「貴女様の御傍より他に、この身を置く場などございません」
ただ一人の王女に付き従う騎士。捧げた剣は忠誠の証。
「この身を守る楯も剣も、一つあれば十分でしょう?」
ただ一人の騎士にのみ身を守らせる王女。受け取った剣は信頼の証。
そこにあるのは
、ただ、純粋な思いだった。
―――たとえこの思いが禁忌だったとしても―――
****表で短編として掲載していた物の加筆修正連載版。裏での連載はただの保険にすぎません****
2012年6月22日0時 リクエスト投稿終了。これをもちまして、完結とさせていただきます。永らくのご愛顧ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-22 00:00:00
116062文字
会話率:20%
このおれの身も魂も、全てはフィオールさまのもの。
どんな拷問が課せられようと、おれの心は変わらない。だから陛下、どうかおれを、おれを信じて。
若く美しい王フィオールは裏切りに会い、潜伏の憂き目を見ている。敵の手に落ちた寵愛の小姓イアンはそ
の王の居所を知っているものとみなされ、淫らな拷問に執拗に晒される。屈辱の日々の果てに少年が見たものは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-16 06:33:33
155266文字
会話率:60%