女なら誰もが生まれつき持つ花籠魔法を行使できない侯爵令嬢シトゥルーナ。
結婚は絶望的との判断から、男装を強いられ、勉学と騎士の道に進まされた。
辺境からの出戻り王子カトラスの側仕えへの抜擢を受け、限界を感じて王都を去ることにした彼女は最後
の思い出にと女姿で参加した夜会で、よりによってカトラス王子に執心され、強引な遊蕩児という彼に弱音を吐いたところ、唇を奪われる。
普段の姿はバレなかったものの、以降カトラス王子はシトゥルーナを探しはじめ、誤解して妹と縁談まで結んでしまう。勘違いに気づき怒り狂う王子に
「惚れた相手の正体は友人の男、シトゥなのです」
と誤魔化して断り諦めさせようとしたが、それでは済まず、カトラス王子は男色に目覚めシトゥルーナを無理矢理に自分のモノにするのでは、と噂までされ始めた。
//男装の麗人ヒロインと、彼女に惚れ女をわからせて恋させたい、一途な王子のお話です。R18部分には★マークあり。全36 話+番外1話【完結済】
*第7回ムーンドロップス恋愛小説コンテストにて佳作を受賞しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 00:28:19
137276文字
会話率:35%
正義のヒーローの結婚で淡い恋心が玉砕した悪の三人組の女リーダーオルカ。ずぶ濡れの惨めな状態でアジトに戻り手下の男二人を正座させ、失恋の傷を癒せと威圧したら、目当ての一人は逃げてしまった。後に残ったのは気が良いものの、美的感覚で受け付けない方
の手下。しかし彼の意志は固く、オルカへの忠誠も強かった。これは……待ってくれ、落ち着いてくれな展開になってしまう話。
//正義と悪がいるツッコミ不在な世界観です。抱き合う直前の描写がキツイかもしれませんがギャグ話なので乗り越えて頂けることを祈るばかりです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 22:11:34
12968文字
会話率:37%
そうだ!樹海へいこう。
ブラック企業に使いたおされ、睡眠不足による思考スペック低下から辞職すら選べない那由多は会社を無断欠勤し、スマホはゴミ箱へ。
やってきた樹海で永眠場所にするための沙羅双樹を探している最中、テレビに出ない日はない人気絶頂
グループの美形メインボーカル、恒河に遭遇する。「ぜひ君をオレに殺させてほしい!」(うわあ、きっつい変態だあ)百戦錬磨のコミュ力とテクニックで押し切られ、那由多はなし崩し的に恒河の欲望を許してしまう事になる。
/※物語に衝動を引っ張られやすい人や、影響を受けやすい人はご注意下さい。
リアル樹海はハードモードな場所です。単身特攻するのはやめましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 18:22:06
13113文字
会話率:28%