。7/4より再開(;'∀')落ち着きねえ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 18:22:18
125177文字
会話率:57%
陽の光で銀色に輝く水色の髪に、朝露に濡れた花のように澄んだ桃色の瞳の美しい兄を持つリト・ルースは、念願のフィトア魔法騎士学院に入学して数日で、兄が淫魔と混血であると公言していることを知る。
王族のために淫魔と縁を結び続けるルース公爵家のリト
は、幼馴染であり、自分の護衛騎士でもあるアティカスに片想いをしていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 16:43:31
18505文字
会話率:36%
俺はお前に、ずっと喰らい尽くされてしまいたかった。
隣国アルテリアに遠く及ばない小さな国、セレン。
過去の出来事がきっかけで、その国を護る力と不老不死の身体を思いがけず授かったカイ・シュヴァルツは、その身を隠されるように王宮の片隅でひっそ
りと暮らしていた。
そんなカイの何百年もの孤独を支えたのは、ある男の記憶と、自分を殺せる唯一の存在、ヴィンセント・シラーだった。
幼いころから彼を傍に置き育ててきたカイは、騎士になったヴィンセントと束の間の穏やかな日常を送る。
いつかはこの男に喰われる日がくるだろうか。
曖昧な距離を宝物のようにしながら、変化を恐れるカイと、カイを救いたいからこそ、この日々を変えたいヴィンセント。
そんな折り、カイに近づく一人の影、第三王子の脅迫により、カイは非道な選択を迫られる。
魔法と魔術、国同士の諍いや因縁。
そこに散りばめられた宝石のような日々に、あなたは目を離せるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 21:39:12
8147文字
会話率:32%
魔王討伐パーティの魔術師であるトーラには、どうしても急いで帰郷しなければならない事情があった。魔王討伐後、報償もなにもかも固辞して故郷へ向かうトーラを引き止める任を命じられた魔王討伐パーティの仲間でもある聖騎士アレキサンドル・コリン。トーラ
がどうしても帰郷しなければならなかった理由とは?
外見詐欺なワケあり魔術師・トーラ(受)が、執着系変態魔王・シノーン(攻)に溺愛されております。勇者パーティ仲間にも愛されておりますが、本番は魔王様のみ?
勢いだけで書き散らしておりますので、一寸先は闇状態です。エンドマークに辿り着けるか?辿り着きたい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 01:00:00
78660文字
会話率:62%
コルトハード王国に住まう伯爵令嬢プリモは王国の『純白の聖女』である。
『純白の聖女』とは、いわば偶像のような存在であり、王家にとっての傀儡。
第十二代目の『純白の聖女』であるプリモは、心優しく民たちからの人気が高い。が、プリモは王家から忌み
嫌われていた。理由は簡単であり、プリモが王家の意にそぐわない行動をするから。
そして、プリモはある日事故死にみせかけられて殺されそうになってしまう。
だが、寸前で騎士団長のエルヴィスに助けられた。
彼はプリモの現状を知ると「俺を護衛として雇ってくださいませんか?」と言ってくる。
悩んだ末にプリモは了承。エルヴィスとの不思議な関係が始まる。
しかし、エルヴィスと共に生活していくうちに、プリモの中には今まで感じたことのない感情が湧き上がってくる。
それと同時に、エルヴィスもプリモのことを意識していて……。
けれど、『純白の聖女』は生涯純潔を貫き、異性との深い接触は許されない。民たちのために『純白の聖女』であり続けようとするプリモ。
そんなプリモに対し、エルヴィスは一種の劣情を抱くようになっていて……。
「プリモ様。……俺は、貴女を穢したい」
大人な騎士団長にこれでもかというほど愛され、意思を取り戻す偶像だった聖女のお話。
――
◆掲載先→アルファポリス(先行公開)、ムーンライトノベルズ
◆更新は気ままに適当な時間にやっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 19:00:00
4565文字
会話率:29%
魔法なんて夢物語。現実を生きる自分には関係ないもの。そんな風に思っていた主人公は、ある夜ポストに届いた手紙を開いて強制的に異世界へ飛ばされる。
転移先の世界では七色の魔法を持つイケメンたちが待ち構えていて……?
※逆ハーレムものです。主人
公は複数のヒーローと関係を持つ予定ですのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 00:20:37
206181文字
会話率:38%
【第1部完結、第2部更新中】
《第1部あらすじ》王宮の警備隊長であるマティアスは、先の戦で片足を無くした元傭兵を居候させている。ある夜、居候はマティアスに質問をして来て……。チャラめ色黒細マッチョ年下元傭兵(攻)× 真面目ガチムチ年上天然気
味騎士隊長(受)。過去の出来事や立場の違いで素直になれない攻めと、それに焦らされて悶々としている受けが、無事ラブラブになるまで。
********
数万時の中編予定……のはずが長編に……。シリアスめ。ハッピーエンド確定。がっつりR描写は中盤から後半。本番まで長いです。中世西洋風世界観ですが、魔法は無し。描写は受け視点。身体欠損表現(攻めが片足)、流血表現、無理やり描写(さらっと)あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 02:10:08
140310文字
会話率:34%
異世界転移したオレが異世界の国の巨体で大金持ちっぽい巨人に拾われた。その世界では魔法が科学なみに発展していて何をするにも魔法が必要だった。しかも、言葉が通じない。地球産日本育ちのオレに魔法なんてあるわけない。トイレすらまともに出来ないオレの
面倒をみてくれる恩人ユークリッドの執事(小間使い)になって異世界から日本に帰る方法を探しながらのんびり生きるお話。当面の目標は一人でブツを流せるトイレを作ること!かるーいコメディ風です。※ミリシラ企画(ホーム以外のジャンルで流行っているテーマやコンセプトを聞いて王道を書いてみる企画)に参加中。不定期連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 18:00:00
11279文字
会話率:20%
双子な王子×幼馴染の騎士
ヴィテニス・ベルベリヒは窮地に立っていた。
幼馴染の双子王子と愛でたくゴールインかと思ったその矢先、天災の影響で事業が潰れ家は没落。ヴィテニスは没落した家と膨大な借金を抱える事になってしまう。
何とか王子達との婚約
解消を阻止できたものの王様から「借金を返済して王子達を養えるだけの資産を取り戻し家を復興させることが結婚の条件」と言われてしまう。
全ては王子達と結婚するため、長年断り続けた騎士団にも入団し、新しい事業もやり始め…と何事も順調に進むはずがなく。
トラブルに巻き込まれたりお騒がせ双子王子と事件に巻き込まれたり巻き込んだりしながら何とかドン底から成り上がっていくお話。
基本は双子王子とのラブコメディです。
騎士×双子王子は固定ですが双子はリバだったり双子だけでイチャイチャしたりするので苦手な方は注意です。
※がついているものはR18描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 05:37:33
4339文字
会話率:24%
竜の血を引き、人間離れした戦闘能力を持つ騎士のことを「竜騎士」という。竜の血を引く一族であるエーギル家の若き当主、稀代の竜騎士とも評されるアンドレアスは、恩人でもある王弟バルトルトへの恋心をひた隠しながらも「当主としての役目」を果たせずに苦
悩の日々を送っていた。そんななか、騎士団の遠征先である田舎町でアンドレアスが一人の青年と出会ったことをきっかけに、竜騎士の人生は大きく動くこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 16:34:45
32720文字
会話率:65%
聖王に選ばれた聖騎士はその純潔を聖王に捧げる。今代の聖王が聖騎士を選ぶのは今回が最後かも知れない。聖騎士エリオスはどうしても彼に選ばれたい理由があった。
☆聖騎士×聖王様
☆見た目は少年、中身は中年の聖王様
☆ガチムチ童貞、純情聖騎士、割と
喘ぎます
※作中で聖王を「王」とみなした言葉遣いがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 14:00:00
19491文字
会話率:42%
アンブロシア王家の血族は強力な魔力を持つ。魔力が強ければ強いほど、身体に漲る魔力の奔流が放出を求め、その性欲も強大なる。
そんな王族のために選ばれるのは、トクベツな侍従。彼らは王族の性欲処理のための専用侍従だった
大人編 王太子×美人
侍従
幼年編 ショタ王太子×ショタ侍従
ショタ王太子×お兄さん侍従
ショタ王太子×お兄さん側近
王様編 ミドル王様×美人ミドル侍従
王太子×細マッチョ騎士
の3本立てを予定しております。
****王太子総攻め、ゲス注意!***
短めに終わります。
なんでもありな方のみご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 19:00:00
16929文字
会話率:30%
(1/6、80万PV達成。応援誠にありがとうございました!)
かつて剣と魔法、だった異世界。
好色にして獰猛なアンジャルノン将軍が率いる帝国軍に侵略され、平和な聖国は瞬く間に制圧されてしまった。さらに王妃アリアレイテはアンジャルノンの
慰み者となり、苛烈な快楽地獄に沈められてしまう。
聖国の美しき姫君・ジルフリーデは幼馴染の女騎士・ラフィノヴァと共に、聖国の奪還と王妃救出を目指して旅立つのだった。その道中で、女戦士・ベーナゼットや女盗賊・ロザヴィーヌと巡り会い、彼女達4人は長い冒険を経て、ついに敵の本拠地へと辿り着く。
しかしその奥には、彼女達を徹底的に犯し、屈服させるための非情な「罠」が待ち構えていたのだった――。
(ハーメルン、暁、pixivでも掲載予定です。また、挿絵はスマートフォンアプリ「カスタムキャスト」で作成しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 00:03:01
117895文字
会話率:45%
戴冠当日に調子こいて人間界に攻め込んだ新米魔王のユノは、しかし聖騎士団長リカルドにあっさり敗れ、温情で命を救われる。そんな強くて優しい彼に反発しつつも憧れて再戦を誓うユノだったが、3年の厳しい修行を終え再び勝負を挑んだところ、なんとリカルド
は、お色気むんむんの軍の性処理係へと変貌を遂げていたーーー。
え!?え!?どうしてそうなった!?から始まる、生意気ショタ魔王×天然淫乱最強騎士の愛とエロスの軌跡です。エロ5割、ギャグ4割、切なさ1割のサラッと読めるハッピーエンド。
前作『聖騎士様は堕とされない!』の子孫の話ですが、これ単体でも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 10:18:50
36045文字
会話率:54%
※男性陣は割と性に奔放です。一部ご不快に感じられる箇所もあるかと思います。ご了承の上、お読み進め下さいませ。
※この作品は二部構成となります。
一部のあらすじ
アメジスト王国を守る結界を張る結界魔術師の内の一人であるエーリカは、ずっと慕っ
ていた第一王子クラウスとの婚約が決まる。しかしクラウスは男爵令嬢のミラに想いを寄せているようで……。
クラウスもエーリカを子供の頃から慕っていたが、国を守る程の力があるエーリカに遠慮し、更に親しげな師匠オルフェンとの関係を疑っていた。そんな時、ヴィルヘルミナ帝国からエーリカに縁談の話が持ち上がる。エーリカはクラウスの為、国の為、ヴィルヘルミナ帝国に嫁ぐ決意をするが……。
ーー最後に一つだけ、クラウス様から欲しいものがあります。
二部あらすじ
結界が消え、ヴィルヘルミナ帝国の進軍と共に守護山が落ちてきてから四ヶ月。クラウス達は消えたエーリカの捜索を続けていた。
大怪我を負い、目覚めたエーリカは魔力で繋がったヘルムートと共に小さな町で暮らしていた。しかし町でクラウスが側室を娶るという噂を聞き、婚約を解消する為に王都へ戻る決意をする。
「他の女とうまくいっていると言えば満足か? これ以上逃げる口実を与える気はない。君の気持ちを聞かせてくれ」
しかし結婚出来ない理由はエーリカにもあって……。
登場人物
アメジスト王国
エーリカ・ルートアメジスト
21歳、結界魔術師で、アインホルン侯爵家の長女
クラウス・ベルムート・アメジスト
20歳、第一王子で騎士団の副隊長
オルフェン・ルートアメジスト
年齢不詳、結界魔術師でエーリカの師匠
ミラ・ベルガー
19歳、男爵令嬢。ルドルフの従兄妹
ジーク・ベルムート・アメジスト
14歳、第二王子
ルドルフ・フェンゼン
28歳、伯爵家の嫡男。騎士団の隊長
フランツィス・アインホルン
エーリカの兄、23歳、アインホルン家の嫡男
ヨシアス・アインホルン
エーリカの父、アインホルン家当主
フィリップ・ホフマン
22歳、クラウスの友人、ホフマン辺境伯の嫡男
フーゴ
18歳、騎士団副団長補佐
ユリウス・マイカー
兵団長、ハンナの夫
ハンナ
水の結界魔術師
ルー
火の魔術師
ヴィルヘルミナ帝国
ヘルムート・ヴィルヘルミナ
22歳、ヴィルヘルミナ帝国の第三皇太子
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 02:01:29
289504文字
会話率:64%
※この作品はヤフーブログの「旅人・tabibito」と
アメーバブログの「旅人・tabibito 別館」にも
私が投稿しています。(ブログは更新停止しています)
時はレイシール暦4100年、この星はほとんど雨が降らず、
生き物や植物が住み
にくい環境となっていて、ここは地獄の世界になっていた…
この世界は、この星の気象を180度変貌させた出来事があり
この星の気候が激変する前に住んでいた生物は
ほとんどがゾンビなどの異形の者に変わった
残りの少数の人間が主に耳は尖り、それぞれに特殊能力が与えられた
特殊能力の名前はそれぞれ名前がちがうらしい、そんな中辛うじて生き残った人間たちが
持っていた基本能力は、勇者因子である
この世界では、人間や天使や神が持つ魔力を神聖魔力
悪魔や堕天使が持つ魔力を、負の魔力という
そこから攻撃魔法や回復魔法を行使することができる
いつからか「『暗闇の王アスクという名の赤髪魔王』がいる」というウワサを聞きつけ
とある国からの勇者たちが魔王がいる拠点に集結した
その魔王に仕える者、暗黒騎士ノルタス、盗賊スウン
どうやら、魔王アスクには悪魔が持ってるはずのない神聖魔力をもってるだとか……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 01:33:33
32813文字
会話率:47%